大阪城天守閣は、2017～18年の二年間にわたる幕末・維新150年キャンペーンを展開中。この時期、酒といえば灘の「下り酒」でした。江戸の中期に日本の酒づくりの中心となった灘では、地の利人の利にめぐまれて高品質の酒造りが行われ、出来た酒は吉野杉の樽に詰められ、樽廻船で江戸に運ばれ、灘の「下り酒」と称され人気を博していました。幕末・維新の志士たちも、灘の酒を酌み交わしながら新日本建設について熱く語り合っていたことと思います。ワンカップで知られる大関は、当時、大坂屋という屋号の灘の酒蔵でした。先人に思いをはせ語らいを触発する日本酒をつくります。