ストーリー
こんにちは。
『有松絞り』生産地の久野染工場でインターンをしています、愛知淑徳大学ビジネス学部3年の齋藤理沙です。まずは自己紹介から。
このインターンを始めたきっかけは1冊の本からです。たまたま手に取った「陰翳礼讃」という本を読み、日本文化や伝統工芸に興味を持ちました。素晴らしい文化や技術を持ちつつも、衰退の一途をたどっている現実。自分には何ができるだろうか、そうもやもやしていたらこのインターンに出会いました。
インターンが始まり有松へと通うようになってから、本やインターネットだけでは知りえない様々なことを感じました。古き良き町並みはあるものの活気がない、若い世代が少ない、そもそも有松の専門が今もなお着物であること。この現状を変えるにはどうしたら良いだろうか。
まずは有松に人を呼ぼう、来てもらおう。そこからINVITATION PROJECTが生まれました。「有松を知らない人を、有松へ招待する」をテーマに、このプロジェクトに賛同してくれる仲間を募りました。
その結果、今回は若手クリエイターが今までにはない新たな絞りの手ぬぐいをデザインしました。今ある技法に新たな感性を吹き込みます。
これを絞りに触れたことのない方々へ伝えたい。
そこで私たちは手ぬぐいを作るワークショップを開催します。
みなさん、そもそも有松をご存知ですか?
愛知県の尾張地域に生まれ育った私。「有松」と聞くと「あー有松絞りね」と思い浮かびますが、どんなものなのか有松がどこにあるのかなんてさっぱり知らず・・・。
周りに聞いても、「知らない」が多数でした。
しかし!有松にはすばらしい職人の方々がいます。
そうです、職人のおばあちゃんです。今の有松絞りを支えるのは、70~80代のおばあちゃんです。素晴らしい技術をお持ちで、小さい頃から絶えず作りつづける手は貫禄があります。絞りの技術は数百種類有り、おばあちゃん達は大体の絞りを修得されています。ただ何十年も働き続けたおばあちゃんは、お年を召されて体調を崩したり疲れがたまったりして、長い時間は作業ができなくなってきています。
担い手不足、これが有松絞りの現状です。
しかし今、おばあちゃんたちがつなげてきたことを終わらせたくない。
私たちはこの現状打破に向けて、INVITATION PROJECTを立ち上げました。まずは、絞りを知らない人に知ってもらいたい。
そのために、絞り染めを体験するワークショップを開催します。
参加された方がこれを機に担い手になってもらえたら、おばあちゃんたちの負担を減らせるかもしれません。多くの人に、このワークショップに参加してもらいたいと思っています。
自分の手でものをつくること、とてもワクワクしませんか?私が小学生のときに「図画工作」、中学生のときに「技術」という授業がありました。椅子を作ったり、ミニチュアの家を作ったり。とても楽しくて、その時間が待ち遠しかった記憶があります。それはきっと子供に限らず、世代を超えるはず。
そんなものづくりの楽しさは、絞りにだってあります。それを、いろいろな人に感じて欲しいです。
しかし、そのための資金が不足しています。私たちは、いろいろな人に絞りを気軽に親しんでいただきたいと思っています。そのため体験料は低く抑えたいところですが、それではワークショップができません。
だから、みなさまのお力添えを頂きたいのです。いろいろな方に知って頂き、ご支援を頂いてこそ、このプロジェクトがあります。
どうか応援をよろしくお願いします。
●ワークショップ概要
2014年11月15日(土)
11月16日(日)
『晩秋の有松を楽しむ会』の会場にて実施します。
※愛知県名古屋市緑区 東海道有松地区一帯 最寄駅 名鉄本線 「有松駅」
両日ともに、午前は10:00~12:00、午後は14:00~16:00にINVITATION PROJECT受付までお越し下さい。
▼画像の一番下にある「絞り手ぬぐい制作ワークショップ」が当プロジェクトです。
●最後に
INVITATION PROJECTはこのてぬぐいワークショップをきっかけとして、有松にみなさんが来ていただけるような活動をしてまいります。だから、まずはみなさまに楽しんでいただけるような場を作ります。どうぞよろしくお願いします。
サポーターからの応援コメント
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このプロジェクトはAll in型です。目標金額の達成に関わらず、プロジェクト終了日の2014年11月14日までに支払いを完了した時点で、応援購入が成立します。
1,080円(税込)
御礼メール
■御礼のeメール
御礼のeメールを後日お送り致します。プロジェクトが終了した後、1週間を(11月下旬)目安にお送りします。
2,160円(税込)
御礼メール、当日の写真
■御礼のeメール
■イベント当日の写真
をお送り致します。
当日はプロジェクト参加のスタッフが健闘している姿や、体験をされた方々の作品・光景をセレクトしてプロジェクトが終了した後、1週間(11月下旬)を目安にお送りします。
3,240円(税込)
てぬぐい
■てぬぐい 1枚
当プロジェクトで制作したてぬぐいをお送り致します。
支援して頂いて、郵送先が確認できましたら、1週間以内(11月下旬目安)に発送致します。
クリエイターが考えた5種類のデザインから1枚をお送りします。
※デザインの選択はできません。
5,400円(税込)
イベント当日の体験チケット【2014年11月15日・16日】、てぬぐい
■当プロジェクトワークショップの体験チケット 1名様分
■てぬぐい 1枚
をお送り致します。
●体験チケットは取り置きとなりますので、11月15日・16日の10:00-12:00か14:00-16:00に名古屋の有松地区で行われる『晩秋の有松を楽しむ会』のINVITATION PROJECTブース受付にお越し下さい。
ご予約をされた方を、優先的に対応いたします。
ご予約は、メール(arimatsuproject@gmail.com)にお名前と希望される日、参加人数をご記入ください。
※本リターンに含まれる体験チケットは1名様分です。2名様以上で参加される方は、受付にて1名様につき1000円(税込)の追加料金をお支払い下さい。
※参加日程が合わない場合はメールにてお知らせ下さい。
●支援して頂いて、郵送先が確認できましたら、1週間以内(11月下旬を目安)に発送致します。
クリエイターが考えた5種類のデザインから1枚をお送りします。
※てぬぐいのデザインの選択はできません。
「Makuake(マクアケ)」は、実行者の想いを応援購入によって実現するアタラシイものやサービスのプラットフォームです。このページは、 地域活性化カテゴリの 「若手クリエイターが挑む!伝統工芸『有松絞り』に旋風を巻き起こすワークショップ」プロジェクト詳細ページです。