寝具を造りつづけて190年、眠りを科学する京都の老舗寝具メーカー『IWATA（イワタ）』。そんなIWATAから心地よい眠りへ誘う、自然と調和した循環型生産のタオル『IWATA RENMEN©︎』が誕生しました。寝具メーカーだからこそ完成した今までにないタオルの真髄。その秘密は。。。。

株式会社イワタは「心地よい眠りとは何か」を追い求めて、時代の「一歩先」を行く高品質な寝具をつくり続けてきました。イワタは企業活動を通じて、二つのアプローチから「自然との調和」を実現していきます。

ひとつは、忙しい現代人の毎日に「自然のリズムと同調した良質の睡眠」をお届けすること。月や太陽など自然のリズムと身体が対応しやすい睡眠環境があれば、人は健やかに眠ることができます。

もうひとつは、「自然の限界範囲内でのものづくり」。大量に生産・消費・廃棄する一方通行の経済システム（リニアエコノミー）から、持続可能な循環型経済システム（サーキュラーエコノミー）へシフトしていく試みです。

今回のプロジェクトでは、生産の段階でどうしても出てしまう綿の端切れを捨てることなく集め、再度紡績した糸を緯糸に使用。スーパーゼロという特殊な撚糸技術の糸をパイル部に使用することで、非常に柔らかく吸水性の高いタオルを開発しました。

老舗寝具メーカーのIWATAが辿り着いた「質の高い眠り」には、眠るために自分を取り戻すための安らぎの時間や習慣がとても大切です。

睡眠はバスタイムから。
身体を優しく包む、究極の柔らかタオル「IWATA RENMEN©️タオル」 心地よい入浴を楽しみましょう。

寝る前にゆったりした気分になることで、寝つきがよくなります。おすすめはお湯の温度が38～40℃で10～15分浸かることです。お風呂に入るタイミングの目安は、就寝予定からおおよそ1〜1.5時間前。お風呂から上がって、一息ついたころが眠りやすいタイミングです。

また、入浴後は、できるだけ穏やかな環境で過ごすこと。これも「心地よい眠り」のためには欠かせません。お風呂で休息し、体は睡眠へ向かいます。

・部屋の明かりを落とす（オレンジの優しい光）

・スマホやテレビを長時間見ない

・音楽の音量は控えめにする

・寝る前にコーヒーやお酒などの刺激物は飲まない

眠る準備をして、一日が終わったと、
心と体に知らせてあげることが大切です。

心地よい睡眠のためのタオル枕をご用意しました。「IWATA RENMEN©」のタオル枕を是非お試しください。

頭の重さは４kg〜６kg。お米の袋くらいの重量が首にかかっています。 寝ている時に、首を休めることができます。首を休めるために大事な枕は、 ひとりひとりの体格の差によって、枕の高さは違います。 タオルの厚みを変えることで、自分だけの枕を作ってみませんか？

1. バスタオルを四つ折りする

スマートバスタオルの場合は二つ折り

※参考画像（GIF）はスマートバス（ココア）での作り方見本となります。

2. タオル枕カバーに入れる

タオル枕の高さは、中に畳んで入れるタオルの種類や枚数で調節してください。

3. 枕を当てて、首に合うように高さを調節する

タオル枕を敷いて仰向けに寝たときに、額とあごを結ぶラインを横から見て、5°程度あごが引けた状態が目安です。そして、呼吸がしやすい状態になっているか、寝返りがうちやすいかを確認して、首に合った高さを調整してください。

タオル枕を作る工程は非常にシンプルです。自分の体型に合った、自分だけの枕を作ってみてください。

木曽三川の水に恵まれ、かつて岐阜・尾張地方には紡績や撚糸工場が集まっていました。この地に1967年創業した浅野撚糸は、約半世紀にわたり培われた優れた撚糸技術で、撚糸が極めて困難な素材の糸でも見事に撚り合わせる日本有数の撚糸工場です。

【撚糸とは...】

複数の糸をねじり合わせること。紡績メーカーなどから供給される糸は、強度がなく、太さが不均等であるため、不安定な状態です。そのための強度を高め、太さを均等にするなど、糸を安定させて繊維生地を加工しやすくする工程を撚糸加工といいます。

他にはない撚糸の開発に取り組むことで日本の撚糸業の起死回生に取り組んだ、浅野撚糸は5年もの歳月をかけて魔法の撚糸「スーパーZERO®︎」を完成させました。 ※スーパーZEROは浅野撚糸株式会社の登録商標です。

※パイル部分にスーパーZEROを使用 ※資料提供 浅野撚糸株式会社

魔法の撚糸「スーパーZERO®︎」で作られたタオル「IWATA RENMEN©︎」。タオルに仕上げるために様々な工夫をし、完成した「IWATA RENMEN©︎」は撚糸業だからこそできた、糸の段階からこだわり抜いて作りあげたタオルです。

【権威ある賞を多数受賞】

2013.09.19 第5回ものづくり日本大賞 経済産業大臣賞

2014.04.15 文部科学大臣表彰 科学技術賞

2014.12.05 中日新聞社 第28回中日産業技術賞 特別奨励賞

2021.03.15 第7回繊研天然繊維特別賞

※パイル部分にスーパーZEROを使用 ※資料提供 浅野撚糸株式会社

タオルの聖地「今治」で丁寧に紡ぐ極上の肌心地。

繊維産業は石油産業に次いで第2位のCO2排出量です。また、綿のTシャツ1枚を作るのに2700リットルの水が必要であり、綿花の栽培によって大量の水資源が消費されています。私たちは裁断くずの有効利用を通して、持続可能な生産と消費の形態の確保に繋げたいと考えました。寝具は生地を縫製し、中わたを充填して製造しますが、生地の検反工程で織りキズ、汚れ等が発見された部分は裁断時に取り除きます。また、用尺の足りない生地や生地の端等はハギレとなります。こうした裁断くずは、従来、弊社では利用価値がなく、産業廃棄物として処理していました。弊社の生地は繊維の有害化学物質に対する国際規格であるエコテックス認証を受けたものであり、廃棄はもったいないと感じていました。今回、新たな協業により、裁断くずをアップサイクルし、機能性の高い新商品を開発することができました。つくり手、使い手、地球のつながりがずっと長く続くことを願って、RENMEＮ（連綿）のブランドネームとしました。

イワタのデザインコンセプトはシンプル＆エコロジカル。日々探求を繰り返しながら、定番を育てていきたいと考えています。材料は羽毛、麻、キャメル、ヤク等の天然毛を中心に、再利用・再資源化が可能なものを選んでいます。日本の木でベッドを作る取り組みも行っています。経年劣化により仕立て直しが必要なった場合には、確かな技術を持った熟練者が承ります。製造過程や仕立て直しの際に不要になったキャメル毛をたい肥化するプログラムも推進しています。

京都市では、ソーシャルビジネスに取り組む企業や、それらを応援する人々が京都に集い、京都から日本の未来を切り拓く「京都市ソーシャル・イノベーション・クラスター構想」を推進しています。社会的課題をビジネスで解決することや、社会的課題を生まない新しい商品やサービス、あるいはシステムを生み出すことで持続可能な社会の構築に貢献し、ソーシャルイノベーションに取り組む企業を認定しています。

イワタが2022年に引き続き、JAXURY AWARD2023を受賞いたしました。JAXURY AWARDとは、本質的な豊かさを提供する商品やサービスに光を当て、これらのブランドの素晴らしさや価値を讃え、広く社会に伝えていくことで人々の生活や社会をより豊かにしていくことを目指した取り組みです。日本的な美しさ、日本発のラグジュアリー「Japan's Authentic Luxury（ジャンパンズ・オーセンティック・ラグジュアリー」=略称JAXURYというフィロソフィーによるアワードで、「JAXURY AWARD2023授賞式」が3月24日に開催されました。

寝具メーカーの「（株）イワタ」、繊維の回収・循環プラットフォームを展開する「（株）BPlab」、撚糸・タオル製造販売の「浅野撚糸株式会社」の3社を中心とする国内の中小企業の協業により、従来廃棄していた裁断くずをわたに戻して紡績し、タオルを製造するサプライチェーンを構築しました。

株式会社BPLabとは

サーキュラーエコノミーの実現を目指し、繊維製品の回収・循環プラットフォーム「BIOLOGIC LOOP」を運営。BIOLOGIC LOOP は“ 繊維循環プラットフォーム”。設計の段階でトレーサビリティの取れた廃棄物を生み出さない素材の使用を推奨し、いらなくなった繊維衣類の回収を行ない、再度新しい繊維資源として生まれ変わらせます。そして製品と原料を使いつづけることを目指しています。

https://www.bplab.info

浅野撚糸とは

1967年創業から成長しながら、化学繊維を自由に操れる複合撚糸の開発を続けましたが、2000年頃から、安い海外の繊維製品が席巻し、仕事が一気に激減しました。会社はどん底でした。私は家内と残った数少ない社員と力合わせて新しい道を探りました。行き着いたのが「ナンバーワンよりもオンリーワンを目指す」誰にも真似できない技術をもち最終製品をつくり市場に出ること。そしてSUPER ZERO®の開発、エアーかおるの誕生へと歴史を刻みました。これからは、世界に通用するオンリーワン企業として、さらなる磨きをかけていきます。

心地よい眠りへ誘うタオル『RENMEN』商品をご紹介します。

サイズ展開は、定番サイズの「フェイス」「バス」に加えて、その中間サイズである「スマートバス」の3種類を展開いたします。
「スマートバス」の幅は、フェイスタオル、長さはバスタオルと同じサイズにすることで洗濯後の干すスペースや収納時のスペースが省スペースとなりながらも、その吸水性の高さで従来のバスタオル以上のふき取り効果のある人気のサイズです。

Makuakeサポーターの皆様へ

創業天保元年（１８３０年）。私たちは、春夏秋冬ごとにうつろう日本の気候や風土を見つめ、「心地よい眠りとは何か」を追い求めて、時代の「一歩先」を行く高品質な寝具をつくり続けてきました。コロナ禍を経験し、私たちは改めて自分たちの原点を見つめ直す時間を持ちました。それは、「自然との調和を眠りから実現すること」です。快適な商品を少ない環境負荷でつくり、お客様に最適な睡眠環境を提供したい。快適で豊かな人の暮らしと地球社会の調和を長く持続させていきたいと考えています。捨てられるはずのハギレを集めて、アップサイクルして、たいへん柔らかなタオルを作ることができました。さまざまな企業の連携と、ひとりひとりの循環への思いが、開発の困難を乗り越えて、形にすることに繋がりました。これからも、イワタは、持続可能な社会の実現を、眠りから貢献していきたいと思います。