「~白樺の樹液で仕込む~森の手当て屋さんのハーブコーディアル」

このプロジェクトは、北欧やロシアで「看護婦さんの樹」として

親しまれている白樺の樹液を使った、

ハーブコーディアル（ハーブシロップ）作りの応援プロジェクトです。

「ＣＯＲＤＩＡＬ(コーディアル）」とはイギリス発祥の伝統的な飲み物で、

季節のハーブや果実を使用した、濃縮シロップです。

各家庭に秘伝のレシピがあり、ハーブやお砂糖、

加える柑橘の種類が違います。

英語で「心の」という意味があり、身体にやさしい飲み物として

年齢を問わず昔から親しまれているそうです。

コーディアルは、お好みで5～10倍に希釈してお飲みいただけます。

☆炭酸水で割ってさっぱりと・・・

シャンパングラスに注ぐとまるでロゼのシャンパンのように。

もちろんノンアルコールなのでお酒の飲めない方の乾杯ドリンクにもピッタリです。

☆お好みの紅茶に入れて・・・

紅茶に加えると茶葉の香りとハーブやかんきつの酸味が相まって

香り高いレモンティーのような味わいに。

リラックスタイムの一杯におすすめです。

☆お酒好きな方に教えていただいた飲み方

辛口の白ワインに数滴加えるとさらに香りが引き立ち

まるで高級なワインを飲んでいるような奥深さに、とのこと。

寒い夜には赤ワインに加えて温めると、

あっという間にホットワインの完成！

☆お料理やお菓子にも・・・

コーディアルは飲むだけではなく、なんと料理にも使えるんです。

人参や紫キャベツを千切りにし、塩もみしたあと

このコーディアルでマリネするだけでとっても上品でおしゃれな前菜の完成！

他にもパンナコッタのソース、パンケーキにかけたりなど、

お菓子に使っても一味違った奥深さ、香り高い上品なデザートになります。

気分で飲み方を変えてみたり、飲み物以外にアレンジしてみたり、

様々なシーンでお楽しみいただけます。

このコーディアルは、水を一滴も使用せず、白樺の樹液で仕込んでいます。

コンセプトは、

“ まるで高原の白樺林を散歩しているかのような清涼感、空気感 ”

様々な組み合わせを試し、選んだハーブは

花に含まれる色素が果汁と反応してきれいな色になるマロウブルー、

アーユルヴェーダで万能とされるホーリーバジル、

赤ちゃんから使えるやさしいハーブのカモミール。

スパイスには身体を温めてくれるカルダモンを、

甘みは北海道産のてんさい糖、

かんきつ果汁には実行者の故郷、宮崎県日向市産のへべす果汁を

使いました。

どれも、自分のこどもたちに飲ませたいと思ったら

材料にもこだわりが。

そんなこだわりが、多くのお母さんに伝わって

ご自身のリラックスタイムの１杯にもなってもらえたら嬉しいです。

【商品名】白樺樹液のハーブコーディアル

【内容量】100ｇ（1本でティーカップ5～6杯分）

【原材料名】白樺樹液（長野県川上村産）てんさい糖（北海道産）へべす果汁（宮崎県日向市産）、ドライハーブ

【定価】1本1200円

賞味期限：製造日より１年間

保存：未開封なら常温、開封後は要冷蔵

改めまして、実行者の川上知美です。

このページに目をとめてくださり、ありがとうございます。

私は川上村という場所に嫁いでいます。

長野県の東側に位置する川上村はなんと標高1300ｍ。

豊かな自然と、夏でも冷涼な気候を生かして高原野菜の栽培が盛んです。

山を見渡すと天然カラマツや白樺が自生している光景に出会います。

標高が高く、寒いところにしか自生しない白樺は、

ここ川上村のある長野県と北海道に多く見られます。

白樺林ってきれいだなあと思い、気になって白樺について調べてみると、

白樺は 「Nurse birch ～看護婦さんの樹」 と呼ばれているということを知りました。

北欧やロシアでは、白樺の樹液がジュースとして売られていて、

春先になると店先に白樺ジュースがずらーっと並ぶ程だそうです。

白樺の樹液は、白樺が芽吹くための養分。

「命の水」とも呼ばれているとか。

さらに早春の僅か1カ月しか採取できない

非常に希少なものだというこだということが分かりました。

その味を確かめたい。

樹液を採取してみたいという衝動に駆られ

2017年春、突然思い立ちました。

「自分で樹液を採りに行こう！！」

思い立ったら突進するいのしし年の私。

何も知識がないのに、資料を調べ、いろいろな人に協力していただき、

すぐに準備を始めました。

早春の僅か1カ月といってもいつ頃から、どう採取したらいいのか？

まさに手探り状態。

3月末に白樺に穴をあけ、ホースをつなぎ、回収装置をセット。

これで樹液が出るはず！

ワクワクして眺めていましたが、

……あれ？1滴もでてこない。

方法が違うのかな、時期が違ったかなと確認する日々。

しかし4月上旬のある日のことです。

突然樹液が溢れんばかりに出てきました。

滴る水滴を見たときは感動でした！！！

寒い時は-25度にも冷え込む川上村の厳しい冬を超え、

命の芽が顔を出し始めた雪解けの季節。

白樺が芽吹くために吸い上げた森の恵をありがたく

分けていただくことに成功しました。

じっくり一か月かけ、2017年は240Ｌ程採取できました。

（ちなみに採取するのは白樺が大地から吸い上げる水のほんの一部で、芽吹きに支障

がありません。採取のためにあける穴も、樹の力でふさがっていきます。）

気になる味と効能ですが、これもまた調べれば調べるほど面白い発見がありました。

実際に飲んでみると、糖度１％なのでかすかな甘みと、

水よりもスーッと身体に入っていく感じがします。

日本酒のソムリエの方を案内したときに、

この樹液を飲んで「木の涙」と表現されていて

なるほど！ピッタリ！！と思いました。

白樺の樹液の成分を調べてみるとミネラルが

イオン化した状態で含まれていてとっても吸収がよいそうで

「天然のスポーツドリンク」ともよばれているそうです。

他にも天然のキシリトール、リンゴ酸などが含まれています。

実は私が住んでいる長野県川上村には小児科がありません。

子育てに奮闘する中で感じたのは

小児科を受診するタイミング。

病院へ行かないと風邪をこじらせてしまったり、

早く受診しすぎても何の病気かわからないまま

半日かけて帰ってくる。

そんな暮らしの不便さを豊かにするアイデアが

「森の手当て屋さん」でした。

身近に自生する薬草や自宅でハーブを栽培してそれを利用し、

早めに手当てケア（手当て）が母親の手で行えたら、

不便だと思っていたことが逆に豊かに感じられるのでは？と

思いこのアイデアを2年前に村で行われた地方創生のアイデアコンテストに

応募したところ、なんとグランプリを受賞！！

このコーディアルは地方自治体からサポートやアドバイスをもらいながら開発し、

白樺という地域資源を活かした６次化商品としても注目いただき、

発売前から日経ＭＪ新聞などに掲載されるという

自分自身思いもよらない驚きの展開になりました。

（2017年7月3日全国版に掲載）

このような経緯があり開発にチャレンジして商品化することができました。

でも、これがゴールだと思っていません。

同じように子育て中は安心安全なものを飲ませたいというお母さん、

白樺の樹液に興味がある方、

リラックスタイムにこだわりのマイドリンクを探している方に

どうやったら白樺樹液のコーディアルを知っていただけるんだろう？？

「必要だと思う方の元へ届けたい！！」

山奥の村に住み、夏場はレタス農家の仕事が忙しく子供も小さいので

販売にいく、営業に行くというのもとてもエネルギーが要ります。

そこで、「知ってもらう」方法として今回クラウドファンディングに挑戦しました。

ふるさととは違うけど嫁いだこの地の良さを自分なりに切り取り

アイデアを形にしてみたい、と

小さな一歩を踏み出しました！

大変なこともたくさんありましたが、ここまでこれたのは

いつも背中を押してくれる、あたたかく見守ってくれる村の仲間や

家族の支えやお客様からの反応があったからです。

駆け出しの1歩を見守る気持ちで応援していただけたら嬉しいです。

どうぞ宜しくお願いいたします。