プロジェクト実行者

DJ YEN（株式会社LIG）

ストーリー

ご挨拶

2018年4月6日（金）に御徒町にオープンするミュージックバー『BAR NEO TOKYO』の店長を務めるDJ YENです。「イースト東京にもっと音楽を楽しめる場所を。」をコンセプトに、上野・御徒町エリアから新しいカルチャーを発信し、盛り上げていきたいと思っています。

自己紹介

私DJ YENは、札幌出身、ロサンゼルス渡米を経て現在は東京を中心に活動をしているDJです。

「ロス帰りでDJをやっていて、今度は自分が店長となってミュージックバーをオープンする」というと、なんだかすごい人のようですが、実際のところはそんな華やかではありません。

もともと札幌で会社員をしながら音楽活動をしていたのですが、何をやっても突き抜けられない毎日に悩んでいました。そんな人生を一変させようと、友人の助けを借りて大好きなDr.Dreや2Pacを生んだ街ロサンゼルスに勢いで渡航。

生活費もまともに持たずに行ったものの、音楽活動を通してたくさんの仲間に恵まれ、色々な人の手に支えてもらってなんとか半年間生き抜くことができました。

日本に戻ってからは「前の生活には戻らない」と決め、東京に移住。ロサンゼルスでの繋がりから東京の仲間もだんだん増えていったのですが、相変わらずお金はありません。

そこでいろいろな仕事をするなかで、ある人から「音楽活動を続けていく上で、ビジネスのセンスも絶対に必要になるよ」と言われたことをきっかけに「ビジネスもできるアーティストになろう！」と決意し今に至ります。

そんななか、上野でWeb制作事業などを手掛ける（ちょっと変わった）会社「LIG」の社長・ゴウさんにチャンスを貰って、「イースト東京のカルチャーシーンを盛り上げる」という大きな野望のもと、店長として御徒町でミュージックバーを出すプロジェクトを任されることになりました。

実は飲食業は未経験

今回プロジェクトを任されることになったものの、実は飲食業はほとんど経験したことがありません。お酒を作ったことも、お店の運営に携わったこともないなかでプロジェクトがスタートしました。

カウンターの高さや幅は何cmなのか。メニューはどんなお酒をどのグラスに入れてどう出すのか。何もわからないけれど自分自身の判断で決めなければいけないことの連続です。今は、色んなことにあれこれ挑戦しながらお店作りを進めているところです。

職人さんやLIGの仲間と塗装をしてみたり。

週末は渋谷のクラブ『Lounge Neo』でバーテンダー修行をさせてもらったり。

今回の取り組みで、自分がこのお店を面白い場所にすることができれば、いろいろなチャレンジを考えている方たちの希望になれるのではないか、と思っています。

音楽の国内需要を今よりもっと増やしたい

ここからは少し、僕の抱いている「野望」についてお話ししてみたいと思います。

今はポータブルの音楽プレーヤーや音楽配信サービスが普及し、音楽は以前より簡単に手に入りやすい世の中になったと思います。

ですが、クラブやライブハウスに行って音楽を楽しむ、良い音楽の聴けるバーで音楽を楽しむというのは、どこか敷居の高いイメージがあるのではないでしょうか。

僕自身、DJを15年以上やってきましたが、「音楽に興味のない友人や知人を、深夜のクラブへ誘うのは正直気が引けるな……」そんなふうに感じていました。

ですが、僕は毎週末のようにクラブへ行きます。そしていつも、「来てよかったな」「良い1日を過ごせたな」と思いながら帰っています。

なぜ僕がそう思えるかというと、音楽の歴史や、良いスピーカーで聴く音の良さなど、その場での音楽の楽しみ方を知っているからではないか、と思っています。

なので、『NEO TOKYO』では、みなさんに気軽に「音楽の良さ」に触れてもらえるような「音楽の楽しみ方」を提案し、そして体感してもらえる場所にしていきたいと考えています。

音楽の楽しみ方を世の中に伝え、音楽を通してみなさんの生活を豊かにする手助けができる場所を作りたい。そして、才能があるけどもまだ埋もれてしまっている日本のアーティストがもっと多くの人たちに求められ、活躍の場が広げられるようにしていきたいと思っています。

東京の西と東を繋ぐ架け橋になるお店にしたい

今まで僕がDJプレイをしたり、遊びに出かけていたのは、基本的に渋谷や原宿、六本木などを中心とした西東京でした。僕はこのプロジェクトの話をもらって初めて、この上野・御徒町エリアに足を踏み入れただけの新参者です。

でも、上野・御徒町には歴史の長い商店街や、音楽が聴けるクラブやBAR、おしゃれな服屋さんが非常に多いことをだんだん知るようになりました。外国からの観光客も多く、お昼から飲み歩いている人もたくさんいたり、西東京とはまた違った意味でとても活気に溢れています。

御徒町には新しくパルコや映画館ができたりしています。イースト東京全体で見ても、おしゃれで素敵なお店がどんどん増えて来ているように思います。

僕が店長を務める『NEO TOKYO』も、イースト東京に足を踏み入れるひとつのきっかけとなるお店になることを目指します。そして、上野・御徒町周辺で音楽を聴いて楽しむ場所を探していた人たちに、喜んでもらえる場所にしたい。

そしてゆくゆくは、これからさらに大きくなっていくであろう「イースト東京の音楽シーン」のアイコンとなるようなお店にしていきたいと思っています。

音楽がもっと好きになる環境作りにこだわります

店内は美味しいお酒を飲みながら楽しく話ができて、かつ「音楽の良さ」をじっくり体感してもらえる場所にしていきたいと考えています。

そこで今回、音響設備はハイクオリティーサウンド再生をもっとも重視しました。100年以上の歴史を持つ国内プレミアオーディオブランドのデノンなど、世界のトップレベルの音響機材を取り扱っている「株式会社ディーアンドエムホールディングス」さんと、愛知県名古屋地区で高級オーディオの魅力を30年以上にもわたって提案し続けている「OTAI AUDIO」さんに協力をいただきました。