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青の凛々しさが光る伝統の藍染トートバッグ

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ストーリー

  1. 無くなりつつある日本の伝統文化藍染めの歴史と価値
  2. Hill's Side House定番の帆布と藍染めを組み合わせた男性の為のトートバッグ
  3. キャッシュレス時代到来!!そんなに荷物って必要ですか?

化学染料を一切使用しない阿波の本藍染め

藍染めは、人類最古の染料と言われています。戦国時代には、藍の色の1つである『勝色(かちいろ)』が、勝利につながる縁起の良さから、武士の鎧下着を藍で染めるのが流行した為藍の生産が本格化したと言われています。徳島の藍は、その品質の高さから別格とされ、阿波の藍を『本藍』としその他の藍を『地藍』と区別されました。

日本の伝統美『藍染め』が生まれるまで

藍染めの染料は、この土の塊のような物となりこれを『蒅(すくも)』と言います。

藍づくりの作業は、春先から始まります。藍の原料となる蓼藍(たであい)を藍農家さんが春から梅雨明けまで丹精を込めて育てます。みずみずしい濃い緑に育った藍を総出で藍刈りに取り掛かります。暑い日照りの中、腰を落として1つ1つ丁寧に刈り取るのは重労働。刈り取った藍は、天日干しし乾燥させそれをさらに小さく刻み葉と茎に選別されます。

蒅の周りにある乾燥している物が藍の葉と茎

茎をすっかり取り除き、からからに乾燥した藍の葉を『葉藍』と言います。この葉藍になったら完成という事ではありません。この葉藍を発酵させ蒅にして初めて染料となります。9月上旬の大安の日、いよいよ蒅づくりが始まります。1m60cmに積み上げられた葉藍に5日毎に水をかけ、葉藍を上から下まで満遍なく交ぜ返します。この作業を『打ち水』と言います。

この発酵を促す打ち水は、消毒した水道水では駄目だと言います。また、浅い井戸は塩気があって使えないので地下80m下の地下水をポンプで汲み上げて使います。これは、染工所でも同じで作業場では年中新鮮な水が流れ続けます。豊富な水源があるこの土地だからこそ生み出せる藍色なのです。

この打ち水と切り返しを繰り返す事で藍の発酵が進みます。突然、気温が下がり葉藍が冷えると発酵が止まってしまう為藍農家さんは、寝る間も惜しんで葉藍を育てます。そして12月上旬、やっと蒅が完成します。人と藍の真剣勝負の末、葉藍は純化され美しい藍色を創造する為昇華していくのです。

写真は藍の『手板』と呼ばれるものです。完成した蒅はこの手板にして色合いを検討します。手板の鑑定は正確で、これにより阿波藍の等級と価格が決まります。こうして蒅の出来具合が確認され、全国の染色所へ発送されて蒅づくりは終焉を迎えます。

この様な規模で藍を育てる事が出来る藍農家さんは、現在徳島県に5件、北海道に1件と全国に6件しかないそうです。

藍色に染めていく

蒅(すくも)が完成したから、さあ染めよう!!という事になりません。ここから藍色に染める為の染料を作る工程に入ります。この染料を作る工程を『藍建て(あいだて)』と言います。染料を作る材料を藍甕(あいがめ)に入れていき時間をかけてじっくり混ぜ合わせます。2、3日後表面に薄い膜が張ったら櫂入れ(かいいれ)の作業に入ります。1.5mほどの竹竿で円を描くように液を混ぜていき沈殿物を浮かせて材料を均等に混ぜ合わせます。それを繰り返し繰り返し行い1週間ほどすると表面に泡が立ち、藍の華が生まれます。これを『華が咲いた』と言い染める事が出来るサインとなります。

写真の泡が藍の華。藍は非常にデリケートで放っておくと機嫌を悪くします。その為職人は毎日藍の状態を確認します。葉藍や藍建ての時にも入れるのですが、どうしても機嫌が戻らない時に入れる物があります。それが日本酒。染液に異常が生じた時は日本酒を入れて機嫌を取ると調子を取り戻すそうです。これが藍は生き物と言われる由縁なのかもしれません。

いよいよ染に入ります。染めの方法は生地から染める生地染めと糸から染める枷染め(かせぞめ)があります。

これが枷染め。藍甕の中に糸の束を浸し職人が手作業で絞っていき染めていきます。

なんとも言えない青へと染め上がります。

今回のHill's Side House tabiシリーズの藍染は、ブランドオリジナルの帆布を生地染めしていただきました。

先ずは生地に付着している汚れや油分を水洗いして取り除きます。生地には特別な加工を施していませんが、日本の天然綿は非常に品質が良く油分が多い為加工をしていなくてもある程度の水は弾きます。

染液が泡立たないように生地をゆっくり沈めていきます。この時気泡が入ると染めムラの原因となるからです。

生地を引き上げると深い茶褐色に染まります。これを水洗いし空気に触れさせることで酸化してどんどん鮮やかな青に変わります。水で洗うと不純物が流され、水中の酸素と空気中の酸素よって酸化して、鮮やかな藍色が生まれるのです。

この工程を繰り返す事でより深い藍色へと染め上がります。Hill's Side Houseが今回お願いした藍染めは、13回この工程を繰り返してもらいました。

蒅(すくも)の状態を確認するときに使用している手板の様に作業所にもこの様な枷が下がっています。職人は、長年培ってきた経験と勘で納得のいく藍色へ染め上げていきます。

青でもなく、紺でもない。日本を代表する藍色。一連の工程が終了したら綺麗な水で余分な染液を洗い流しよく乾かしたら染めは終了です。その後、縫製工場へと戻され仕上げの工程を経て、皆様のお手元に商品が届きます。

藍染めと帆布。二つの伝統を融合させた大人のデイリーバッグ

女性が持っても違和感ありません

Hill's Side House定番のパラフィン帆布と藍染め生地を市松柄にデザインしたミニトートバッグ。スマートフォンやキャッシュレス化により持ち物がどんどん減っている昨今だからこそのバッグです。

小さいだけじゃありません

少し横幅が長い船形になっており、マチのサイズしっかり設計する事で奥行が出て荷物をしっかり収納する事が出来ます。

ハンドルには、日本製のアクリルテープを採用。通常のテープより糸の本数を多くすることで厚みがあり、クッション性の高いテープとなっております。

内装には小物を収納する吊りポケットを完備しております。

天然素材なのにハイスペック防水帆布

Hill's Side Houseは、帆布の産地岡山県倉敷にある創業130年を超える老舗機屋の帆布を採用しています。日本の職人技と言われる帆布。日本人だからこそ生み出せるハリ・コシそして温もりを感じていただきたい。。。

*機屋(はたや)帆布の基、生機(きばた)を織りあげる工場です。

ドラゴン防水加工という特殊な手法で帆布を加工。通常、布傘の耐水圧は約800mmとされていますが、この帆布は1,500mm以上というハイスペック。ちょっとした雨はものともしないタフな帆布です。

大人だからこそ経年変化を楽しむ

ドラゴン防水加工は、パラフィン(蝋)を使用する為摩擦により白い線が付きます。僕たちは、それをチョークマークと呼びパラフィンならではの経年変化を楽しみます。使い込むほどに味わいのある表情へと変化する自分だけの相棒を育てていただきたい。

❖カーキ

❖ネイビー

プロジェクト実施期間

2020年1月29日(水)~2020年3月31日(火)

リターン

1.カーキ 早割り20%OFF(先着20個)

2.ネイビー 早割り20%OFF(先着20個)

3.カーキ 感謝割 10%OFF(限定50個)

4.ネイビー 感謝割 10%OFF(限定50個)

5.2個お得セット*色チョイス自由 セット割15%&ブランドオリジナルレザーカードケース(限定10個)

僕たちがtabiシリーズを続けるワケ

国内で藍染め農家を生業としていける藍農家さんは徳島県に5件、北海道に1件と国内に6件しかありません。僕たちHill's Side Houseは、縫製・素材・加工全て国内に拘っています。国内生産に携わる事で必ず直面する後継者がいないという現実。それは藍農家さんだけに限らず、縫製工場さんや革を生産するタンナーさんや革を売る問屋さん。生地を織る機屋さんやパーツ屋さん・・・etc etc。数多くのメーカーさんが抱えている問題であり、将来への不安でもあります。

それは僕たちブランドとしてもバッグを仕上げてくれる工場さんや生地を織ってくれる機屋さんが無くなっていく事は死活問題となります。こんなに素晴らしい伝統手法やハイクオリティな縫製技術、日本人だからこそできる拘りを無くすわけにはいけない!!だからと言って、僕たちが跡を継ぐこともできないし、望まれてもいないと思います。だとしたら僕たちが出来る事はこの素晴らしい情報をインプットして、皆さんにアウトプットしていく事しかできないと考え『tabiシリーズ』というプロジェクトを立ち上げました。皆様からご支援いただいた支援金は、僕たちブランドがtabiシリーズを続けていく為の運営資金と地場産業様への対価として運用させていただきます。

徳島の阿波の本藍染めという素晴らしい伝統を無くさない為にも何卒ご支援のほど宜しくお願い致します。

実行者紹介

プロジェクト責任者プロフィール

リスク&チャレンジ

私達は『Hill's Side House×阿波の藍染』を生産に向けて進行しております。 予定通りの生産に向けて段取りを組んでおりますが、生地や付属・縫製の生産遅延が発生する可能性もございます。デザインに関して、ほぼ確定している状況ですが、使用上の問題が発生した場合仕様修正になる可能性もございます事ご了承ください。 また、使用している帆布は天然素材となります。摩擦や濡れたりしますと色落ちする可能性がございます。白や淡色の物との使用はできる限りお避けください。詳細は、商品に取り付けてあります、アテンションタグをご覧ください。 配送に関して、弊社物流倉庫営業日が平日月曜日~金曜日となります。 週末・祝日は、非営業日となります事ご了承ください。 製造スケジュールについては、現在プロジェクト成功を想定した数で調整しておりますが、ご支援の数が想定を上回った場合、製造工程上の都合や配送作業に伴う止むを得ない事情によりお届けが遅れる場合がございます。

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「Makuake(マクアケ)」は、実行者の想いを応援購入によって実現するアタラシイものやサービスのプラットフォームです。このページは、 ファッションカテゴリの 「青の凛々しさが光る伝統の藍染トートバッグ」プロジェクト詳細ページです。

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