「1試合でもよいので沢山の観客の前でプレーしたい」

はじめまして、菊池康平と申します。小学生の頃からプロサッカー選手になり、沢山の観客の前でプレーすることが夢でした。その夢をどうしても叶えたく、2014年6月末に9年間勤めた会社を退職し、掴み取りに行くことにしました。

今まで会社員として働くと共に、小・中・高校などで学生達へ夢について話す機会を頂いてきました。中学生などから「夢はあるけど年齢的にもう無理です。」などの悟った様な声を聞くことも多々ありました。

32歳の自身が再度夢を追うことによって、夢に年齢は関係無いことを伝える為にもチャレンジを決めました。今回のチャレンジを終えたら以前に授業に行った学校に再度伺おうと思っております。ただ、子供達に伝えたい思いはあるものの、１番の素直な気持ちとしては「大観衆の前でプレーしたい！どんな景色が見えるのか見てみたい！夢を叶えたい！」というものです。

これから飛び込みのような形で海外のリーグの練習場に行き、テストを受けて回る予定です。ゴールとしては沢山の観客が入る東南アジアのリーグなどの試合に、1試合でも良いのでプレーすることです。

無職での挑戦の為、期限を決めてチャレンジする予定です。2014年12月31日までにチームに所属出来なかったら、この夢を諦め日本で職探しをしようと考えています。

★道場破り男「菊池康平」とは★

【経歴】
大学時にバイトを繰り返し、貯金ができたら 海外のサッカーチームのトライアウトに出かける日々を過ごしました。5ヶ国へ道場破りの様な突撃スタイルで挑戦するもプロ契約出来ず、大学卒業と同時に就職をします。

しかし、海外でプロサッカー選手になる夢を諦めきれず、入社してからも1週間ほどの夏季休暇や年末休暇を利用し、道場破りを繰り返します。道場（練習場）が見つかるまでに4日ほどかかることが多く、プロ契約など夢のまた夢でした。

それでも何かチャンスが訪れるのではないかと思い、仕事後の深夜に練習を行う日々を過ごしてました。そんな中、会社のフットサル部の練習中に全治6か月の怪我をしてしまいます。

ある医者からは、「日常生活へは戻れるが、サッカーを全力では2度と出来ないよ」と言われました。絶望感と共にサッカーが自身の人生の大部分を占めていることが怪我を機に再度実感でき、もし治ったらプロ選手になる夢を追いたいと心に決めました。

その後、理解あるリハビリの先生に出会い、完治を果たします。

完治後、入社し丸3年が経った2008年6月に会社へ叶えたいことがある旨を伝え、1年間休職させてもらえることになりました。再度の恒例の道場破り開始です。

学生時から通算すると計13ヶ国目の挑戦となった南米ボリビアにて、2008年8月にサンタクルス州の1部リーグに属す「ＣＬＵＢ ＤＥＰＯＲＴＩＶＯ ＵＮＩＶＥＲＳＩＤＡＤ」というチーム とプロ契約。しかし、公式戦に出場する機会を掴み取れませんでした。

休職期間であった1年間粘りましたが、沢山の観客が入る公式戦への出場を果たせず約束通り会社へ復職しました。プロ契約という１つの夢は叶いましたが、大観衆の前でプレーするというもう片方の夢は叶いませんでした。

復職後もハングリーな気持ちを忘れない為、夏季休暇や年末の休暇を利用し、またしても海外のチームへ道場破りを繰り返します。

また、道場破りのみならず、カンボジアやモンゴルのチームへボールを手持ちで持参したり、フィジーの孤児院に日本で集めた古着を寄付するなどの活動も行っています。

ボリビアなどで貧困の現状を実感した為、ただ道場破りに行くだけではなく、何か出来ないかと思ったからです。今回のチャレンジでも同様に何か持参したいと考えております。

15カ国にサッカーで挑戦した異色な経験を少しでも伝えたく、日本サッカー協会の夢先生としての活動や、小・中・高校・企業で夢や諦めないことの大切さを伝える講演を自力で学校などと交渉し行っています。

夢先生→http://www.yumesen.jp/teacher/pdf/kikuchi_kohei.pdf

「道場破りした国々」

※道場破りとは？

①インターネットなどで、チャレンジしたい国のサッカーリーグのシーズンを調べて現地に乗り込む。

②歩いている方々から現地のリーグの情報を集めたり、その国の公園でやっているような草サッカーに乗り込み情報を集める。

③集めた情報を元にチームの練習場に赴き、練習参加してプロ契約を目指す。

シンガポール・オーストラリア・ベトナム・香港・タイ・マレーシア・ブルネイ・モルディブ・カンボジア・マカオ・フィジー・パラグアイ ・ボリビア・インド・モンゴル

写真は香港の九龍公園での草サッカーです。今はフェイスブックなど色々な方法で情報を得られる為、今回は以前よりはスムーズにチーム探しが出来る筈です。

「退職後にトレーニングを兼ねてラオスリーグへ挑戦」

8月下旬から約1ヶ月間に渡り、ラオスリーグでカップ戦が開催されるという情報を得て、ブランクのある自身には丁度良いと思い、8月12日からいつもの様に飛び込みで訪問しました。

久しぶりの海外でのサッカーで、到着してから数日は東南アジア特有の気候に順応出来ずに鼻水が止まらなくなったり、戦う気持ちはあるものの身体がついていかなかったり、そんなに甘くないな！と改めて感じていました。

「焦らずに今出来ることを全力で！」と日々練習を続け、身体も順応していき、「サッカーをやっていくんだ！」と会社員だった自身の頭にスイッチを入れることが出来ました。

そんな中、9月1日に新たなチームへ飛び込みでテストを受けようと思い、グーグルマップで練習場のおおよその場所を調べ、トゥクトゥクで向かいました。

グーグルマップでは練習場までの道のりが途中までしか出てこず、道なき道を進むことになります。

トゥクトゥクのドライバーも嫌がるほど遠く、何度も迷い1時間強かけて練習場に到着！

その道中で犬にアタックされました！チームにアタックしようとしたら犬にアタックされてしまうという笑えない状況に。。

狂犬病のリスクの高い国の為、命を1番に考え、急遽飛行機のチケットを取り、9月3日に帰国し、日本のクリニックで注射を打つことに決めました。

注射は計6回打たないといけなかったり、物凄く費用や時間を要しますが、「誰もが経験できることでは無い！（経験したくはないですが・・・）」とポジティブに考え、次へのチャレンジの糧にしようと思います。

ラオスでも縁があり村へ訪問し、子供たちとサッカーを通じて交流が出来ました。

日本から持参したシューズケースもプレゼント出来ました。

「これからに向けて」

今までの経験や今回のラオスでの経験を糧にし、10月から海外のリーグへ道場破りに行きます！

年内までの最後のチャレンジとして、どうにかチームと契約し試合に出て夢を叶えたいと考えています。

自身は学生時からレギュラーでは無く、泥臭い経歴しかありません。

大学1年時の2001年8月にシンガポールリーグへ挑戦し、色々な国籍の選手に出会い、世界中にプロリーグがあることを知りました。

その時から早13年が経ちました。社会人になり環境が変わったり、怪我をしたり、南米に行ったりと色々とありましたが、夢は変わっておりません。

クラウドファンディングで集めた資金を道場破りをする為の渡航費や現地での滞在費に充てたいと考えております。それと共に、こんなに海外のリーグへ飛び込みで行き失敗した男はいないと思うので、自身のチャレンジを知って頂き皆様と共有したいという点からもクラウドファンディングをやってみようと思いました。

また、クラウドファンディングを通して今回の挑戦が成功すれば、資金難が理由でチャレンジを諦めていた選手などへ、新たなチャレンジの仕方を示せるかもしれないと恐縮ながら考えております。

最後の挑戦としてご支援を頂きたく存じます。宜しくお願い致します。