食とカルチャーの美食夜会！奄美の食材による鮨コースを食べ、田中一村を語り合おう！

今年3月にオープンした〈而今いいかわ〉は、小説『田中一村 かそけき光の彼方』『田中一村 流謫の画家』の作家、荒井曜がオーナーの鮨居酒屋です。一村が愛した奄美大島の食材を使った鮨コースを食べながら、一村について語り合いましょう！

東京都美術館で昨年、29万人を動員した田中一村の大回顧展に行った方は是非ご参加ください。小説家ならではの大胆な視点で、新たなる一村像を語ります。奄美を通じて一村を知ったばかりの方は、奄美の郷土料理をアレンジした逸品と鮨によるコースを堪能しつつ、一村についての造詣を深めるチャンス！

【荒井曜によるトークテーマ】
・白衣観音に込めた思い（9月20日）
・白い花－龍子との決別（10月25日）
・花と軍鶏－奄美前最後の大作（11月15日）
・奄美に導かれて　（12月20日）
・豊穣の3カ年－アダンの海辺（1月17日）
・かそけき光に導かれてー不喰芋と蘇鉄（2月21日）
※各日共に完結したトーク内容を心がけています。
1話だけお聞きになっても楽しめます。

奄美の郷土料理をイメージしたつきだしと絶品鮨コースをご堪能ください。（鮨ネタは季節によって変わります）写真は、赤身、中トロ、鯵、イワシ、オナガダイ（奄美名：アカマツ）、カンパチ、ときしらず、玉子焼がつきます。奄美の青パパイヤのガリを添えて。

而今いいかわの鮨しゃりは、普段から赤酢に奄美産のキビ酢をブレンドしていますが、Makuakeイベント用に、奄美の野草“ハンダマ”でピンクに色付けてお出しします。ハンダマはポリフェノール、鉄分やビタミンA、カルシウム、マグネシウムを豊富に含む奄美の健康食材です。

奄美海域の深い地形にいるアカマツ（オナガダイ）は、白身なのに脂ののった高級な鮨ネタです。これを奄美から直送し、握りでお出しします。

田中一村もよく奄美の野草を食べましたが、栄養価の高い奄美の野草をフリットやお浸しでお出しします。奄美の巻貝トビンニャは塩茹で、夜光貝のオリーブオイル漬はクロスティーニにして。

油そうめんは奄美大島の郷土料理。茹でた素麺に油を入れたタレにからめて作る。味付けになくてはならないジャコは、奄美の〈里商店〉から仕入れているから美味。

奄美名物鶏飯スープ
鶏飯は祝い事やもてなしの席で食べられていた奄美の郷土料理。ご飯にかけて食べるのが普通ですが、コース料理のお椀として鶏飯スープをお出しします。

主な食器は、奄美の陶芸家·森雅志さんの〈雅工房〉のものです。通常発注したら4年待ちの人気名器に盛り付けたコース料理でおもてなし致します。

ロサンゼルスや築地の鮨店で修行し、西麻布の居酒屋で13年務めた板長・飯川が自慢の逸品で皆様をおもてなしします。

昨年出版された田中一村の伝記的小説『 田中一村 かそけき光の彼方 』は、一村が奄美に渡った昭和33年から始まる〈 奄美篇 〉ですが、本作は一村と姉・喜美子の姉弟愛を描き出した〈 千葉篇 〉であり、前篇に当たります。
日本画とは何だったのか？ 戦後、日本画壇が失墜した権威を再構築していくベクトルのなかに、一村はいなかった 。
そこに一村の悲劇と、現代における勝利があった。
また己を犠牲にして尽くしてくれた姉に報いることの出来なかった一村の決断は？
最愛の姉と暮した千葉を舞台に、田中一村の画業が奄美で開花する秘密をあかす。

リターン内容 17,000円コース（限定84席）
●奄美食材を使った鮨コース1名様
●荒井曜著『田中一村 流謫の画家』1冊（荒井曜直筆サイン付き）
※小説の表紙はまだ仮デザインのため、多少変更になる可能性があります。
●荒井曜トーク・朗読会（下記日程よりお選びください）

【荒井曜によるトークテーマ】各回18:30〜22:00(予定)
・白衣観音に込めた思い（9月20日）
・白い花－龍子との決別（10月25日）
・花と軍鶏－奄美前最後の大作（11月15日）
・奄美に導かれて　（12月20日）
・豊穣の3カ年－アダンの海辺（1月17日）
・かそけき光に導かれてー不喰芋と蘇鉄（2月21日）

※荒井曜 著「田中一村 かそけき光の彼方」も朗読会の日にお店にて販売いたします。荒井曜直筆サイン付き。

荒井 曜（あらい あきら）
群馬県前橋市生。多摩美術大学卒業後1983年から映画産業に従事し、1995年に独立して起業、映画配給、製作などの実績、記録を残す。一方、荒井曜の筆名で映画・美術評の執筆活動を行う。作家としては、デビュー作『慈しむ男』『水上の光』『ヴィレッジ』他を上梓。『田中一村 かそけき光の彼方』は、新たなる作家活動の方向を決めるリ・デビュー作となる。本年、田中一村と姉、喜美子の姉弟愛をテーマに描いた〈千葉篇〉『田中一村 流謫の画家』を出版する。