【大きくリュックに近づき、そしてリュックを越えた？】5wayコアルーめっちゃ改良

こんにちは。コアルーのチーです。前回のプロジェクトでは大きな声援をいただき、心より感謝申し上げます。終了したばかりですが、2026年発売を予定している新商品、しかも今回はコアルー史上、かなりの発展を遂げた（？）作品をご紹介したいと思います。

まずは「ごめんなさい、申し訳ありません」と、謝らなくてはなりません。5wayコアルーバッグの開発者、コアルーのチーです。たくさんのラクがつまって様々なシーンで便利にお使いいただける「5wayで楽ちん！コアルーバッグ」を磨いてきた15年間、だいたいのご要望にはしっかり反映してきたつもりでも、どうしても解決できなかったユーザーの方からのご要望がいくつかありました。

これらの問題を解決するためには、今までのコアルーには構造的に無理がありました。このように２列のベルトの付け根の部分からトップまでは、上腕を入れられるようにするため一定の距離を必要としているからです。

もちろん、リュックにしてからベルトの長さを調節してもいいのですが、そしたら今度は腕を出す時にまた戻さないといけない不便があらたに生じてしまいます。

5wayやコアルーバッグが初めての方にはこちらのVTRをまずご覧ください。

まずはハッグ本体のフォルムがヨコ型からスクエア型に変わりました。一見タテ型にも見えます。どちらかと言うとショルダーバッグから「リュック」に近づきました。例えばノートパソコンを入れる際に、こうやって縦に入れることもできます。

そして、同じ巾のバッグでもタテ型の方が上の空間を使えるためたくさん入ります。

ベルトの付ける場所を上と下に分けました。

それは、今までと同じ場所にベルトを付けると、リュックにした際にカバンが下に来すぎて不安定になるし重くなるからです。上と下にベルトの付ける場所を分けることで、腕を入れる空間は確保しながら、結果的にバッグを上に持ち上げることができるようになりました。

ベルトの付ける場所を変えたことによって腕もラクに入るほか、ベルト全体の長さを長く作れるようになり、背の高い方にも違和感なくラクに使っていただけます。もちろん、バッグを上に持ち上げられるようになったことで逆に背の低い方にも快適になったかと思います。私もどちらかというとかなり背が低い方なので、まずは自分が助かっています^ ^

自転車のサドルにカバンが付かない、車輪とぶつかることも無い、子供を乗せる椅子からも距離がおける…今までの自転車でコアルーバッグを楽しんでいた方々にも嬉しい頼りに違いありません。

コアルーバッグのリュック姿は背中を空けることで夏でも
①汗が溜まりにくく快適に使えるメリットが大きいです。
②手もポケットに届きやすく
③屈んでも滑り落ちにくい便利さがあります。
バッグ本体が上に持ち上がったとはいえ、通常のバッグと比べると下で、今までのコアルーと比べるとちょうど真ん中の良い所なので、今までの良さはほとんど活かせます。

掛け方をシーンに合わせて変えられるとあって、掛け方を頻繁に変えるうちに、金具の部分でベルトが捻じれたりひっくり返ったり寄ってしまう現象も多々ありました。この現象を無くすため、仕切りのあるDリングに変えることでそのような現象が大幅軽減されました！

仕切りのついた金属のDリングは金型を使わないといけないため生産リスクが大きく、今回はプラスチックになります。その分全体の重さも少しは軽くなったかと思われます。

使ってみると今まで以上にどんどんリュックにしたくなる！　するとやはりベルトの素材そのものも気になります。通常のリュックはクッション入りのベルトが多いのですが、コアルーは構造上クッション材を入れにくいのです。しかし、少しでもラクにするため今回は本来のベルト素材の上に外生地を縫い付けることによって厚みと丈夫さをアップさせました。

掛けてみると、二重のためしっかりした感じが伝わります。長さ調節部が少しきつい感じはありますが、使っているうちに解消されていきます。緩くて滑りやすかったとのご指摘もあったので、その辺も解決できたかと思います。

このように細部まで改善しましたが、何と言ってもリュックのようなタテ型のコアルーバッグが作れるようになったことは、15年コアルー史上で大きな意味を持っています。今回のベルトの付ける場所については新たに（改良）特許として出願をし、名前を「リュックライク・コアルー」と呼ぶことにしました。

コアルーバッグは今大学に通っている娘が幼稚園の時に発明したものです。通園用のコアルーを手作りして実験していました。

ところが小学校に上がりランドセル、中学と高校ではリュック、今もなかなかコアルーバッグを使ってくれませんでした。息子は中学から今までずっと愛用しているのに、デザインや色がお気に入りでなかったみたいで…。

しかし今回のリュックライク・コアルーはファーストサンプルの段階で「私も使ってみたい」「いつから使える？」「今週末名古屋に行くのに持って行っちゃダメ？」「パソコン入るよね？」「モノが入れやすい」「カワイイ～」…と、あらゆる所が気に入った様子で、最近はほとんど毎日未完成のサンプルまま使っています。ノートパソコンを持っていく日が多く、リュックに限界を感じたこの頃だったとのこと、これほど嬉しいことは無いですね～

通常の斜め掛けにしても、２点ではなく３点で支える形になったため、安定感の違いを体で感じることができます。

少し後ろに回してみると、肩の方でベルトが自然と広がるため幅が広くなり、超ラク！　斜めかけの苦しさから解放される感じがして気持ちいいです！

腕を片方だけ入れてメッセンジャー掛けにしてみると、その変化を目で確認することができます。

コアルーバッグはなんと言っても前抱えにした時が一番ラク！と、ユーザーの方々は口を揃えておっしゃいますが、実際電車の中では欠かせない掛け方です。もちろん今回の改良版でも前抱えはバツグンにラクです。

今までのコアルーと比べてみると、これも少し上に持ち上がったので、より歩きやすくなりました。階段もご覧の通り上がりやすく！

傘を持った時に、より雨を避けやすくなったのです！

今度は電車の中で。あまり下でも前の人のお尻近くになって邪魔がられますが、これだとセーフ！完全に手ぶらになれるため揺れても平気で、スマホを見る位置としても合わせたかのような場所！気持ちいいくらいです。

今度は座ってみます。今までのコアルーと様子が違います。今までのコアルーは座った時にカバンがお膝の上に横になるのですが、今度のリュックライク・コアルーは立ちやすくなりやす。両方とも前抱えの状態なのでフィットしてくれるのは一緒ですが、どちらが良いか？これは悩みそうですが、お弁当を持っている時にはリュックライク・コアルーのほうが良さそうです。もちろん、今までのコアルーも立てますが…。

同じ要領で、椅子にも、ベビーカーにも、車の座席などにも掛けられます。

5wayのどれもレベルアップした使い心地を作り出したリュックライク・コアルーなので、これぐらいの大きさでは長い手持ちでトート掛けをする必要はほとんど無いかも知れません。短い手持ちで持ち上げる時にラクになります。

考えてみるとコアルーバッグの他に、両肩に重さを分散して持てるバッグの形態は見たりません。コアルーはリュックだけでも２種類から選べるし、

リュックへの変身もベルトの間に腕を入れるだけなので、最初から広げながら掛けても、

肩にかけたまま引っ張りながら掛けても掛けられます。

前抱えでは後ろが繋がっているため、完全手ぶらになれて構える必要はありません。

通常のリュックを前に持った場合後ろは繋がっていないし、ショルダーバッグを前に持ってきても片方の肩だけ辛くなるので、コアルーの利便性ははかり知れません。

そもそもショルダーバッグからリュックになることを目指して発明されたコアルーバッグですが、ここまでの機能が揃ったらもはや「進化型リュック」と呼んでも遜色ないのかも知れません。自画自賛になりますが、まずは自分が毎日ラクさを実感していて、今までよりもたくさんリュックで使えて、斜め掛けでもかなり楽になって、やった！とこぶしをあげる毎日です。

かといって今までのコアルーバッグの使い勝手を否定するわけにはいきません。どちらかというと横長タイプが中心だったので、今までの形はちゃんと意味がありました。特に小さいバッグだとベルトの付け所に高低差を付けると不安定になる恐れがあるため、今までの高さの方がいいのです。

写真は前回のプロジェクトで大変好評いただいた「エバー」シリーズです。

裏地の色は４色とも同じですが、外生地の色によって微妙に異なって見えます。

ベルトの付ける場所を変えたことで、ベルトの全長も長く設けることができ、背の高い方にも問題無く背負っていただけます。

コアルーはポケットの仕様にも非常にこだわっており、その使い勝手の良さに好評を頂いています。細部をご確認ください。キレイに仕上がりました。

前ポケットは大きなゴムゴムのポケットなので、すぐ使えるものはどんどん入れたくなります。が、大事なものはその中のファスナーポケットに。

横ポケットにはペットボトルや折り畳み傘が最適な場所です。

こちらの後ろポケットは、リュックにした時にも届きやすい位置にし、大きめに設計しているので、ポーチ類や長財布もすっぽり入ります。

本体は柔らかいので開口部が大きく開きます。開口部が開いても、ものが溢れ出ることもないトートタイプなので便利です。

中にも横ポケットを左右に付けましたので、ペットボトルを外に出したくない時や、折り畳み傘を常備したい場所としてお使いください。

パーツにもこだわり、ベルトが捻じれにくくなりました。長さを調節する際には最初少し固めですが、その方が滑りにくくなるためあえてそうさせていただきました。ご了解ください。使っているうちに程よく柔らかくなるかと思います。

外生地；ナイロン（はっ水加工）
裏地、ベルト部；ポリエステル
ファスナー；コイル仕様
生産国；中国

ブラック、ネイビー、グレーブルー、ピンクの４色からお選び頂けます。写真の色合いは各写真によって観る環境によっても異なりがちですが、汚れやしわになりにくい素材なのでお好きな色でお試しください。ブラックとネイビーは定番色でしっかりした色合いで、グレーブルーやピンクは馴染みやすく爽やかで大変魅力的です。

セット割が非常にお得なので、ご家族で色違いで、またプレゼントにもご活用頂きたいと思います。プレゼント包装をご希望の方には個別に対応させて頂きますので、メッセージをお送り頂きますようお願いします。

その他、今回の開発には改良特許の出願やサンプル作りでの試行錯誤でたくさんの費用がかかっており、皆様からの応援のお気持ちをいただきたく、「コアルーにエール」というリターンも作らせていただきました。応援していただいた方には心を込めて、企画中のコアルーのコンセプトブックをどこよりも早くにお届けしたいと思います。ご期待ください。

１月30日でプロジェクトを終了させて頂きます。
新学年や新春のお出かけに間に合うように、２月中に発送を予定しております。
発売は皆様への発送を終えた後になりますので、ご了承ください。

その他の変更点、追加点は活動報告で順次お知らせをいたします。
皆様の熱い応援を心よりお待ちしております。

実行者について

株式会社COAROOは5wayのコアルーバッグを専門に企画・製造（委託）・卸・販売・ライセンス事業を一貫して行っています。代表のチー（池成姫）はコアルーバッグのアイデアを発明し出願、株式会社COAROOを設立し、15年以上開発から販売までの業務にかかわっているコアルーバッグのスペシャリストです。近年はコアルーバッグのベルトの仕組みを自社商品に取り入れたいとの要望も多く、今までの経験を活かしアドバイザーとしての活動もしています。
コアルーバッグはショルダーバッグとリュックの不便を改善するまったく新しい構造として、新しいカテゴリーの定着を目指しています。新しいアイテムだけに普及には時間を要する作業ですが、ユーザーの方々の意見を積極的に取り入れてのデザインと開発を心がけることで、次世代に残るカテゴリーになるように精進してまいります。