こんにちは、和歌山県紀の川市、きよ農園です。
今年も柿の季節がやってきました！

きよ農園の柿をマクアケさんにてご紹介させていただくのも、4年目になりました。

初年度の2022年は約1週間であっという間に完売してしまい、
翌年から準備数を増やして、昨年も一昨年も300名以上の方に応援購入していただきました。

デコポンも含めてきよ農園の果物を応援購入いただいた方の数は1500人超え！皆様ありがとうございます。
毎年きよ農園を応援してくださる方もたくさんいらっしゃり、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

今年もきよ農園の柿をご紹介できることを嬉しく思っております。ぜひ、ご覧ください。

さて、マクアケさんでの掲載を始めた2022年から、年々夏の猛暑と雨の少なさがとにかく厳しくなり、
ベテラン農家にも経験がないほどで、みなさん手探りで対策されているかと思います。

きよ農園も例外ではなく、暑さと日照り対策がとにかく課題に！

詳しくは本文中でお話ししていきますが、きよ農園はこの課題をなんとか乗り越え、今年も甘くて大玉の美味しい柿が収穫できそうです。

きよ農園の柿は、毎年「ジューシーで甘味が濃い」とご好評いただいております。
大玉で食べ応えがあり、甘さの濃い柿を作るために、今年も作り方にこだわって頑張っています！

｜“水やり”が新たな作業に加わりました

柿を収穫する10月頭から逆算すると、柿が大きくなり旨味を蓄える「夏」が、とにかく雨が少なく、毎日カンカン照りの暑さ。

大きく瑞々しい実を作りたいので、天候を見ながら、水やりをするという新しい作業が増えました。

通常果樹は、地中にしっかり根を張るので水やりは必要ないのですが、これだけ雨が降らなければ水やりをしないと仕方ありません。
昨年初めてやってみた水やりを、今年は計画的に実施しています。

水やりと言っても、果樹の水やりはちょっと大変です。

柿畑は水田の様に水を引き入れる立地になっていないため、給水所で水を汲み、消毒用の設備で1本1本に水を上げます。

柿の成木1本で約300L～500L、大体お風呂2杯分くらいが必要になるので、なかなかな重労働でした。

柿の木に水をあげる作業はほとんどの人はしていないと思います。
正直かなり大変だし、品質にこだわらなければ水やりはしなくてもそれなりには収穫することができるからです。

ただ、やはりきよ農園は美味しい柿にこだわる農園です。妥協はありません。
水をあげずに放っておくと、果実が大きく、美味しくなりません。
果実は根から吸い上げる水分と一緒に栄養分を吸い上げるので、土中が湿っていないと栄養を吸い上げることができないのです。
せっかくいい土を作っているので、しっかり栄養として吸収してもらい、美味しい実がなるように水やりを頑張りました。

また、日照りが続いたところに一気に雨が降ると、一気に水分を吸い上げるので「実割れ」という、実が割れてしまう現象が起こります。これはここ数年の柿に多く見られる現象で、昨年は地元JAの倉庫横に大量の割れた柿が廃棄されており大変心苦しかったです。

せっかくこだわって育てているのでなるべくたくさん収穫したいですし、実割れを防ぐためにもある程度雨が降らない日が続くと水をあげています。

何度も何度も給水所を往復しながら炎天下で水をあげるので、正直かなり重労働ではありますが、頑張っています！

｜紀の川市は果物に最適な土地

そもそもきよ農園がある和歌山県紀の川市は、美味しい果物を作るのにピッタリの土地の利があります。

北部の和泉山脈、南部の紀伊山地に囲まれ、間を市名の由来でもある紀の川が流れています。両方の山脈から紀の川に注ぎ込む水によって肥沃な土壌が育まれ、また梅雨の時期に雨が少ない気候も相まって、美味しい果物ができるのです。

きよ農園でも、柿だけでなく、デコポンやキウイなど、1年を通して果物を生産しています。

こんなに恵まれた土地なので、ここ紀の川で育てるだけである程度美味しい柿を育てることはできるのですが、この恵まれた土地を生かしさらにもっと美味しい柿ができないかということを、きよ農園では日々研究しています。

｜有機肥料で土づくりをしています

きよ農園では土の底力を上げるべく2022年より段階的に使用する肥料のほとんどを有機肥料へと切り替える取り組みを行なっており、その効果が割とわかりやすく出てきました。

柿の栽培では、年に3回（収穫後すぐ、11月頃、2月頃）肥料を与えるのですが、11月と2月の2回は化学肥料を使用せず、有機肥料で土づくりをしています。
化学肥料の使用量は大体JAが定める1/5程度くらいに減らしていることになりますが、しっかり土が育ってきたこともあり、樹勢が良く新芽や実付きがとても良いです。

※大きさはまだまだこれからです。寒暖差がつきはじめるとグッと大きくなり、気温が下がり始めると赤く色づき始めます。

これは今ほどの猛暑になる前から少しずつ取り組んできたことなのですが、結果的に今の猛暑に対してこの取り組みは大当たりだったようで
有機肥料を多く与えることで土の底力がどんどん上がり、昨年同じ紀の川地域で続出した「実割れ」が、きよ農園はとても少なかったです。

美味しく育っても最後に実割れしてしまうと全部廃棄になります。
なるべく廃棄のない良い実を作ることはエコにもつながるし、農家の収入も助け翌年に繋いでいけると思うので、少し大変ですが有機肥料の切り替えはやっておいてよかったなぁと思っています。

有機肥料にも、化学肥料にも、それぞれ得意なところと不得意なところがあるので、私なりにこれが完璧な配分かなと思ってやっています。細かくはまたレポートに書かせていただきますね！

私のイメージでは大体5~7年くらいかけてもっと土が成長していく予定なので、また来年以降も楽しみにしていただけると嬉しいです。

｜きよ農園は「一枝に一玉」

これは、大きくて甘い柿を収穫するために、思い切って一つの枝に一つの芽だけ残して摘果摘蕾をするということです。
こうすることで全体の生産個数は減りますが、一玉ずつにたくさんの栄養が届くので、甘くて大きな柿を確実に収穫することが出来ます。

剪定も、以前はとにかくしっかり日が当たるように考えて調整していたのですが、
近年は天気予報と睨めっこしながら「日があたりすぎない程よい加減」を収穫日から逆算して、
実が美味しくなる前に焼けてダメになってしまわないように考えながら調整しています。

マクアケでお届けしている大玉秀品がとてもおいしかったと好評のお声を毎年たくさんいただいておりますので、より美味しい柿ができるようにこの取り組みをしています

きっと皆さまにお喜びいただけると思います。

せっかくきよ農園から直接ご購入いただきますので、できるだけ木の上で完熟させてから収穫、お届けします。

柿は収穫後もどんどん追熟する果物なので、流通にのせる場合はまだ青い状態で早めに収穫してしまいますが、

今回応援購入いただく柿はきよ農園より直接皆様のお手元にお届けするので、美味しくなるギリギリまでしっかり木に成らせてから収穫して、渋抜きをしたらすぐに出荷します。

ギリギリまで木に残すと、美味しくなった頃を見計らって獣害に遭ってしまったり突然の天候の変化で最後の最後でダメになってしまうなどのリスクはありますが

農園直送だからこそできる樹上完熟ですので、採れたてのフレッシュな柿を味わってみてください！

こうしてできあがったきよ農園渾身の柿。

ぎゅっと詰まった果肉は柔らかくジューシーで、コクのある甘味が特徴。濃い〜甘さが口いっぱいに広がります！

柿は桃やぶどうのような水分量の多い果物ではないですが、柿の中では果汁が多めでジューシーな味わいを楽しんでいただけます。

きよ農園の柿は、種のない刀根早生という品種です

ぎゅっと詰まった実は適度に柔らかく滑らかで、濃い甘さが特徴。
種なし柿なので大人から子供まで家族みんなで食べやすく、カットするのも簡単。気軽に食べやすい柿です。
どなたにも喜ばれるので贈答にもおすすめです。

平均2Lの大玉の柿を6個お入れします。重さは大体1.8kg以上になります。

柿の実に傷がつかないように、また配送中の揺れで傷まないように、1つ1つキャップを被せて、丁寧に梱包してお届けします。

一つ一つ私の手でお詰めしてお届けいたします。

※なるべくギリギリまで木の上で完熟させてお届けしますが、柿は収穫後もどんどん追熟していってしまうため、皆様のお手元に届く時に傷んでしまうことがないように、タイミングを見極めて収穫しています。

もしお届け時に少し青いなと感じられたら、常温で数日置いていただくと、ちょうどおいしい食べ頃となります。

※毎年喜んでいただいていた緩衝材代わりの「ふきん」なのですが、今年からお入れすることが難しくなりました。楽しみにしていただいていた方申し訳ありません。

フレッシュな美味しさを楽しんでいただくためにも、お届け後は、

・日の当たらない常温で保管の場合：お好みにより3日〜1週間程度
・冷蔵庫での保管の場合：10日程度

を目処に食べ切っていただくことをおすすめしています。

柿は保管中にもどんどん追熟して柔らかく甘くなりますので、

・シャキシャキ感のある食感をお好みの方は、お届け後お早めに
・トロトロな柔らかさをお好みの方は、少し柔らかくなるのを待って（※熟しすぎにご注意ください！）

お召し上がりくださいませ。

◼︎複数箱セットがよりお買い得です！

1箱に大玉秀品の柿を6個入れてお届けいたします。
2箱セット、4箱セットは1箱よりもかなりお買い得にしておりますので、ぜひご家族やお友達と分け合ってお召し上がりください。

◼︎お届けまでのスケジュールについて

プロジェクト終了次第、購入いただいた順に順次お届けし、10月末までに全てお届け完了の予定となりますので、購入者さまによってお届け時期が異なりますことを何卒ご了承ください。

完熟した美味しい柿をお届けできるのは産直ならではなので、ぜひ樹上で完熟した柿をお楽しみいただきたく、一番美味しいタイミングで収穫しますので、時期は私におまかせください！

◼︎柿をご購入いただく上でのお願い

☑︎成長の様子は、都度活動レポートにてお知らせしています。
大体週に1回くらいのペースで更新ができるようにがんばっています。
柿の様子や、収穫時期など、活動レポートにてお知らせしますので、チェックしていただけますと幸いです。

☑︎日時指定はお受けできませんが、出荷日にご連絡いたします。
その際、マクアケメッセージにて発送のご連絡をいたしますので、ご確認をお願いいたします。

☑︎柿は、「ナマモノ」です。
一つ一つ私の手で品質を確認しながら、手詰めで梱包し、出荷していますが、配送中の環境や、個体による何らかの個性などで、到着時に予期せぬ問題が起こる可能性がございます。
何か問題がございましたら、きよ農園まで、マクアケメッセージかメールにてご連絡をお願いいたします。対応させていただきます。

実行者紹介

きよ農園はわたしで3代目になる果物農家です。
柿と不知火を中心に数種類の果物を生産しています。

長年、繊維メーカーで商品企画と営業をしておりましたが、母の入院を機にきよ農園を手伝うようになり、思い切って脱サラして完全にきよ農園を継ぐこととなりました。

マクアケさんでは毎年柿と不知火をご紹介しているのと、農家の仕事が落ち着く期間には自身の経歴を活かして農家ならではの目線で作った繊維製品をご紹介しています。

またオンラインショップでは、自身で作った果物に加え、紀の川の農家仲間が作った果物もご紹介しています。豊かな土壌で育った美味しい紀の川地区の果物を届けていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

インスタグラム→https://www.instagram.com/kiyo_farm_wakayama/
オンラインショップ→https://kiyofarm.base.shop/