“はねだし桃”から 極上の【チーズケーキ】と【クラフトジン】をつくりました。

「はぎはらファーム」のページにお越しいただきありがとうございます。私たちは、桃の生産量日本一を誇る山梨県笛吹市で、３代続く桃農家です。

2022年、私たちは6次産業化の分野に挑戦。果物の可能性を追求するブランド「Cheeks」を立ち上げ、ファームの桃を使って初の商品開発に挑みました。

構想から1年。ようやく完成した自信作、「Fruits Cheese Cake 桃とアールグレイ」と「MoMO Gin Wood」。

規格外の桃、いわゆる【はねだし桃】を活かしたスイーツとお酒をmakuakeで先行販売いたします。

Cheeksについて

まず、今回の挑戦にあたり、私たちは「Cheeks」というブランドを立ち上げました。

ブランドコンセプトは「ほっぺが落ちるほど美味しい」。

ファームで栽培した果物を加工して、季節を問わず楽しんでもらえる製品をお届けする、そして、果物の可能性を追求していくブランドです。

この「Cheeks」のブランディングにあたっては、都内で「anea cafe」「BOTANIZE」を運営する「anea design」のCEOで、ブランドディレクターの横町健さんにご協力をお願いしました。

横町さんは、栽培者である私たちの想いを親身になって受け止めていただき、ブランドロゴやパッケージデザインの監修からレシピ開発の協力まで、言い換えれば、ブランド立ち上げから商品開発に至るすべてのプロセスで、全面的に関わっていただきました。

この場を借りて心から御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

では、「ほっぺが落ちるほど美味しい」をコンセプトにした、果物の可能性を追求していくブランドの第1弾スイーツをご紹介していきます。

Fruits Cheese Cake 桃とアールグレイ

旬の時期だけでなく、1年中桃の美味しさを届けたい！

その想いを形にしたスイーツが「Fruits Cheese Cake 桃とアールグレイ」です。

レアチーズケーキ×完熟桃のジャム×アールググレイのゼリーが3層になっています。

さっぱりとした口当たりで、桃の芳醇な香りとアールグレイの高貴な香りが広がります。

レシピの開発には「anea cafe」の総料理長、宮寺洋平さんにご尽力いただきました。

「開発の過程では紆余曲折もありました。はじめにぶつかったのはビジュアルのハードル。レアチーズケーキも桃も白なので、どうしてもシンプルになってしまう。そこで、桃と相性のいいアールグレイのゼリーを組み合わせることに。結果として、ビジュアルだけでなく、味にも奥行きが生まれました。また、はじめは桃のコンポートを使ったスイーツを考えていたのですが、桃をコンポートにする時、完熟桃を使うがゆえに形が崩れてしまうことがハードルとなりました。そこで構成を再検討し、桃の風味を損なわず、桃をしっかり感じられるジャムにたどり着きました。改良を重ねたことにより、美味しさもさらに増したレシピができたと思います」

「anea cafe」様には、数年前から、私たちが栽培した桃を使っていただいており、各店でオリジナルの季節限定メニューをご提供いただいています。はぎはらファームの桃を熟知していただいているからこそ完成した「ほっぺが落ちるほど美味しい」スイーツです。

宮寺さん、改良に改良を重ねていただき本当にありがとうございました。この場を借りてあらためて御礼申し上げます。

MoMO Gin Wood

桃のジンの製造には、同じ山梨県でもワインの里として知られる甲州市に蒸留所を構える「GEEK STILL」様にご協力いただきました。

GEEK STILL岸川勇太代表（写真左）と萩原

「GEEK STILL」は、天然のボタニカルから香りを取り込んで、季節や情景を感じられるお酒造りに取り組む蒸留所。ブドウの花や皮、梅、カリン、梨、桜、金木犀など、地元で入手した天然素材をボタニカルとして使用したクラフトジンを製造しています。

ジンは、浸漬法で原料の蒸留酒にボタニカルの香りを移していきますが、今回はそのボタニカルに、はぎはらファームの完熟桃と剪定した桃の木を使用していただきました。原料には「酒米の王」と言われる山田錦を使った純米酒を、単一蒸留したスピリッツを使っています。女性でも飲みやすく、スッキリとした味わいに仕上がりっています。

浸漬直後の様子

浸漬が進んできた様子

ボタニカルとして剪定した桃の木も使用しています

開発においては、蒸留責任者の金子風雅さんにもとても感謝しています。

「桃を使ったクラフトジンの製造は初。ボタニカルとして桃を80kg使用しましたが、原料に香りが移るまで、他のボタニカルに比べ浸漬に時間を要しました。私たちは、より繊細な香りを抽出するために、減圧蒸留を用いて超低温の30度で蒸留を行っていますが、この蒸留法により桃の豊かな香りと、木のスモーキーな香りもしっかり表現できました」

「GEEK STILL」は、クラフトジンを通じて持続可能な社会の実現を目指す蒸留所。フルーツ王国山梨では、出荷基準に満たない果物の廃棄の問題があります。ジンの製造に必要なボタニカル素材は、傷や変形などの問題は一切関係がないことから、出荷基準に満たない果物も多く採用しています。私たちはぎはらファームが目指す、はねだし桃廃棄ゼロの想いと共鳴するものを感じ、今回のご縁に本当に感謝しています。

桃の香りを堪能できるクラフトジン。ストレートで、トニックウォーターで割ってなど、どうぞ、お好みに合わせて味わってみてください。

デザインについて

「Fruits Cheese Cake 桃とアールグレイ」と「MoMO Gin Wood」の2つの商品、そして「Cheeks」のブランドロゴは、ブランドディレクターの横町健さん監修のもと、デザイナーとして数々のプロダクトや店舗デザインを手がける、原田惠太さんに携わっていただきました。

「今回、プロジェクトの一員として、何度も何度もミーティングを重ねました。Cheeksという新ブランドへの想い、商品へのこだわりを表現することに、ポジティブな意味で苦労もありました。要望に応えるのはクリエイターとして一番のやりがい。想いが強いからこそ、そこに応えたいと考えぬきました。目指したのは、かっこよさの中にかわいらしさがある、ナチュラルにもアーバンにも合うカタチ。好きなものを発信・シェアできる時代だからこそ、Cheeksの商品を手に取ってくださった方が、思わず写真にとりたくなるような仕上がりを目指しました。今は、この商品に出会った方がSNSでその良さをシェアしてくれることを楽しみにしています」

原田さんにもこの場をお借りして、厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

はぎはらファームの桃づくり

日本一の桃の産地である山梨県笛吹市。その中でも、特に高品質な桃の産地と言われる春日居町地区に、はぎはらファームはあります。水はけの良い土壌、長い日照時間、雨量の少なさ、昼夜の寒暖差があるなど、桃を栽培するのに理想的な環境・気候が揃っていること、また、笛吹市の中で一番桃の栽培面積が少なく流通量が少ないことなどから、春日居地区で栽培された桃の市場価格は、同じ市内の他の産地と比べると２〜３割高。ですが、甘くて美味しいと、お客様からは高い評価を受けています。

はぎはらファームでは、土壌微生物を活性化させる土づくり、日光がより当たるような整枝・剪定、極力農薬を使わない栽培方法に取り組んでいます。

いい桃は土づくりから。ショベルカーを導入し、畑の土づくりを行なっています。

受粉作業の様子

また、雨や病気による傷みを防ぎ、大玉で高品質な桃をつくるため、有袋栽培をおこなっています。桃１個１個に袋がけをしていくため手間ヒマはかかりますが、皆様に甘くて美味しい桃を食べて頂きたい一心で、一貫して有袋栽培による桃づくりを続けています。

表面に傷がつかないよう、桃一つひとつに袋掛けをして栽培しています。

はぎはらファームの
熟練した技術が生み出す桃

はぎはらファームの桃は、色や形に加え、一つひとつ手で熟度を確認しながら、食べごろのタイミングを見極めて収穫をしています。

収穫した糖度は平均14度。中には糖度17度近くになるものもあります。

一般的に桃の糖度は11度ほどと言われていますので、甘さは格別です！

みなさまに『甘くて美味しい！』と自信をもっておすすめさせていただける［完熟桃］をお届けしています。

産地限定の美味しさ ［はねだし桃］

桃の産地において、ちょっと傷があったり、形や大きさが流通規格に満たない規格外の桃は「はねだし」と呼ばれています。私たちはぎはらファームでも、どんなに丁寧に栽培していても、どうしても出てしまうはねだし桃。

産地ではこの「流通できない桃」が問題になっています。

「はねだし」といっても、その美味しさは市場に並ぶ桃に引けを取りません。色のりも糖度も申し分ないものばかりです。ですが、桃は輸送過程のちょっとした衝撃でも、傷みが広がってしまうほど繊細。なので「はねだし桃」は産地で消費するしかない、ある意味で産地限定の桃と言えます。

もちろん、産地を訪れていただければ農家からの直売などでお求めいただくことはできますし、ジュースなどに加工されたりもしていますが、それでもまだ消費しきれない「はねだし桃」が存在しています。

今回、私たちがCheeksを立ち上げた経緯には、そんな桃産地の問題の解決につながればという想いもこめられています。

スケジュール

2023年3月7日：プロジェクト開始

2023年5月29日：プロジェクト終了

2023年6月より、順次リターン発送してまいります。

リターンの内容について

●Fruits Cheese Cake 桃とアールグレイ／6個セット・12個セット・18個セット

※特定原材料等：一部に乳成分、大豆、ゼラチン、桃を含みます。

※本品は冷凍でのお届けとなります。

【賞味期限】
冷凍保存で出荷日から約30日
解凍後は、お早めにお召し上がりください。

●MoMO Gin Wood／1本・2本セット・3本セット

品目：スピリッツ

原材料：蒸留酒（国内製造）

アルコール分：40%

内容量：500ml

※香りの抽出のため、製造工程において桃を原料に浸漬しています。

［はぎはらファーム］について

日本一の桃の郷・山梨県笛吹市春日居町で3代続く桃と葡萄の農家です。

2022年、果物の加工品を中心としたブランド「Cheeks」を立ち上げ、6次産業化に進出しました。

［概要］

栽培面積：約一町五反（約15,000㎡）

栽培品種：桃…日川白鳳、加納岩白桃、夢みずき、白鳳、なつっこ、川中島白桃など／葡萄…巨峰、シャインマスカット

栽培責任者：萩原ニ

資金の活用用法について

桃農家も高齢化が進み、後継者不足が深刻化してきています。「日本一」と称される桃の栽培地、笛吹市春日居においても、私と同世代の農家は産地でも数えるほどしかいません。その要因として、農業を生業とすることへの漠然とした不安と、仕事の大変さがあるからだと考えています。

一方で、農家にはまだまだ伸びしろがあることも感じています。その際たるものが、規格外として流通されない果物の活用。今回のプロジェクトは、桃農家の6次産業化への挑戦の一環であり、プロジェクトの成功は、農家が自らの手で新しい産業を生み出すと同時に、今問題視されている食品ロスの削減につながると考えています。

栽培と加工との両輪で新しい農業の形をつくりたい！

丹精込めて栽培した桃を廃棄しなければならない現状を打破したい！

そして、果物の可能性をもっともっと追求したい！

それが、就農5年目の私の目標です。

皆様に応援いただいた資金は、「ファームの規格外の桃廃棄ゼロ」そして「地域の規格外の桃廃棄ゼロ」を目指し、規格外の桃を使った次なる商品の開発資金として活用させていただきたいと考えています。