足元から丁寧な時間を。履き心地を極めた本革ルームシューズで、自分へのおもてなし。

皆さま、こんにちは。北星製靴です。

私たちはこれまで2度にわたり、Makuakeでオリジナルブランドのシューズをご紹介してきました。
クーデターで仕事を失ったミャンマー工場の工員たちのために立ち上げたプロジェクト「Re：cover」。
ライフスタイルの多様化に適合した新感覚のビジネスシューズ「Forten.」。
どちらも多くの方々にサポートしていただき、誠にありがとうございました。

北星製靴では、最大の強みでもある「自社工場」を保有しております。
そのため、素材の採寸や裁断から縫製・アウトソール加工・組み立て・仕上げまで全ての製造作業を一貫して対応することができるほか、デザイン面・機能面・使い心地などを踏まえた柔軟な製造を行うことが可能です。

OEM製造を中心に展開してきた弊社では、ミャンマーや中国などで作ったパーツを日本の弊社工場で組み立てて仕上げるという製造工程が主軸でした。しかしコロナ禍による影響は、私たちの業界にも同じように影を落とすことになります。

ただでさえ継承してくのが難しい職人技を、
どうすれば未来につなげていくことができるのか...

そんな問題に直面した時に、自社工場でゼロから手作りで造り出したシューズを、自社ブランドとして展開していこうという挑戦が始まったのです。

今回、私たちがご紹介するのは、長年のブランドOEM生産で培ってきた職人の技術で丁寧に仕上げた、心も足も喜ぶ上質なレザールームシューズ。

プロとして靴を作り続けてきた矜持から、徹底的にこだわり厳選した素材を、職人が1足ずつすべて手作りで仕上げました。

肌ざわり、クッション性、履き心地、そしてデザイン。

ルームシューズだからと言って抜かりはありません。
履けば履くほどあなたの足に馴染む、自分仕様のルームシューズ。
ぜひ皆さまの「足」で、お確かめください。

日々履き続けることで少しずつ自分の足に馴染んでいく「レザー製品ならではの育成感」は、何物にも代えがたい喜びです。
そんな楽しみをルームシューズでも味わっていただきたいという想いから、イタリアMastrotto社のレザー素材を採用しました。

1958年にイタリア・アルツィニャーノで創業されたMastrotto社は、全世界に15の生産拠点を含む18施設を持つ世界最大級のタンナー。
家具、靴、革製品、自動車、船舶、航空産業など、幅広い分野で採用される高品質な牛革を提供し、業界を牽引する存在として広く認知されています。
職人の勘や経験に大幅に頼る事が多かった皮革製造において、業界に先駆けて機械制御の導入。化学薬品メーカーとの共同研究を重ね、皮革の風合いを損ねずに撥水性や摩擦耐久性、耐光性等の向上を実現しています。

シボ革製品は、収縮加工によって革の表面を縮めることで細かなしわを作っています。そのため通常の革製品と比べて耐久性が高いという特徴があります。
この加工方法により、しわのない革と比べて同じ面積でも密度が高くなり、耐久力も向上しています。

また、シボ革製品には細かなしわ模様があるため、小さな傷がついたとしてもあまり目立たないというメリットがあります。耐久性があり傷も目立ちにくいため、長く愛用できる革製品といえるでしょう。

イタリアMastrotto社のレザー素材は、革本来の質感とトレンドに合わせた鮮やかな発色を両立。機能性とファッション性を兼ね備えた最高級のレザー素材です。
今回ご紹介するルームシューズでは、4種類のカラーバリエーションをご用意しました。

インテリアとして、スタイリッシュにお部屋を演出。

履いている時はもちろん、履いていない時にもあなたの気分を上げてくれる、そんなルームシューズに仕上げました。

体重が最もかかるかかと部分には、約1cmの厚みのクッション材を使用。

在宅勤務で事務所と同じように動き回るリモートワーカーの方々。
家事や育児で、実は「座っている時間」が短い主婦の方々。

ルームシューズとはいえ、歩き心地が大切なシーンも多々あります。動いた時の履き心地も、徹底的に追求しました。

実は、今回の製造で最も苦労したのが、このクッション部分の加工でした。

通常の靴にはインソール（中敷き）があり、ここがクッションの役割をしています。
しかしインソールのないルームシューズでは、ソールと本体の接地面の間にクッション材をセットしなければなりません。

約1cmの厚みのあるクッション材を靴そのものに設置加工するのは、至難の業でした。何人ものベテラン職人たちが知恵を出し合い、ここに極上のクッション性を兼ね備えたルームシューズが出来上がったのです。

クッションに厚みがあるためソール部分も膨らんでしまうので、圧着機でプレス作業前に、接着を良くするためハンバーで叩いて平らに整えます。

ソール・クッション材どちらも弾力性に優れているので、ズレないよう貼り合わせるのにとても苦労しました。

ソールには、イタリアVibram社のラバーを使用。

通常のルームシューズは裏面が生地のため、屋外で履くことはできませんが、今回はラバーソールを採用しているのでベランダやウッドデッキでも使用できます。

出張先のホテルや飛行機の中などでも、大活躍すること間違いありません。

1937年創業のイタリアのソールメーカー。vibram社の製造しているソールは、登山靴、ワークブーツからスニーカーまでさまざまな靴で使用されています。
vibram社の創業者であるヴィターレ・ブラマーニが登山家であったことから、グリップ力や耐久性に優れたソールとして知られ、現在では世界120か国以上で展開されている人気のソールブランドです。

毎日履いて足に馴染んだ、自分仕様の「お気に入り」なのに...

ルームシューズも外履きと同じように、ソールが破れたり割れたりといったことはよくありますよね。
ゼロからの靴づくりを実践している私たち北星製靴では、リペア（修理）にも対応。劣化したソールを張り替えることが可能なので、文字通り「あなただけの一生モノ」として、末永くお使いいただけます。

そうお思いの方もいらっしゃるかも知れません。
でも私たちは、毎日履くものだからこそ、

しっかりと「足を労わり、休ませる」

ことが大切だと考えました。

家は心と体を休める最も重要な場所。その時間を共にする足元のパートナーにこだわることは、きっと、生活の質を高めることへと繋がります。

毎日頑張る皆さまを、足元から支える。

そんな想いを込めて、一足一足、丁寧にお作りしています。

アッパー：本革
天板：本革
ミッドソール：EVA
ソール：ラバー
サイズ展開：１（25cm程度）／２（27cm程度）

最後までご覧いただきありがとうございます。
株式会社北星製靴は、2009年に大阪で産声を上げた、靴のOEM製造メーカーです。

「あなたの人生を足元から変えていく」をコンセプトに、自社工場をメインに製造工程の一元管理を徹底し、デザイン面から機能面、使い心地に至るまで、お客様の細かいニーズに対応できる製造体制を整えております。

日本、ミャンマー、中国の工場でブランドのOEM生産を行っており、長年培ってきた技術で裁断から商品出荷までを自社で行うブランドを立ち上げました。
少しでも私たちの生活に、靴・シューズを通して幸福を与えていけるよう努めております。
一つ一つ丁寧に心を込めて製造させて頂きます。

今回ご紹介するレザールームシューズは、弊社が長い年月をかけて蓄積してきた「革靴」の知恵と技術を結集させて作り上げた自信作。

日常から「本物の心地良さ」を体感していただくのはもちろん、革を自分仕様に育ててゆく喜びもお愉しみいただけます。ソールのリペアにも対応しているので、あなた仕様のルームシューズを直しながら一生使い続けることも可能。サステナブルな社会貢献にもつながることでしょう。

私たち北星製靴は、単なるルームシューズではなく、お客様の暮らしに寄り添う『室内で履く革靴』をご提案します。