【きっかけは熊本地震】本当に必要とされる天然ジュース作りと現在の農家事情

【お店について】

●きっかけは熊本地震
2016年4月に発生した熊本地震の直後、当時は配達の仕事をしていたので、地域の高齢者の方の安否確認をしていた際、「車がないので野菜や食料品を届けてほしい」という声をたくさんいただきました。その声に応えたいと同年12月に食品グローサリーを兼ねた「Gastronomy　Nakata」をオープンしました。当時、野菜や果物に関しては全くの素人でしたが、農家さんの顔の見える農産物を扱い、地域に密着した店づくりを始めることになりました。

●生産者の顔や熱意をお客様に伝えたい
当店で何より大切にしているのは、単に農薬を使用しないということではなく、土づくりから頑固にこだわっている生産者が作る農作物をお客様に知っていただくことです。そういった農家さんはなかなか商品を扱わせてくださらないことも多いのですが、オーナー自ら畑に出向き、少しずつ信頼関係を築きながら、契約農家さんを増やしてきました。その年の天候のこと、土づくりのことなどの話を教えていただける農家さんからは、日々学ぶことばかりです。ですから店頭では、普段お聞きすることのない生産者さんの声も一緒に届けたいと思っています。

【販売の目的】

私には娘がいました。重い病で、食べる物にすごく制限がありました。

熊本を離れた遠い病院で家族と離れて暮らしました。

その時、病気の子供達やたくさんの方々と知り合い、食事を普通に取れたり、美味しい物を食べれる事。

自由な時間、家族と生活できるありがたさなど、今でも身に染みて覚えています。

「私たちの身体は食べ物でできている。」

そういった経験からいつか「食べて心と身体も喜ぶ八百屋さんをやりたい！」と思い、熊本地震をきっかけにお店をオープンして９年目になりました。

お客様は日常的に健康や食育に真剣に向き合っている方が多く、ありがたい事にとても恵まれた環境でお店をさせていただいています。

数年前、発送物に当時お試しで製造していた山ちゃんトマトジュースを入れました。

その中の方から「病気療養中で流動食が多く、食べ物を美味しいと思う事を忘れそうになっていたけど、このジュースを飲み再び美味しいという感情を思い出しました。」と、涙声で連絡がありました。

それからは、不思議と発送で療養中のお客様が増えていき、お試しのジュースが完売しました。その後も何度もお問い合わせがあったのですが、私は忙しさを理由にジュースを製造せず時間が過ぎていきました。。。

日々忙しさに追われたある日、私は突然身体が動かなくなり起き上がるのに１時間、階段は両手で足を抱えて1段ずつ上がる日が続きました。

病院へ行っても理由がわからず

その時は、「私が本気で自分の人生について考える大事な時間」でした。

自分は、本当は何がやりたいのか？

娘の事、熊本地震の事を思い返しました。

その時に心にずっと「いつか必ず」という思いがあったジュース製造の気持ちが甦りました。そして心に決めたら、タイミング良く製造に向けた準備がスムーズに進みました。

ただ収入を目的とするだけの美味しいジュースではなく

今度こそ！

「飲む方が健康になり、心と身体が喜ぶジュース」を作ろう！！と、思いました。

このジュースは、日々の健康を考えている方、身体が育っていく過程に栄養が必要な子供達、またはインフルや風邪など病中の栄養補給。

そして、病気で美味しい物を食べれない方に届けたい！という思いから作った「トマトジュース」

お水も砂糖もレモン汁も入れず、熱処理だけで山ちゃんトマトの力を引き出したジュースです。

そして今後、本当に身体が喜ぶ良い材料（野菜や果物）を厳選したジュース作りを展開し、ただ美味しいから飲まれるジュースではなく

「世の中に本当に必要とされる商品作りをしたい！とう思い。

そしてあと１つの深刻な現実。

「年々減る農家事情」

皆さんは、何が一番必要ですか？

私は、熊本地震があった時に

人の支え合う力はもちろん「お水、食料、電気」など。

「普段は当たり前」と思っている物こそが、大切だと思いました。

私のお店は直接の農家契約が多く、当たり前の様に食料は並んでいますが

作り手さんの問題は深刻です。

まずは年々過酷になる天候、後継者問題、資材の高騰。今年はお米事情もありました。

今回の「山本農園さん」も今のところ後継者がおらず、もう辞めてしまおうか、、と言う事を何度も聞きました。

最初の材料を「山ちゃんトマト」にしたもう１つの理由は、山ちゃんの様な貴重な農家さんに農園の「必要性」を伝えていきたいと思いました。

以上の経験と理由から、今回初めてマクアケに参加させていただきました。

どうぞ、皆様よろしくお願い致します。

なかた　|　熊本の果物・フルーツギフトの通販・販売　｜　

GASTRONOMY-NAKATA

住所

〒862-0911　 熊本県熊本市東区健軍2-13-12

開発4つのこだわり

【1】トマトジュースにするなら「山ちゃん」

当店はたくさんのトマトを販売していて、どれも美味しいですが
トマトジュースにするなら「山ちゃん」
糖度だけでなく、しっかりとした酸味があるので、熱を加えるだけで濃厚で純粋なトマトジュースに仕上がります。

★山ちゃんトマトの畑は、もともと昔は海でした。

特に、生産者山本さんの畑の場所は、横島町の中でも土のミネラル分が強く濃厚なトマトになります。

★果物やトマトの重要ポイントは甘みより「酸味」

農産物は、土づくりをきちんとして、口に入れた時に甘さだけのものより、しっかりとした酸味がある方が身体が喜び、また食べたいとなる。

農産物、特に果物の美味しいは甘さの先の酸味で判断していきます。

それと、食べた後の口の中に残る香り（約30分ほど）が決め手です。

山ちゃんのジュースはしっかりとした「甘み、酸味、そしてずっと残る香り」が特徴です。

【2】1番良い時期のトマトをジュースにする

【3】砂糖もレモン汁も何も足さない

農産物のジュースは、お水や砂糖を足して味を整えているジュース（作り上げている味）

または、農産物だけで加工し、最後に酸化防止のためにレモンを足すジュースのどちらかが多い中
今回製造したトマトジュースは砂糖も、レモンも足しておらず

熱加工だけでトマト本来の味を引き出しています。

【4】美味しさの先を考えたジュース

以前（４年ほど前）私が、山ちゃんトマトでジュースを作った時に
本当に美味しく仕上がりました。

単純に私は「美味しいトマトジュース」を作りたくて製造しました。
その時に作ったおかげで気づいたのは以前の私は「本当に美味しいジュースを作り販売したい」でしたが
今回は「本当に、世の中に必要とされる純粋なジュースを作りたい」と思い

製造の工場を「阿蘇ものがたり」さんにお願いしました。

阿蘇ものがたり様ホームページ↓
https://asostory.co.jp/

阿蘇ものがたりHPより引用⬇️

「私たちの加工品は、当時より今日にまで、大量生産では引き出せない、「人の力」を信じて、原材料の産地にこだわり、食品添加物を使わず、より美味しいものを作ろうと熟練したスタッフが愛情をこめて仕上げています。また、地球環境に配慮しながら素材の良さを保つため全て瓶詰めで、プラスチックの使用は必要最低限にし、ラベル類も環境に配慮したFSC紙ラベルに変更しています。」

私が、阿蘇ものがたりさんと打ち合わせした際
飲みやすいように
「パウチ」での製造をお願いしましたが
阿蘇ものがたりさんは「瓶で栓抜きの蓋付き製造（＝菌対策）でしか作らない」とハッキリと断られました。

【山ちゃんトマトジュースパスタ】

【材料】約2人分

・山ちゃんトマトジュース200ml
・にんにく　１かけ
・ベーコン　適量
野菜（今回はケールにしましたが、家にある野菜で対応してください）

①刻んだにんにくをオリーブオイルで炒めて、ベーコンとイカも一緒に炒めます。

②ケールを入れて、トマトジュースを入れたら茹でたパスタを絡め、塩胡椒で味を整えると簡単で美味しいパスタが出来ます。

具材は、アサリやソーセージ、野菜も玉ねぎやほうれん草など家にある物でなんでも美味しく出来ます。

【山ちゃんトマトジュースと野菜スープ】

【材料】2人前

・にんにく
・人参
・パプリカ
・ケール
・ベーコン
・山ちゃんトマトジュース200ml
・水　100ml

①刻んだニンニクを炒め、サイコロ状に切った野菜とベーコンを入れ塩胡椒して炒めます。

②山ちゃんジュースとお水を入れて、塩胡椒で味を整えると美味しいスープの出来上がりです。

具材は、アサリやソーセージ、お野菜は家にある野菜（玉ねぎ、じゃがいもなど）なんでも可能です。

2025年5月23日（金）マクアケスタート

2025年6月22日（日）応援購入期間終了

2025年8月末までに お客様商品お届け