20代に病気で長期入院から「限りある人生に後悔なく挑戦を」との思いが背中を押し30歳で創業。 1,000万円の借金をしてNCルーター加工機を創業と同時に導入。顧客の高度な要望に応えたい思いからだった。看板やディスプレイケースを手がけたものの、厳しい現実が待っていた。借金返済のための受注に駆けずり回り、頭の中は常に金策でいっぱい。 あくせく働く日々に夜も眠れず「何のために生きているんだ」と廃業を考えるまでに追い詰められた。 そんな折、足を運んだコスプレイベント。参加者の生き生きとした表情に、ガンダムのプラモデルとドラゴンクエストのゲームに夢中になった幼い頃の、わくわくした胸の高鳴りがよみがえった