ストーリー
ビジネスシーンに日本の職人の技を。
桐生の刺繍職人と高級オーダーバック職人が手がけた軽量バックをマクアケ限定で販売します。
細部の仕上げも一流のバック職人の手によって入念に仕上げられています。
シンプルなデザインなのでビジネスでもカジュアルでも男性でも女性でもお使い頂けます。(A4サイズの書類もタップリ入るサイズで内側にもファスナー付きポケットや小物や手帳が入るポケットもあります)。
いずれのバックも異なった表情のソフトな革をパーツにして組み合わせていますので2つと同じものはありません。
継ぎ合わせ(パッチワーク)
高級な革ジャケット用の革で出来上がったものなので非常にソフトで軽く(約900g)仕上がりました。
今回皆様にご紹介するバック等を製作したのは群馬県の桐生市にある㈱服飾工房 絲(イト)。絲は親子二代にわたって60年間、刺繍技術を活かして操業している会社で、その仕事の緻密さや感性は折り紙付きのメーカーです。
「㈱服飾工房 絲(イト)の代表の佐久間です。私は、モノづくりが大好きで、今回は、東京恵比寿でオーダーメイドのカバンを製作している職人さんに手伝ってもらい、長い間あたためていたアイデアを形にしました。」
(ブッシュ大統領の来日のおりに日本から贈呈されたジャンパーなどを制作しました)
高級オーダーバック職人のご紹介もお願いいたします。
絲さんが創業した桐生は、古くから生糸を中心に、絹製品で栄えた町で「西の西陣、東の桐生」と称されるほどの産地でした。古くから絹にまつわる一貫した手工業技術(製糸、撚糸、染色、織物など)を有する桐生産地は、日本の産業革命の先駆けを演じ効率的に大量に生産された上質な絹糸や絹製品は明治、大正、昭和の初めまで主要な貿易品目として日本に多くの外貨をもたらしました。
平安京から続く京都の西陣が古来からの雅な様式美を強みに発展してきたのに対して、桐生は江戸という当時にあっては世界でもまれにみる大都市の近くに立地し、武士や町人など多様な需要を生み出す市場に対応しながら、その時々の流行に乗って発展を続けてきたのです。つまり桐生は、京都に比べて大衆の関心を引く、つまり流行を生み出すことに長じていた産地とも言えるでしょう。
「現金かけ値なし」などという新商法を生み出し、江戸時代に豪商となった三井越後屋なども上質でしかも流行をいち早く取り入れた絹製品を手に入れる為に桐生に支店を置いたぐらいです。「三井越後屋」は、江戸時代に木版印刷された「引札」などを利用してチラシ宣伝をしており、この試みは世界で最も早くに行われたチラシによる広告宣伝だと言われています。
このような歴史や特徴を持つ産地で活動を続けて来られた絲さんも、また戦後の高度経済成長によって生まれてきた数々の流行(ワンポイントブーム・原宿ファッション・デザイナーブランドなど)に歩調を合わせて職人の技術を駆使しながら次々と新しい製品を生み出してきたのです。
このような技術背景を持つ絲さんなのでファッション性の高いどのような製品作りも可能(今後のプロジェクトに期待して下さい)なのですが、この度は、この刺繍技術を用いて江戸時代から現代にも続く「モッタイナイ精神」を具現化する為に一肌ぬいでもらいました。
江戸時代から日本の人たちは、良いものを最後まで使いきるという考えを持っていました。「贅沢や無駄はしない」という資源の枯渇や環境破壊を防いでいく為に現代に最も求められているような思想が江戸時代後半にはすでに実践されていたのです。それは、着なくなった着物を古着として売ったり、シミが付いたり、穴が開いてしまったような着物を解体して、継ぎ合わせ(パッチワーク)、全く新しい着物として楽しむというようなものですが、最後には布巾や雑巾にして大切に使いきるというようなものなのです。この一連のリサイクルの流れを作るために江戸時代には古着商や古布を集めて回る行商人も存在していたのです。
今回のプロジェクトは日本に産業革命をもたらし資本主義の発展に貢献した有数の産地であった桐生から、今すでに資源の枯渇や地球環境の破壊という視点に基づいて限界点に達しようとしている資本主義にネクストをもたらすであろう新しい発想(エコロジカル)に基づいた物作りにトライアルしてもらうことが目的です。
絲さんがこの度取り組まれた課題は、革のトートバックです。このバックは高級皮革を使用し、特別注文の高級バックを作る職人さんのお力を借りて出来上がったものですが、このバックのどこが「モッタイナイ精神」かと言うと、このバックに使われている革、実は高級な革のジャケットを製作する過程で生まれてくる端材(裁断クズ)を使用して作られています。いくら良質な革でも、高級な革製のジャケットを製作する為には少しのキズや色ブレも許されませんので、革の端材は必ず生み出されてしまうものです(今回使用の革素材は高級皮革製品を製造しておられる工場から特別に提供して頂きました)。
このようにして生み出されてきた革を絲さんの独自の刺繍技術を用いてパッチワークしてもらい新たにバック用のテキスタイルとして製作し、高級バック職人さんのお力添えで出来上がったのがこの度のトートバック(右写真)です。
今回は素材に限界がありますので、数量が限定されてしまいますが各バックには個別に生産ナンバー(シリアルナンバー)を付けて提供させていただきます。シリアルナンバー持ち手に付けます(取り外し可)。
同じテキスタイルのデザインを用いてiphone(6・6s・7・8・Ⅹ対応)の携帯ケースも製作してみました。バックとのコーディネイト性を考え、パッチワークの位置も意識しながらデザインしています。
【ブラック】
【オレンジ】
同じテキスタイルで完成させた携帯ケースとバックを対でご希望下さい。
トートバック 価格 ¥54,000(税込)
限定 30ケ 受注生産
携帯ケース 価格 ¥10,000(税込)
100ケ 追加生産可
私は下請け体質にあった日本の工場や、中国などの海外メーカーとのコスト競争に苦しむ国内メーカーの自立化(生き残り)に向けた商品開発やブランド化、販路開拓という活動を長年間続けています(繊維産地の活性化)。
この経験を活かして日本の製造メーカーにとっては非常に厳しい環境下にありながらも今も尚、日本で物作りを続けている全国の技術者(匠)のこだわりやその思い、特長のある技術を活かして個性的な製品を開発していこうと考えています。このような物づくりの活動の中で生み出されてくる製品開発の秘話、あるいは匠たちを育んだ風土や歴史なども同時に皆様に伝えることができればと考えています。
(セールスレップネットワーク㈱・代表・坂本昌志)
サポーターからの応援コメント
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このプロジェクトはAll in型です。目標金額の達成に関わらず、プロジェクト終了日の2018年06月26日までに支払いを完了した時点で、応援購入が成立します。
10,000円(税込)
日本の匠が手掛けた高級皮製手帳型携帯ケース
★バックと同じテキスタイルのデザインを用いて携帯ケースも製作してみました。
★バックとのコーディネイト性を考え、パッチワークの位置も意識しながらデザインしています。
★対応機種 iphone(6・6s・7・8・10)
2018年6月お届け予定
(更新日:2018年06月29日)
54,000円(税込)
【シリアルナンバー入り】日本の匠が手掛けた高級皮製トートバック
日本の匠が手掛けた高級皮製トートバック
★【先着30名様】異なった表情の革をパーツに組み合わせていますので2つと同じものがありません。数量が限定されていますので、生産ナンバー(シリアルナンバー)を付けて提供します。
★バックに使われている革は革ジャケットを製作する過程で生まれてくる端材を一部使用して作られています。
★メーカー独自の刺繍技術を用いてパッチワークしてもらい、トートバック用のテキスタイルを製作しました。
バックの製作は高級バック職人さんのお力添えを頂いて出来上がりました。
2018年6月お届け予定
(更新日:2018年06月29日)
「Makuake(マクアケ)」は、実行者の想いを応援購入によって実現するアタラシイものやサービスのプラットフォームです。このページは、 ファッションカテゴリの 「日本の誇りが詰まったソフトで軽いビジネスバック。シリアルナンバーモデルを限定販売」プロジェクト詳細ページです。