本プロジェクトは2018年3月29日に起きた火災により、養鶏場の一部を焼失した株式会社地主共和商会（コケコッコー共和国）を応援して頂くプロジェクトです。

火災から復旧した第6号鶏舎の若鶏が産み始めた卵（初たまご）をお召し上がり頂き、応援して頂けますと幸いです。

本プロジェクトはただの復旧ではなく、未来の夢に向かって飽くなきチャレンジをするために実施します。

弊社は三重県の多気郡多気町に位置しています。

多気町は、松阪市と伊勢神宮のお膝元である伊勢市の中間に位置しており、自然豊かな環境に恵まれています。

私たちは「感謝・夢」をモットーに養鶏業を営む玉子屋さんです。

「平飼い」という飼育方法にこだわり、約12万羽の鶏を飼育しており、平飼い養鶏場としては日本有数の規模を誇ります。

「美味しい卵は健康な鶏から産まれる」というこだわりを持って、独自の平飼い飼育を真面目に追求し続けてきました。「生でも安心して食べられる！」「卵のコクが違う！」というお客様の声も多数頂き、北海道から九州まで卵を出荷しています。

平成15年全国優良畜産経営管理技術 農林水産大臣賞および最優秀賞を受賞しました。

「コケコッコー共和国山の駅よって亭」という直売所を運営し、週末には県内外から多くのお客様にお越し頂いています。

①「美味しい卵は健康な鶏から」

弊社は平飼い養鶏場で鶏を飼育しているため、鶏は鶏舎内を自由に運動することができます。鶏の健康に配慮し、ストレスの少ない環境で育てた卵です。

鶏が籠に囲まれたケージ飼育と異なり、自分の脚で動き回り、羽ばたくこともできます。のびのびとストレスなく育って、できる限り自然に近い環境で育った鶏です。自然の恵みとして私たちは卵を生産してお客様のもとに届けています。

②ストレスの違い

平飼い鶏とケージ（かご）で飼育されている鶏のストレスを比較すると、平飼い鶏の方がストレスの少ない環境で飼育されていることが実証されました。

③餌（飼料）へのこだわり

海藻・にんにく・乳酸菌などを飼料に配合し、鶏に与えています。飼育方法と飼料にこだわった「平飼いたまご」は、コクと旨味が強く濃厚な味わいです。(株)味香り戦略研究所により味の違いが科学的に確認されています。

④認定

・2008年「みえの安心食材」に認定

・2014年「2014みえセレクション」に認定

日本の人口は今後も減少を続けることが予想され、国内市場の縮小は避けられません。既にその変化を感じつつあります。そのため、これからの時代、世界に向けて商品を売りに行くことが不可欠です。私たちは将来に危機感を覚え、5年前から海外販路開拓に力を入れ、海外輸出商談会や海外でのプロモーション活動を行ってきました。

【海外でのこれまでの取組例】

・香港HoodExpo2017への出展

・イオン香港三重県フェアでの販売

・香港SOGOでの三重県フェアでの販売

これらの活動が実り始め、2017年3月に初めて香港に卵を輸出しました。以後、少しずつではありますが定期的に輸出をしています。

2018年3月29日。朝7時10分。

会社に出勤すると、いつもと様子が違いました。

全8棟ある鶏舎のうち、第6号鶏舎の一番奥から煙が出ているのを発見したのです。

「こんな早朝から、誰かがゴミを燃やしているのだろうか？それとも、山火事だろうか？」

嫌な予感がしました。車で第6号鶏舎の奥に行くと、山火事でもボヤでもなく、第6号鶏舎の中から灰色の煙が出ているのを確認したのです。

あまりのショックに小刻みな震えが止まりません。当時、まさか自分たちの養鶏場で火災が起こるとは、想像もしていませんでした。

鶏舎内に入ってみると、煙が充満し、その視界の先に炎がメラメラと燃えているのが見えました。恐怖さえ覚えました。

消防に連絡しても、すぐに来てくれるわけではありません。少しでも延焼を防ぐため、自分たちで消化活動を行いました。消化器だけでは鎮火することができず、従業員総出でバケツリレーをしました。約40分後に鎮火しましたが、鶏舎内約1千平方メートルを焼失しました。

消化活動を終えると、安堵の気持ちとともに今度は、絶望感に襲われました。

「一体、これからどうなってしまうのだろう…」

しかも、まさにこの前日まで、香港への輸出量を拡大する商談を進めていたのです。6号鶏舎で卵が生産できないと、国内の供給さえ逼迫する状況のため、とても香港に出荷する量は足りません。

「もう終わった…」

悔しくて涙さえ溢れました。

しかしながら、無力感に打ちひしがれる暇もなく、私たちは未来に向けて行動しました。

今できることは何だろうか。

機材の多くを焼失してしまったため、鶏に餌を供給することができません。産卵した卵を集める手段もありません。そのため、やむを得ず火災から生き残った鶏たちは食肉用として出荷することになりました。焼けた機材を搬出し、新しい機材を海外から輸入する計画を策定しました。

多くの皆様のご協力のもと、10月末に6号鶏舎で新しい鶏たちが生活を始め、私たちはようやくリスタート地点に立ちます。

これから(株)地主共和商会（コケコッコー共和国）の新しい未来が始まります。第6号鶏舎が再生し、香港への鶏卵輸出が本格的に再スタートします。

初たまごとは、若鶏が最初のある一定期間（生後150日前後）にのみ産卵する、期間限定の貴重なたまごです。数量が限られているため、市場にほとんど出回っていません。サイズは小さいですが、黄身・白身とも弾力に富み、味はたいへん濃厚です。

初たまごは昔から縁起物とされ、長寿祈願・安産祈願としても親しまれてきました。

平飼い初たまごは、平飼い養鶏場で育った運動量豊富な若鶏が産んだ、産み始めのたまごです。

しかも今回、火災から復旧したばかりの第6号鶏舎の初たまごを【Makuake限定商品】としてご用意しました。あの養鶏場火災から半年が経ちました。11月下旬～12月初め頃、初たまごを産み始める予定です。すくすくと育った若鶏のたまごをこの機会にぜひお召し上がり下さい。皆様のご支援が、香港への鶏卵輸出を加速し、さらに「夢」へと近づきます。

平飼いたまごは2018年5月伊勢神宮外宮に奉納されました。

伊勢神宮外宮の御祭神、豊受大神（とようけのおおみかみ）はお米をはじめ衣食住の恵みをお与えくださる産業の守護神です。

私たちは「感謝・夢」の理念の下、安心安全な卵を生産し、お客様の健康づくりと更なる幸せの追求に貢献していくことを神前に誓い、平飼いたまごを奉納致しました。今回、ご支援頂いた皆様への感謝の気持ちを込め、伊勢神宮外宮奉納証シールをパックに貼り付けして、お送りいたします。

弊社の直売所「コケコッコー共和国　山の駅よって亭」でのお食事・お買い物にご利用頂ける商品券です。Makuake限定としてお買得価格となっています。

お食事メニューの「たまごかけご飯」はたまごかけ放題です。

平飼い鶏焼肉は、歯ごたえと深い旨みを味わって下さい。

コケコッコー共和国山の駅よって亭は、三重県多気郡多気町に位置しています。伊勢自動車道・勢和多気ICから約5分の距離のためアクセスも容易です。

御家族、御仲間で楽しく癒される、美味しい時間をお過ごしください。

集まった資金は未来への投資（主に動画作成費用）に充てさせて頂きます。

【本当に価値のあるいいものを「分かりやすく」伝えたい】

弊社の一番の特徴である「平飼い」の良さを伝えるためには動画作成が不可欠です。鶏がのびのびと運動している様子を伝えるには言葉でなく、動画が一番のツールとなるからです。

さらに香港は日本以上にインターネット社会です。動画をYouTubeにアップし世界中の人たちがアクセスできる環境を整え、いつでもどこでも動画を視聴できる環境を整えます。日本語・英語・広東語バージョンも作成し、国内販路開拓とともに、海外輸出を更に促進したいと思います。

「復旧」から「復興」へ。

これからも「感謝・夢」をモットーに若い人に魅力のある会社を目指します。