使い勝手と着心地、衣類としての美しさを追求するため、素材にこだわり生地から開発。

生地の奥行きのある色味はとても品が良く、さらっとした清潔感のある肌触り。そして何度も洗濯しても芯を失わない丈夫さを目指しました。

作業をしながらおもてなしや接客をしたり、そのまま外に出ることもできます。

誰かをもてなしたり、そのままでかけたり、カフェや、ゲストハウスの制服としてもおすすめです。

これまで、このオリジナル生地を使っている作業服はエプロンワンピースのみでしたが、今回新たにシャツを制作。天然素材100%でつくる、2つの作業着をお楽しみください。

※店舗さん向けに、複数枚セットのリターンもご用意しております。

播州織は、兵庫県西脇市（にしわきし）で200年以上の歴史を持つ、薄手の綿織物です。

山々に囲まれ、美しい河川の流れる西脇は水の豊かな土地でもあります。織物づくりにはそれぞれの過程で、水がかかせません。西脇の豊かな水と共に、みずみずしい織物がこの地で生まれるのです。

この播州織の産地西脇では、糸を染めてから織る “先染め” の製法を得意としており、今回お届けするシャツも先染めの特性を活かし、生地の表情に奥行きのある風合いに仕上げています。（詳細はカラー展開の段落に記載）

この播州織は現在、他の日本各地の価値ある伝統技法と同様に、規模縮小の危機を迎えています。産地の技術やこの美しい織物を未来に残すためには、従来の既成概念にとらわれない新しいものづくりのあり方や、価値観を提案していかなければなりません。

今回のプロジェクトではより多くの方にこの風土と調和した美しい伝統と文化を知っていただくために、新たな挑戦としてMakuakeでプロジェクトを立ち上げました。

播州織の美しさや心地よさを体感する最初の1着になれれば幸いです。

美しく機能性の高い理想の作業着を追求するために、今回のシャツとエプロンにはオリジナルの生地を採用しました。上質な天然素材だけを使用したコットンを100%、生地の名前は「kitchen」と言います。

料理をして、そのままもてなせる。作業服としての機能と品の良さを兼ね備えた服を作る為に、生地を開発しました。綿はポリエステルに比べ難燃性にも優れているため、キャンプでもお使いいただけます。

飲食の業務用の生地などに使われる耐汚加工を施すことで、水分や油の汚れを弾きやすく洗濯で落ちやすい生地に仕上げました。

ご注意いただきたいのが、化学繊維ではなく天然素材のために絶対に汚れが染み込まないとは言い切れませんところです。私たちhastutokiは、使いこんでいくうちにできる生地の変化も含めて美しさだと考えています。たとえ汚れたとしてもそれが風合いになり、唯一無二のものになる。朽ちていく過程を美しさと捉える日本の美意識を素材に込めました。

たくさん身に着けていただき、素材を育てる楽しみを味わっていただけると幸いです。

実は生地をつくる中で今回一番意識したのは、アイロンをかけなくても風合いのある美しいシワを出すことです。糸自体の設計と、生地を織るときの密度の設計を吟味することで、嫌なシワができにくく、品のある生地感に仕上げました。

ご自宅の洗濯機で簡単にお手入れができ、洗いざらしでも美しい表情をお楽しみいただけます。

※ユニセックスシャツ、エプロンワンピース共に3色展開です。

カバーオールと呼ばれるシャツジャケット型のワークジャケットです。古くから僧侶の作業着として着られている作務衣から着想を得てデザインに落とし込みました。

ボタンを首まで止めても、前を閉じずにはおりとしても使える、着回しやすい1枚です。作業着としてはもちろん、日常着やアウトドアシーンでのウエアとしてもお使いいただけます。

作業着としての使い勝手を考え、様々な仕掛けを施しました。

襟の後ろにハンガーループをつけました。脱いだらハンガーにかけずにさっとフックに引っ掛けるだけ。

袖周りにゴムを仕込みました。さっと腕をまくればその位置で固定され、水仕事をする時に便利です。

また袖を折り返したときに内側から出てくるボタンを留めることで、長時間、袖の折返しをきちんと固定することができます。

カバーオールらしく、全面に2つの大型ポケットを配置しました。スマートフォンやレシピ、筆記用具、温度計、ふきんなど、作業中頻繁に使うものをさっと取り出すことができます。

背中にタックをいれることで、腕の可動域が広がりシャツでも動きやすく、身体への負担を減らします。

毎日着用するものだからこそ、着心地や着やすさを重視しました。シャツのボタンの数は2つのみと、あとは腰回りの紐を結ぶだけで着脱の煩わしさをなくしました。

今回特別に、シャツと同じ生地を使用したエプロンもご用意しました。2019年に発表して以来、プロの飲食店の現場からも支持される人気の商品です。生産が追いつかず、これまでsold outの状態が続いていましたが、今回Makuakeにて特別に販売を再開します。既存商品に比べて、洗濯時によりサイズ収縮しにくいように改善した新しい生地を使用しています。

1940年代のアメリカで流行した「料理をしてそのままもてなせる」ポップオーバーと呼ばれるワンピースに着想を得て、現代の生活に合わせた形に仕立てました。

日本の割烹着のエッセンスも加え、後ろから手を通して着る形は、インナーに着るお洋服のデザインを選びません。普段着の上からさっと着てサッシュベルトを締めれば自然と気持ちも引き締まります。

また、ワンピースはリバーシブルです。前・後ろどちらでも着用可能です。

・size 1 ： レディースサイズM~LL程度（ゆったりめ）
・size 2 ： メンズサイズM~L程度（ゆったりめ）

ユニセックスシャツ、エプロンワンピース共に「作業」と「おもてなし」を同時にされる方におすすめの一着です。動きやすく品のあるデザインは、家仕事だけでなく接客を伴うさまざまな仕事の場でも着用いただけます。

[cyōdo]
ビストロカフェ / 山口直人さん・山口萌菜さん

[あんこや ぺ]
あんこ屋 / 竹内由里子さん

[パブリックハウス & サウナ米屋]
建築家 / 丸山耕祐さん

[スギーモ園藝事務所]
ガーデナー / 杉本圭太さん

最後までお読みいただきありがとうございます。

hatsutokiのデザインを担当しています、村田裕樹と申します。

Designer
村田裕樹 Yuuki Murata

1988年 東京都生まれ。

大学在学中に服作りを開始。東京で活動するブランドのアシスタントなどをする中で、素材に興味を持ち全国の生地産地を回る。

2012年 島田製織株式会社に入社、hatsutoki に加わる。

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本プロジェクトのメインであるユニセックスシャツは、初めてこのアイデアを考えてから実に3年の月日を経て商品になりました。

作るきっかけになったのは、自身の結婚式です。自宅の庭で友人を招き小さなパーティーをひらき、自分たちの手料理で家族や友人をもてなしました。。5月の心地よい季節、ゆっくりと時間が流れる、穏やかな空気を想像した時に「料理をしてそのままもてなせる」というデザインのコンセプトが生まれました。

僕の場合は結婚式でしたが、ホームパーティー、レストラン、ゲストハウス、美容師さん、花屋さん。数え切れないほどの方々が作業服をおもてなしを兼ね備えたいという同じような課題を感じているのではないかと考えました。

今回の2着は、hatsutokiにとって新たな試みでもあります。実際の作業を想定するようなデザインはこれまでのhatsutokiとの違い、機能性や耐久性を重視しさまざまなことを考慮しました。

日常着と違い、作業着は汚れやすかったり動きやすさを重視したりと見た目と同じくらい使い勝手が大切です。通常では一般衣料に使われない業務用レベルの防汚加工や腕の可動域を広げ体の負担を減らすためのパターンなど、考えられる不安を丁寧にひとつひとつ取り払い、それでいて、作業の時間がより健やかで前向きな時間になるように、色の美しさや、生地の素材自体がもつ品の良さを感じられることを大切にしました。

素材については、コットン100%にこだわったというよりも最初からコットンしか考えていませんでした。私たちにとって一番身近な繊維であるコットンは、化学繊維にはない着心地の良さや使っていく内に、柔らかく馴染んでいく経年変化の美しさがあります。もちろん化学繊維の良さもありますが、素朴で日常に馴染み、上質なのに気兼ねなく使えるコットンが今回のコンセプトには最適でした。

世の中には多くの物や情報で溢れかえっています。その中で、自分の感覚を大事にすること。美しさを知り、本質的な価値を考え物を選ぶこと。

またhatsutokiの活動を通して、少しでも播州織の産地に還元し、産地の職人さんの技術や知恵が未来につながることを願っています。皆様、ご支援よろしくお願い致します。

hatsutoki 村田裕樹

Q：お手入れ方法を教えてください。

A：ご自宅でのお洗濯もドライクリーニングも可能です。汚れやシミが強い場合は部分洗いを行ってから、洗濯されるとより落ちやすくなります。

高温のタンブル乾燥は縮みの原因となりますので、避けてください。

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Q：一般販売は予定していますか。

A：makuakeのリターン配送終了後には一般販売も予定しています。ご支援が多かった場合には、次の一般販売は来春になる予定です。

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Q：商品はどの様に届きますか。

A：商品は一枚ずつたたみ、クロネコヤマトの宅急便にて配送いたします。