知名度やスペックだけじゃない。

コンセプトやストーリーで選んだ新しい“SAKEセレクトショップ”を、代官山に。

東京は代官山。高感度なファッションショップと流行最先端のレストランがひしめく、洗練された街。日本を代表するトレンド・セッターが日々集う、特別なエリアです。 

そんな街で、我々は敢えて戦後間もない時代に酒屋として営業されていた歴史的建造物を改修し、“テーマ”で選んだSAKEを自由に楽しめる、日本初のコンセプト型SAKEセレクトショップ「未来日本酒店」をオープンします。

未来日本酒店は、 「未来SAKEセレクトストア」、「未来日本酒BAR」、「未来日本酒サロン」からなる、代官山日本酒ムーブメントの聖地を目指します！

※築60年超、代官山界隈では最も歴史のある重厚な建造物をプロデュース、日本酒セレクトショップに生まれ変わらせます

この未来日本酒店には、3つの大きな特徴と、それを表現するゾーンがあります。 

１.ストーリーのある個性豊かなアイテムを買い求めることができる「未来SAKEセレクトストア」（これは以下2つのエリアからなります） 

Ａ．コンセプト型SAKEエリア 

Ｂ．未来のスター蔵元が醸すSAKEエリア 

２．それらの商品を1杯300円から楽しむことができる「未来日本酒BAR」

３．蔵元に代表されるSAKEのスペシャリストと交流もできる「未来日本酒SALON」 

それぞれを説明します。

最初のゾーンは、ストーリーのある個性豊かなアイテムを買い求めることができる「未来SAKEセレクトストア」です。

（１）コンセプト型SAKEエリア 

ここでは、コンセプト特化のアイテムを取り扱っています。 

華やかな“スパークリング”や、濾過や火入れといった加工を加えない最も自然な状態の“ロウ&ナチュラル”、ユニークで独特な味わいの“ヴィンテージ”など、従来とは異なる新たなテーマを設けて、未来日本酒店のバイヤーが選りすぐったハイクオリティな日本酒をご提供いたします。 

例えば“スパークリング”の中にも、若い方でも飲みやすいフルーツと組み合わせたものから、通も唸る最新技術を用いた高級品まで、各テーマのお酒ひとつひとつに強いこだわりとコンセプトがあります。 

色んな“スパークリング”日本酒を飲み比べるも良し。ピュアでフレッシュな本来の日本酒の味を楽しめる“ロウ＆ナチュラル”な日本酒に舌鼓を打つも良し。ワインやウイスキー感覚でヴィンテージ日本酒を嗜むも良し。 

「コンセプト型SAKEエリア」は、ここにしかない日本酒の楽しみ方・新しいカルチャーの創出を目指します！ 

※未来日本酒店のMDコンセプトで1日限定BARイベントを開いた際の写真です

次は、「未来のスター蔵元が醸すSAKEエリア」です。 

ここは日本酒業界の未来を背負う次世代のスターを応援したい！をテーマにしたエリアです。 

「お酒を醸す職人（杜氏）」と言えばNHKのプロフェッショナルで取り上げられたようなベテラン杜氏のイメージがあると思いますが、実は20代や30代の若手杜氏も数多く活躍しています。 

これら若手蔵元ですが、決してベテラン杜氏に技術で劣っているわけではありません。例えば昨年は、20代蔵元が全国新酒鑑評会という日本酒造りの全国大会で金賞を取るなど、「新時代のエース」と言われる才能溢れる蔵元も多く誕生しています。 

私たちはこのような若くても勢いのあり、日本酒の未来を担っていく蔵元を応援します。 

実際に、今年4月には若手蔵元が活躍する全国の酒蔵を集めた日本酒イベント「SAKE STAR FES」を開催し、2,000名以上のお客様に新しい日本酒の世界を楽しんで頂きました。その経験を活かし、未来日本酒店では全国の中でも特に注目される若手蔵元のお酒を楽しんで頂けます。 

※未来日本酒店立ち上げメンバーが企画・プロデュースした、若手蔵元を集めたイベントの様子です

プレミアムな商品をワイングラスで1杯500円前後で楽しむことができる、「未来日本酒BAR」

我々が提供するお酒は、必ずしも普段コンビニエンスストアや大手スーパーで見かけることが多い商品ではありません。 

そこで、初めて見た商品を、先ずは洋服でいう試着のように気軽に楽しんで頂ける「日本酒BAR」ゾーンを設置します。ここでは日替わりや週替わりでお勧めのお酒をラインナップ。また、相性の良いおつまみとの「ペアリング」も楽しむことができます。 

席数は15席、毎日10種類程度のお酒と5種類程度のおつまみをご用意しております。

３．蔵元に代表されるSAKEのスペシャリストと交流もできる「未来日本酒サロン」ゾーン 

最後に、未来日本酒店2階には蔵元や利き酒師、フードコーディネーターなどの酒や食のプロと交流でき、知識の増進を図ることのできる「未来日本酒サロン」ゾーンを設置します。 

未来日本酒店が定期的にイベントを開催するほか、お客様がホストになって日本酒に関するイベントを企画頂くこともできます。もちろん、イベントの際には未来日本酒店で取り扱う綺羅星のようなお酒を楽しむこともできます。 

※まだ完成していませんが、築60年超の重厚な雰囲気のある空間をサロンに改装する予定です

突然ですが皆さん、日本には蔵元がいくつあるかご存知でしょうか？ 

実は、日本にはなんと1,400を超える蔵元があります。しかし、皆さんがコンビニエンスストアやスーパーマーケットで見ることができる銘柄は、1店舗あたり数点から多くても数十点です。 

この理由は、これら約1,400の蔵元の中で、上記流通に載せることができるような量と商品の均質性を確保できるできるような蔵元が非常に限られているからです。 

しかし、実はそんな大手流通に乗らない蔵元の中には、匠の伝統と革新の融合に成功した、驚くほど美味しいお酒を醸し出す蔵が多く存在します。 

実際に、毎年イギリス・ロンドンで開催されているInternational Wine Challengeにおいても、Gold（金賞）受賞蔵のうち、大手流通中心のいわゆる大規模蔵（生産石高10,000石以上の蔵）は8.5%のみでした。逆に言うと、世界で極めて高く評価されている日本酒の91.5%は、必ずしも大手流通に乗っていない＝スーパーやコンビニで見かけることのない商品と言うこともできるのです。 

我々は、そのような中小規模のクラフト蔵元を応援したいと考えています。 

そして具体的には、洋服や雑貨を楽しむのと同様のやり方で提案したいと思っています。 

実は現状、お店に並んでいるお酒は、ほとんどが「使用米の精米歩合」（純米大吟醸酒、吟醸酒、純米酒などの分類。スペックとも呼びます）によって分けられています。精米歩合に代表される原料の情報も確かに重要かも知れません。 

しかし、例えば私たちが洋服を選ぶとき、例えば綿80%、カシミヤ35%、絹50%のような原材料のスペックだけで判断するでしょうか。 

もちろん原材料も重要な判断材料の一つですが、どのようなデザイナーがどういうコンセプトでその洋服を作っているか、実際にその洋服の形はどのようなものか、ということが原材料のスペックと同等以上に判断材料としてわかりやすく、また重要視されるのではないでしょうか。 

我々はファッションの世界同様、バイヤーが独自のコンセプトでお酒を選ぶ“セレクトショップ”の概念を大切にします。 

セレクトショップではバイヤーのセンスに則った、コンセプチュアルながらもツボを抑えた商品が並び、新進気鋭なブランドを取り入れながら、日々新しいファッションカルチャーを創り出していきます。 

そして、消費者はセレクトショップが提案する世界観の中で、自分のセンスにあった商品を選ぶことが出来ます。 

このようなファッションの要素を取り入れ、原材料のスペックだけではなく“テーマ”や“コンセプト”で直感的に日本酒を選んでもらいたい！それが私たちの想いです。 

代官山はファッション感度の高いお客さんが好む街。 

和食というよりは、フレンチやイタリアンなどのイメージの方が強いかも知れません。 

フレンチやイタリアンの街に、何故日本酒のお店を？ 

例えば、ウィスキーはスコットランド発祥と言われていますが、ウィスキーを飲んでいる方の中でスコットランド料理を日々楽しむ方はどれくらいいるでしょうか？ 

ウィスキーはジャンルを問わず、世界中どんな料理があるところでも楽しまれています。 

日本酒も和食とのマリアージュだけでなく、フレンチやイタリアンを含むあらゆる料理と戦えるはずです。 

しかも、実は店舗を構える建物は昭和の時代、酒屋だった場所なのです。今回の出店は、新しい日本酒のカルチャーと古き良き酒屋の伝統の融合を図る「ルネッサンス」をもかねた企画なのです。 

なお、建築デザインは、若手建築家集団CUPがプロデュースします。

＜店舗概要＞

店名：未来日本酒店 Daikanyama

住所：東京都渋谷区代官山町14-11

営業時間：12時～21時

休み：年末年始のみ

TEAM未来日本酒店は、「日本酒はカッコいい」を合言葉に、4人の中心人物（山本・曽我・寺田・坂本）と、5人の日本酒を愛する大学生（加藤・金子・須藤・吉野・明石）からなる新世代の日本酒チームです。

これまで、私たちは日本酒の美味しさを伝えたい、特に「おじさんくさい」というイメージを払拭するために若い世代（その中でも古い日本酒のイメージと大局的な若い女性）に日本酒の素晴らしさを伝えたいと思い、活動してきました。

今までは常設のお店はありませんでしたが、銀座東急プラザ期間限定ショップ（2017年1月～2月）やISETAN FASHINO WEEK（2016年10月）やISETAN SAKEマルシェ（2016年6月）での日本酒ブースを出店してきました。

その他パルコの新プロジェクト「旅するPARWAGON」での日本酒エリアプロデュースなど、常にファッション性の高いエリアで日本酒の普及活動を行ってきました。

また、日本酒に対する敷居を下げ、少しでも多くの方に日本酒の素晴らしい世界を体験して頂きたいと思い、「知る・遊ぶ・買う」が全てワンストップで体験できる日本酒iPhoneアプリ「&SAKE」を開発し、無料でリリースしました（是非ダウンロードしてみてください）。

我々は、代官山に新しい日本酒ムーブメントを起こし、そこから世界に日本酒を発信していきたいと考えています

日本酒を心から愛する方、少しでも興味がある方、ぜひお力を貸してください！ 

どうぞよろしくお願いいたします。