【2020年7月10日　追記情報】

商品名に関しまして元々の名称から変更をさせていただくことになりました。2020年7月10日投稿の活動レポートを必ずご確認くださいませ。

https://www.makuake.com/project/hatogiya/communication/detail/427042/

無性に料理したくなるような。

握るだけでデキる大人を演出できるような。

そのまま飾って観賞したくなるような。

切った瞬間思わず「オォ～」っとニヤけてしまうような。

そんな包丁を作りたいとの思いで

ダマスカス包丁は生まれました。

初めまして、原田雅幸と申します。私は約10年料理人を務めた後に、刃物研ぎ専門店【ＨＡＴＯＧＩ屋】をオープンしました。多くのお客様と出会い、刃物と向き合ってきました。

そして、今回私が自信を持ってお伝えしたい包丁が出来上がりました。いつもの料理をさらに楽しく、ワクワクさせる。料理がしたくてウズウズする。そんな楽しみを一人でも多くの方に提案できれば大変嬉しく思います。

刃の構造に隠されたこだわり

緩やかに細くなって切れ込みやすい形状

元料理人であり、現役研ぎ師でもあるＨＡＴＯＧＩ屋の店主が生み出す刃研ぎ。今回のダマスカス包丁の刃研ぎのこだわり、それは完全なる5：5両刃です。

通常は8：2であったり7：3や9：1と各メーカーによりこだわりが違います。ＨＡＴＯＧＩ屋では以下の理由から5：5の両刃に研ぎます。

1.繊維が固い根菜類系でも、真っ直ぐ、均一に、カットにできるように

2.左利きの方にも難なく使えるように

上記の理由の詳細な説明として、多くの包丁は右側が多めに研がれています。そして左側は1割～2割程度に抑えられています。メーカーでも上手な方が研げばこの割合でも真っ直ぐ食材が切れるのですが、上手く研げないと、包丁が食材を斜めにカットしていってしまいます。さらに右利きの方の事をメインで考えて作られているので、研ぎ直しも左利きの方が研ぐと勝手が違います。

それらの煩わしさを無くす為に5：5の刃付けに致しました。

刀身（ブレード）は峰から段々緩やかに細くなっていき、刃先は丈夫なハマグリ刃！

ブレードの形状にも様々なものがありますが、包丁の形状は緩やかに細くなっていくタイプです。この形により、食材を切る際の身離れもよくなり、スムーズに刃が入っていき気持ちがいい切れ感になります。

更に刃先をハマグリ刃にすることにより、強度（欠けにくさ）もアップさせます。

これにより気持ちいいくらい食材に切り込んでいける包丁が出来上がります。

最終刃付けは高級天然砥石で一本一本手研ぎ

包丁のメインの製造は、岐阜県関市にある信頼のおける包丁メーカーに依頼し、大部分が出来上がったら最終的な刃付けはＨＡＴＯＧＩ屋で店主自らが行います。

もちろん手研ぎで1本1本仕上げます。使用する砥石は高級天然砥石です。さらに天然砥石ででた極小のバリも残さず取り除く為に＃60,000のダイヤモンド粒子を混在させた革砥でバリを完全に取り除きます。（バリが残っていると滑らかに切れません）

ここまで説明されると何がなんだかよく分からない方もたくさんいらっしゃるかと思いますが、簡単に言えばミクロの世界まで刃先を研ぎ整えますということです。

●一般的な新品の刃付けの拡大図（500倍）↓

刃先が少しザラついているのがわかりますか？もちろんこの状態でも十分切れます。ですが、より心地よい滑らかな切れ味を追及する為に、ここからさらに天然砥石で研ぎ上げます。

●高級天然砥石で研ぎ、革砥でバリ取りを行ったＨＡＴＯＧＩ屋の刃付け↓（500倍）

刃先が滑らかになっているのがわかりますでしょうか？

この刃付けにより、食材の断面を傷つけることを極力抑えることができます。野菜であれば繊維が壊されず、みずみずしさを保つことができます。お肉であっても断面がボロボロになって見た目が汚くなってしまうこともありません。

ブレードの芯材は高級ステンレス鋼を使用

芯材は、武生特殊鋼材株式会社が発明した高級高性能ステンレスV金10号（VG10）を使用。

「そんなことを言われてもよく分からない」という意見もあると思いますので、わかりやすく箇条書きで説明させていただきます。

①ステンレスなので錆びにくい

②ステンレスではあるが高硬度なので、高級鋼と同レベルの鋭い切れ味になる（硬度：HRC61程度）

③一般的に鉄が“硬い”と“研ぎにくい”（難しい）とされているが、VG10は研ぎやすさも持ち合わせている

④硬いと言っても硬すぎるわけではないので、他の高硬度の包丁に比べ欠けにくさも持ち合わせている

このVG10は刃物業界でも高級包丁や高性能ナイフなどには多く使われており、人気の特殊鋼です。

大人を虜にする優美で妖美なダマスカス模様

もちろん包丁なので切れ味は当たり前に大事なこと。

毎日握る包丁だからこそ『気分を上げてくれる』そんな要素が必要ですよね。

刃のデザインもにもこだわりを入れました。

カッコイイ服を着ればテンションが上がる。

カッコイイ車に乗ればテンションが上がる。

私は包丁選びは、服や車選びと同じだと思います。

デザインに妥協しない、長く使ってもらいたいからこそ見た目に妖美さを入れて【美しくも荒々しくも魅せる大人の包丁】を作りました。

無性に使いたくなる包丁の魅力

①料理人をも魅了する切れ味

レストランのような料理を作ってみたいと思ったことはあるのではないでしょうか？

レストランで出てくるようなトマトのスライスが作れたらいつもと違う雰囲気で食事が楽しめますよね。

ここまで薄くトマトをスライスするには、かなり鋭い切れ味でないとできませんが、

ダマスカス包丁ならこれができます。

アジ程度の大きさの魚ならこのように一刀両断できます。
※鯛やブリなどの大きな魚は刃が欠けてしまう可能性がございますので控えていただけますようお願いします。

牛刀の方は、刃渡り21㎝あるので、刺身も引き切りで綺麗に切れます。

ノコギリのようにギコギコせずに一発カットでき、刺身の見た目も美しく仕上り、綺麗な盛り付けに繋がります。

このような高さのあるカツサンド等も綺麗に両断できます。

②一般家庭でも使いやすい『牛刀』

“牛刀”と“ペティナイフ”の2種類を販売します。その中の“牛刀”という種類に抵抗がある方もいらっしゃると思います。

しかし、牛刀と言うとプロが使う包丁と勘違いされそうですが、実は三徳包丁に似ています。

簡単に言うと“西洋の三徳包丁”です。

海外だと、牛刀1本で肉、魚、野菜をカットします。

なので日本の一般家庭でも大いに活躍してくれる形なので安心してご使用ください。

牛刀で【肉、魚、野菜】をカット。

ペティナイフで【果物、小ぶりな食材】をカット。

と使い分けて使っていただければと思っています。

ダマスカス包丁のご注意点

ご購入されるにあたって、しっかりと注意点をご確認の上ご購入をいただければと思います。

①大きな魚を捌くことには、不向きです。

理由・・・刃が太い骨に耐え切れず欠ける可能性が高いため気をつけてお使いください。

②冷凍食品にも不向きです。

理由・・・こちらも固過ぎる食材なので、刃が負けますのでお気をつけください。

③牛刀は、市販の三徳包丁を普段使っている方からすると、最初は少し扱いづらいかもしれません。

理由・・・一般的な三徳包丁の刃の長さは16～18㎝です。対してこの牛刀は刃の長さ21㎝のため、少し長い印象を持たれる方がいらっしゃいます。

以上が本商品を使うにあたって事前にご理解いただきたい点となっています。

特徴的なデザインと、サイズ感により、万人受けする包丁ではないかもしれません。
しかし、それでも手にしていただいた方には、楽しく料理をしていただけると自信を持って作っています。

その他ご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせいただければと思います。

メンテナンスに関して

本商品もいずれ他の包丁と同じ様に、刃が欠けたり、切れ味が落ちてきてしまいます。

なので、研ぎ直しが必要になってくるのですが、ご支援いただいた方々には、ＨＡＴＯＧＩ屋の【初回研ぎ無料券】を1枚付けさせていただきます。詳しいご依頼方法は、同券に記載してありますのでそちらをご確認いただけますと幸いです。

そして、初回以降は有料にはなってしまいますが、本商品は何度でも研ぎ直しが可能な包丁なので、切れ味が落ちたと感じたらＨＡＴＯＧＩ屋までご用命ください。

研ぎ依頼は、ＨＡＴＯＧＩ屋に直接持って来ていただいても構いませんし、郵送でも構いません。（郵送の場合、往復の送料はお客様負担になりますのでご了承ください。）

仕様

◆牛刀

全長：350ｍｍ

刃渡り210mm

重量：160ｇ

ブレード：33層ダマスカス鋼 芯材：VG10

ハンドル：強化木（黒色磨き仕上げ）

箱：黒色貼箱 内装：赤

◆ペティナイフ

全長：250ｍｍ

刃渡り130mm

重量：70ｇ

ブレード：33層ダマスカス鋼 芯材：VG10

ハンドル：強化木（黒色磨き仕上げ）

箱：黒色貼箱 内装：赤

スケジュール

・2020年7月31日 ：プロジェクト終了
・2020年11月： 工場にて生産完了
・2020年12月上旬 ：工場からＨＡＴＯＧＩ屋へ発送 最終刃付けを開始
・2020年12月下旬 ：支援者の皆さまに発送開始

リターンについて

パターン1.

牛刀（刃渡り210mm）×1本（初回研ぎ無料券付き）

パターン2.

ペティナイフ（刃渡り130mm）×1本（初回研ぎ無料券付き）

パターン3.

牛刀＆ペティナイフ×各1本（初回研ぎ無料券2枚付き）

資金の使い道

今後の包丁開発資金として使わせていただきます。

実行者紹介

【ＨＡＴＯＧＩ屋】 オーナー：原田雅幸

約10年料理人を務めた後に、刃物研ぎ専門店【ＨＡＴＯＧＩ屋】をオープン。研ぎ屋を営んで感じたことは、人によって切れ味に対して求めるレベルが違うということ。そこからお客様一人一人に対して、理想の刃付けができるように固定概念を捨てた研ぎを意識し始める。元料理人の観点から包丁の扱い方のアドバイスをすることもでき、しっかりコミュニケーションを取り、どのような刃付けを行うかを説明するスタイルの営業により、飲食店だけでなく、多くの主婦層のリピーターも獲得。

ＨＡＴＯＧＩ屋のホームページ：https://hatogiya.jp