目覚めると猛烈な激痛が背中を襲い、ベッドから起き上がることも出来なくなった。
多発性骨髄腫と診断を受け、絶対安静の入院生活。ベッドは45度以上あげることも許されなくなった。
身体の痛みも辛いガン治療も全て受け入れる為、大好きなカメラを病室に持ち込み、その許された空間であるベッドから見える風景を撮り始めた。
傾斜45度の写真を撮る楽しみを見出せたことで、辛いはずの治療にも前向きに取り組むることができた。そうして「病室写真家TAKA」が誕生した。
それらの写真から、闘病生活を送っておられる方やご家族の方に生きる勇気や元気を持っていただければとの想いから個展を開きます。