酒蔵が造る日本ワイン【HOCCA】

※画像はイメージです。

こんにちは。山形県鶴岡市にある奥羽自慢（おううじまん）です。当蔵は、享保9年（1724年）に創業した歴史ある日本酒蔵です。

先代が亡くなり、後継者不足だった蔵でしたが、2013年に山形県酒田市・楯の川酒造の支援を受けて復活いたしました。

弊社では、2017年から日本酒の他、ぶどう栽培～ワイン醸造まで一貫して手掛ける日本ワイン「HOCCA」のプロジェクトを立ち上げており、今回で2回目のクラウドファンディング挑戦です。

前回は、非常に多くのご支援を賜りましたこと心より感謝申しあげます！

【前回のプロジェクト】https://www.makuake.com/project/hocca/

さて、現在までは、日本酒蔵の内部にてワインの醸造も行っておりましたが、この度、2021年・春を目途にワイナリー建設に着工し、いよいよ本格的に「HOCCA WINERY」として独立していく運びとなりました。

ブランド名である「HOCCA」は、農家さんの「ほっかむり姿」からイメージした造語であり、「美しさ」「健気さ」「実直さ」「微笑ましさ」をワインに付与したいという思いからきています。

今回のクラウドファンディングでは、日本酒蔵内で醸造した最後のワイン（2020年ヴィンテージ）をMakuake先行でリリースさせていただきます！

来年からは新設するワイナリーに場所を移して醸造を開始いたしますので、日本酒の吟醸香が感じられる個性豊かなワインが楽しめるのは今回で最後です！

2020年のぶどうとワインについて

まだまだ暑さの残る2020年8月末～9月にかけて、ぶどう栽培担当チームの他、姉妹蔵・楯の川酒造から助っ人に来てもらい収穫を開始いたしました。

収穫は全て手作業で行います！炎天下の中、ぶどうを潰さないようにひとつひとつ丁寧に収穫していきます。

今年収穫できたのは、「シャルドネ」「ピノ・グリ」「ピノ・ノワール」「シラー」「ツヴァイゲルト」の5種類で「ツヴァイゲルト」は初めて収穫することができました。

2020年の夏は、冷夏かつ降水量が多く正直出来上がりが不安ではありました。しかし、実際に収穫してみると非常に高品質なぶどう仕上がったのではないかと感じております。

植栽から4年経ち、ぶどうの木が毎年成長していることもありますが、何よりもぶどう栽培チームの技術が年々向上しており、品質はもちろん収穫量もUPすることができました！

さて、このぶどうを使用してワインを造っていくわけですが…昨年までは収量不足により「混醸ワイン」も造っていたところ、2020年は全ての品種で充分な収量を得ることができたので単一品種で仕込んでいます！

※混醸ワイン…多品種のぶどうを全て混ぜ合わせて、ひとつのタンク内で発酵させること

そして、新たな挑戦としてオーク樽熟成に取り組んでいます！2020年ヴィンテージで熟成させているのは「シャルドネ」「ピノ・ノワール」「シラー」の3種類。この状態で半年間熟成させて、オーク樽の豊かな香りが充分に楽しめるようになる頃にボトリングする予定です。

「ピノ・グリ」「ツヴァイゲルト」は樽熟成をさせずにサーマルタンク（温度調整可能な冷蔵タンク）にて貯蔵しています。

こちらも造りたては味気なかったのですが、時間の経過とともに豊かな果実味が感じられる味わいに仕上がってきており、改めて今年のぶどうの品質の高さを感じているところです。

貯蔵も酒蔵内で行っているので、空気中に浮遊している日本酒酵母がワインにも含まれているのか、ほんのりとメロン様の吟醸香が感じられるワインに仕上がってきています。

他のワイナリーにはない大きな特徴ですので、皆様に楽しんでいただけるワインが完成するのではないかと私たちもワクワクしております。

ワイナリーとしての方針について

引き続き、自社栽培ぶどうを使用してワインを醸造・安定供給し、少しずつ農地も拡大していく予定です。

私たちは酒田市黒森地区と、ぶどう栽培の盛んな鶴岡市櫛引地区の休耕地を復活させて栽培を行っておりますが、そこには庄内の原風景を取り戻していきたいという想いがあります。

そして、いずれは庄内エリアがワインの銘醸地となり、地域活性化やワインツーリズム等を開催していきたいと考えております。

正直に申し上げますと、先行きの見えないコロナ禍において、ワイナリーを新たに建設するということは非常に大きな挑戦です。

ぜひ、皆様の力を貸していただけると心強く、嬉しく思います。

リターンについて

2020年に収穫、醸造した5種類のワインをMakuakeにて先行販売いたします。（シャルドネ、ピノ・グリ、ツヴァイゲルト、ピノ・ノワール、シラー）

各商品の詳細についてはリターンに記載しておりますので、ぜひご覧ください。

（写真は昨年までにリリースした商品です）

最後に…

今は、駆け出したばかりのワイナリーですが、手造りで真心が感じられるような温かみのあるワインをお届けできるよう日々ぶどう栽培～ワイン醸造に向き合っております。

年々、良いものが出来上がってきていると思いますので、この機会にぜひ一度お試しいただければ嬉しいです！