1905年広島で創業。もともと刀剣商を営んでいましたが、1876年に発令された廃刀令により商いを転換。それまで出入りをしていた武家屋敷の調度品に着目し、屏風商に転換したのがことの始まりです。当時は金紙を京都から仕入れて屏風を仕立てていましたが、金紙は高価で時間もかかる上、手に入りづらい。思案の末、創業者は安価な洋金箔(真鍮製の箔)を使った箔押し紙の開発に着手。接着剤などの材料の試行錯誤を繰り返し、ついに本金箔と同様に変色せず実用にも耐え得る洋金箔製の金紙を日本で初めて製品化しました。以来、国内外に販路を拡大し、神社仏閣、ホテルや商業施設など様々な場所で歴清社の箔押し紙が活用されています。