「EVORIDE ORPHE（エボライド オルフェ）」は「目標タイムを達成したい」「自己流では限界を感じるけど、なんとかしたい」といった方のランニングライフをサポートしてくれる、スマートシューズです。

「履いて、走る」だけでランナー個人の「足運びの一挙一動」やメカニズムを解析。アシックススポーツ工学研究所が長年蓄積してきたデータとno new folk studioのセンシングテクノロジーを組み合わせ、 ランニング中の「音声によるリアルタイムフィードバック」、ランニング後の「動き（走り）の評価」、「足運びの指導、トレーニング方法の提案」をしてくれることで『よりよい走り方』に近づいていくことができます。

いつでも走り方をサポートし、目標達成へ導いてくれる。そんなパーソナルコーチのような存在がEVORIDE ORPHEです。

上記、３点に集約されます。❶・❷はパフォーマンスを向上させるための要素、❸はケガをしないようにランニングを楽しむための要素です。上級者の方が長距離をより速いタイムで走るためには❶・❷が特に重視されますし、初級者の方がランニングを長く楽しむためにはまずは何より❸を重視してケガをしないようにサポートすることが大切だと考えています。

EVORIDE ORPHE専用センサ「ORPHE CORE 2.0」が足の動きを計測・分析

EVORIDE ORPHEには、これまでスマートシューズORPHEを開発してきたno new folk studioが開発した専用センサー「ORPHE CORE 2.0」が搭載されており、『よりよい走り方』を構成する3要素を解析するために必要なデータを取得できます。

走りの動きや振動、衝撃を検知する「加速度センサー」と、足の向きや回転を検知する「ジャイロセンサー」により、シューズを「履いて走る」だけで距離やラップタイムに加え、ペース ／ ストライド ／ ピッチ ／ 着地パターン ／ 接地時間 ／ 接地の角度 ／ 着地衝撃 ／ プロネーション など時系列データと足左右の平均値など、ランナー個人個人のランニングのデータを計測することが可能になりました。

計測されたデータは『よりよい走り方』を基準にし、脚と足元にフォーカスした５つの評価項目としてスコアが算出されます。

距離やペース、時間だけではなく自分では知ることが出来なかった走り方をデータ化することによって、「自分の走り方」と改善すべきポイントを”見える化”できます。

※アプリ画面はリリース時には変更になる可能性があります。

アシックススポーツ工学研究所ではこれまで、ランニング初心者から世界レベルのアスリートまで、さまざまなランナーの動きを数多く研究してきました。

EVORIDE ORPHEはORPHE CORE 2.0で計測されたデータを直ちに解析し、これまでのデータを用いて構築した、アシックス独自の分析アルゴリズムによってランニングタイプや足運びの改善ポイントなどを算出、おすすめのトレーニングメニューをアプリ上に表示します。また、走りながら、リアルタイムで一人一人の特徴にあわせたアドバイスが音声でフィードバックされます。

知人に見てもらったり、動画で記録して見直すことでも気付きにくい「小さな力のロス」もEVORIDE ORPHEは見逃しません。
シューズ内のセンサー「ORPHE CORE 2.0」が右足・左足それぞれで計測し、分析結果はレーダーチャートで確認できるので、左右差のある項目も視覚的に理解できます。足からダイレクトに計測して改善に導いてくれるのもEVORIDE ORPHEの魅力です。

シチュエーションによる走り方の違いをデータから知ることもできます。
坂道の上りと下りの脚の使い方や負担はどうか？腕の振り方や脚の力の入れ方を変えることで走り方がどう変わっていくか？など平坦な道以外の場所でも、自分の癖を知り『よりよい走り方』に近づけることができます。

また、走り方のアドバイスだけでなく、『よりよい走り方』に近づくためのトレーニング方法もEVORIDE ORPHEは提示します。パーソナルデータをもとに、その人に合ったトレーニングまでを提案し、目標タイムへ近づくことをサポートしていきます。

タイムを向上をさせるために走り方の改善がしたくても、トレーナーの指導はスケジュールの調整が難しかったり、誰にお願いしたらいいかわからないなどと、少しハードルが高いもの。

EVORIDE ORPHEは走れる時間が不定期な場合や、急に時間が空いたときでもパーソナルトレーニングができます。自分のシューズがいわばトレーナーなので気遣いや予約をする手間もありません。自分のペースで継続的にパーソナルトレーニングをし、タイムの向上が狙えます。

データの取得方法はシンプル。「簡単な設定をして走るだけ」でアプリにすべて記録されます。

現在の走り方を分析し、改善に繋がるアドバイスが各項目ごとに表示されます。改善するためのトレーニング方法も表示されるので、取り掛かりたいポイントから一つ一つクリアしていくことで、よりよい走り方に近づいていきます。

ベースのシューズにはアシックスが走行効率を追求したランニングシューズ「EVORIDE」を採用。走行効率を高める機能構造を搭載するEVORIDEにより快適なランニングをサポートします。

LIGHT WEIGHT CUSHIONING

ミッドソールには軽く反発性に優れたFLYTEFOAM PROPELを使用し、着地時のやわらかなフィーリングと快適な足運びで前に進む推進力を実現。

GUIDESOLE TECHNOLOGY（エネルギーセービング）

衝撃を緩衝して、足への負担を軽減。弓形にカーブしたソールデザインで足首部の過度な屈曲を抑えることにより、足首関節（ふくらはぎまわり）のエネルギー消費を減らし走行効率を高めます。

AHAR SPONGE / AHARPLUS OUTSOLE DURABILITY

耐摩耗性に優れたアウターソール素材。グリップ性など必要な機能を維持しつつ、シューズの耐久性を向上。

ENGINEERED MESH

部位ごとに織りのパターンを変えることで優れたフィット感とサポート感を両立しています。

世界陸上でも活躍し2019年にプロランナーに転向した川内優輝氏に、EVORIDE ORPHEについて語っていただいた。

《 川内優輝氏 》
*自己ベスト*
マラソン：2:08:14（2013.3 ソウル国際マラソン）

*主な代表歴*
世界選手権（19ドーハ、17ロンドン、13モスクワ、11テグ）
ボストンマラソン2018優勝

――EVORIDE ORPHEの第一印象を教えてもらえますか？

川内氏：想像以上にいろんなデータが取れるということが驚きでした。左右のバランスだったりピッチの数、ストライドなど様々なことが分かるので、普通であれば色々な特殊な器具が必要なところを、”ただ走るだけ”で分かる。そういう意味では、コーチをつけたりとかクラブチームなどに入っていない、「一人で練習している方」にとって有用なアイテムだと思いました。

――走り心地や履き心地はいかがでしたか？

川内氏：中にセンサーが入っていますけれど、履き心地は普通のシューズと変わらなかったです。センサー自体がそれほどの重さではないので、普通のアップシューズを履いているのと、ほとんど変わらない感覚で様々なデータが取れることはすごくいいと思います。

私も走ってみて左右の力のバランスなどいろいろ違う部分があったりしたので、今度はスピードを変えて走ってみたりとか、坂道を走ってみたりとか、シチュエーションによってどういう風にデータが変わってくるのか、定期的にデータを取りながら客観的に”自分自身の走り”を勉強してみたいと思いました。

――EVORIDE ORPHEがもたらすもの

川内氏：サブ4や3.5に限らず、いろんな層の人がレベルアップできるランニングギアだと思います。左右の脚のダメージを見比べて、「自分は右の方が負担がかかっているから右脚を鍛えよう」と考えたり、逆に鍛えてしまうと走りのバランスが崩れてしまって、遅くなってしまうかもしれないと思う人は、「右に負担がかかっているので、右脚を重点的にケアしよう」という形で、右脚をセルフマッサージしてケガ予防をするという判断材料にも使えると思いました。より健康的にケガや故障のリスクを減らして、走るためのアイテムとしてもすごく役に立つと思います。

自分の走りを知らないことには何もできないですが、EVORIDE ORPHEでは様々なデータで自分の走りを客観的にわかります。データを全部管理すると大変な部分もありますから、”自分にとって必要なデータ”というものを定期的に注目しながら分析していくことで、自分の走りに活きてくるのかなと思います。

――今回のプロジェクトについてお聞かせください

猪股：アシックスはこれまで、 「スポーツで培った知的技術により、 質の⾼いライフスタイルを創造する」 というビジョンの実現のために、 Human Centric Scienceに基づいて、 製品やサービスの開発を進めてきました。このプロジェクトは、アシックスがこれまで研究してきた技術を 活かして、一人一人のユーザーに さらにパーソナライズされた価値を提供するために⽣まれたプロジェクトです。

アシックスとno new folk studioは約３年間にわたりスマートシューズの共同研究を行っており、2019年のASICSアクセラレータープログラムで最優秀賞を受賞したことをきっかけにEVORIDE ORPHEの共同開発が始まりました。2020年1月、ラスベガスで開催されたCES 2020において、EVORIDE ORPHEのプロトタイプを公開しました。その様子は多くのメディアに取り上げられました。

CES2020でEVORIDE ORPHEのプロトタイプの発表をするASICS代表取締役社長COO廣田とno new folk studio菊川代表

――今回の商品はどんな機能・特徴があるのですか？

猪股：今回のEVORIDE ORPHEは研究所がこれまで蓄積してきたランナーの動作データとセンサーから得られるデータとを掛け合わせることで、⾃⾝の⾜運びの特徴を可視化します。その特徴に応じてパーソナルなアドバイスやおすすめのトレーニングメニューを提供可能になります。センサーを搭載するシューズには、ランナーがより⻑く、より楽に⾛るためにアシックスが開発したEVORIDEを採⽤し、このプロジェクト専⽤に新たにデザインしました。

――今回の商品はどのような価値をもたらすものなのでしょうか？

猪股：EVORIDE ORPHEはシューズとセンサーとスマートフォンさえあれば、いつでもどこでも⼿軽にパーソナルコーチングを受けられるところに価値があると考えています。よりよい⾜の運びを、⾃然と⼀⼈で習得でき、ラクに⻑く⾛ることができる。それによって、各⾃が持つ、それぞれの⽬標を達成してくれることを期待しています。

――支援者へのメッセージをお願いします。

猪股：速く⾛るために⾊々と⼿を尽くしてきたけ れど、⾃分ひとりでは限界を感じている。そういった⽅にぜひEVORIDE ORPHEのパーソナルコーチを体験していただきたいです。⽀援者の皆様と⼀緒に未来のランニングを創っていけましたら幸いです。

――no new folk studioのご紹介をお願いします。

菊川：私たちno new folk studioは「足元から世界を変える」をミッションに掲げ、スマートシューズを開発するスタートアップ企業です。2018年にランナー向けのスマートシューズ「ORPHE TRACK」を発表したことをきっかけにASICS様と業務資本提携を契約し、今回のコラボレーションが実現することになりました。

――no new folk studioが手掛けたセンサーについて教えてください。

菊川：no new folk studioではこれまで５年以上に渡ってスマートシューズ「ORPHE」シリーズの研究開発を⾏なってきました。今回EVORIDE ORPHEに搭載されるセンサー「ORPHE CORE 2.0」は、⼩型ながら正確な動作解析とリアルタイムのデータ処理と無線通信、耐久性などを成立させています。独自の解析アルゴリズムを搭載しており、我々の先進の技術が集約されたモジュールです。これを⽤いることで、アシックスのランニングシューズの機能性を損なうことなく、履いて走るだけでこれまで計測できなかったような着地の仕方やランニングフォームに関する正確なデータを収集することが可能になります。

――支援者へのメッセージをお願いします。

菊川：今回アシックスさんとno new folk studioが共同開発することで⾼いレベルのシューズの機能性とデータの精度を両⽴させるスマートシューズを開発することができました。このプロジェクトは「EVORIDE ORPHE」を通じて、ランナーの皆さんのランニングのデータを集めることでさらなる次のプロダクトやサービスを⽣み出していくという⼤きなビジョンのスタート地点です。是⾮皆さんに参加していただき、⼀緒に新しいランニングの体験を作って欲しいと思っています。

■シューズサイズ
メンズ：25.5cm~29cm（0.5cm刻み）
ウィメンズ：23cm-26.5cm（0.5cm刻み）

■ORPHE CORE 2.0仕様
サイズ幅：約 29mm 奥行：約45mm 厚さ：約14mm
重量：約20g（片足あたり）
通信：Bluetooth LE
連続稼働時間：約7時間（本体設定により変動）
充電時間：約1時間
コネクタ：micro USB（充電用）
同梱物：USBケーブル、取扱説明書
モーションセンサー：6軸モーションセンサー
専用アプリ対応OS：iOS 12 以降iPhone 7 以降、Android8.0以降

Q. センサーは防水ですか？
A. はい、防水です。防水性能はIPX7（JIS/IEC規格）に準拠しておりますが、水に浸かる状態でのご使用はお避けください。

Q. バッテリーはどのくらい持ちますか？
A. 1回の充電で約7時間の連続稼働が可能です。ただし、使用条件によってはこれより短くなる可能性があります。

Q. センサーの重量はどのくらいですか？
A. 片足約20gです。

Q. センサーの保証期間はどのくらいですか？
A. 購入後1年間です。ただし、初期不良および説明書に従って通常使用した場合に限ります。

Q. アプリに対応している端末は？
A. iOSおよびAndroidの端末でインストールできます。推奨OSは、iOS12以上、Android 8以上です。Androidの推奨端末は、Google Pixel3、Sony Xperiaシリーズ、Samsung Galaxy S7、SHARP AQUOS sense2、FUJITSU Arrows Beです。

Q. 使用できない環境はありますか？
A. 電波を発するため、電波が悪影響を及ぼす可能性のある場所（病院、電車の優先席付近、航空機内、ガソリンスタンドなど引火性ガスの発生する場所、自動ドアや火災報知機の近くなど）では使用できません。

Q. ランニング中にもスマホを携帯する必要がありますか？
A. スマホを使用しなくてもランニングの記録が可能です（走り始めると自動で記録が開始するよう設定可能です）。記録後はアプリにデータを同期して確認できます。位置情報はスマホのGPSを利用するため、ルートは記録されません。

Q. 各国の安全規格や認証は何を取得していますか？
A. 技術適合証明、FCC認証、CEマークを取得しています。

Q. 故障や不具合が発生した場合はどうすればよいですか？
A. センサーの故障や不具合の発生に関しては こちら（support2@no-new-folk.com）へお問合せください。シューズの不具合に関してはこちら（アシックスジャパンお客様相談室 0120-068-806）にお問い合わせください。

Q. センサーの充電はどうしたらいいですか？
A. センサーはシューズから取り出せるようになっています。取り出して充電することが可能です。

今回は、株式会社アシックス・株式会社 no new folk studioの2社でタッグを組み、本製品が世の中の方々に共感いただけるかどうかを確かめるため、Makuakeに挑戦します。Makuake掲載にあたり、新製品・新事業創出をサポートするMakuake Incubation Studio（MIS）が製品映像・キービジュアルなどのディレクションを担当しています。

- アートディレクター：内田雄太（LOFIDESIGN）
- テキストライティング・ディレクター：坪田宗久（LOFIDESIGN）
- ムービーディレクター／編集：折井康弘
- ムービーオペレーター：ヌマクラマコト
- ムービーオペレーター：迫田裕幸
- フォトグラファー：谷内啓樹
- ヘアメイク：TATSU
- モデル：RENAN
- 特別出演：川内優輝