富山発。ラム酒に漬け込み二度焙煎で仕立てた自家焙煎珈琲

はじめに

こんにちは。一番町珈琲代表の大浦英朗です。
元・証券営業の私と、ルーマニア出身の妻で営む小さな喫茶。
地元の湧水と素材にこだわり、地域に根差したお店作りを目指しています。

目指したのは「新しい定番」

コーヒーにラムを“足す”だけではなく、コーヒーとラムが最初から一つの飲み物として成立する。
カフェオレのように、誰もが自然に受け入れ、これから先もずっと愛される究極の一体感をつくりたい。
その答えが、今回のラム酒インフューズドコーヒーです。

あるあるの物足りなさを、やさしく超える

「香りは好き。でも余韻が続かない」
「香料の香りは強いけど、飲み疲れする」
そんな小さな不満を、誇張や刺激ではなく、自然な香味設計で越えていく。
毎日のカップが、ふっと深呼吸に変わる一杯を目指しました。

コアコンセプト｜“混ぜる”より“一体化”

私たちは香りを外からまとうのではなく、豆の芯まで穏やかに染み込ませる道を選びました。
だから、一口目から余韻まで途切れない。冷めても甘い印象が静かに続きます。
香料・添加物は不使用です。

どう作るか（独自インフューズ製法）

１．生豆を２週間ラム酒に浸漬
芳醇なラムの香味が、豆の内部へ穏やかに入っていきます。

▲ラム酒の香味が移る最適の配分比率で真空パックにして、一定温度のもと２週間ラム酒に漬け込みます。

２．低温でじっくり乾燥（目安：40℃／約6時間）
水分を抜きつつ香味を失わせないように低温でじっくり乾燥。豆の芯までラム酒の香味を移しきります。

▲2週間浸漬後の豆。ここから温度、湿度が管理された乾燥機へ。

３．二度焙煎
香味の一体感が最大化するよう火の入れ方を最適化。

熱風式焙煎方式で、あえて２回焙煎を行います。
※詳細プロファイルは非公開ですが、再現性重視で運用しています。

▲熱風焙煎方式による焙煎途中と焙煎ごとの豆の状況変化

お客様アンケートより（テイスティングノート・こんな時に・得られること）

店頭ではラムインフューズドコーヒー豆で作った『スペシャルブレンド』という商品でご提供しています。実際にお召し上がりいただいたお客様に、アンケートのご協力をいただき、テイスティング、どんな時に飲みたくなるのか、飲むことでどのような効果を得られたかについてのご意見を集約してみました。

▲店舗で実施したラムインフューズドコーヒーに対するお客様アンケートです。

【テイスティングノート】

・香りはラムを想起させる甘やかさ（黒糖・バニラ系）とほんのり木質感。
・味わいはカカオと熟した果実（プラム系）の厚み。
・余韻は甘い後味と、鼻に抜けるラムのニュアンスが静かに続く。

【こんな時に】

・午後の小休憩に（“落ち着く／気分が整う”という声）

・夜の読書・映像鑑賞の最初の一杯に（ゆったりしたい時）

・朝のはじまりに（「Bună dimineața!!」のコメントあり）

・スイーツ合わせで（チョコやチーズケーキ等との相性に言及）

・午後やチルな時間に合う

【得られること】

・ほっと一息つける／気持ちが穏やかになる

・ラムの香りの余韻で満足感が得られる

・苦味控えめで飲みやすいコーヒー

このコーヒーは「夜の読書や映像鑑賞のひとときに」「午後の小休憩に」「チョコやチーズケーキと一緒に」など、さまざまな場面で楽しみたいという声をいただいています。
特別な日でなくても、日常の中でそっと寄り添う一杯。ラム酒の芳醇な香りと二度焙煎による奥行きが、暮らしの時間にやさしく彩りを加えます。

誕生ストーリー｜揺らぎを消す、小さな改善の積み重ね

▲配合比率、焙煎度毎の豆に含まれる水分量を記録したデータの一部

同じ配合比率でも香りの出方が揺れる——
壁を破ったのは、水分量と吸香タイミングへの着目でした。
温度・時間・休ませを見直し、再現性のある手順へ。
結果、冷めても崩れない余韻に辿り着きました。

つくり手について

富山・総曲輪の一番町珈琲。
元・証券営業の私と、ルーマニア出身の妻。
ルーマニアの家庭料理と自家焙煎のコーヒーで、やさしい時間をつくっています。
地元の湧水と、YKKボンフィノ®をはじめとする真面目な素材が基盤です。

※YKKボンフィノ®はYKK株式会社の登録商標です。

主な商品の仕様

◇『ラムインフューズド』

ラム酒好きな方や、ご自身でラム酒インフューズドコーヒーを使用してオリジナルのブレンドコーヒーをお作りになられたい方は、こちらをお勧めします。

・商品名：ラムインフューズド（焙煎豆）

・内容量：150g（豆のまま）

・原材料：コーヒー豆（ブラジル産）・ラム酒

・製造：日本（富山県・一番町珈琲 焙煎工房）

・賞味期限：焙煎日より3か月（受注後焙煎）

・保存：高温多湿・直射日光を避け常温。開封後はお早めに。

・特定原材料（8品目）：不使用

・アルコールについて：製法上、焙煎時に揮発します。※感じ方には個人差があります

◇『ラムインフューズドブレンド』

一番町珈琲の店舗で提供しているブレンドです。

・商品名：ラムインフューズドブレンド（焙煎豆）

・内容量：150g（豆のまま／粉）

・原材料：コーヒー豆（ブラジル産・タンザニア産）・ラム酒

・製造/賞味期限/保存/特定原材料/アルコールについて：

A：「ラム酒インフューズドコーヒー」に同じ日本（富山県・一番町珈琲 焙煎工房）

リターン

A：ラムインフューズド　150g（焙煎豆）

B：ラムインフューズドブレンド　150g（焙煎豆）

C：飲み比べセット（AとBのセット）

D：早期お申込み飲み比べセット（数量限定）

E：早期お申込みラムインフューズド　150g（焙煎豆・数量限定）

F：早期お申込みラムインフューズドブレンド　150g（焙煎豆・数量限定）

スケジュール

・プロジェクト終了

・受注集計 → 生産開始（受注後焙煎）

・順次発送（2〜3営業日内の出荷を目安）

よくある質問（FAQ）

Q. アルコールは大丈夫？
A. 製法上、焙煎工程で揮発する設計です。気になる方はご自身の体調に応じてご判断ください。

Q. 焙煎度は？
A. 中煎り〜やや深め（ハイ→シティ相当）。香りと余韻を重視。

Q. 豆と粉、どちらがおすすめ？
A. 香り重視なら豆のまま推奨。粉は開封後2週間以内に消費。

最後に

大げさな刺激より、やさしい余韻を。
香料に頼らず、素材と手間でつくる芯から香るコーヒー。
あなたの毎日に、小さなご褒美が増えますように。
富山から、丁寧にお届けします。