1.商品紹介

◾️〈EZO／Slash〉防水トートバッグ

24KIRICOのEZO/slash bag に、防水トートバックが新しく登場しました。

革のしなやかさを生かし、金具を一切使わず、身体に寄り添うように角が当たらない形です。

これまでは植物タンニン鞣しの革を使用したシリーズでしたが、北国では雪が降り積もることや、鞄の中にも雨や雪が入らないように巾着型にデザインしました。

防水革は鞣しの段階で浸透させて製作しているので、表面加工ではなく、素材自体が防水になっています。

基本的には濡れたらすぐに拭き取っていただき、汚れを付着したままにしなければ、お手入れも必要ありません。

EZO/slashシリーズは、2015年に札幌市の地域ブランド「札幌スタイル」に認証された製品で、流行りのないデザインはどんなシーンでもお使いいただけます。

ミニマルでジェンダーレスなデザインは、10年経った今もさりげないこだわりが愛着を深めていきます。

今回の防水トートバックは、バイカラーはなく、黒の単色のみ。

マットな質感の中に、切り替えのデザインが引き立ちます。

また、当初からものづくりでこだわっている部分である、手づくりのあたたかさを感じていただきたく、防水トートバックは一穴一穴を手でかがっています。（1つのバックに穴の数12個あります。）

裏地はオリジナルのロゴマークのモノグラムになっています。（綿100%）

ポケットは両サイドに１つずつ付いています。

◾️【S】サイズ

Sサイズは、コンパクトながら思いのほかたくさん持ち運ぶことができます。

底の正方形のマチは、重量によって丸みを帯びて立体的に演出します。

しなやかにどの角度から見ても美しいラインにこだわっています。

スタイリッシュの中にやさしさがあります。

ミニマルながら、たくさん入れたくなります。

◾️【L】サイズ

肩からかけても、広げて手に持ったりと、紐の長さは結び目によって自由に調節可能です。

１泊の旅行も行けるくらいの大容量が入る大きさで、入れる量によって形が変化します。

パソコンはクッション入りのケースに入れた方が良いですが、書類ファイルなども楽に入ります。

傘や水筒、ダウンなど、大容量に入ります。

◾️〈EZO／Slash〉ミニマルウォレット

キャッシュレスの時代ですが、現金も必要なのが現状。

以前からポケットにしっくり収まる財布の要望があり、ようやく完成した形です。

オリジナルの鹿の角チャームはなんとも言えない曲線で、全て職人が丁寧に製作しています。

天然の本革なので同じものは二つとありません。

ナチュラルな植物タンニン鞣しの革を使用し、ずっと触れていたい触感です。

こちらは防水加工した革ではありませんが、使い込む程に艶が出て、汚れや水分が付きにくくなります。

オイルを多く含んでいますので、お手入れも特別必要ありません。

入れ方によっては伸びて馴染んでいきます。

カードは６枚ほど、コインもお札も必要な分はしっかり入ります。

ボタンホックが付いているので開きません。

名刺入れサイズの大きさはポケットに入りやすく、旅行やちょっとしたお出かけに重宝します。

鞄にて持ち運ぶ場合は、Sサイズの防水トートバックと一緒に使用するのがオススメです。

◾️『24K YLM Sapporo』オリジナルグッズ

2024年にオープンしたばかりの直営店「24K YLM Sapporo（ニジュウヨンケイ　イルム　サッポロ）」のオリジナルグッズも登場。

ロゴデザインは、札幌のテキスタイルデザイナーmonmecci（モンメッチ）さん。

曲線と個性あるパターンはエゾシカのフォルムとの相性がぴったり。

今回はお店のロゴが入ったTシャツとエコバックを製作しました。

Tシャツもバッグも日本製にこだわって、厚みのあるしっかりとした生地になっています。

2.なぜエゾシカなのか？

◾️乱獲、保護を経て駆除へ・・・エゾシカの今　

エゾシカは縄文時代から人々にとって重要な獲物とされ、アイヌ語では「ユク（獲物）」と呼ばれ、食料や毛皮として利用されていました。明治初期には北海道開拓が進む中で、エゾシカの肉や皮、角が輸出され、外貨を獲得する手段として盛んに狩猟が行われたこと、また、記録的な豪雪の影響もあって一時は絶滅寸前の状態になると、今度は政府の保護政策によりエゾシカの生息数は増えはじめ、1980年頃からは急速に増えました。今では、甚大な農林業被害や交通事故を引き起こす社会問題となっています。

◾️年間15万頭駆除、皮はほとんどが廃棄されている

人間の都合で乱獲され、保護され、駆除される歴史を歩んできたエゾシカ。

現在は駆除されたエゾシカの約３割が食肉となり、そのほとんどの皮は廃棄されているのが実態です。

流通のない野生のものを活用するには、たくさんのリスクと経験が必要で、捨てる方が簡単な現状です。

3.現状の課題と目指す姿

◾️製品が出来上がるまでの長い道のり

エゾシカ革の特徴は、軽くて柔らかくしなやかで、繊維の中に空気を含みふっくらとして、通気性と保温性に優れている素材です。素晴らしい素材であるものの、その良さを知っている人はゼロからのスタート。当時(2008年頃）はエゾシカの革を使って製品を作ろうとする人はほとんどいませんでした。

個体差のある革をどう生かすか、1枚1枚選んで仕分けしています。

野生ということは流通がない、流通ルートをつくるところから、同じ意識を持って製作していただける事業者との協力体制づくり、素材の質を上げることに力を注いできました。お肉と同じようにすぐに処理してあげないと腐敗してしまう、何度も失敗を繰り返し、現在は少し安定して弊社オリジナルの革をつくることができています。

現在は道内の食肉加工所2社に革を処理して保管していただき、流通業社にランク分けして塩漬け保管してもらい（狩猟期間10月〜3月）、兵庫県の鞣業社2社に鞣加工を委託しています。

1年越しに弊社に戻ってくる革を選別、ランク分けして用途に合わせて製品開発。野生の鹿革はオス同士のけんか傷が入ったものや、銃弾で撃たれた穴、均一でない個体差のある革をどう調理するかが、デザイナーの見せ所になります。一頭一頭の個性をどう生かすか、生きた証をプロダクトに落とし込んでいます。

24Kでは、製品作りの原材料となるエゾシカ革の企画、仕入れ、鞣し加工委託、製造まで一貫して行っています。ハンターにはじまり、一つの製品が出来上がるまでには多くの人達が関わっています。

◾️エゾシカ革の安定した流通を目指して・・・使える革を増やしたい！

革からオリジナルでロットを抱えているため、毎年リスクを抱えながら制作しています。鞣された革のうち、ランク分けをしてすべて無駄なく使えるようにデザインしたとしても、3割くらいはロスが出てしまいます。それぞれの加工所の職人技術の見せ所になりますが、まだまだ活用の幅を広げる術を増やしていかなければ、使える革を増やすことはできません。北海道にて流通活用される仕組みをもっと整えていかなければなりません。

課題はまだたくさんありますが、駆除される鹿が大半で、現実はもっともっと使える皮が捨てられているということです。もちろんマーケットを広げることも必要ですし、活用したいと思ってくれる人を増やしていかなければなりません。私も気に入ってもらえるデザインをどんどん考案して、皆様に届けていかなければと思い、継続して活動しています。

◾️目指すは自然との共生。エゾシカ革をもっと身近な存在に！

熊が街に出てきて、人が襲われてようやく危機的現状に気づきます。人間の都合で今は駆除して廃棄されているエゾシカ。その命を決して無駄にせず、日々の暮らしをより豊かにするものの一つとして、多くの人にエゾシカ革製品を使っていただきたいと思っています。それが自然と共に生きていくことに繋がれば幸いです。

今回Makuakeに挑戦したのは、弊社のことをもっと知っていただきたく、たくさんの人に美しいエゾシカ革製品を使っていただきたい思いと、少しずつでも社会課題の解決につながる行動ができたらと思っております。是非応援よろしくお願いします。

4.これまでの取り組み

株式会社24Kは、百貨店を始めとするイベントの出店や海外への挑戦、最近では北海道のものづくり産業の活性化を目指し、道内企業とのコラボレーションから、札幌市内の学生の人材育成にも取り組んでいます。

◾️北海道の豊かな素材の魅力を伝えたい！

北海道といえば「食」を思い浮かべる人も多いと思いますが、エゾシカ革や木材をはじめとする豊かな資源が北海道にはたくさんあります。

北海道ならではの素材をもっと広く知ってもらいたいと、トレーサビリティのしっかりとした企業や作家と一緒に、北海道文化マテリアル協議会を立ち上げました。

北海道文化マテリアル協議会では、より多くの方に北海道素材の魅力を伝えるため、北海道木材産業共同組合連合会（HOKKAIDO WOOD)や林野庁森林管理局の協力もいただきながら木材や土、石、エゾシカ革や羊毛など、北海道素材を使ってものづくりをしている事業者を集めてイベントを開催しています。ホテルのワンフロアを貸し切ってお部屋ごとに商品を展示販売するイベント「MAISON de HOTEL」は、今年で3年目になります。

◾️北海道から発信！！世界への挑戦！！

北海道にのみ生息するエゾシカの革の魅力を世界の人々にも知ってほしい！

2018年イタリアミラノサローネ国際家具見本市、2024年1月、2025年9月にはフランスパリで行われたメゾン・エ・オブジェに継続出展し、各国のバイヤーをはじめインテリアデザイナーなど、多くの方々にエゾシカ革の魅力やオリジナルデザインを伝えることができました。

HADACAのままで

傷あとごとじぶん。

2023年に誕生したブランドHADACA（肌鹿）

海外進出は様々なハードルがありますが、一歩一歩進み、挑戦し続けています！

◾️北海道のものづくり産業を次の世代へ

これからのものづくり産業を担っていく学生たちにも、エゾシカ革をはじめとする北海道ならではの素材の魅力をもっと知ってもらい、製品作りに取り入れて欲しい！そんな想いから北海道文化服装専門学校での特別講義や、高校生や大学生からの取材を受けるなど、北海道のものづくり産業の活性化にも積極的に取り組んでいます。

5.応援コメント

◾️株式会社アイマトン　

取締役専務　黒島 俊也 様

◾️北海道文化服装専門学校　

校長　谷内 彩子様

6.自己紹介

◾️プロフィール

エゾシカ革アルチザンデザイナー　株式会社24K 代表取締役　高瀬季里子

鹿狩りを趣味にしていた父の影響により幼い頃から鹿肉を食べて育ちました。

武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科にて染めや織りなどのテキスタイルを学び、卒業後、革職人の技術を学びながら東京のクラフトショップで働いていたところ、父が狩猟中の事故で怪我をし、北海道へ戻ることになりました。

当時、増えすぎたエゾシカによる農林業被害や交通事故などが社会問題となり、駆除されては捨てられている実態にいち早く目を向け、エゾシカに導かれるようにエゾシカ革を生かした製品作りを続けて今年で18年目になりました。

本来高級素材になるエゾシカ革が捨てられている。そんな現状に心を痛めデザインの力で自分にしかできない、北海道でしかできないものづくりをしたいという想いから、エゾシカ革の企画、デザイン、製造までを一貫して行っています。2024年9月には念願の直営店をオープンし、道内はもとより道外、海外の方にもエゾシカ革に触れていただくことができるようになりました。

店内の様子

7.リターン商品

〈EZO／Slash〉防水トートバッグ

2015年に札幌市の地域ブランド「札幌スタイル」に認証されたEZO/slashシリーズが、防水機能を持った革にてリニューアル！持ち手の部分も中身が見えないように巾着型に仕様変更し、男女兼用で使えるデザインにしました。

◾️〈EZO／Slash〉防水トートバッグ

素　  材：表／エゾシカ革（防水鞣し）・裏／綿100%

サ イ ズ：【L】H360×W270×D270mm

　　　　 【S】H 260×W180×D180mm

重　  さ：【L】約580g

　　　　 【S】約300g

カ ラ ー：black

〈EZO／Slash〉ミニマルウォレット

初のミニマルウォレットを開発！

手に収まるサイズ感が愛おしい。

小銭部分のファスナーパーツは、エゾシカの角を使用しています。

◾️〈EZO/slash〉ミニマルウォレット

素　  材：エゾシカ革（植物タンニン鞣し）・鹿角

サ イ ズ：H70×W95×D15mm

重　  さ：約60g

カ ラ ー：black

〈24K YLM Sapporo〉オリジナルTシャツ

待望の直営店、24K YLM Sapporo（ニジュウヨンケイ　イルム　サッポロ）は、2024年9月にオープンすることができました。小さなお店ですが、お店を持つことの大変さを実感しています。皆様にもっと知っていただきたく、１周年記念にオリジナルTシャツとエコバッグを作りました。

日本製のしっかりとした生地です。

◾️〈24K YLM Sapporo〉オリジナルTシャツ

素　  材：綿100% （made in Japan）

サ イ ズ：【L】Length 695 ×Width 540 × Sleeve Length 215 mm

　　　　  【LL】Length 720 ×Width 570 × Sleeve Length 225 mm

カ ラ ー：black/white

※プリントサイズなど実際の大きさは変更する場合があります。

〈24K YLM Sapporo〉オリジナルエコバッグ

◾️〈24K YLM Sapporo〉オリジナルエコバッグ

素　  材：綿100% （made in Japan）

サ イ ズ：H460×W410×D90 mm

カ ラ ー：natural

※プリントサイズなど実際の大きさは変更する場合があります。

スケジュール

11月5日プロジェクトスタート

1月30日プロジェクト終了

2月初旬製作スタート

7月30日発送完了

※早めにできた場合は、準備が出来次第お送りさせていただきます。