大学卒業後メーカー営業職に就きましたが、交通事故に遭ったことをきっかけに福祉業界に入りました。約20年間障がいのある人やその家族などからの相談業務に就きました。相談対象者である障がいのあるひとの多くが、学齢期にいじめにあい、勉強についていけず、友だちとうまく遊べなかったなどの経過がありました。それらがひとつの失敗体験となり、大人になっても、就労に結び付かず、社会という枠に適応できず、不安定な生活を送ることにつながっていることを知りました。その中にアートな感性をもつひとがいましたが、その良さを活かす場所が少なったため、自ら法人を取得しアート活動を中心とした障がい福祉サービス事業所を設立しました。