・はじまりは、ここから・・・・

高野口町は、日本唯一の総合パイルファブリックの産地。

その工場から生まれた生地が

私は、その素晴らしさに魅了されました。

今回の「KIWAKA」プロジェクトは、その素材でバッグを作り、

これまで伝えられなかった日本の織物技術の粋を、

身近なものから世界へ発信したいという願いです。

  初めまして、今回のプロジェクトを進める代表の神田敏美です。

・きっかけは・・・

   遡ること３年前の2014年、この事業のきっかけになった

   タイの友人の一言があります。

　それは・・・

 　「タイの旅行客向けに、他と差別化できる日本の“お土産品”を探して」でした。

　色々探しても、意向に沿うような物は見つかりません。

　それなら、“探すよりも自分で創ろう！”という気持ちになりました。

  日本には、古くから京都の西陣織などに代表されるような、

  素晴らし織物文化があります。

  私は、そのような各地に残る伝統的な素材で、

  世界に通じる”JAPAN　MADE”の製品を創りたいと思い、

  2015年に新規事業「OBBIJIN」を立ち上げ、

  自分の夢を実現できる素材を探しはじめたのです。

・素材との出会い・・・・

  西陣織など、色々と探したすえにやっと巡り合えたのが、

  私の出身地でもある和歌山県で織られてきた　

  「高野口パイル」（こうやぐちぱいる）と総称される織物でした。

・私が知らなかった「高野口パイル」・・・　

  私は、この素晴らしい「金華山織」が和歌山県産だと言う事を

  和歌山に生まれ育ちながら、実はまったく知らなかったのです。

  私だけでなく、同郷の友人たちも同様でした。

・ なぜ、一般に知られていないのか？

  それは、この素材が、主に最高級の椅子貼りやアパレルブランドの服飾素材として

  生産されているため、一般消費者の目に触れていても

  その生地が何処で製造されているかなど、誰も気に留めなかったのです。

　この、誰もが一度は触れた記憶がある素晴らしいベルベッド生地も、

　何処で生産されているかは、ほんの一握りの人達だけしか知らない。

　それを知った時、とても残念でした。

・私、神田敏美の願い・・・

　私の中で、こんな素晴らしい伝統技術が、

　和歌山県の高野口町で培われてきたことを、

　もっと沢山の人に知って欲しい！

　そして、身近に感じてもらえたらという思いが溢れました。

　これに決めた！

　新規事業の第一弾の素材に、この高野口パイルの「金華山織」を使おう！

　そうして、やっと形になったブランドが「ＫＩＷＡＫＡ」です。

　今回の製品企画においては、ジッパーや縫製に至るまで、

　全てに高級品質を求めました。

　生地素材は、高品質な艶と光沢のある「金華山織」を使用しています。

　パイピング部分やクラッチバッグの裏地は、オリジナルで染めた牛革です。

　これは、縫製をお願いした企業の社長様が、

  私のこだわったシャンパンゴールド色に染めてくれました。

  上品な輝きで、金華山織が一層豪華になりました。

  ジッパー部分も、大阪市内のメーカー様がご協力くださり、　

  ファスナーテープに珍しいサテン地を使用し、

  金属部分も金華山織に相応しいゴールド色に仕上げています。

  更に、極めつけは、世界初になる直付けの特徴あるジップトップです。

  ベテランの宝飾技術者が金杯をイメージして、

  ３Ｄの技術を駆使し、今回の為に創り上げてくれました。

  更に、スワロフスキー社のスワロフスキーを、贅沢に９石付けました。

  クラッチバッグ、キャラメルポーチ共に、

  取り外し可能なショルダーチェーンが付いているので

  手持ちと、ショルダーとして二通りの使い方が楽しめます。

   私の夢を実現するために、お力を貸してくださいました。

　 左から、縫製・ジッパー・（私）・宝飾、それぞれ大阪の中小企業の社長様です。

 　「ＫＩＷＡＫＡ」を最初にご購入頂いた和服姿の素敵なお客様さま。

　 お願いして、モデルのお手伝いもして頂きました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　<ご協力：古畑七重さん＞

  ひとつ目は

  金華山織と無地の高野口パイルを使ったクッションカバーに、

  フェザー１００％の中綿をセットにしたクッション　３柄

　上記の裏地は、下記の黄・赤・紺地の無地を合わせています。

  二つ目は

  ＭＡＫＵＡＫＥ限定色のキャラメルポーチ

  レインボーカラーと黒無地　２柄

　　たった一人で始めた新規事業。

　　モノ造りの経験が全く無かった私が、何から始めてよいやら

　　右往左往していた時、多くの方々から沢山の助言を頂きました。

　　そうして、やっと・・・

　　本当にやっとの思いで、ひとつの作品を送り出すことが出来ました。

　　製品が出来上がってきた時は、感激してしまって・・・

　　まるで、我が子の様に愛おしくさえ感じました。

　　「KIWAKA」は生まれたてのブランドですが、

　　これからも、新しい形で日本の伝統技術の素晴らしさを、

　　世界中に発信できる機会としたいと願っています。

　　ただ、とても残念なのですが、今回のリターン品につきましては、

　　生地に限りがあるため、本当に申し訳ありませんが、

　　ですので、今回、皆様からご支援いただいた資金は、

　　この「KIWAKA」ブランドを大きく育て、

　　さらに第二弾の製品企画を実現するために使わせてください。

      最後まで、お読み頂き有難うございました。

      応援よろしくお願いいたします。