きほんのうつわとは？

きほんのうつわは365日使える「デイリーユース」なうつわ。

1枚あるだけで、いつもの料理もきちんとまとまった印象に。毎日何か盛り付けたくなるマルチユースなデザインやサイズ感も特徴です。

料理を盛り付けする瞬間が、心ときめくひとときになりますように。

今回制作したのは、大きめの鉢と大皿。食卓の主役になれる食器2種類をつくりました。

ご一緒したのはうつわの一大産地・岐阜県多治見市にて、うつわづくりを手がける『丸朝製陶所』。創業から100年以上、大手飲食店のマグカップやうつわの生産を取り扱う磁器メーカーです。

高い技術力の窯元だからこそ、電子レンジ、オーブン、食洗機にも対応。作家もののようなデザインでありながらも、機能性も兼ね備えたうつわが完成しました。

きほんのうつわ3つの特徴

1.毎日使えるデイリーユースのうつわ

きほんのうつわの「きほん」には、毎日使える「デイリーユース」の意味を込めています。忙しい日のワンプレートご飯、簡単に済ませたい日の丼ものも、気分を上げたいパーティシーンにも、どんな食卓やメニューでも使い回せるうつわを目指しました。

様々なメニューに使いまわせるマルチユースなデザインやサイズ感にもこだわっています。

2.電子レンジ、オーブン、食洗機対応

きほんのうつわは、電子レンジ、オーブン（200℃まで）、食洗機も対応可能。機能性がありながらも、作家もののような繊細なデザインを実現。『丸朝製陶所』の高い技術力があるからこそ、デザイン性と機能性を兼ね備えたうつわができました。

3.どんな食卓にも合わせやすいカラーバリエーション

「白ばかりを手にとってしまう」「色の組み合わせがわからない」など、食器の色の組み合わせは意外と難しいものです。きほんのうつわはどんな食卓にも馴染みやすいカラーラインナップ。

気分に合わせて使い分けできたり、食卓に変化がついたり、色違いで揃えることでコーディネートの幅が広がります。「この色の組み合わせがオシャレ」「この色の組み合わせを食卓に置きたい」と思えるような組み合わせにこだわり開発しました。

2020年3月にリリースしたきほんのうつわ第一弾の小鉢、小皿との相性も抜群。まとまりのあるテーブルコーデが叶います。

きほんのうつわで着まわしコーデ

1日のスタートを切る朝ごはん

寒い朝は具沢山スープを。ごろごろ野菜のポトフも、しっかり受け止めてくれるたっぷりサイズなので安心です。

フルーツもパンも１つのお皿に盛り付けてワンプレートに。洗い物も少なく済むので忙しい朝にも便利です。ちょっとおしゃれにしたいなら、小さいグラスやココット皿と組み合わせるとまとまりやすくなります。

一皿でパパッと済ませたいお昼ご飯

お昼に便利な一皿料理といえば丼！親子丼、豚丼、残り物でのっけ丼。うつわのチカラで手抜きに見えないのもうれしいところです。

パスタやカレーなどの定番料理も大皿があれば使い回せます。リム付きなので、悩まなくてもきれいな盛り付けに。

定番も、手抜きもおしゃれに見える夜ご飯

鉢はちょっとした麺類にも使えるサイズ感。夜食に食べたくなるような軽いラーメン、お蕎麦などにベスト。

定番おかずの盛り付けにも、大皿は大活躍。お肉もお魚も、和洋中問わずいろんなおかずに使えます。

きほんのうつわシリーズでテーブルコーデ

第一弾の小皿や小鉢と一緒に食卓に並べても。シリーズで揃えるとお料理のバリエーションや、ちょっとしたホームパーティーもいけちゃう食器セットができあがります。

色の組み合わせも絶妙で、全部揃えた時により一層おしゃれ感が増すデザインです。食器同士の組み合わせに悩みがちな方にも。

仕様

大皿

リムのある大皿は、程よい大きめサイズでカレーやパスタ、お肉やお魚などのメイン料理、ワンプレートの料理にもぴったりです。色みは白と黒の2種類。どちらも上品な色合いで、さらりとしたマットな質感です。

[色]白、黒

[サイズ]直径約24cm×高さ約2.7cm（リム約2.6cm）

[素材]磁器

[生産地]日本

[耐熱温度]200℃

鉢

鉢は型からつくったオリジナルのうつわ。ゆるやかなカーブ、使い勝手のいい容量、サイズ感にこだわって制作しました。具沢山スープやサラダ、ラーメン、親子丼など、パパッと済ませたい一皿料理のときにも便利です。

色みは白とゆらぎのあるカーキ。白はきほんのうつわ第一弾の小鉢と同じ釉薬を使用しています。カーキは他にはない色合いが特徴。白はもちろん、黒やグレーなどの色とも相性抜群です。

[色]白、カーキ

[サイズ]直径約16.5cm×高さ約7cm×高台約4cm

[容量]約800ml

[素材]磁器

[生産地]日本

[耐熱温度]200℃

スケジュール

12月末 プロジェクト終了

1月〜 生産開始

3月末 順次発送開始予定

4月上旬 配送完了予定

※注文数や年末年始の状況等によって、お届けの時期がずれる場合がございます。

資金の使い道

ご支援いただいた資金は、みなさまにお届けするきほんのうつわの制作費用として使わせていただきます。

私たちの地域とパートナーのご紹介

『丸朝製陶所』は、創業から100年以上、大手飲食店のマグカップやうつわの生産を取り扱う磁器メーカー。

多治見にはかつて大きな湖があり良質な粘土が取れたことから、陶磁器産業が発展していきました。その粘土は世界中から注目され、海外へ輸出されることも多くあります。

また、丸朝製陶所の隣町・多治見市滝呂町は、高温の焼成に適している白磁の原材料「カオリン」の名産地。1900年頃には、国内向けの生産が不況に陥り、滝呂は輸出向けの磁器生産へと転換し、洋食器の街として発展していきます。

しかし一大産地となった現在、新たな課題も生まれます。

うつわの流通量が増え、手頃な価格で取り扱われるようになった一方、手間ひまかけた高品質なものの価値が伝わりにくくなっています。100円ショップからホテルの洋食器まで幅広く使用されるようになり、「美濃焼」の名称では個々のうつわの魅力を捉えきれなくなっている側面も。

そんな思いから、私たちは今回制作したうつわを「滝呂焼」とよんでいます。産地が抱える課題を解決し、「滝呂焼」の持つ真価を多くの人に届けたいと考えました。

高品質な粘土でつくられたうつわは、素地の美しい色合いが特徴。釉薬が美しく発色するのも、滝呂の粘土があるからこそです。

また、質の高い粘土を使うと、高温での焼き上げも可能になります。『丸朝製陶所』では、1300度で24時間うつわを焼成。高温でじっくりと焼き上げることで、より密度が高まり、割れにくいうつわが仕上がります。同じ磁器でも、中には4時間しか焼成しない商品も。焼成時間が短いと中に吸水性が残り、染みやすく割れやすいうつわになってしまいます。

さらに『丸朝製陶所』では、焼成中に窯の中にある酸素をなくす「還元焼成」で、より土の純度や密度を高めています。この焼き方により、うつわの強度をより高めことができるのです。

『丸朝製陶所』の強みは、長い歴史の中で培った経験や知識により、高い質を保ちながらも量産できる体制。そんな地元の窯と共同でつくる「滝呂焼」の魅力を、より多くの人に知ってもらえたら嬉しいです。

今回、一緒に企画を考案してくれたのは、スタイリストの菅野有希子さん。雑誌、書籍WEBで、食や住なのライフスタイルのスタイリングを手がけています。自身の原体験から、うつわ選びの情報を届けるメディア『はじめてのうつわえらび』も運営。

有希子さんと共同で、制作のプロセスをまとめた編集後記はこちらから。

cocoroneの紹介

『cocorone』は、「うつわで暮らしに彩りを」をコンセプトに、理想の暮らしを叶えるための情報をお届けするライフスタイルメディア。うつわの使い方を中心に、毎日に小さな素敵をお届けします。

「地域に眠るうつわの魅力を多くの人に届けたい！」

私たちはそんな思いで、メディアを立ち上げました。「地域に眠るいいプロダクトは数多くあるのに、情報が流通していない」と、代表の碇が東京から移住した際に感じたことがきっかけです。

cocoroneの本社は、岐阜県の美濃加茂市にあります。隣接する可児・土岐・多治見・瑞浪の地域でつくられる陶磁器は「美濃焼」とよばれ、うつわの国内市場の6割以上を占めている一大産地。ですが、広く認知されているブランドはほんのひと握りしかありません。

私たちは、地元である岐阜県の窯とものづくりをすることで、この地域がもつうつわの魅力を発信したいと考え、クラウドファンディングを企画。このプロジェクトをきっかけに、多くの人に地域のうつわの魅力が届くと嬉しいです。

◆FAQ

・大きさや色みについて

きほんのうつわは、手作業で仕上げている部分も多く、釉薬の色や厚みなど、個体差があることをご了承ください。手作業だからこそ生まれる、磁器の表情のひとつとしてお楽しみいただけると嬉しいです。

・刻印について

ものによっては、刻印が見えづらい場合もあります。

・使用前のお手入れについて

使用前の「目止め」は不要です。そのままお使いいただけます。

・電子レンジ・オーブンについて

電子レンジは対応可。オーブンも200℃までなら、お使いいただけます。

・食洗機について

食洗機も使用可能です。ただし、食洗機の中でうつわ同士がぶつかり、欠けてしまうことは考えられるため、お取り扱いにはお気をつけください。

・返品交換について

返品交換はご対応しかねますので、ご了承ください。

・お届けのタイミングについて

お届けは2021年4月以降を予定しています。お住まいの地域により多少前後することをご了承いただけますと幸いです。

・住所の変更について

お届け準備が整いましたら、メールでご案内します。もし住所変更などがある場合は、そのタイミングでマイページにて変更いただけますと幸いです。

Photo by Misaki Nawa

Logo Design by Mai Taniguchi