なぜ今、ラジオなのか？

便利なはずのスマホが、役に立たない場所がある。

停電。
通信断。
バッテリー切れ。

それでも、声だけは届き続ける。

だから、人は100年以上、ラジオを手放さなかった…

ラジオが日本に誕生してから、100年以上。

スマホやストリーミングが主流になった今でも、
ラジオは「なくならない道具」として、静かに使われ続けています。

それは、懐かしいからでも、古いからでもありません。

ラジオは、
今の暮らしに足りなくなったものを、いまも変わらず届け続けているからです。

便利になったはずなのに、暮らしは少し不安定になった

私たちの生活は、とても便利になりました。
スマホひとつで、情報も音楽も、地図も連絡も手に入ります。

けれど同時に、
その便利さにすべてを預けすぎていることにも気づき始めています。

・電波が途切れると、情報が遮断される
・バッテリーが切れると、何もできなくなる
・便利なはずなのに、少し心細く感じる瞬間がある

便利さと引き換えに、
私たちの暮らしは、少しだけ脆くなりました。

災害時、本当に最後まで“声”が届いたのはラジオでした。

実際に、東日本大震災発生時、
人々から最も評価された情報源は「ラジオ」でした。
（総務省調査：AM 約60％／FM 約39％）

理由は明確です。

ラジオは、
電池で動き、操作がシンプルで、
電波が弱くても“声”を届けてくれる。

それは、災害のときだけの話ではありません。

私たちはすでに、日常の中で「不安定さ」を体験している

・台風で一時的に停電した夜
・回線障害でスマホが使えなくなった瞬間
・充電を忘れたまま迎えた帰宅後の暗闇

「何も起きていない日常」の中でさえ、
スマホが使えない不安を、私たちは何度も経験しています。

停電した夜。
家族が眠ったあと、
イヤホンを挿して、ひとり静かに声に耳を傾ける。

そんなとき、ラジオが届けてくれるのは、
「誰かとつながっている」という安心感です。

なぜ“今”、このラジオを持つのか

便利な道具は、これからも増えていくでしょう。
スマホは、もっと高性能になっていきます。

けれど、
ひとつの道具に、すべてを預ける暮らしは、これからますます不安定になっていく。

気候変動。
災害の頻発。
停電や通信障害が、特別な出来事ではなくなった今。

私たちは、「もしものため」だけでなく、
日常の延長として頼れる道具を、そろそろ手元に持っておく必要があるのかもしれません。

新しいから必要なのではない

100年以上使われ続けてきた理由が、いま、再び現実になっている。

それが、
今ラジオを持つ意味です。

しかもそれは、押し入れにしまう防災用品ではなく、普段から使い、慣れ、信頼できる道具であること。

・軽くて
・電池で動き
・操作が迷わない

いざという時にも、当たり前に使える。

日常と非常時を、分けない

CHRONOVA RADIOは、

・普段は、音楽や声を楽しむラジオとして
・旅先やアウトドアでは、静かな時間の相棒として
・そして“もしも”の時には、最後まで頼れる情報源として

日常と非常時を分けない設計にしています。

必要になる前に、手に入れておく。

それが、
いちばん賢く、いちばん安心な選択だと、私たちは考えています。

CHRONOVA RADIO｜7つの特徴

CHRONOVA RADIOのスペックは、「多機能だから」でも「流行っているから」でもありません。

すべては、“最後まで頼れる道具であること”その一点から逆算されています。

① 電池式である理由

── 停電しても、充電がなくても動くために

便利な時代ほど、「電気がある前提」「充電できる前提」に頼っています。

でも、災害時に最初に止まるのは電気。
次に尽きるのは、スマホのバッテリーです。

CHRONOVA RADIOは、
誰でも手に入る単四電池2本で動きます。

・モバイルバッテリー不要
・専用ケーブル不要
・コンビニや避難所でも調達可能

“使い続けられること”を最優先しました。

② AM / FM / ワイドFM対応

── 情報が届く“確率”を最大化するために

災害時、基地局や通信網は不安定になります。
それでもラジオは、広範囲に、低消費電力で、声を届け続けます。

CHRONOVA RADIOは

・AM
・FM
・ワイドFM

すべてに対応。
地域や状況が変わっても、「どこかの声を拾える可能性」を残します。

③ シンプル操作

── 焦っている時でも、迷わないために

非常時、人は冷静ではいられません。

だから
・電源
・音量
・選局

すべてを直感的なダイヤル操作にしました。

説明書を読まなくてもいい。
考えなくてもいい。

回せば、音が出る。
それだけでいいと考えました。

④ わずか58gの軽量設計

── いつも持っていられることが、防災になる

どんなに優れた道具でも、
重くて持ち出されなければ意味がありません。

CHRONOVA RADIOは 58g。
卵1個より軽い重さです。

・防災バッグに
・登山やキャンプに
・普段の引き出しに

「持っていない時間」を減らすための軽さです。

⑤ スケルトンボディという選択

── 中身が“見える安心感”

中が見えるデザインには、理由があります。

・壊れていないか
・電池は入っているか
・構造はシンプルか

一目でわかることは、非常時の不安を減らします。
どこか懐かしく、でも今の暮らしにも馴染む。

CHRONOVA RADIOは道具としての信頼感を、見た目にも宿しました。

⑥ 再生ABS素材を採用

── 雑に扱われる道具だからこそ、強くある

廃棄プラスチックを再利用するだけでなく、
“長く使える強度”を保つために再生ABSを選びました。

安価な素材にすれば、もっと安く作ることもできたかもしれませn。
それでも私たちは、「何年後も手に取れる道具」であることを優先しました。

⑦ ニューレトロという思想

── 便利すぎないから、最後まで頼れる

CHRONOVA RADIOは、
最高音質でも、最新機能でもありません。

けれど

・ラジオノイズ
・アナログな操作感
・偶然流れてくる声や音楽

そこには、
スマホでは得られない余白があります。

イヤホンを挿して、深夜に自分だけの声に耳を傾ける。

それもまた、CHRONOVA RADIOの大切な使い方です。

利用シーン

SCENE 01｜登山・キャンプ：圏外でも、独りじゃない安心を。

山歩きやキャンプ場では、スマホが圏外になることも珍しくありません。
そんな場所でこそ、CHRONOVA RADIOの出番です。

わずか58g。卵1個分ほどの軽さなので、バックパックのサイドポケットに入れていることさえ忘れるほど。

地質や地形に左右されにくいワイドFM対応で、山の気象情報を確実にキャッチ。 焚き火の爆ぜる音に、ラジオから流れる柔らかな声を重ねる時間は、スマホ画面を見つめるのとは違う、深い安らぎをもたらしてくれます。

SCENE 02｜防災・もしもの備え：スマホが沈黙した時の「最後の砦」。

「その時」は、いつも突然やってきます。 停電でWi-Fiが消え、基地局の混雑でスマホが繋がらなくなったとしても、ラジオの電波は止まりません。

単四電池2本で、最大35時間の連続使用が可能。
パニックになりがちな非常時、ただ「人の声が聞こえる」ということが、どれほど心を落ち着かせてくれるか。 防災バッグに忍ばせたこの一台が、あなたと家族を守る確かな情報源になります。

SCENE 03｜日常の余白：今日をリセットする、アナログな時間。

寝る前の30分。スマホを置いて、ダイヤルをゆっくりと回してみる。
最新のオーディオのような高音質ではありません。

けれど、ノイズの混じったどこか温かいその音色は、デジタルの刺激に疲れた脳をやさしく解きほぐしてくれます。

「便利さ」から少しだけ距離を置いて、偶然流れてきた音楽に身を任せる。
そんな贅沢な「余白」を、枕元で楽しんでみませんか。

SCENE 04｜大切な人へ：離れて暮らす家族への、いちばん身近な守り神。

「難しい操作はわからない」というご両親や、一人暮らしのご家族へのギフトにも。
CHRONOVA RADIOは、説明書を読まなくても直感的に使えるダイヤル式です。

「いざという時はこれを回してね」 その一言と一緒に贈る安心は、どんな豪華なプレゼントよりも、家族の心に寄り添う贈り物になるはずです。

スマホと何が違うの？

便利なはずのスマホが、一番先に「沈黙」する。

私たちは今、あらゆることをスマホに預けています。
けれど、災害時や電波の届かない大自然の中では、その「全能感」が牙を剥きます。CHRONOVA RADIOとスマホ、その決定的な違いは「依存しない強さ」にあります。

『ニューレトロ』
CHRONOVA RADIOとは？

不便を、贅沢に変える。

私たちのブランド「Sorge（ゾルゲ）」が掲げるこのテーマを、最も象徴するのがこのラジオです。 効率やスペック、最新機能だけを追い求める暮らしの中で、あえて「一歩立ち止まる」ための道具。それが、CHRONOVA RADIOの目指した『ニューレトロ』という思想です。

★ 完璧な音質ではない。だから、愛おしい。

スマホで聴くデジタル音源のような、透き通った音ではありません。 ダイヤルを回し、微かなノイズの中から「声」を探り当てる。

そのノイズ混じりの温かい音色は、どこか懐かしく、今の暮らしからこぼれ落ちてしまった「人間らしい時間」を運んできます。

★ 最新機能はない。だから、迷わない。

アップデートも、設定も、複雑なメニュー画面もありません。 そこにあるのは、触れればわかる物理的な手応え。 「不便さ」は、時に「信頼」に変わります。

パニックの最中や、電波の届かない山奥で、迷わず一瞬で使えること。それは、最新の多機能よりも贅沢で、確かな価値だと信じています。

★ 懐かしくて、新しい。「見せる」という安心感。

100年前からあるラジオの仕組みを、現代の「スケルトンボディ」で包みました。 中身が透けて見えるデザインは、単なる流行（レトロ）ではありません。

「壊れていないか」「電池は入っているか」 その構造を視覚で確認できることは、非常時の不安を和らげる、ひとつの機能でもあります。

文化とライフスタイルをつなぐ、新しい“相棒”。

これは、押し入れにしまっておく「防災用品」ではありません。 日常では「余白を楽しむ相棒」として。 非常時には「最後まで頼れる情報源」として。

日本的な「侘び寂び」にも通じる、完璧ではないからこそ愛着が湧く。 そんな、一生モノのパーソナルガジェットを、あなたの手元へ。

■製品の詳細

・周波数範囲：FM：76 - 108 MHz ／ AM：531 - 1629 kHz

・電源：DC 3.0V（単四乾電池×2本／別売）

・出力：10mW

・歪みなし最大出力：5mW

・ケース：再生ABS樹脂（リサイクルプラスチック）

・重量：約58g

・連続再生時間（目安）：約35時間
※使用する電池の種類や環境によって変わります。

■サイズ（65mm 90mm × 25mm）

■付属品(本体／イヤフォン／説明書)

・2025年12月29日 プロジェクトスタート

・2026年1月30日 プロジェクト終了

・2026年3月末日までに、全てのリターンの発送を完了予定。

・2026年4月以降に一般販売スタート予定。

株式会社いちばんぼしは、「すべてのモノが共生できる社会を！」 をミッションに、アウトドアブランド Sorge（ゾルゲ） を展開しています。

Sorgeは、廃棄される素材に新しい命を吹き込み、魅力的な商品へと生まれ変わらせることで、環境問題に向き合ってきました。
人にも自然にも気遣うアウトドアブランドとして、サステナブルなライフスタイルを提案しています。

さらに私たちは「不便を贅沢に変える」をテーマに、ミニマルドアライフを体現するギアを開発しています。

“ミニマルドア”とは、自分の価値観に沿った選択で人生をデザインする思想。
その哲学をアウトドアギアに込めることで、荷物を減らしながら、本質的な豊かさを味わうスタイルを提案しています。

・クラウドファンディング累計支援額は 1.3億円以上。
・現在進行中のMakuakeプロジェクト「Brahman チタン製アイロンストーブ」では 1,000万円超を達成
・雑誌『カーネル』アンバサダーとして、バンライフでの使用感をリアルに発信

私たちはこれまで、アウトドアと日常をつなぐ道具をつくり続けてきました。
CHRONOVA RADIOは、その延長線上にあります。

アウトドアの現場で鍛えられたブランドだからこそ、安心して手に取っていただける製品を開発しています。

株式会社いちばんぼし 代表取締役 浅山佳映子

Q1. 防水ですか？

A1. 本製品は防水仕様ではございません。 軽量化とスケルトンボディの意匠を優先した設計となっております。登山や雨天時の屋外、または災害時の避難などで水濡れが予想される場合は、市販のジップ付きビニール袋等に入れてご使用いただくことをお勧めします。袋に入れた状態でもダイヤル操作は可能です。

Q2. 電池は付属しますか？

A2. 電池は付属しておりません。別途「単四電池×2本」をご用意ください。 専用バッテリーではなくあえて汎用性の高い乾電池式を採用しているため、お近くのコンビニやドラッグストア等で簡単に入手いただけます。いざという時のために、本体と一緒に予備の電池を備蓄しておくことを強くお勧めします。

Q3. イヤホンは付属しますか？

A3. はい、標準で付属しております。 避難所など、周囲への配慮が必要な場所でもすぐにお使いいただけます。本体にイヤホンジャックを搭載しておりますので、お手持ちの有線イヤホンをご使用いただくことも可能です。

Q4. 連続でどれくらい使えますか？

A4. アルカリ乾電池の使用で、最大約35時間の連続使用が可能です。 （※音量や使用環境により前後します） スマホの充電を1秒でも長く持たせるために、情報収集はぜひこのCHRONOVA RADIOにお任せください。

Q5. 海外でも使えますか？

A5. 日本国内の周波数（AM/FM/ワイドFM）に対応した設計です。 海外では周波数帯が異なるため、基本的には日本国内での使用を想定しております。