ストーリー
- 金箔打ちの際に副産物として生まれた希少価値の高いあぶらとり紙です。
- 商品からパッケージまで、金箔打ち職人が一つ一つ手作りしてお届けします!
- 高い吸収性があり肌に使えるあぶらとり紙です。ご自分用としてももちろん、ギフトとしてもおすすめ!
初めまして。ユタカ株式会社です。当社は、京都で20年前より、神社、仏具等に使われる材料や伝統工芸品の卸、製造販売をしておりました。現在は、昨今の市場の変化に対応すべく、化粧品や衛生用品など様々な事業を展開しております。金箔が売れなくなってきている中で、製造も減ってきており、ふるや紙は金箔製造から生まれた副産物のため、今ではとても珍しいものとなっております。
和紙で作られたパッケージはシンプルなので、男女兼用で使えます!
あぶらとり紙には、両面使えるタイプと片方しか使えないタイプのものがありますが、ふるや紙は両面使うことができます。W20㎝×H20㎝とサイズが大きいので、一枚で顔全体の皮脂を吸収できます。お好みのサイズに切って使うのもあり!小さく折って持ち運ぶのもあり!様々な使い方ができます!
金箔打ち行程で使われる特殊な和紙「箔打ち紙」の副産物からふるや紙が生まれました。江戸時代頃より、皮脂を拭う用途として定着し、現在ではあぶらとり紙として使われています。
雁皮を主原料とし、灰汁や渋柿で出来ており、何度も繊維を叩くことで高い吸収性があります。金箔の製造に長く使われたものほど吸収性が高く、そのため、使用年数が長いものほど高級とされ、10年以上使い、それ以上使えなくなった箔打紙がふるや紙と呼ばれ、高級なあぶらとり紙となりました。
金箔は金沢と京都で生産されています。江戸時代から、金箔の歴史には京都も深くかかわっておりました。今から1200年余り前から、京都は古くから金箔の産地として栄え、京都には、多くの金箔を使用した歴史文化財や伝統工芸品があります。金閣寺や、西陣織、京漆器など仏像、仏具、織物、装飾品等に美しい金箔を使用していました。約20㎝四方の和紙に金片を挿入し、挟み打つことによって1万分の1ミリまでの厚さに打ち延ばしてこそ、初めて“金箔”と呼ばれるのです。
雁皮紙(がんぴし)を灰汁や柿渋などに没けて仕込んだ箔打紙を用いて、金箔を打ち延ばします。 延ばし終えた金箔は正方形に整えるために、竹製の道具を用い、一枚一枚、規定の大きさに裁断します。
金箔の製造は大きく3つの工程にわけられます。
1.澄(ずみ)工程
2.箔工程
3.紙仕込み
「澄」の工程は、澄屋と呼ばれる職人が担当し、「箔」の工程は箔屋(箔打師) と呼ばれる職人が行います。紙仕込みは、それぞれの工程で用いる紙を製紙業者から購入し、澄屋、箔屋が行います。
あぶらとり紙の多くは、金箔打紙製法という加工法により作られています。紙を打圧することで、きめ細かく砕かれた紙繊維は最高密度になり、優れた吸収力を持ったあぶらとり紙に仕上がるのです。
*「金箔打紙製法」で作られたものは、この金箔製造の工程の中で培われた高度な技術を基に応用されたもので、和紙の選定から機械設備、打圧技術に至るまで金箔メーカー以外では決して真似のできない製法なのです。
和紙はもともと洋紙に比べて繊維が長く密度が高いため、皮脂をよく吸収します。長く丈夫な繊維を持ち、強度があることから金箔の打ち紙には雁皮和紙が用いられます。繊維の長さから、薄くても抜群の吸脂力を発揮します。
雁皮紙は古くから斐紙(ひし)(美しい紙)という名で親しまれ、和紙の王様といわれています。その主な特徴は、強靭、滑らかで光沢があり、変色しにくく永年性があることです。しかし、半面、原料である雁皮は栽培が困難で、自生のものに頼らざるをえなく、製造にも手間がかかるため、ごくわずかしか生産されていません。雁皮の和紙は、丈夫で簡単に破れにくいため、お札にも使われています!
(雁皮の木)
金箔を何度も打ち付けているため、繊維がつぶれて密になり、表面がなめらかになって、表面のタンパク質などの作用から、肌にあてるだけで素早く皮脂を吸収できるようになっているのです。
金箔打紙を、あぶらとり紙として使用し始めたのは京都の舞妓さんだといわれています。この和紙が薄くて丈夫であぶらの吸収性に優れていることから、厚い化粧をしている舞妓さんにとって、白塗りがとれにくいと言われており、化粧崩れを起こさずに脂や汗を吸い取ってくれるあぶらとり紙は全国に広がり、高級化粧紙としてとても重宝されました。
ふるや紙の本物の品質を好み、昔から舞妓さんや上級階級の人々に重宝された高級和紙なのです。舞妓さんや花街の女性の化粧用に珍重されてきたが、京都や金沢の名産品となり一般の女性にも利用されるようになりました。
金箔職人のハンコ
金箔打ち紙をよく見ると、文字が入っています。これは箔打ち職人が箔打ちを行う際に、目印として金箔職人が押したハンコです。職人の名前や縁起のいい言葉などを入れています。一枚一枚に印が押してあるのが、本物の証です!職人によって、打ち延ばす作業も異なるため、ふるや紙の見た目も変わります!
金箔のかけら
金箔を挟んでいた際の特殊な和紙なので、よく見ると、金箔のかけらが残っていることがあります。実際に箔打ちのために使われていた打ち紙の痕跡です。金箔をより身近に感じることができます!
手作りパッケージ
あぶらとり紙のパッケージは和紙から作られており、
箔打ち職人が一つ一つ手作りしています!
商品名: 高級あぶらとり紙 ふるや紙
サイズ:W20cm×H20cm
産地:石川県金沢市
*ひとつひとつ手作業で作成しておりますので、写真と実際の商品で色味などが多少違う場合もございますので、ご了承くださいますよう、お願いいたします。
プロジェクト開始 2021年7月20日
プロジェクト終了 2021年9月20日
生産開始 2021年7月中旬
発送開始 2021年8月中旬
発送終了 2021年10月下旬
【超早割20%OFF 限定50個】高級あぶらとり紙 ふるや紙 10枚入り×1セット
高級あぶらとり紙 ふるや紙 10枚入り×1セット
高級あぶらとり紙 ふるや紙 10枚入り×3セット
高級あぶらとり紙 ふるや紙 10枚入り×10セット
ユタカ株式会社
当社は、京都で20年前より、神社、仏具等に使われる材料や伝統工芸品の卸、製造販売をしておりました。現在は、昨今の市場の変化に対応すべく、化粧品や衛生用品など様々な事業を展開しております。京都には素敵な伝統工芸品がたくさんあります。「Makuake」を通して京都の魅力、日本職人の素晴らしい感性、その感性から生まれたものを日本全国に、それから世界に伝えていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。金箔を作る過程で生まれた、非常に優れた吸脂性をぜひ実感してください。そして高級和紙ならではの使い心地の良さが、使う人を豊かな気持ちにさせてくれる、贅沢なあぶらとり紙を一度手に取ってみて下さい!
リスク&チャレンジ
製造スケジュールにおいて、プロジェクトの成功を想定した数で調整していますが、「ふるや紙」は副産物からできた商品のため、一定の数で生産ができない、金箔職人の事情などがあり、想定を上回る応援購入の申し込みがあった場合、製造工程上の都合や配送業に伴うやむを得ない事情によりお届けが遅れる可能性があります。サポーターの皆様にご購入いただけるように、できるだけレポートなどで共有を行っていこうと思っております。
サポーターからの応援コメント
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このプロジェクトはAll in型です。目標金額の達成に関わらず、プロジェクト終了日の2021年09月20日までに支払いを完了した時点で購入が成立します。
【超早割20%OFF 限定50個】高級あぶらとり紙 ふるや紙
3,200円(税込)
10枚入り×1セット
※生産、配送状況により遅れる可能性もございます。
※送料込の価格となります。
※手作業で作成しておりますので、写真と実際の商品で色味などが多少違う場合もございます。
金箔職人が作る本物のあぶらとり紙 ふるや紙
4,000円(税込)
10枚入り×1セット
※生産、配送状況により遅れる可能性もございます。
※送料込の価格となります。
※手作業で作成しておりますので、写真と実際の商品で色味などが多少違う場合もございます。
金箔職人が作る本物のあぶらとり紙 ふるや紙
10,500円(税込)
10枚入り×3セット
※生産、配送状況により遅れる可能性もございます。
※送料込の価格となります。
※手作業で作成しておりますので、写真と実際の商品で色味などが多少違う場合もございます。
金箔職人が作る本物のあぶらとり紙 ふるや紙
30,000円(税込)
10枚入り× 10セット
※生産、配送状況により遅れる可能性もございます。
※送料込の価格となります。
※手作業で作成しておりますので、写真と実際の商品で色味などが多少違う場合もございます。
「Makuake(マクアケ)」は、実行者の想いを応援購入によって実現するアタラシイものやサービスのプラットフォームです。このページは、 プロダクトカテゴリの 「全ての工程が職人の手作り! 金箔職人が作る本物のあぶらとり紙「ふるや紙」」プロジェクト詳細ページです。