おいしいソーセージを、もっと色々なシーンで食べてもらいたい。新しいソーセージのニーズを考えていた信州ハムが目をつけたシーンは「スポーツ」でした。きっかけは、アスリートの食のプロである加藤超也氏との出会いです。加藤氏はプロサッカー選手の長友佑都選手の専属シェフを務め、トップアスリートを食でサポートする活動を続けているプロ中のプロ。加藤氏からの「長友選手はソーセージをよくリクエストするし、アスリートにはBBQ好きも多い。スポーツする人に対してソーセージには大きなチャンスがある。」という言葉を受けて「スポーツをする人のためのソーセージ」というコンセプトが生まれました。

「スポーツをやっている子どもを持つ親御さんは、食事への意識はとても強い。」と加藤シェフは語ります。子どもにはいいものを食べさせたい、でも何を食べさせたらいいかわからない。そんな悩みを抱えている親御さんは多くいるそうです。子どもでも食べられるおいしさと、お弁当に簡単に入れておける手軽さを兼ね揃え、その上で栄養価の高いもの。そういった視点からもソーセージはピッタリ。

さらにスポーツをする人のための新たな食素材として、キリンホールディングスが開発した健康素材「熟成ホップ」に着目。この熟成ホップの普及に努めているINHOP社、加藤シェフ、そして信州ハムの3者により開発した「熟成ホップ入りソーセージ」は、スポーツする時に必要な栄養を補給することで、プロのアスリートからスポーツに打ち込む子どもまで、すべての人の「運動する時間」をサポートするソーセージです。

加藤超也シェフは、アスリートが食事にこだわることで、試合本番でのパフォーマンスが向上するのではないかとの考えから、アスリートの食生活に興味を抱き、栄養学を学ばれました。そして2016年7月からプロサッカー選手の長友佑都選手の専属シェフを務め、食のトレーニング「食トレ」を毎日実践することで、ケガが多く離脱することも多かった長友選手のコンディションをサポート。現在も、トレーニングにおける食事のステータス向上を目指し、多くのアスリートの意識を変える活動をされています。その実績を見込んで「スポーツする人にとってのサポート食」としてのソーセージの共同開発を依頼しました。

加藤シェフが長友選手と実践した食事法の一つが、ファットアダプト食事法です。これはひと言で言えば、良質な脂を食事に取り入れエネルギーとして効率的に使えるようにすること。

脂は身体に悪いものだと認識されている方は多いと思いますが、それは酸化した悪い脂の話であり、良質な脂はむしろ積極的に摂り、あわせて最適な量のタンパク質と糖質も摂る。これができれば、プロのアスリートも一般の方でもコンディションのサポートに役立つ、というのが加藤シェフのアプローチです。

加藤シェフの食事法を取り入れたことで自身の変化を感じた長友選手は、

「世界各国の代表レベルの選手たちとの激しいレギュラー争いに勝つため、常に最高のコンディションを維持しなければなりません。しかし当時は定期的に発生する筋肉系のけがに悩んでいました。そこで食事内容を見直し、適切な食事法を取り入れたことで自身のパフォーマンスを見直すことができたのです。」

と語っています。アスリートにとっての食の重要性を痛感し、今なお加藤シェフのつくる食事に絶大な信頼を置いているのです。

昔からスポーツ時に、カラダを動かす上で必要なのは糖質を中心としたエネルギー源であることはよく知られ、効率のいいスポーツ時の補食として、バナナやゼリー飲料などが食べられてきました。そこに加藤シェフは脂質も効率よく活用することで、エネルギー消費を持続させる体づくりを提唱しています。

さらに最新の研究では、運動のパフォーマンスを維持するためには「思考力」も重要であることが分かってきたのです。単純にカラダのエネルギーを補給するだけではなく「思考を含めたサポート」が出来れば、スポーツ選手にとって新しい「スポーツ食」となります。

ヨーロッパでは古くからハーブとして生活に取り入れられてきたホップには、様々な健康への可能性が眠っていると言われていましたが、そのままのホップは苦味が非常に強く、食品には利用するのが難しい素材でした。

そんなホップをキリンホールディングスが10年にわたり研究を続け、苦味を10分の1に抑えることで、様々な食品に利用できる健康素材として開発したのが「熟成ホップ」です。そして、INHOP社からは、この熟成ホップを使ったグミやサプリメントなどの「思考する時間」をサポートする商品も生まれています。

私たちは、この熟成ホップを使うことで、今までにない新しい「スポーツする人のためのソーセージ」が生まれることを期待し、開発に取り組みました。

熟成ホップ入りのソーセージを開発する上で問題になったのは、熟成ホップが持つ「ほのかな苦味」でした。この苦味を誰でも食べられるおいしさへと変えるために、加藤シェフがいくつものソーセージを試作。

「食トレとおいしさを両立することは、絶対に妥協してはならないコンセプト。プロのアスリートでも、食事に対して嗜好性を大切にしている方もたくさんいます。どんなに必要性を訴えたところで、おいしくなければ続けられません。」

と語る加藤シェフの想いによって、スポーツする人をサポートするだけでなく、誰が食べてもおいしいと言ってもらえるソーセージのレシピを追求しました。

熟成ホップの苦味をおいしさへと変えるために、加藤シェフがたどり着いたのはスパイスの使い方でした。スパイスであれば、熟成ホップの苦味をうまくなじませられると考えた加藤シェフは、ガーリックパウダーの旨味とコクで、苦味を中和させるアプローチにたどり着きました。そして、肉とガーリックをなじませる素材（サッカーでいうボランチ的役割）として、トマトパウダーを入れてみたところ、とても相性の良いソーセージが完成。ほろ苦さも軽減され、まろやかな味わいに。自信を持っておいしいと思えるソーセージが完成しました。

完成したソーセージを、子供から大人までおいしいと思っていただけるか。私たちは、実際に食べてもらって評価を聞くために試食会を行うことにしました。試食していただいたのは、横浜にある「長友サッカースクール」に通う小学生とその親御さんたち。自信のある味に仕上がったと思うものの、熟成ホップのほろ苦さを子供たちがどう感じるかを確かめたかったのです。

実際に食べてもらった結果は大好評。心配していた「苦い」という声も一切なく、子供たちが「もっと食べたい！」とおかわりを要求するほどでした。さらに、2種類のフレーバーを食べ比べてもらい好評な方を商品化するつもりが、どちらも甲乙つけ難い感想をいただき、逆に困ってしまう事態に。

そこで、Makuakeでは２種類のフレーバーとも販売することにいたしました。

ガーリックパウダーやトマトパウダーなどのスパイスを配合し、熟成ホップのほろ苦さを抑え込んだ「プレーンタイプ」と、そこに玉ねぎを加えさらにスモークした「スモーク＆オニオンタイプ」の2種類。Makuake後の製品発売では1種類に絞っての販売になる可能性がありますので、この機会にぜひ2つの味を食べ比べていただけたらと思います。

私たちは、お母さんのお弁当問題を解決しつつ、何よりもスポーツをする子どもが最適な栄養を摂れるように、熟成ホップ入りソーセージをお弁当にご活用いただきたいと考え、加藤シェフ考案の「スポーツ弁当」を色々ご紹介します！

また、この「スポーツ弁当」のレシピをまとめたオリジナルレシピ本を、Makuakeのリターンとしてもご用意しています。熟成ホップ入りソーセージと、オリジナルレシピ本で、「スポーツ弁当」をぜひお試しください！

運動後のお弁当に
【ソーセージ カレーピラフ弁当】

筋肉に必要なたんぱく質がしっかりと摂れるのに加えて、失ったエネルギーを補えるお弁当です。カレー味のピラフにしたり、レモンを添えて酸味を加えたりすることで、食欲が落ちる運動後でも食べやすいように工夫しています。また、たんぱく質に加えてビタミンCを摂ることも大切なポイント。運動後にすばやく適切な栄養補給をすることは、次の練習や試合に向けての準備にもつながります。運動後の栄養補給のタイミングや質は、特に心がけたいポイントです。

次の日のハードな持久系運動に向けた
【ソーセージ 幕の内弁当】

ハードな運動をする前にはエネルギー切れを起こさないように事前にエネルギーを蓄えておくことがとても大切です。このお弁当にはエネルギー源になる糖質や脂質の他、エネルギーづくりをサポートするビタミンB群が含まれています。またエネルギーづくりには、鉄の不足がないようにすることも重要。鉄分が豊富なひじきなど、ハードな練習を乗り越えるコンディションのサポートに、ぴったりのおかずが入っています。

コンディションをサポートする
【ソーセージ プルコギ弁当】

コンディションを整えておくことは、ハードな練習をするアスリートは特に心がけたいことです。おくらには食物繊維が豊富に含まれているのでオススメの食材です。また、成長期のアスリートに特に必要な亜鉛は、牛肉の赤身に豊富に含まれています。その他にも筋肉に必要なマグネシウムが含まれていて、成長期のアスリートのコンディションをサポートするお弁当です。

エネルギーやたんぱく質を補給
【ソーセージ チリコンカンドッグ】

手軽に食べられる補食におすすめのレシピです。補食を摂る目的は不足するエネルギーや栄養素を補うこと。特にエネルギーやたんぱく質を優先して補給したいときに、取り入れやすい補食としてチリコンカンドックにしています。レッドキドニーからは植物性たんぱく質、ひき肉からは動物性たんぱく質と2種類のたんぱく質を同時に摂ることができます。程よくスパイスの効いたタコミートが食欲をそそり、食べやすさもアップします。

「熟成ホップ入りソーセージ」は1941年からソーセージを作り続けている信州ハムが製造・販売する商品です。創業以来「よりよい品を、より安く、より衛生的に」をモットーに、食品の安全性と美味さを追求し、商品開発を進めてきました。厳選した素材選びはもちろんのこと、水や環境、品質管理などにこだわりぬいています。

その信州ハムのサブブランドである「軽井沢工房」で、今回「熟成ホップ入りソーセージ」を商品化することになりました。軽井沢工房は、熟練された匠の技と厳選された原材料を使用し、ドイツの技術と製法でハム・ソーセージをつくる小さな工房です。ドイツ帰りの食肉マイスター監修によって作り上げる本場のハム・ソーセージの技術で、「熟成ホップ入りソーセージ」を製造し皆様にお届けします。

※応援購入いただいた商品は、信州ハムから発送いたします。

信州ハムが誇る、ドイツ食肉マイスター「三人の匠」

INHOPは、人間のカラダの可能性を拡げてくれるホップを、現代社会を生きる皆さんの生活に役立てるために立ち上げられた、キリンホールディングスと電通グループのジョイントベンチャーです。
伝統あるホップの力を引き出すことで、もっと皆さまの健康に貢献できるのではないか。キリンホールディングスが長年ビールづくりと関わる中で発見した様々なホップの力を、健康に暮らしたいと願う皆さんの役に立つかたちでお届けしたい。その思いを胸に、INHOP株式会社を設立いたしました。
「熟成ホップ」の健康機能を起点として、ホップの価値を様々なシーンで提供し、健康課題を中心とする社会課題の解決を目指していきます。自然由来のハーブの力に現代サイエンスの光が当てられた、ホップの可能性にどうぞご期待ください。

INHOP株式会社 代表取締役社長 金子裕司