食と向き合う時が、より大切になるように。

つくること、味わうことの、境界線をなくしました。

いつものおうち時間が、あなたのココロ満たされるおいしい時へと変わる。

食卓で調理して、そのまますぐに味わえて、

最後のひと口までできたての温度で愉しめます。

さぁごはんをつくろう、そう思ってもらいたくて、

片付けも簡単にできるようにしました。

※意匠出願中

1986年の創業以来、エレコムは人々に快適さや便利さを提供する製品を追求し、パソコン関連からスマートフォン・タブレット関連へ時代の移り変わりにあわせて舵を切り、成長を続けてきました。

今回私たちは、人々の生活から切っても切り離せない「食」をとおして、おうち時間をもっと豊かな時に変えたい、そんな想いでこのプロジェクトに取り組みました。

ここ数年、大きな環境の変化を身近に感じ、いち生活者として「自分たちが本当に欲しいモノを創りたい」と、約3年に渡り試行錯誤を続けました。そして生まれたのが、"HOT DISH"です。

使い方がシンプルで、いろんな調理ができます。

焼く・炒める・茹でる・煮る

蒸す

好みの温度で保温できるから、最後の一口まであたたかく召し上がれます。

調理器とお皿が兼用なので、洗い物が少なくなります。

焼く・煮る・蒸す、色々な調理ができて、朝・昼・晩・おつまみやデザートなど、いつでも手軽にワンプレート料理が楽しめます。

朝食に、クロックムッシュ風トースト。

昼食に、ワンパンパスタ。

夕食に、レトルトをアレンジしたカレーリゾット。

今回、人気フードデザイナーの中本さんに

"HOT DISH"にぴったりなメニューを考案して頂きました。

とっておきのレシピはこちらの特設サイトから

https://www.elecom.co.jp/hotdish/

※レシピやフードデザイナーへのお問合せについては対応しておりません。あらかじめご了承ください。

まるでお皿のように、どんな料理もおいしく引き立て、豊かな時間をつくりだす。

毎日の食卓の風景に、自然に溶け込むデザインを目指しました。

平日のひとりご飯や、休日のちょっとしたホームパーティーにも。

キッチンや食器棚に置いても。

IHクッキングヒーター

焼きプレートを均一に加熱することができ、繊細な温度調節も可能です。お手持ちの鍋やフライパン（IH対応製品※１）も使えます。

焼きプレート

少し深めなので、幅広い料理に対応。お手入れが楽で、耐久性や熱伝導に優れたセラミックコーティングです。

温度調節

WARM( 保温 )/LOW/MID/HIGH の 4 段階で調節。レバー式スイッチなので、感覚的に操作できます。

ふた

食材に早く火がとおり、調理時間を短縮します。

なべつかみ

シリコン製でプレートにぴったりフィット。滑りにくく持ちやすい。

お手入れ簡単

焼きプレートは、セラミックコーティングだから汚れが落ちやすくて洗いやすい。お皿を洗うようにお手入れできます。

専用電源コード

マグネット式電源コードが付属。

MADE IN CHINA

※画像およびイラストはイメージです。実際の商品とは異なる場合があります。

※１：IH対応の鍋やフライパンでも、サイズや仕様によってご使用いただけないものもあります。

プロジェクト発足

「自分たちが本当に欲しいと思う家電製品を創ろう」そんな想いで立ち上げたプロジェクトは、デザインを主業務とする4名のメンバーから始まりました。

当時メンバーは全員一人暮らしでしたが、自分たちの暮らしにフィットするような調理家電は無いと感じていました。今後ますます単身世帯が増加するという社会背景もあり、何か提案できるのではないかと議論を繰り返し、たくさんのアイディアを考えました。

そして行き着いたのが「まるでお皿のように自然に暮らしに溶け込み、毎日使えて、気軽に料理がしたくなるような調理家電」でした。

翻弄された時期、おとずれたピンチ

企画・デザインを練り上げ、プロトタイプの作成まで進めましたが、開発部の中には調理家電を担当するチームなどなく、技術面や生産面での課題が立ちはだかりました。一時は製品化など無理ではないかと思うこともありました。諦めずに社内外を奔走して協力者を探し、何とか担当者が決まり、生産工場の目途がつくまで約1年がかかりました。

しかし、エレコムで初めての調理家電ということもあり、製品化への道は難航しました。新しいコンセプトやデザインを実現したいという想いと、設計や使い易さの配慮、コストなどを検討するため試行錯誤を繰り返しました。そしてようやく、社内承認を得ることができました。

家電事業の立ち上げ

私たちが"HOT DISH"の製品化に奔走している間、本格的に家電事業を立ち上げるため、開発部に専門のチームもできました。

プロジェクト発足から、本格的に開発チームができて"HOT DISH"が商品化されるまで、実に3年の歳月を要しました。

このプロダクトが、「あなたらしい 暮らしをつくる おいしい秘訣」になれたら嬉しく思います。

"HOT DISH"の特設サイトはこちら

https://www.elecom.co.jp/hotdish/

プロジェクトの中心メンバーは、企画・デザインを担当する4名と、生産・技術担当、品質管理担当の6名からなります。

KEITA SATO：企画・プロダクトデザイン

おうち時間の一つである「毎日の食事」を、ほんのちょっとリッチな一時にしたい。
そんな願いを叶えてくれるIHホットプレートの「あるべき姿」とは何なのかを、3年という月日をかけてPJメンバーと議論や試行錯誤を積み重ねたことで生まれたのが、「美しさと実用性を兼ね備えた、お皿のような佇まいのIHホットプレート」になります。
少しでも共感して手にとって頂ければ、製品開発に携わった身としてこの上ない喜びです。

EMIKA YAMASHITA：企画・プロダクトデザイン

食事には、準備・調理・盛付け・食事・片づけの工程があり、各工程の場所や必要道具も異なっています。それらの境界をなくしていくことで、食事全体の時間をもっと心地よくできるのではないかと考え、これを実現するために試行錯誤を行ってきました。HOT DISHにより食事が明るく愉しく心地よい時になりますようにと想いを込めて。

TAKASHI SHIKANO ：企画・プロダクトデザイン

ホットディッシュ（テーブル調理出来ずっと温かい魔法のようなお皿）という新しい在り方を目指し、プロダクトデザインをメイン担当させていただきました。プレートとIH機器を段差なく一体の姿で機器っぽさを排除し、毎日の食卓に馴染む佇まいへ。まるでお皿のように、どんな料理もおいしく引き立て、豊かな「食」の時間をつくりだします。

RYOKO SAEKI ：企画・プロダクトデザイン

みんなでアイディアを出し合ったり、ユーザー調査をしたり、デザインや設計、生産上の様々な課題を乗り越えたり…これまでの商品開発職人生で一番苦労しましたが、新しい食のスタイルを創る製品にできたと思います。ご尽力いただいた全ての方に感謝します。"HOT DISH"のある暮らしが、みなさんの食の時を美味しく彩れますように。

TOSHIYA ENDO ：生産・技術

私がこのプロジェクトに参加したのは２年前。試作機での検討中には”このコンセプトでの商品化は無理だ”と何度も挫折しそうになりましたが、多くの方のお知恵をお借りしてなんとか克服することが出来ました。私も調理は大好きなので、皆さんにお届けできた暁には自身でも色々な料理に挑戦してみたいです。

MASAHIKO TSUJI ：品質管理

今回の製品については、本格的なIH調理家電で食卓でお皿の様に使うのコンセプトを実現するために、IHコイルの選定から色々苦労が多かった分、良いものが出来たと思います。