日本古来の伝統木造住宅の需要が激減する現代に大きな危機を感じた左官の現代の名工である松木憲司は、土壁が持つ素晴らしい効能、力を広めるため、又若き左官職人たちに伝統左官工法を伝えるために、高度な左官技術を使い土プロダクト製品の研究開発に取り組んでいる。1作目のポータブルかまどはミラノ万博日本館に展示され、その後製作した作品は3年連続OMOTENASHI Selectionを受賞。これまでは、大津磨きという高度な技による仕上げの作品が主だったか、土の素材としての質感を生かした表情を多くの方に身近に知ってもらうおうと、誰でも簡単に作れる野菜庫の開発に取り組んだ。DIYキットも用意した。