プロジェクト実行者
ストーリー
- 直火で焚き火をしていた頃のように薪のコントロールを愉しむ焚き火台
- パーツを減らしたシンプルな構造で軽量・コンパクトに。でも火床は円形で大きく
- 焚き火台+少しでも便利と感じてもらえる機能追加
焚火台「火炉裏」(HIRORI)

はじめまして、bished(ビシェッド)です。bishedですと言われても誰?って思いますよね。ごく普通のキャンパーです。そしてごくごく普通の会社員でした。ただアウトドア用品の商品企画をやりたいという思いが募り、個人事業としてbishedを立ち上げました。そのbished第1弾の商品がこの焚き火台です。薪のコントロールを愉しみたいソロキャンパーの方に軽量・コンパクトな焚き火台「火炉裏」をご案内させていただきます。
焚火台「火炉裏」の特徴

「火」+「囲炉裏」から商品名は「火炉裏」(HIRORI)。最近では囲炉裏端で過ごした経験のある方は少なくなっていると思いまが、囲炉裏端で過ごす「ゆったり・のんびりくつろぐ時間」をこの焚き火台で体験してもらえれば、という思いを込めたネーミングです。
特徴(1)平板7パーツが直径30cmの円形焚き火台に!

この焚き火台はステンレスの平板7パーツで組み立てる構造です。上にある写真の左3枚が脚、中央の1枚が底面プレート、右3枚が火床です。最初は組み立てに戸惑うことがあるかと思いますが、円形でもフラットな収納が可能です。
特徴(2)軽量・コンパクト


7パーツの総重量は約940g。各パーツのサイズはなんとかB5サイズ以下に収めました。(上にある写真の白部分はB5サイズ用紙です)

すべて平板なので7パーツを重ねても厚さ5.6mmでフラットな収納が可能です。
特徴(3)アルコールストーブ・固形燃料のスタンドとして

焚き火台だけではなく、脚と底面プレートを組むだけでアルコールストーブ・固形燃料のスタンドとしてもご利用いただけます。
・アルコールストーブ専用のスタンドを忘れたとき
・テーブルの上がいっぱいでアルコールストーブのスタンドが置けないとき
など便利に使っていただけます。アルコールストーブでの調理後は火床を上にセットするだけで焚き火に移行できます。
アルコールストーブの直径は7.8cmのものまで置くことが出来ます。これはアルコールストーブを底面プレートに設置する際、アルコールストーブが傾かず水平を保った状態で設置可能なサイズです。なお、ご自身の指の太さは考慮しておりませんのでその点はご了承願います。(上にある写真のアルコールストーブは直径7.4cmです)

クッカーを乗せる部分は脚3パーツが組み合わさっており上部はそれぞれ斜めになっています。3点で支えるので四角形のクッカーを乗せることはできませんが、円形のクッカーであれば鍋底直径が12cm~22cmまで乗せることが出来ます。
※直径12cmのクッカーでも鍋底に丸みがあると、実際の鍋底直径は12cm未満になるものがあると思います。あくまでも鍋底の直径ですのでご使用の際にはご注意ください。


四角形のクッカーは直接乗せると傾いてしまいますが、上の写真のように円形の網の上にクッカーを乗せると安定させることができます。ただし、厳密には網とクッカーのサイズによるので「円形の網が小さくてクッカーが大きい」とこの方法でも傾いてしまいます。


アルコールストーブもしくは固形燃料とクッカーの距離を縮めたい場合、底面プレートを一段上の空気孔/中段に差し込んで(上の写真参照)ご使用いただくことも可能です。ただし、この場合は底面プレートが固定されないためご注意の上ご使用ください。また、底面プレートを空気孔/中段にセットした状態のまま「焚き火台として使用すること」はお控えください。焚き火台としてご使用の際は、必ず底面プレートを脚の空気孔/最下段の溝にセットするようお願いします。
特徴(4)空気を取り込む構造

空気を取り込む構造として、それぞれのパーツに空気孔を施しました。
①脚 3本/4mm幅
②底面プレート 6本/2mm幅
③火床 6本(円形にセットした時の中央部に3本/3mm幅+全体に3本/2mm幅)
これは火床中央部の燃焼効率をアップさせることを狙った構造です。
※底面プレートの空気孔は2mm幅とし、灰が地面に落ちにくくしています。

火床は3パーツを組み合わせた円形となっております。それぞれに傾きを持たせ、上にある写真のように薪を置くと、薪と火床の間に空間が出来やすくなり、燃焼効率が更にアップします。

火床の3パーツはそれぞれ角度をつけてセットします。“扇風機の羽”のような構造だと思っていただければわかりやすいかも知れません。上昇気流を促すようなイメージの構造です。実際には風の影響の方を強く受けますのであくまでも個人的なイメージです。
特徴(5)薪組みの工夫を愉しむ


火床が円形のため色々な薪の置き方を愉しむことが出来ます。一般的な市販の薪は35cm~40cmあるのでそのまま使用すると火床からはみ出してしまいますが、バドニングや薪組みを工夫しながら愉しんでいただければと思います。上にある写真2枚のうち1枚目は燃焼テストをした時に思いついた組み方です。正式な井桁ではなく三角形になるように組んだものです。
下の写真が実際にこの組み方で焚き火をしたものになります。

特徴(6)灰受け構造


火床が浅いので灰・熾火が溜まると薪が置きにくくなります。火床中央部の下に隙間(写真の赤丸部分)がある構造なので、火ばさみなどで脚に沿って灰を中央部へ押し込んでください。隙間から灰を底面プレートに落とすことができます。大きな隙間ではありませんので誤って小さな熾火まで押し込んでしまうと詰まってしまいます。無理に押し込まないようご注意ください。
組み立て

最初は組み立てに戸惑うと思いますが、それでも1分少々で組み立てることが可能です。慣れてくれば40~50秒ぐらいで組み立てることができると思います。
(1)脚の組み立て
・ツメ部分をスリットに差し込み脚を組みます。(最後の1箇所は止めずに次の工程へ)
(2)底面プレートのセット
・底面プレートの凸部分を脚の空気孔下段の溝にセットします。
・底面プレートを脚で囲い込むようにし脚の最後の1箇所をスリットに差し込みます。
(3)火床のセット
・火床の凸部分を脚の上部スリットに差し込みます。
・火床のスリットを脚の凸部分に差し込みます。
・脚の凸部分にある切れ込みに合わせ火床を中央に向けて押し込みます。
※ 同じ手順で残りの火床をセットします。
開発・生産

「何の画像?」と思われるでしょうが、これは「ねじり折り」という折り紙の折り方です。この折り方と出会わなければ「火炉裏」は誕生しませんでした。
「円形でコンパクトなもの」ということだけを決めて開発をスタートし、まずは厚紙で色々と試作を繰り返しましたが当初考えていたものではコストが合わず、試行錯誤(正確には途方に暮れていた)の日々の中で、この「ねじり折り」に出会いました。

上の写真の実線を谷折り、点線を山折りにすると、写真右側のように小さく折りたたむことができます。この仕組みを円形で考えパーツ分解したものが「火炉裏」の原型です。

この型に辿り着いたものの、最初の試作品では火床の反り・歪みが強く出てしいました。プロダクトデザイナー・金属加工会社の社長からアドバイスをいただき、最終的には火床全体に空気孔を増やす対応で再試作に取り掛かりました。(最初の試作品では灰を地面に落とさないことを考え火床全体に空気孔を施しませんでした)
しかし、熱膨張のことばかり考えてしまったので、空気孔の本数が多過ぎて「見た目が良くない」、幅を太くし過ぎて「灰が地面に落ちてしまう」などの新たな課題が出てきました。これらの反省を踏まえて、空気孔の「本数、幅、角度、長さ」を調整し、また、ステンレス素材をSUS304から熱膨張率の低いSUS430へ変更など、改良・燃焼テストを繰り返しようやく完成品にたどり着くことができました。
この完成品での燃焼テストはトータル72時間実施しております。金属である以上、反り・歪みは発生しますが72時間の燃焼テスト後も組み立てに支障がない範囲です。
※ご使用いただく方の使用方法の違いなどもありますので、組み立てに支障が出ないことを保証するものではないことご了承願います。
生産は大阪にある金属加工会社に委託しております。創業20年以上の実績がある会社での加工です。
仕様

・組立サイズ:300×300×180(高さ)mm
・収納サイズ(本体のみ):257×180×5.6(厚み)mm
・重量(本体のみ):約940g
・材質:ステンレス(SUS430)
・原産国:日本
火床と地面の距離は最も高い箇所で18cm、火床中央部の最も低い箇所では約15cmです。
高さの設計に於いては
・地面へのダメージ軽減(※底面プレートでの遮熱の役割はあります)
・前屈みの姿勢で薪のコントールをする際の腰への負担軽減
の2点を考慮し少し高めの設計にしています。
FAQ
Q.耐荷重は?
A.公的機関での厳密な耐荷重測定は行っておりません。ただし、強度確認のために下記のテストを実施しました。
・水2Lのペットボトルを1本ずつ乗せていき、3本乗せた状態で12時間放置
(4本目を乗せた際、脚に少したわみが出たため3本で実施)
これを燃焼テストの前後で行いましたが特に問題は見受けられませんでした。あくまでも参考数値として捉えて下さい。
Q.アルコールストーブを置く場所で、小枝等を使ったミニ焚き火は可能ですか?
A.推奨しておりません。熱による歪みが発生した場合、脚の組み立てが困難になります。
Q.脚を逆方向に組んでもいいですか?
A.推奨しておりません。左利きの方は逆方向に組むほうが組みやすいと思いますが、脚を逆方向に組むと火床の表裏が逆になります。

Q.反り・歪み は?
A.熱による反り・歪みは出てきます。下の写真は燃焼テストを72時間した後のものですが、組み立て可能な範囲です。また、平板の厚みは0.8mmで「厚過ぎず、薄過ぎず」の厚みなので軽度な反りは手力のみで修正することが可能です。

Q.焚き火の際、底面プレートは必ずセットしなければいけませんか?
A.はい、必ずセットして下さい。底面プレートをセットしないほうが脚は組み立てやすいですが、底面プレートには下記の役割があります。
1.脚の安定性の向上
2.灰受け
3.遮熱(火床中央部と地面の距離は約15cmと少し低くなります。環境保護の観点から遮熱の役割を担っています)
スケジュール

【先行予約販売期間】
開始:2023年12月4日
終了:2024年1月13日
【配送開始時期】
・超々早割20%OFF/30名様:2024年1月下旬より順次発送
・超早割15%OFF/65名様:2024年1月下旬より順次発送
・早割10%OFF/95名様:2024年2月下旬より順次発送
・Makuake割5%OFF/95名様:2024年3月上旬より順次発送
リターンについて

【超々早割20%OFF/30名様】
・焚き火台「火炉裏」:1台
・収納袋:1点
一般販売予定価格:14,960円(税込)
一般販売予定価格から20%OFF⇒11,968円(税込)
【超早割15%OFF/65名様】
・焚き火台「火炉裏」:1台
・収納袋:1点
一般販売予定価格:14,960円(税込)
一般販売予定価格から15%OFF⇒12,716円(税込)
【早割10%OFF/95名様】
・焚き火台「火炉裏」:1台
・収納袋:1点
一般販売予定価格:14,960円(税込)
一般販売予定価格から10%OFF⇒13,464円(税込)
【Makuake割5%OFF/95名様】
・焚き火台「火炉裏」:1台
・収納袋:1点
一般販売予定価格:14,960円(税込)
一般販売予定価格から5%OFF⇒14,212円(税込)
(収納袋)

サイズ(約):270×200mm
素材:綿キャンバス
デメリット
拙い説明を最後まで読んでいただきありがとうございます。また、応援購入をご検討いただきありがとうございます。せっかく応援購入していただいたのに後になって後悔してもらいたくありませんので、最後にデメリットもお伝えします。
1.焚き火台での調理はできない
脚と底面プレートを組んでアルコールストーブ・固形燃料を使った調理はできますが、焚き火での調理は、「薪の上に直接クッカーを置く」か「トライポッドなどを別途用意」いただく必要があります。調理メインの方には不向きです。
2.風の影響
防風機能がある焚き火台ではないため、ダイレクトに風の影響は受けます。
3.市販の薪では長い
火床は直径30cmの円形です。市販の薪はだいたい35cm~40cmなので市販の薪をそのまま使用すると燃焼経過にともない薪が地面に落ちてしまう可能性があります。薪を放っておいて焚き火をしたい方には不向きです。
実行者紹介

アウトドア用品の商品企画をやりたいという長年の夢に向かい個人事業としてbished(ビシェッド)を立ち上げました。商品企画経験なし・金属の知識ゼロからのスタートでしたが多くの人に支えられ何とかbished商品第1弾をお届けするところまでたどり着きました。モノづくりとしては当然のことですが「買って良かった」「使って愉しい」と思っていただけるような第2弾・第3弾の商品をお届けできるよう頑張っていきます。
リスク&チャレンジ
・本文中に記載いたしましたスケジュールは、あくまでプロジェクト公開時点での予定です。応援購入の性質上、配送遅延の恐れがございます。原則として配送遅延に伴う応援購入のキャンセルはできませんが、リターン配送予定月から3ヶ月を超えた場合には、希望者に限りキャンセル対応させていただきます。 ・製造過程において細かなキズが付く場合があります。品質上は問題ありませんので、ご理解いただいた上で応援購入のご検討をお願いいたします。 ・使用感等による返品、返金はお受けいたしかねます。 ・本プロジェクトを通して想定を上回る応援購入をいただき現在の量産体制を更に整えることができた場合には、正規販売価格が一般販売予定価格より下がる可能性がございます。 ・プロジェクトページに記載している内容に変更が生じた場合は、随時活動レポートなどでお知らせいたします。
サポーターからの応援コメント
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このプロジェクトはAll in型です。目標金額の達成に関わらず、プロジェクト終了日の2024年01月13日までに支払いを完了した時点で購入が成立します。
【超々早割20%OFF】30名様

11,968円(税込)
・焚き火台「火炉裏」:1台
・収納袋:1点
[一般販売予定価格:14,960円(税込)の20%OFF]
【超早割15%OFF】65名様

12,716円(税込)
・焚き火台「火炉裏」:1台
・収納袋:1点
[一般販売予定価格:14,960円(税込)の15%OFF]
【早割10%OFF】95名様

13,464円(税込)
・焚き火台「火炉裏」:1台
・収納袋:1点
[一般販売予定価格:14,960円(税込)の10%OFF]
【Makuake割5%OFF】95名様

14,212円(税込)
・焚き火台「火炉裏」:1台
・収納袋:1点
[一般販売予定価格:14,960円(税込)の5%OFF]
「Makuake(マクアケ)」は、実行者の想いを応援購入によって実現するアタラシイものやサービスのプラットフォームです。このページは、 プロダクトカテゴリの 「薪組みで変幻自在。まるで囲炉裏のような火のゆらぎを愉しむ焚き火台|HIRORI」プロジェクト詳細ページです。
yamadagen
2023.12.28
No-name
2023.12.20
No-name
2023.12.20