留め金具を外ずし、開いた「瞬間」一気に財布の中身を見渡せます。

折らずにお札を収納出来ます。更に独自のトンネル構造で、両側からお札を出し入れ。

縦にお札を入れるコンパクトウォレットは出し入れの際にひっかかりがち。
そんな時本体を軽く両側から押すと、トンネル構造が真っすぐ空間が広がるので、お札がスムーズに出し入れ可能です。

長財布派の方にコンパクトウォレットへの乗り換えに踏み切れない理由をお聞きしたところ、収納力が無くなる事に不安があるとの事。
このサイズで「大容量」を実現。
コンパクトウォレットへの乗り換えを迷われている長財布派の方を後押しします。

コインポケットの留め具をマグネットにして、ワンアクションで大きく開く構造を考えました。
ポケットの底を広く設計して、小銭を探しやすく・取りやすくしております。
（マグネットの位置をカードの磁気ストライプより高い位置に設定しておりますが、念のため磁気ストライプを下向きに収納する事をお勧めします）

まとめ入れポケットと１~２枚入れポケットを装備して、「最大12枚」のカードを収納。

4カ所のポケットを活用して、自在に仕分け。
ひとつをレシート入れにしても、のこりのポケットで「最大10枚」のカードを収納。

交通系ICカードの為のポケットをお札スペースの裏に配置。
革一枚分なので、非接触カードでも通信エラーが少なく、スムーズに改札を抜けれます。

最近のコンパクトウォレットに見られる「鍵ポケット」も抜かりなく装備。

底広コインポケットを採用し、そのフォルムを活かすデザイン作業を行いました。
結果、一般的財布の概念には無い「座る」デザインが完成しました。

ちいさなバッグを持つことが増えて、長財布から乗り換えたいと思った方の為の財布です。75mm×98mm×40mmのコンパクトサイズで、ちいさなバッグにすんなり収まります。

性別を選ばない「ユニセックス」デザイン。
お得なペア割もご用意しました。

真鍮製の金具はタンニン鞣しの革との相性がとても良いです。
理由は「エイジング」
真鍮は使うほどに色濃く艶を増し、変化していきます。まるで革のエイジングと歩調を合わせるかのように。

2000年代にアパレル用として開発されたリボンをモチーフにした「FT美錠」を採用。コートの前留めなどに使う事を想定して開発されたそうです。

clifeのこれまでの製品にも使用しておりますが、この金具を革製品に使用しているメーカーを私は知りません。
clifeらしい独自のデザインが完成しました。

6色展開でお好きな色をお選び頂けます。

この革は染料を浸透させて仕上げており、表面のみ色をのせる染色とは違い、大変深みのある仕上がりになっております。

アニリン染めは革の表面を覆い隠さないので、革本来の表情を残す仕上がりになっております。
仕上がりも均一にならず個体差があり、手間もかかり、そのうえ高価な革ですが革本来の味わいを残し、更に使うほどに色が濃く艶が増してエイジングの楽しめる革です。

企画・デザイン・サンプル・製作のすべてを自らの手で

私たちの手がけるブランドclife（クリフ）は企画・デザイン・試作・製作をすべて自らの手により行います。

独自性ある製品を生み出すことを旨とし活動しております。

デザインから製作まで一貫して行う事で製作時のノウハウや問題を瞬時にデザインへフィードバックさせる事が可能なため試作時のブラッシュアップを繰り返し行う事が出来、完成度の高い製品として生み出されます。

この製品の製作方法は先ず0.8mmと非常に薄く革を加工する事から始まります。

薄く割りながら強度を維持する為に牛革の強度の高い部分のみ使用します。

床面（革の裏面）を処理剤で平滑に仕上げ、コバ（切り口）を透明のフノリを塗って軽く磨きます。この革は芯透（しんとおし）と呼ばれる革の中までしっかり染料が入り染め上げられた革ですので、コバに顔料で色を塗らずに仕上げる事にしております。

その後縫製と組み立てを行い、金具を取り付けて完成となります。

製作の多くを自社で行っておりますが、上記の中でも革を薄くする加工は専門の業者様に依頼して行っております。

伝統的なピット製法でなめした牛革を使用

ピットなめしとは革の製造方法の一つで、植物の渋『タンニン』を使用し、時間をかけてゆっくりとなめされる製法。化学原料を使わず植物タンニンのみで製造された革は大変高価ですが、フルタンニンレザー、フルベジタブルタンニンレザーと呼ばれ、経年変化の美しい製品は世界中の多くの人に愛用されております。

現在この製法を行うタンナーは非常に希少な存在となっております。

世界的に希少なピットなめしを行うタンナーが日本には残っております。

私たちは皮革産業の集積地である姫路産の「姫路レザー」を使用しております。
姫路にて広大な敷地で長く革製造を行うタンナー 株式会社山陽のピットレザーをこのコンパクトウォレットLotusにも用いております。

工場へも見学に伺い製造過程を拝見しました。ピットなめしの工程は通常のなめしと比べると、かかる時間は全く異なります。ピット槽の中でカタカタとゆっくり揺らしながら1か月くらいの時間を経て牛の皮は革へと変わっていきます。通常の鞣しは2日程度だそうです。

高価な革ですが希少なピットなめしの工場がある恵まれた日本で、この革を使う事は私には自然のなりゆきでした。

ご理解頂きたい革の事

顔料で塗ってしまうと表面は「革」そのものでは無く、「塗料」になってしまい、革本来の風合いを感じにくくなってしまいます。この革は顔料を使用せず、染料仕上げで革本来の味わいを残す仕上がりになります。

画像のような特徴を残す革です。大きく目立つ部分は避けながら製作しますが、この革の特徴としてどうかご理解のうえご使用ください。

治り傷（生前に付いた傷が癒えた痕）

虫痕（虫食い傷が癒えた痕）

ネック皺（首のあたりの皺）

血筋（血管の跡）

スケジュール

2023年6月下旬 プロジェクトスタート
2023年7月下旬 皮革材料の発注
2023年8月中旬生産スタート
2023年8月下旬 プロジェクト終了
20234年1月末まで 配送完了

資金の使い道

先ずは当製品の製作費とさせていただきます。
予想を上回るサポートがありましたら、製造に関わる設備に使用させて頂きます。

実行者紹介

宇内金属工業株式会社 装身具事業部の中村です

私はブランドプロデュースと企画・デザイン、製品開発を担当しております。

宇内金属工業株式会社は昭和16年の創業以来、金属加工業を続ける会社です。

その中の装身具事業部では、服飾ベルトのバックルを生産した経緯から革製品の取り扱いを長く行っております。

自社内でも革製品の加工を行い、オリジナルブランドclife（クリフ）は2015年のスタート以来一歩一歩成長を続けてまいりました。

金属加工と革の加工のどちらも自社で行う強みを活かし、ブランドの製品を開発しています。このようなブランドは他には無いのではないでしょうか。

clifeが企画・製作するコンパクトウォレット

コンパクトウォレット「Lotus」は、キャッシュレス時代への変化の中持ち物が少なくなり、バッグが小さくなり、財布に求める条件が人それぞれ多様になりつつある中で、長財布からコンパクトな財布へ変えたいと思っていたも自分にピッタリな財布が見つからない方へのclifeなりの「答え」を提案させて頂いた製品となります。

キャッシュレス時代への過渡期であり、そんな移ろいゆく状況で自分に最適なモノを探して、迷われている方にピタリとハマる事を目指した製品です。

これまでもエーマージェンシーウォレット「ONE」や「ONEup」など、時代の過渡期に合わせた製品を考え、形にしてまいりました。この製品もそんな思いで企画・デザインしました。

あなたの気持ちに少しでも刺されば嬉しい限りです。

私たちのような作り手にはアイデアがたくさん有り、そのアイデアをアタマの奥へしまい込みながら活動していました。マクアケでこれまで眠っていたアイデアがカタチになります。どうか率直に評価してください。

作り手にとってマクアケが私たち作り手にとってより良きツールになると願っております。

宇内金属工業株式会社 装身具事業部 中村