手で愛でる、足で感じる。鼻緒を自分で調整できる、一生モノのクラフト草履

私たちはこれまで、フォーマルな場面にふさわしい着物のための誂え草履を、8000足以上作り続けてきました。

その中で強く感じてきたのは、草履づくりに欠かせない職人の技術が、今まさに失われつつあるという現実です。

この貴重な技術を未来へとつなぐためには、特別な日の履物としてだけでなく、
もっと日常の中に、もっと自由なかたちで草履を楽しんでもらえる“きっかけ”が必要だと、私たちは考えました。

実は草履は、鼻緒を挿げ替えるだけで全く違う表情を見せてくれる、不思議な履物です。
ひとつの台が、場面や気分にあわせて何通りにも生まれ変わる──
そんな草履の奥深い魅力を、もっと多くの人に知ってほしい。

そこで誕生したのが、

「クラフト草履 DEN」

日常にも溶け込むデザインと履き心地を追求しながら、伝統的な技術と手仕事をしっかり込めた「ちょっと特別な一足」。

この草履が、技術継承の“場”を生み、次世代につながる“芽”になることを願っています。

かつて日本では、草履は鼻緒を挿げ替え、調整しながら、長く大切に履き続けるものでした。

しかし、モノが溢れる今、手間をかけたモノづくりは静かに姿を消しつつあります。
それは、暮らしや価値観の変化とともに、モノとの向き合い方自体が変わってきたからです。

「クラフト草履 DEN」は、日本の滅びゆく履物文化を未来へつなぐために生まれた、新たな挑戦です。

この草履は、ただ履くだけでは終わりません。

「鼻緒の調整って案外、楽しい！」

「こんなシンプルな構造なの？」

「靴紐と全然違うね」

自分で鼻緒を調整・メンテナンスすることで、履き心地が進化し、モノと向き合う心が自然と育まれます。

さらに、これまで触れてこなかった日本の履物文化の奥深さや面白さに触れる時間も提供します。

「クラフト草履 DEN」を履くことで得られる体験は、単なる歩行以上のもの。

最新のシューズでは味わえない、足運びと身体全体の連動──日本古来の知恵と所作を、あなた自身の感覚で感じることができるのです。

ただ履くだけではない、脱ぎ履きを通して愛着を育む特別な一足。

さあ、あなたも「クラフト草履 DEN」とともに、新しい一歩を踏み出してみませんか。

「和の履物、下駄や雪駄をファッションに取り入れてみた」

「夏はやっぱりサンダル」

「雪駄ってかっこいい」

「足腰のトレーニングのため、最近下駄履いてます」

「祭や街歩きに履きたい！」

そんな日本の伝統的履物を好きになりかけている人が最近増えています。

ただ、一方で

「鼻緒が擦れて痛い」

「鼻緒がゆるい」

「鼻緒は綺麗なのに、ソールが壊れた」

「和柄以外の鼻緒にしたい」などなど。

そんなご相談をよくされるようになりました。

今回、そんなお悩みを解決するだけでなく、ご自身のメンテナンスを通して愛着を感じて頂きたい。

この草履の特徴は、鼻緒を自分で調整・交換できる昔ながらのシンプルな設計です。

＊工具は、先端の尖ったピック(くじり)と小さいハンマー(金槌)が必要です。

＊鼻緒の調整方法やコツは、同梱の図解説や特設サイトにて詳しくご案内します。

また、今回、鼻緒職人でも数人しか出来ない「坪通し（つぼとおし）」という希少な鼻緒仕立てのデニム×レザーを採用しました。

熟練の鼻緒職人が1足ずつ丁寧に仕立てた鼻緒は、草履の台に挿げた時、ハッとするくらいの佇まいを見せてくれます。

自らの手で鼻緒を調整することで、最も遠い場所——足元で使う履物を、手元で愛でることができる。

そこには、使い手の感覚が直接反映される喜びがあります。

また、作り手にとっては、鼻緒の交換や調整を通じて素材や草履の構造を深く知って貰う機会となり、品質に妥協しないものづくりへとつながっていく。

職人の技と使い手の挿げる行為が交わることで生まれる履き心地。

履くほどに愛着が増し、手をかけるほどに馴染んでいく。

この草履は、あなた自身の手で仕立て上げることもできる1足となります。

日本のアオには、独特の感性が宿っています。

かつて、染屋さんを「紺屋」と呼ぶほど、街にはさまざまなアオが溢れていました。

そんな日本人の色彩感覚と通じるものが、デニムの持つアオの経年変化の美しさです。

今回、「クラフト草履」第一弾に採用した素材は、日本が世界に誇るカイハラ株式会社の〈カイハラデニム〉です。

長年にわたり国内外の一流ブランドから支持され続けているその品質と、確かな素材作りへの姿勢に、私たちも深く共感し、今回のプロダクトにふさわしい素材として選ばせていただきました。

広島県福山市のカイハラデニムは、糸づくりから染色、織りまで一貫生産を行うことで、揺るぎない品質と、日本の風土に根ざした深い色合いを生み出しています。

特に、独自のロープ染色により経糸の芯は白く残したまま外側を染めることで、、履くほどに時を刻むような味わいを増し、他にはない奥行きのある表情を楽しめます。

今回、旧式の力織機を使用、ゆっくりと織られた経糸に茶綿を使った茶綿デニム。

生地端にほつれ止めが施され、通称「赤耳」と呼ばれる赤いラインの入ったオーセンティックなセルヴィッジデニムです。

しっかりとした厚みがあり、履きこむほどにあたりや色落ちが楽しめます。

また、日本にデニム文化が深く根付き、多くのデニム愛好家が生まれた背景には、カイハラデニムの存在が欠かせません。

確かな技術とたゆまぬ挑戦によって、日本のデニム産業を支え、世界的にも高く評価されるクオリティを築き上げてきたカイハラ。

その不屈の精神とものづくりへの敬意を込めて、今回の「クラフト草履DEN」には、この特別な茶綿デニムを使わせて頂きました。

日本の「侘び寂び」にも通じる奥深い変化を楽しみながら、NIPPONの “アオ”の魅力を体感していただければと思います。

高級草履の芯材として受け継がれてきたコルクは、適度な硬さと弾力性を併せ持ち、慣れてくると足に心地よい安定感をもたらします。

熟練の職人の技が息づくこの構造は、歩くたびに自然な体重移動を生み出し、足運びをより軽やかにしてくれます。

特筆すべきは、そのフォルム。

つま先は日本刀のように美しく反り、踵は地面と水平を保つゼロドロップデザイン。

これにより、踵からではなく、足裏全体が自然に接地し、快適な歩行をサポートします。

伝統的な技法と、履き心地のよさを追求した、まさにクラフトマンシップの結晶です。

踏み出すたびに感じるコルク芯ならではのしなやかさと硬さが、足元に普段と違う着用感をもたらします。

＊「履き心地の良さ」とは、大股ではなく小股で歩き、丹田を左右にブレさず、親指の付け根から土踏まずで着地する、日本的な歩き方をイメージしています。これは、着物の裾がはだけにくい所作にもつながると言われています。

これまで革や織物に包まれ、人目に触れることのなかった草履の“芯”

——私たちは、その手間暇かけて仕立てたコルク芯そのものの美しさに着目しました。

そこで、新たな試みとして、コルク芯にインディゴ染を施す挑戦をスタート。染色によって脆くなりやすいコルクに対し、創意工夫を重ねることで強度を保ちながら、インディゴの奥深い風合いを引き出すことに成功しました。

芯を「見せる」草履——従来の常識を覆す一足の誕生です。

草履の形は、驚くほど簡素です。

かつては、その簡素さゆえに、多くの人が手軽にカスタマイズできました。

しかし、この「簡素」は、単なるコスト削減の工夫ではありません。そこには、日本人が長い年月をかけて育んできた「道具と身体の関係」が息づいています。

日本のものづくりは、道具を進化させるだけでなく、使いこなすための所作や身体の在り方にまで目を向けてきました。

着物は着付けの所作を必要とし、和包丁は繊細な動きを求める。道具と身体が互いに引き立て合い、共鳴することで生まれる美しさ。

草履もまた、そうした「道具と身体の関係」の象徴と言えるでしょう。

クラフト草履DENには左右がありません。

どちらの足にも違和感なく履ける構造は、毎日の脱ぎ履きをスムーズにし、左右を交換する事で均等にすり減り、長く履き続けられる非常に合理的な仕組みです。

中央に配置された鼻緒は、履く人の足の形や歩き方に自然に馴染みます。

使うほどに足へのフィット感が増し、身体全体の安定感を感じさせてくれる履き心地が特徴です。

さらに、「粋だね」と言われる草履の履き方にも、先人の知恵が宿っています。

それは、足にぴったりのサイズではなく、気持ち小さめの草履を選び、踵をわずかに出して履くというもの。

ロ

ープ染

踵が台からはみ出し、小指がわずかに台の縁から落ちる。

その独特の履き姿に、美意識だけでなく、実用の工夫が詰まっているのです。

踵を出して履くことで、着物やスラックスの裾を踏まずにすみます。

さらに、踵の下にわずかな空間が生まれることで、足が自然に返りやすくなり、歩きやすくなります。

そして、小指が台の縁に触れることで、本来バランスを取る役割を持つ小指がしっかりと使われることを感じるようになると思います。

こうした工夫は、人間工学に基づいた計算されたフィット感や、足の力を補うための最新素材を用いた【機能美】とは異なる発想から生まれています。

それは、「使うほどに身体が道具に寄り添い、自然と馴染んでいく」という、裸足で生きてきた人間本来の感覚に根ざした【用の美】の考え方です。

草履の簡素な佇まいには、飾り立てることなく、必要にして十分な、美しさが宿っています。

それは、使い込むことで完成していく。和包丁と同じように、道具が使い手に合わせるのではなく、使い手が道具に心と身体を寄せていく。

そうした関係性が、この小さな履物の中に凝縮されているのです。

※「用の美」は、「機能美」と似た概念とされがちですが、その本質は異なります。機能美が物そのものに宿る造形の美しさを指すのに対し、用の美は、人が日常の中で物を使い続けることによって生まれる美しさを意味します。使い手に寄り添い、暮らしの中で育まれていく美意識こそが、「用の美」の根幹です。

※デメリットとされる「水濡れに弱い」「色落ち」については、素材の風合いを損なわない特殊コーティング剤を用いて対策を施しています。ただし、雨天でのご使用は極力お控えいただくことをおすすめします。

伝統的な履物の技術継承が進んでいない現実です。

今、日本では履物職人が激減し、かつては当たり前に作られていた草履の技術が途絶えつつあります。

昔ながらの鼻緒を仕立てる技術、草履の台を作る技術、それを支える素材の生産や加工技術——すべてが失われつつあるのです。

このままでは、私たちの所作を支える履物文化が消えてしまう。

だからこそ、「クラフト草履 DEN」は単なる履物ではありません。

私たち作り手も含め、「モノとの向き合い方を変えたい」

履きながら先人の知恵に触れ、学び、未来へつなぐためのモノ語りプロジェクトなのです。

より多くの方に、このシンプルで奥深い履物の構造に触れていただくことで、1人でも多くの方にカスタマイズしていただければ、技術継承の可能性も広がると考えています。

現代の暮らしにおいて、私たちの足は本来の力を十分に使う機会が少なくなっています。

軽さやクッション性に優れた現代のシューズは、日々の生活に快適さをもたらしてくれます。しかし、日常の中で「足の力」をあまり意識しなくても済むことが多いのも事実です。

一方で、かつての日本人は、硬めの草履や下駄を履きながら、足裏の感覚を大切にし、自然な動きを身につけていました。

鼻緒で支える履物は、足指を自然に使う感覚があり、どこか懐かしい履き心地を思い出させてくれます。

クラフト草履DENは、こうした伝統的な履物の知恵を、現代の暮らしにそっと取り入れられる一足です。

調整可能な鼻緒によって、自分の足に合ったフィット感を生み出し、硬めのコルクソールと反りのある形状が、歩くときの新鮮な心地よさを感じさせてくれます。

私自身、クラフト草履DENを履いた後には足裏がしっかりと使われて、心地よい疲れを覚えます。そして、その後にいつものスニーカーに履き替えると、足裏の筋肉がゆるんでソールがぐにょにょと感じられる面白さがあります。

現代のシューズの快適さを楽しみながらも、時々この草履を履くことで、足元からの新しい発見や感覚を味わってみてはいかがでしょうか。

私たちは、これまで着物のお客様を中心に、草履のカスタムオーダーを多数手がけてきました。

装いに合わせた素材選びから、草履台の巾や高さ、鼻緒のフォルムや仕上げまで──

日本各地の希少な素材を使い、職人の手から別の職人へと工程を受け継ぎながら、分業によって丁寧に仕立てていく一足一足。

そこには、仕上げの精度や履き心地に確かな違いをもたらす、職人同士の連携の技があります。

しかし今、そうした技術が急速に失われつつあります。

目の前で「もう作れない」と言われるたびに、ただの履物ではない、日本の生活文化の一部が失われていく寂しさを感じています。

だからこそ「クラフト草履DEN」は、履いて終わりではなく、「使いながら学び、育てる」履物を目指しました。

鼻緒のすげ替えや調整を通じて、モノと対話する楽しさを知っていただきたい。

自分で手入れしながら使い続ける、その経験のなかに、技術をつないでいく可能性があると私たちは信じています。

クラフト草履DENは、過去を懐かしむための草履ではありません。

これは、伝統を知り、暮らしの中に取り入れ、未来へつないでいくための道具です。

あなたの一歩が、日本の履物文化を未来へとつなぐ大きな一歩になります。

どうか、私たちの想いに共感いただけましたら、応援購入をお願いいたします。

皆さまからの応援購入は、以下の活動に活用させていただきます。

・「クラフト草履DEN」のサイズ展開の制作費

　23㎝、28㎝、30㎝サイズ用の鼻緒、コルク芯やアウトソール等に必要な道具や刃型など・・・

・現技術の継承活動費（後継者育成や技術保存のための取り組み）

　鼻緒の挿げ交換のワークショップやコンテンツの作成など・・・

・カスタマイズ方法やコーディネート、新しいリペア方法の研究

　コルクソールに塗装や染を施したり、デニム生地にペイントを施したり・・・

■サイズ

[対応サイズ]
Ｍ（約23.0～25.0cm）
Ｌ（約25.0～26.5cm）
LL（約27.0～28.5cm）

サイズは、M、L、LLの 3サイズ展開です。
通常履かれている靴のサイズを目安にお選びください。
本製品の形状はシンプルな平面設計の為、鼻緒の調整で大きく履いたり小さく履いたりする事が可能です。甲高、巾広の方は、備考欄に記載をお願いします。
※鼻緒に慣れない方は、最初はつっかけるように少しずつ慣らしながら履いてみてください。

■素材

天(表)：茶綿デニム/カイハラデニム
天芯 ：パルプ、EVAスポンジ
中芯 ：圧搾コルク/原材料ポルトガル産、加工成型東京
底 　 ：クレープソール、硬質ゴム(踵部分)

＊原材料以外は、全て日本製になります。

■ 製品に関するQ&A

Q：鼻緒の調整は自分ではしたくありません。それでもはけますか？
A：はい、そのままの状態でも多くの方に快適に履いていただけるよう調整して出荷しております。万が一、きつさ・ゆるさを感じる場合は、お気軽にご相談ください。こちらで調整して再送することも可能です（送料別途）。

Q：サイズ展開はどうなっていますか？
A：現在、M・L・LLの3サイズをご用意しております。詳しい対応サイズ表はプロジェクトページ内に記載しておりますので、そちらをご確認ください。サイズでお悩みの場合は、お気軽にお問い合わせください。

Q：クラフト草履DENのブランドロゴ等は入ってますか？
A：クラフト草履DENでは、製品そのものにブランドロゴや銘を打つことはいたしません。
履物文化に携わることができることへの感謝と、多くの方にとって履物が身近な道具であり続けられるように──
私自身の存在をできる限り消し、小さな“無銘”の品であることを大切にしています。ただし、商品メンテナンスの際の識別や、当店の製品であることをそっと示すための、ささやかなギミックは施しております。
よろしければ、そっと探してみてください。

Q：左右の足でサイズ感が違うのですが、対応できますか？
A：鼻緒の調整で解決出来る事もございます。ただ、草履台の場合は、今回のプロジェクトではご対応出来ません。

Q：鼻緒が痛くなりませんか？
A：当製品の鼻緒は、細めのなので鼻緒調整が合わないと痛いと感じるかもしれん。当製品は、中綿と柔らかい芯材を使用しており、足あたりがやさしい仕様にもなっています。ただし個人差がありますので、履き始めは短時間から慣らしていただくことをおすすめします。

Q：他店の鼻緒に交換することは可能ですか？
A：当製品は、他メーカー様や他店でお買い求めいただいた鼻緒への交換も可能です。当店でも多種多様な鼻緒をご用意しております。ただし、今回のプロジェクト期間中は運営上の都合により、鼻緒の交換対応は承っておりません。何卒ご了承ください。

Q：屋外でも履けますか？
A：はい、屋外でのご使用を想定してお作りしております。滑りにくいソール素材を使用していますが、雨の日や濡れた路面ではご注意ください。

Q：お手入れはどうすればいいですか？
A：乾いた布での汚れ落としのほか、鼻緒の内側など細かい部分はやわらかいブラシでのケアがおすすめです。濡れた場合は陰干ししてください。洗濯機での洗浄は避けてください。

Q：海外への発送はできますか？
A：今回のマクアケ応援購入では、国内発送のみとさせていただいております。今後、海外対応も検討してまいります。

Q：鼻緒の調整は簡単にできますか？
A：足指で挟む「前坪（まえつぼ）」部分の調整であれば、靴ひもを結び直すようなイメージで簡単に行えます。

Q：鼻緒のどの部分を調整できますか？
A：足指で挟む「前坪」の部分を調整できます。裏面の切れ込みを開けることで、紐をほどいて結び直すことができ、緩さやきつさを調整可能です。

Q：調整に専用の工具は必要ですか？
A：工具は必要ですが、専用のものでなくても大丈夫です。100円ショップなどで購入できる道具で代用可能です。詳しくは、商品に同梱の取扱説明書をご参照ください。

Q：リターンの発送時期はいつですか？
A：リターン内容により異なりますが、発送は7月中旬、8月中旬、9月初旬の3パターンを予定しております。2足セットのおまとめは8月中旬となります。

Q：商品はどのように届きますか？
A：応援購入時にご登録いただいたご住所へ、佐川急便またはヤマト運輸にてお届けいたします。20足以上のおまとめ購入をされた方へは、実行者自らが直接お届けに伺う予定です。離島でももちろん楽しみにお伺いいたします。

Q：商品に不備があった場合はどうすればいいですか？
A：商品の品質管理には万全を期しておりますが、万が一不備があった場合は、商品到着後4日以内にご連絡ください。送料は弊社負担で対応させていただきます。ただし、完全受注生産のため、ご使用後の返品・交換はお受けできません。あらかじめご了承ください。

Q：鼻緒やソールの交換など、修理やメンテナンスは可能ですか？
A：はい、当社製品の草履については、有償にてすべてメンテナンスを承っております。事前にお見積もりをお出ししますので、お気軽にご相談ください。

Q：デニム生地だと擦り切れが早くないですか？
A：デニムは草履や雪駄で昔から使われてきた定番素材です。今回の「DEN」では特別な後加工を施し、色落ちや擦り切れを軽減しています。使い込むほど味わいが増しますが、早めのメンテナンスで長くご使用いただけます。天板の交換やデニムパッチでの補強も可能です。

Q：草履の表面素材を別のものに変更することはできますか？
A：はい、可能です。今回のプロジェクトではデニム素材を使用していますが、メンテナンスの一環として、有償で別素材への交換も承っております。お気軽にご相談ください。

■ 贈り物に関するQ&A

Q：贈答用に購入することはできますか？
A：はい、贈り物としてのご購入も大歓迎です。ギフト包装（有料）にも対応しておりますので、ご希望の方はオプションでご指定ください。

Q：相手に直接届けてもらうことはできますか？
A：可能です。ご注文時にお届け先を贈り先のご住所にご指定いただければ、そちらへ直接発送いたします。納品書など金額のわかるものは同梱いたしません

Q：熨斗やメッセージカードは対応していますか？
A：はい、簡易的な熨斗やメッセージカードの対応も可能です。ご希望の文言などがあれば、ご注文時の備考欄にご記入ください。

Q：サイズが分からないのですが、贈っても大丈夫ですか？
A：サイズ表をご参考に、おおよその靴のサイズからお選びいただけます。不安な場合は、標準的なサイズ（Lなど）をお選びいただき、サイズ交換対応（送料別）をご案内することも可能です。

ただし、サイズ交換の場合は、お日にちを頂く場合がございます。

■ コーディネート提案に関するQ&A

Q：どんな服装に合いますか？
A：カジュアルな着物はもちろん、ジーンズやスラックスなどの洋服にもよく合います。デニム素材を使用しているため、和と洋のミックススタイルにも自然に馴染みます。

Q：足袋や靴下を履いても大丈夫ですか？
A：はい、足袋ソックスや足袋と合わせて履いていただくのもおすすめです。肌に直接当たるのが気になる方や、春・秋など肌寒い時期にもぴったりです。

色の淡い足袋やソックスは、デニムの色移りがありますのでご注意ください。

Q：男女兼用ですか？
A：男女兼用でご使用いただけます。Mサイズ以下が今回のプロジェクトで数がご用意できない為、来年ご案内させて頂きます。

Q：フォーマルな場でも使えますか？
A：素材や柄によっては、カジュアルなお茶会、お稽古や和のお席にもご使用いただけますが、フォーマルな式典等では、場にふさわしい草履をおすすめします。今回のモデルは、普段使いやおしゃれ履きに特化しています。

私たちのこれから － 地域の素材と技を尊重した履物づくり

私たちはこれから、日本各地の織物産地や素材の魅力を生かした履物づくりに、少しずつ取り組んでいきたいと考えています。

伝統的な絹や綿の織物はもちろんのこと、近年増えている革を織り込んだ表現や、アップサイクルされたテキスタイルなど、多様な素材の背景や想いを大切にしながら、それぞれの地域に根ざした個性を履物というかたちで表現できたらと願っています。

どれも私たちが学ばせていただくことばかりで、まだまだ勉強中の身ではありますが、全国各地の作り手の方々とご縁があれば、素材や地域の物語を一緒に届けられるような小さなコラボレーションを積み重ねていきたいと思っています。

履物は、人と地面のあいだにある「暮らしの道具」です。

だからこそ、土地の素材や手仕事の魅力を、さりげなく、けれどしっかりと日常に届けられるようなものを作っていきたい。

それが私たちのこれからの目標です。

「DEN」のロゴは、技術を未来へと伝える「傳」と、日本の原風景であり暮らしの土台を象徴する「田んぼ」から着想を得ています。さらに、草履の鼻緒を挿げる際に開ける穴のかたちや、縄を綯う（なう）動作のイメージも重ね合わせ、伝統と生活、手仕事の力強さをロゴに込めました。