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美濃焼産地のひとつ高田焼。高田地区特有の粘土、青土で作る高田花器

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ストーリー

  1. 奇跡の粘土「青土」を使用
  2. 今なお継承され続ける高田焼の技術を活かし【飾れるデザイン性】を追求
  3. 美濃焼デザイン研究所 X 高田焼の窯元 菱登製陶所

プロジェクト概要

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岐阜県多治見市高田町で採れる奇跡の粘土「青土(あおと)」を鋳込み成型という技法を用いて主に徳利や壺、湯たんぽなどの生活道具を作ってきた高田焼の窯元、菱登製陶所で、新たな挑戦をします。大きなものを鋳込む技術を最大限に生かし、生活に馴染み、インテリアに映える花器を作ることで、多くの人に知られていない高田焼の名前と技術を知ってもらい、年々減少するこのエリアの窯元にプロダクトを通して貢献するプロジェクトです。

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プロジェクト詳細

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奇跡の土「青土(あおと)」

※正面奥の山から青土粘土が採掘されています。

高田焼は1616年、岐阜県多治見市高田町で生まれました。高田焼は高田で採れる原土である「青土(あおと)」を用いるのが大きな特徴です。青土はコシがある土で、焼いたときに非常に丈夫になることから、耐久性の高い製品ができる特徴を持っています。きめが細かく粘りがあり、綿密に焼き固まることから強度があります。水に濡れると青く見えることから、青土と名付けられました。500万年前に堆積されたやきものに適した奇跡の粘土「青土」は その特性から他産地では常識とされている素焼きを必要としません。すなわち他のやきものよりも焼成回数が少ない為、エコロジーな焼き物と言えます。

高田焼の技術

石膏型による「鋳込み成形」という技法でつくられます。鋳込み成形は、液状の粘土を型に入れて、型から取り出し成型する技法です。袋状の形や、複雑な形を作る時に用いられます。型から出すタイミングは、その日の気温や湿度などの気候によって変化します。同じ時間置いても、土の固まり具合が異なるため、熟練の職人の勘を頼りに成形していきます。手間ひまがかかる為、鋳込み成形の器を生産している窯元は年々減少しています。

※泥を型に入れて鋳込み中(花器の形状とは異なります)

型に泥状の粘土を流し込むと石膏型が泥を吸収し、型の内側から泥が固まってきます。ある程度泥の壁が出来上がったら、中の泥を抜くことで形が出来上がります。

※泥を抜いて、脱型するところ

ある程度の時間をおき、型から抜けるぐらいに固まった後、型から外していきます。

※型置き場。使った型を乾燥させます

鋳込みの技術が用いられる形には、特徴があり、通常は一方向から抜けない形、例えば袋状になったような形を作る際に主に用いられます。複数のピースで作られる鋳込みの石膏型は割り型と呼ばれ、複雑な形になる程、割り型のピースが多くなります。

このような技法で一つ一つ手仕事で進めていることから、鋳込み型で作られる陶器は土の温かみが感じられやすいのが特長です。ぼってりとした肌触りが、よく手になじみます。本当の手仕事は量産のように綺麗に揃わないけれど、一つ一つの持つ味わいの力が違います。

高田焼の歴史は、元和2年(1616)に加藤与左衛門景直が高田の地に窯を築いた時にまで遡ります。高田焼とは、美濃焼の一つとして高田・小名田を中心に焼かれる焼き物の総称であり、なかでも江戸から明治・大正にかけて、関東を中心に全国で親しまれた通い徳利が有名です。通い徳利は、今で言うマイボトルのようなもので、お酒を買いに行く時に持っていく容器として作られました。今でも暮らしに密着した焼き物が多く、すり鉢、行平鍋、薬土瓶、釜飯の釜、湯たんぽなど、土の風味を活かした味わい豊かな特産品を生み出しています。

高田焼はほとんどの窯元が家族経営なので時代の変化にも柔軟に対応してきました。 しかし、近年は後継者不足などで技術の継承が困難になっています。

美濃焼デザイン研究所としての取り組み

日本の焼き物の産地のほとんどは多くの会社の分業で成り立っています。原料メーカー、道具を作るメーカー、大小の窯元、絵付けメーカー、商社などそれぞれの会社がバトンタッチしながら、流通まで繋いでいきます。逆に言うと最初から最後までを知る人は少なく、多くの量を生産流通していた時代は良かったのですが、量が求められなくなった今、一つひとつの価値を伝えられずに閉業してしまう会社も多くあります。私たちが中心になって発足したプラットフォーム「美濃焼デザイン研究所」では、この分業の枠を超えた産地のメンバーで、美濃焼の問題解決や価値創造に取り組んでいます。

https://www.minoyaki-designlab.com/

今回は、プロジェクトの一つとして新たな高田焼の価値創造に取り組むべく、高田焼窯元のひとつである「菱登製陶所」の協力のもと、花器のプロダクト製造に取り組みました。

※菱登製陶所の加藤社長

鋳込みのプロダクト 花器

※焼成前の釉薬をかけた状態。

高田焼の魅力を引き出すプロダクトとして花器を選びました。鋳込み成形だからできる形、また陶土でありながらきめ細やかで焼き締まり、見た目の風合いに加え、普通の陶土にはない強度と吸水性の少なさが特徴です。また、高田焼が得意とする大きいサイズでもあります。大きいサイズの花器は、それ自体がインテリアになりますので、花を生けていない時も存在感ある形でデザインしました。アンティークの水差しのような形とキャンドルスタンドのような形です。この二つともヨーロッパでは古くから生活に必要不可欠な道具です。高田焼も古くは日本人の生活に欠かせない日常の道具を真摯に作ってきたので、「道具に思いを馳せる」というキーワードからイメージを広げてデザインしました。

また、釉薬メーカーと協力して、今までの高田焼では取り入れられていない釉薬(表面にかけるうわぐすり)で新たな色を出すことにも挑戦しました。今まで、ずっと同じものを作り続けてきたエリアだけに若手の職人が少なく、逆に新しいことへのチャレンジをしてこなかった為に未だ昔でいう3Kの仕事として捉えられがちな状況です。このエリアに新しい風を吹かせるきっかけのプロジェクトになりたいと思っています。

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仕様

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※表面にかけられた釉薬は、窯の炎の中で表情を変え、一つひとつ違う景色となります。

一つひとつ手作業の為、個体差があります。成形、乾燥の途中で多少の歪みが発生する場合があります。

窯で焼成すると、酸素や温度違いによって色が変化する釉薬を使用している為、表情が微妙に一つひとつ異なります。お届けする商品は、お客様でお選びいただけませんので、予めご了承ください。

(うつわの個性としてお楽しみください)

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スケジュール

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2023/5/13プロジェクト開始

2023/6/26 プロジェクト終了

2023/7/1 粘土原料手配

2023/7/20 窯元成形、乾燥、焼成

2023/8/30 随時生産UP

2023/9/1 順次発送開始

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リターンについて

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①青土の花器 ピッチャー型 1個 早割20%OFF ¥8,800 → ¥7,040

②青土の花器 キャンドルスタンド型 1個20%OFF ¥8,800 → ¥7,040

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資金の使い道

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高田焼の次のプロジェクト立ち上げの資金に使わせていただきます。

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実行者紹介

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株式会社 井澤コーポレーション

美濃焼デザイン研究所

リスク&チャレンジ

一つひとつ手作りの為、個体差があります。 うつわの焼成の際、窯の中の位置により微妙な温度差が発生し、焼き上がりの色に個体差が出る場合があります。工程上で問題が発生した場合には、やむをえずデザインが一部変更となる可能性もございます。 想定を上回る皆様からの応援をいただいた場合、一度に焼成できる数量が限られている為、お届けが想定より遅れる場合がございます。また、製造工程上の都合や配送作業に伴うやむを得ない事情による遅れの可能性もあります。 原則として、配送遅延に伴う応援購入のキャンセルはできませんが、リターン配送予定月から6ヶ月を超えた場合には、希望者に限りキャンセルにて対応させていただきます。 内容、スケジュールに変更が発生した場合、活動レポートで皆様と情報共有させていただきます。 応援いただいた皆様に喜んでいただけるよう努めてまいりますので、応援よろしくお願いいたします。

サポーターからの応援コメント

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このプロジェクトはAll in型です。目標金額の達成に関わらず、プロジェクト終了日の2023年06月26日までに支払いを完了した時点で購入が成立します。

「Makuake(マクアケ)」は、実行者の想いを応援購入によって実現するアタラシイものやサービスのプラットフォームです。このページは、 プロダクトカテゴリの 「美濃焼産地のひとつ高田焼。高田地区特有の粘土、青土で作る高田花器」プロジェクト詳細ページです。

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