他とは一線を画す漆黒。黒紋付を100年染めてきた染め屋さんが染める真っ黒Tシャツ

初めまして。

株式会社東京靴研の恒次（つねつぐ）と申します。
東京は浅草で婦人靴のメーカーをしております。

そうです。
靴屋です。
靴屋なのにTシャツ作るんですか？

作ります。

まずはご覧ください。yotekのTHE NEW BLACK Tを。

Tシャツって、世の中に溢れてますよね。

御多分に洩れずボクも多くのTシャツを持っています。
たくさんのメーカー、ブランドものを。
それも安いものから、高いものまで。

いろいろ着てきました。

もともとアパレル業界に勤めてたということもあり、それなりにこだわりは有りますがこれは気に入った！いいね！っていうものは少ないですよね。

そんな中で特に黒のTシャツって納得できるものがないんです。

シルエットや着心地ももちろん大事なんですが、
何より「黒」という色に対して、どこか違うなと思っていました。

新品なのにどこか黒が褪せて見えたり、
色味に深さが足りなく感じておりました。

CMYKの黒でいうとK90-95という感じです。

どこか「真っ黒」というには物足りない。
どうせなら本当の黒と言えるようなTシャツが欲しいなと思いました。

探しました。
しかしなかったんですよ。

なので作りました。

すると気づきました。
ボクはまだ「黒の価値」を体験できてなかったのだと。

K100で「真っ黒」で新しいスタンダードとなる
「THE NEW BLACK　T」を作りました。

①京都で100年以上着物を黒く染めてきた「京都紋付」。黒一筋で勝負するその京黒紋付染をしっかりと後世に継承されていくために

1915年に創業した京都紋付さん。
「より黒く、美しく、色落ちしない黒」を追求し、長年黒紋付を中心に染めてこられましたがそれをさらに進化させ、今までの洋装にない、深い色合いの黒染めを実現されました。

黒には古来より日本人が大事にしてきた文化が根付いています。

墨色、漆黒、濡れ羽色、射干玉（ぬばたま）、玄、鈍色（にびいろ）

など、黒を表す言葉は数多くあります。
陰影の文化を楽しみ、日本人独自の美を追求してきたその「黒の文化」を京都紋付さんは継承されてきました。

その中で今まで培ってきた黒染めの技術を活かし、進化させ、それを現代にアップデートし、多くの人たちに届けるよう発展されたのです。

まさに温故知新。

培ってきた技術と未来を見通す信念から生まれた加工が「深黒（しんくろ）加工」なのです。

京黒紋付染の工程

1：黒染：衣類の総重量に合わせて染料を作成。被染物に適合した温度に合わせ、一定時間染液につける

2：ソーピング：生地に定着しなかった染料を洗い落とす（温度は90℃）

3：乾燥：日陰干し

4：深黒加工：繊維に特別な薬剤を付着させる。それにより光の反射を抑え、より黒く見えるように

5：脱水：遠心脱水機で脱水し、その後一つ一つ手干し

6：乾燥：日陰干し

和装に活かされた技術を洋装に活かす。
その深い黒を表現するために開発されたのが「深黒（しんくろ）加工」です。

その効果は

1：薬品を付着させることで光の反射を抑え、他の黒より一層黒く見えるようになる
※色落ちはほとんどしません

2：薬品を付着させることで風合いがとても柔らかくなり、高級感や独特な質感を加えられる

3：同時に撥水効果も付加され、汗ジミ、汚れ防止になる

深黒加工により、他と異なる深い黒を表現するだけでなく、着た時にマシュマロのような着心地となり、他のTシャツと差別化しております。

ちなみにですが私物の新品黒のTシャツと比べております。
比べると差が歴然ですね。ちなみに撮影環境は一緒、加工はしておりません。

京都の伝統工芸を守りながら、現代のファッションに新しい価値を提案したいと思い、深黒加工で、着るほどに愛着が湧くTシャツを目指しました。

まさに伝統工芸の技術を日常に昇華したアイテムとなるのです。

そう、黒の文化は新しいスタンダードとなりうると考えたのです。
「Culture of BLACK is THE NEW BLACK」であると。

②老舗の縫製工場による安定した品質でしっかりした縫製技術で仕立てられているゆえ、クオリティに問題なし！

もともとは東京でアパレルメーカーに勤めていた時にたまたまご紹介いただいたカットソー工場さん。
リーマンショックやコロナ禍も乗り越えて、規模は変わりながらもしっかりとした縫製技術で世のアパレルブランドさんを支えております。

その中で今回はヴィンテージTにも使われる仕様を採用しています。

・首周りは3本針のバインダー始末を採用。耐久力のある仕様に

※写真は2本ステッチですが本生産時は3本ステッチになります

・裾、袖周りは天地縫いで縫い目が目立たず大人な印象に
　脇はフラットシーマーで裏の縫い代がゴロつかないように

※生地の特性上、脇の縫い目が少し内側に入るものがありますが品質上問題はありません。

③計算された型紙。ベテランパタンナーによる快適なフィット感をもたらすパターン。柔らかな風合いの生地をしっかり活かして毎日着たくなる1枚に

生地、縫製がしっかりしてても形が変だったら嫌ですよね。

型紙を作ってくれたのはアパレルメーカーでの経験豊富なパタンナー（妻）にお願いしております。あらゆるアイテムを取り扱ってきているので信頼できます。
ディテールからサイジングまでつぶさにチェックし、細かなところまで配慮が行き届いたものが仕上がりました。

これによりyotekのtシャツは「伝統+快適性」を表した一枚になるのです

④素材もしっかりこだわり

身生地は26番手の糸を2本取りで編んだシングルジャージー。晒しの時点で約7.0オンスです。
1本糸よりねじれ・透けが出にくく、表面のキメが整うから黒がより深く、むらなく見えます。

首まわりには26番手1本の“度詰め”フライスを採用し、伸び戻りが良くヨレにくい設計。洗っても形が崩れにくいのに、着心地は軽くてなめらか。

見た目は端正、肌ざわりはさらっと滑らか。日常使いで形が崩れにくく、透けにくい。

いつものTシャツより、頼もしさも黒の美しさも一段上です。

⑤いつも着たいから洗濯も大事にしたい。Tシャツの“黒の深さ”と形を長く保つために洗剤もご用意しました

靴を作ったり売っていますと色々な方との出会いがありまして。

知人が展示会をしているところでご紹介を頂きまして、お話を伺ってる中でとても良い洗剤をお作りしているかたと出会いました。

「色にやさしい×海にやさしい」洗い
セーブジオーシャンさんのwellwashは“ナノ粒子分散”で汚れを細かく分散。一般的な“油で油を浮かす”方式と違い、微生物が分解しやすいサイズへ整えることで結果的に海を汚しにくい洗濯を実現します。

環境エビデンス
OECD基準の生分解試験で28日間に89.2%の分解を達成、BOD/CODも低値で水質汚濁の影響が低いことを確認。肌安全性（パッチテスト刺激指数0.0、スティンギングテストで刺激性なし）まで試験結果を公開しています。
300mlボトルは60回分で、1プッシュ=1mlの計量。丁寧な洗いはTシャツの“黒の深さ”と形を長く保つことに直結します。

そんな中で色モノを洗う新商品「Wellwash Color」

色落ちはあまりしない商品ですが、この洗剤を使うことでより長く、しかも海に優しく、しかもお手持ちの色モノにも好影響、ということで一緒にお仕事をさせていただくこととなりました。

⑥アフターフォローもバッチリ。だって長く着て欲しいから。修理、染め直しができることによって長い間着れてコスパもバッチリ

工場さんと連携することでアフターフォローもバッチリです。長年、頻繁に着てもらうことを想定していますので修理もしっかり可能です。

経年劣化による糸切れやほつれは工場にて縫い直し可能です。
縫い糸切れ、ほつれなど内容によって工賃がかかる場合もありますがご相談いただければお見積りさせていただきます。

また色落ちはしないものの紫外線、皮脂の付着など経年による色褪せが起きてしまった場合でも、京都紋付さんにて染め直しが可能です。

Tシャツをオーダーいただいた方には染め直しの時に使える15%オフクーポンもお渡しいたします。

再染をすることでそれまで着て育てた「黒」と新たに染まる黒で一層深まる黒の深度。「長く着る黒」を体験していただきたいです。

⑦大きいサイズの方でもOK！XXLまである6サイズ展開で多くの方に届け！

たくさんの方に着て欲しいからサイズ展開をしっかり揃えました。

ご自分の好きなスタイルに合わせてくださいね。

Tシャツなんでどんな着方もできると思いますが、いくつかイメージとして見ていただければと。

カジュアルシンプルに半袖短パンでいつものスタイルに

スーツに合わせるなら1サイズ小さくてもよいかも。
しっかり大人な雰囲気を纏えます。

長袖はこれからの季節にぴったり。
さらっと着れる気持ちいい黒。

細身のデニムに合わせる時は大きめのTシャツで合わせても可愛く着こなせます

半袖は少し折り返しすることでちょっとしたアクセントに。
ウチのスマートバッグを合わせていかがでしょうか？

長袖でシックに着こなしてくださいね。

寸法

サイズ感

「ぴったりだとMなのですが、いつもゆったりと着たいタイプなのでLサイズが着やすいサイズ感でした」

（Lサイズ着用　男　174cm 70kg着用　普段Lサイズ着用）

「普段の洋服のサイズはMで、ピッタリよりややゆとりのある洋服が好みです。このSサイズはその希望に合うサイズ感ですね。丈は長めで背中が出にくいのも良いです。パンツでもスカートでも何でも合わせやすそうだなと思います」

（Sサイズ着用　女　158cm 着用　普段Sサイズ着用）

※XXLのサイズ感に関しては寸法を参考にしてください

品質に関して

混率：　綿100％

製造国：　日本

洗濯・お手入れ方法（洗濯表示）

・洗濯機での洗濯が可能です
・漂白はNGです
・乾燥機は低温60℃まででお願いします
・日陰にて吊り干し可能です
・アイロンは210℃まで可能です
・ウェットクリーニングは不可です

洗濯による色落ちはないですが、念の為1-2回は単独洗い、もしくは濃色のものとの洗濯を推奨します。

生地に撥水加工が施されていますが、洗濯の頻度、経年劣化により弱まる可能性があります。

Q.色落ちはしますか？
A.色落ちはしませんが着ることによっての経年劣化（紫外線や皮脂による色褪せなど）は起こります。ただそうなった場合、京都紋付さんにて染め直しが可能です（有償）。

Q.色移りはしますか？
A.色移りはほとんどしませんが、最初の1.2回は白いモノと一緒に洗わないことをお勧めいたします。

Q.サイズ選びで迷っています。普段はMサイズでピッタリですがゆったり着るにはLサイズで良いでしょうか？
A.普通のMサイズでも少しゆったり目に作っています。いつも既成服Mサイズで肩も幅もぴったりであればMサイズで良いと思います。ゆったりであればLサイズ、かなりゆったりであればXLが良いと思います。

Q.撥水効果はどれくらい持続しますか？
A.こちらははっきりとした目安が無く、洗濯の頻度、経年劣化によって撥水加工が弱まる可能性があるとしかお伝えできません。申し訳ございません。今後撥水加工の継続期間の試験結果が出ましたらお伝えいたします。

10月末　プロジェクト開始

プロジェクト期間中は浅草のJCC東京本店にて実際に触ることが可能です。

11月末　プロジェクト終了

1月上旬　縫製上がり

2月中旬　染め上がり

2月末　商品発送

超早割

早割

セット割

サポーター割

yotek割

東京の下町浅草の外れ、江戸時代から庶民の遊び場として栄えていた吉原の近く
竜泉に社をかまえ、1974年に皮革産業の盛んな台東区で靴のメーカーとして

東京靴研（トーキョーカケン）は産声を上げました。

 靴のオリジナルブランドとして「KUTSUNE」を展開する傍ら、
クツネのオリジナルブランドとして培ったデザイン性や品質へのこだわりを継承しつつ、
イチ消費者として、「なぜこういったものがないのか？」「こういったものを作れないのか」という考えのもと、革小物や雑貨に挑戦しようと考え、

「YOTEK（ヨテク）」を立ち上げました。

お客様目線と生産者目線でベストなものを製品にしています。

「こういうのが欲しい！」
「ああいうのがあればいいのにな！」

 というお考えがありましたらぜひぜひご提案ください！