大海原を旅した漁網があなたの相棒に。廃漁網を再生したコレクションを、気仙沼から。

はじめまして。amu株式会社代表の加藤広大です。
私たちは全国の漁港を巡って捨てられる漁具を買い取り、それらを分別・加工した素材amuca®の販売や、素材を活用した企画・商品開発を行っています。

amuが始まったのは宮城県気仙沼市。捨てられる漁具が“ただのゴミ”ではなく“地域の希望”になる未来を実現するために、設立当初から走り続けてきました。

今回、より多くの方々にamuca®や廃漁具のことを知っていただきたいと思い、amuca®を使用した初のオリジナルコレクションをお届けします。

環境、そして、経済的にも問題視されている廃漁具

2050年。海洋プラスチックごみが魚の量を上回ると言われています。（※1）そんな海洋プラスチックごみのうち、日本の海岸に漂着しているものの約60%を占めているのが漁具・漁網。（※2）環境への影響が危惧されています。

一方、漁師さんや漁業に携わる地域には徹底したごみ処理が課されており、一丸となってこの問題に取り組んでいますが、産業廃棄物を処理するのにかかる労力やコストは想像以上。漁師さんや港町、そして産業全体にとって、海より深い悩みとなっていました。

廃漁具を素材に、素材を地域資源に

そんな“やっかいもの”の廃漁具を買取り、素材に変換したのがamuca®です。素材の販売はもちろん、素材を活用した企画や商品化まで遂行します。

再生素材だからといって、品質には一切妥協しません。「amuca® NYLON6」など高品質な素材を生み出す、こだわりのリサイクル方法を採用しています。

廃漁具は漁師さんから直接回収。各地域の特性や、漁具のもつストーリーごと引き受けることで、“ごみ”を“価値”に変え、地域や産業の背中を押す資源にすることを目指しています。

今までに集めた廃漁具は大倉庫2棟分！

設立から約2年。赴いた漁港は100港以上！たくさんの方々のおかげでここまでこれましたが、うまくいかないこともたくさんありました。

最初は1人で始めた廃漁具集め。せっせと15tもの漁具を回収したはいいものの、どうやってトラックに運ぶかで途方に暮れたり。毎朝5時から極寒の中で廃漁具の仕分けをし続けたり。文字通り泥臭く、地道にやってきました。

走り続ける仲間と共に

ときには怒られたり、無謀だと言われることもありました。そんな中でも、時間と情熱を注ぎ、悩み、考え、信じて走り続けていると、だんだんと仲間が増えてきました。たった1人だったamuですが、今では40人を超えるメンバーが、同じ未来を目指して歩み出しています。

様々な企業様との協業も実現

今もその輪は少しずつ広がり、協業してくださる企業様もたくさんいらっしゃいます。私たちamuの思想やamuca®という素材の力を信じてくださる皆さんのおかげで、様々な場所でamuca®が使用されています。あなたの暮らしの中にも、amuca®がいるかもしれません。探してみてくれたらうれしいです。

Buddy Collectionの名前について

「現代社会の荒波を乗り越え生きるあなたの相棒になりたい」そして「このプロダクトがやがて地域を救う相棒になってほしい」という願いを込めて、『Buddy Collection』と名付けました。

ビジネスからアウトドアまで、様々なシーンで活躍できるよう熟考した amuca®オリジナルデザインです。

気仙沼の文化を継承するテキスタイルデザイン

Tシャツやトートバッグ、お守りに使用されているテキスタイルは、今回のコレクションのために書き下ろしたスペシャルデザイン。
海と共に生きる港町・気仙沼ならではの景色や文化がモチーフになっています。

1つ目のテキスタイルは『DEFUNEOKURI』。

これは、「出船おくり」という気仙沼の伝統行事のワンシーンを切り取ったもの。いざ出航と意気込む船を、乗組員の家族や友人らは、色鮮やかなテープと福来旗（大漁旗）で見送るというのが慣例です。航海の安全と大漁を願う温かく賑やかな景色をテキスタイルに落とし込むことで、このコレクションがあなたの日々の挑戦を見守る存在でありたいという想いが込められています。

2つ目は『MURONEOROSHI』。

これは、気仙沼の名産フカヒレ作りに欠かせない「室根おろし」と呼ばれる風を映しています。冬の室根山から吹きつける、手の切れるような冷たい風です。この冷たさが、天日干しをしているフカヒレを乾燥させるとともに、吹かれたフカヒレがぶつかり合って鳴らす“カランカラン”という音が、完成の合図になっているそう。過酷な環境を味方に変える力強さを届けたいと思い、描きました。

素材の品質や透明性を保証する「amuca®タグ」

プロダクトについているのは「amuca®タグ」。タグに記載されたQRコードを読み取ると、素材に使用された廃漁具の集積地域、提供者、回収量など詳しい情報を見ることができます。全国の漁港を巡り、自ら漁具を回収しているamuならではの仕組みです。

サメやカジキを追いかけ大海原を旅していた逞しい漁網

今回お届けするコレクションは、気仙沼の廃漁網、それも、サメやカジキを獲っていた逞しい漁網を使用。どちらも水揚げ量1位を誇る気仙沼を代表する水産物です。amuca®初のコレクションは、この漁網を絶対使いたいと考えていました。

漁師さんや地元のみなさんにもインタビュー

漁網のことを一番よく知っている漁師さんや地元の皆さんの意見も取り入れ、濡れた手で触っても錆びにくい素材選びや、風や雨などの過酷な環境でも長くタフに使える工夫を施しました。

雨風にさらされないよう、ファスナーは体側に配置しました。

強い風の吹く船上でも飛ばされないフィット感。

ご協力いただいた「COCO唐（ここから）」のみなさん

今回のBuddy Collectionを象徴するアイテムとして、オリジナルテキスタイルを使ったお守りをご用意しました。どんな場所にも連れていける、小さな相棒です。

このお守りを、ひとつひとつ手縫いで製作してくださったのが、気仙沼・唐桑半島の「COCO唐（ここから）」のみなさんです。COCO唐は、東日本大震災で被災した唐桑のお母さんたちが家計を支えるために始めた手仕事グループ。最初は雑巾作りからスタートし、いまでは代表の梶原さんを中心に色鮮やかな大漁旗をアップサイクルしたバッグやポーチを国内外で販売しています。

私が大学生の頃に梶原さんとご縁があった背景もあり、お守りに込めた想いを託したいと製作をお願いしました。ぜひ多くの方にこのお守りを手に取っていただけたら嬉しいです。

Point 1：タフで長持ちな「漁網を再生したナイロン生地」

Point 2：雨でも海でも頼れる「撥水加工」

Point 3：気仙沼の文化と景色を継承する「オリジナルテキスタイル」

Point 4：日常からアウトドアまでいつでも相棒になる「7種のプロダクト」

ボディバッグならぬバディバッグ。軽くてコンパクト、だけどちゃんと撥水な頼れる相棒です。日々のお出かけやアウトドアはもちろん、旅のお供やセカンドバッグとしてもおすすめ。ストラップは紐を引くだけで簡単に長さを調整でき、紐の留める位置を替えると縦型と横型の両方で使える2wayデザインです。

Buddy 2way Bag（サコッシュ）
■商品サイズ：縦14cm×横21cm
■カラー展開：BLUE / BLACK / IVORY

もう少し容量が欲しい方向けのトートバッグ。PCやA4ファイルもすっぽり。こなれた雰囲気を持つ柔らかな見た目ですが、こちらも撥水加工を施しています。片面は無地にロゴ刺繍のワンポイント、もう一面はオリジナルテキスタイルで、その日の気分によって持ち替えられるデザインです。折り畳んで内ポケットにしまえば、コンパクトに持ち運べます。

Buddy 2way Tote（トートバッグ）
■商品サイズ：縦41cm×横39cm、持ち手の長さ60cm×幅2.5cm
■カラー展開：WHITE（DEFUNEOKURI）/ BLACK（MURONEOROSHI）/ WHITE（海の子 ホヤぼーや）

背面のオリジナルテキスタイルが象徴的なオーガニックコットンTシャツ。前面にはamuca®を使用した胸ポケットと、ブランドロゴが織り込まれたタグで、360度こだわりの詰まったTシャツです。

Buddy T-shirt（ポケットTシャツ）
■商品サイズ：M、L、XL 下記詳細（単位/cm）

M（身丈69/身幅55.5/肩幅52.5/袖丈27）
L（身丈72/身幅58.5/肩幅54/袖丈28）
XL（身丈75/身幅62.5/肩幅56/袖丈28）

■カラー展開：WHITE（DEFUNEOKURI）/ BLACK（MURONEOROSHI）

今回のBuddy Collectionの中で最も小さい相棒。あなたの背中を押すモチーフが描かれたオリジナルテキスタイルを全面に使用しました。日々の挑戦を見守る『DEFUNEOKURI』、逆境を味方に変える『MURONEOROSHI』、お好きなデザインをお選びください。Buddy Bagにつけるのはもちろん、キーチェーンにしたり、大切な方へのプレゼントにも。

mini Buddy（お守り）
■商品サイズ：縦10.5cm×横6cm

■カラー展開：DEFUNEOKURI / MURONEOROSHI

軽いのに頭にフィット。海風にもビル風にも負けない、被り心地のいいキャップです。後ろのゴム紐で調整できるため、どんな頭の形の方にもおすすめです。クシュっとまとめてバッグにいれておくこともできます。

Buddy Cap（キャップ）
■商品サイズ：頭周り約56.5cm～59.5cm、高さ11cm ツバ7.8cm
■カラー展開：BLACK / IVORY

定番のウェリントン型で、どんなスタイルにも合わせやすいサングラス。レンズには偏光調光レンズを使用。水面やガラスの反射をカットする偏光機能と、紫外線の量でレンズの濃さが変わる調光機能によって、屋内外で快適な視界をキープしてくれる一本です。メガネ拭き＆メガネケース付。

Buddy Sunglasses（サングラス）
■商品サイズ：レンズ幅5.3cm、ブリッジ幅1.8cm、テンプル長14.3cm　　　　
■カラー展開：BLUE / BLACK

3社コラボレーションが実現！日本でも珍しいトラウトフィッシング専門店「Fish Hook」と、ビーチクリーンや街中の清掃活動で集めたごみをアップサイクルしている「BLOOP」と共同開発。原料となる釣り糸の回収をFish Hookのみなさんと共に行い、製造をBLOOPのみなさんにお願いしたスペシャルアイテムです。

長崎県・対馬の漂着ごみと、使い終わった釣り糸を原料にしたカラビナです。素材が織りなす色味や模様はすべて異なるため、世界にひとつだけのカラビナの表情をお楽しみください。amucaとFish Hookのロゴが片面ずつ入っています。

カラビナ
■商品サイズ：縦7cm×横(最大)4.5cm
■重量：5.5g～6.0g（個体差あり）
■カラー展開：BLUE系 / BLACK系 / ORANGE系（個体差あり）
■耐荷重：100g〜150g
※アクセサリー用カラビナです。軽量物の取り付けにご使用ください。

amuca®のことはもちろん知ってほしい。けれど、気仙沼ならではの景色や味、人、暮らしのことまで知ってほしい。そんな想いから、気仙沼を拠点に始まったamuだからこそ語れる街の魅力をつめこんだ「体験リターン」をご用意しました。
amuの熱い想いに触れることのできる交流イベントは、東京、仙台、気仙沼の３都市で開催！仙台と気仙沼では、気仙沼初のブルワリー「BLACK TIDE BREWING」さんのお店をお借りします。amuca®オリジナルテキスタイルをラベルデザインに採用したクラフトビールも制作してくださいました。

また、「法人様向けリターン」では漁具回収体験やワークショップなど、より深くamuの活動を知っていただけるプランをご用意しております。
人数枠に限りがあり先着順の受付となりますので、お早めにお申し込みいただけますと幸いです。

Q.領収書は発行できますか？
A.はい、発行可能です。Makuakeのメッセージにて実行者に直接お問い合わせください。

Q.返品・交換はできますか？
A.誠に恐れ入りますが、返品・交換は承っておりません。万が一、製品に不具合やご不明な点がございましたらMakuakeのメッセージにて実行者に直接ご連絡ください。

Q.Tシャツの寸法について教えてください。
A.下記詳細になります。

Q.【オリジナルTシャツ】15枚パックのオリジナルプリント範囲とサイズは指定できますか？
A.赤枠内①〜④の中から1箇所お選びいただけます。