本革製、でもふんわり軽い。あなたの時間を吸い込み、唯一の艶を放つエイジングレザー

ウロコは古来より、「守り」と「進化」の象徴。

エスカーラの革に刻まれたウロコには

”変化を乗り越える力”の想いが込められています。

自分を守りながら、前へ進む。その一歩を、そっと後押しする存在です。

メキシコ屈指の革の街・レオン。

その小さな工房で、限られた職人が裁断から縫製、仕上げまですべてを丁寧な手作業で行っています。

通常の20倍もの手間と時間をかけて鞣されたエスカーラの革を、そのままの美しさで生かすために、すべての工程が細やかな手仕事です。

だからこそ、このバッグには、手のぬくもりと、時を超えて輝き続ける静かな力が宿るのです。

今回ご紹介するのは、中間業者を介さず、現地の生産者に正当な対価が届く、フェアトレードの仕組みから生まれた、特別な作品たちです。

作る人が幸せになり、買う人も満足する。

そんな、支え合う国際貿易です。

素材の美しさの奥に、それを生み出す人々の誇りや、未来への願いが宿っています。

フェアトレードの勉強をしていた私は、革の街、メキシコ・レオンで「エスカーラ」に出会いました。

毛の生えない羊から得られるこの革は、植物タンニンでじっくり鞣し、水染めで透明感のある艶を引き出します。

通常の20倍もの工程と掛けられる時間が、かけがえのない深みを生み出します。

手触りは最高級ベビーラムのようになめらかでありながら丈夫で、美しくエイジングしていく唯一無二の革です。

かつて一流ブランドでも採用されていましたが、生存数が少なく、商品化が難しくなりました。それでも、宝物のようにこの革を守り続ける職人たちがいたのです。

そして、世界中から芸術家が集い、手仕事のぬくもりとアートの感性が共存する、メキシコの美しい街サンミゲル。

この街でフェアトレードに取り組むデザイナーやアーティストたちに出会い、アドバイスをもとに、何度も何度も試作を繰り返し、デザインを少しずつかたちにしていきました。

私たちが大切にしたのは、エスカーラの持つ美しさと価値を、デザインの力で静かに引き出すこと。

どんなファッションにも、年齢にもしっくりと合わせられる。

主張しすぎないけれど、確かな個性を宿している。

持つ人の内面に、そっと寄り添うような

──そんな佇まいを目指しました。

エスカーラの革は、極めて柔らかく、しなやか。

そのためプレス機ではカットできず、すべて手作業で、一枚ずつ丁寧に切り出していくしかありません。

特にスケールはわずか数ミリ単位のカーブを、小さなカッターで慎重に、細かく細かく切り出していきます。

わずかな力の入れ方で、革が歪んでしまうため、作業には高度な技術と、深い集中力、そして揺るぎない誠実さが求められます。

このバッグには、大量生産や機械では決して宿らない、想いと誇りが刻まれているのです。

今回のフェアトレードは、正当な対価を払うだけではありません。

途絶えかけた手仕事や素材に、再び命を灯し、その物語を未来へつなぐこと。

だから私たちは、職人と直接対話し、無理のないペースと環境に配慮した方法で、誠実に作られたものを届けたいのです。

そしてこの循環を成立させるには、共感し、選んでいただける“あなた”が必要です。

Dias ASHIYA代表の羽山裕理です。

私は英国の芸術大学でアートを学び、帰国後は、画家やアーティストのプロデュースに携わってきました。

子どもの誕生をきっかけに、自らもものづくりの世界に踏み出し

「日々に寄り添う、美しく機能的なものを届けたい」

という想いから、帽子の事業を立ち上げました。

そして素材やかたちにとことん向き合いながら、丁寧なものづくりを心がけてきました。

今回ご提案する製品は、海外の職人たちと、希少な革を守るため「時」と「心」を尽くして生まれたものです。

作る人にも、使う人にも、この出会いが人生を大切にするきっかけになるように。

そう願って、今回このプロジェクトに挑戦することを決めました。

人それぞれに物語があります。

私はちょうど20年前に娘が生まれました。そして今、ふと考えます。これからの20年、私はどんな私でいたいだろう、と。

喜びも、時に涙も、ありふれた日々も、特別な瞬間も…

そんな全てを分かち合い、あなたと共に歩み、あなたと共に輝きを増していくエスカーラ。

20年後を思い描きながら、未来に贈る、特別な選択。

エスカーラが、皆様一人ひとりの「物語」に、そっと寄り添う存在となりますよう、心から願っております。

こちらの製品は、完全に当社のオリジナル製造委託製品です。

製造者：Montalvo Farret

Taxco No.122 Col.Killian Leon,Guanajuato GTO Mexico

・新商品の開発費用

・ブランディング費用

プロジェクト開始：11月1日

プロジェクト終了：12月15日

リターンの発送目安：12月16日以降〜