蒜山高原やそこでの人々の暮らしを守るために、持続可能な取り組みを生み出したい

「ユキミドリ」は地元、蒜山高原を愛し、香りをツールとして蒜山高原を発信し、蒜山高原やそこでの人々の暮らしを守りたいという想いをもって、香りのしごとをしています。この豊かな大自然を守るために持続可能な取り組みを生み出したいという想いからこのプロジェクトを立ち上げることにしました。そんな「ユキミドリ」が、蒜山高原の大自然の産物であり、今までは虎の子として秘蔵にしてきた「クロモジ樹木の精油」「クロモジ樹木の蒸留水」をつかって化粧水をつくます

ユキミドリについて

はじめまして。本プロジェクトで蒜山高原産クロモジ精油配合の化粧水「me co」を製造しています石賀です。わたしは、岡山県真庭市の蒜山高原で香りのしごとをしています。蒜山のゆたかな自然の素材をつかって香りの製品や化粧品をつくっています。

標高500ｍの澄み切った空気のなか、シャーベットカラーの夜明けから始まる一日。そこには連綿と続く自然の営みと人々の暮らしがあります。素晴らしい自然の産物とひたむきな生産者の方の姿。そんなかけがえのない風景を香りを通してお届けしたい。そして、そんな自然からの贈り物である香りが、皆さまの毎日の暮らしにそっと寄り添ってくれますように。それが、ユキミドリのささやかな願いです。

※ 写真は石賀(私)

そんな蒜山高原の自然素材のなかで、ユキミドリの推しが「黒文字」。和菓子の菓子楊枝、というと、ぴんとくる人も多いはず。ローズウッドと同じクスノキ科の落葉低木で、さわやかなウッドフレーバーと品のある甘いフローラルな香りが、肌に潤いを与え、ゆったりと穏やかなリズムを運んでくれます。その成分は肌の潤いを保ち、キメを整えツヤを与えるなど多岐に渡り、昔から人々の暮らしの中にありました。

「me co」漢字で書くと、「美しい香り」「私の香り」「実の香り」…。木から芽吹き、葉となり花を咲かせ実をつける…やがて結実する自然の香りと肌への良質な成分を化粧水に詰め込みました。

蒜山高原の心の拠り所“クロモジ樹木”とは？

日本の里山に自生する、日本固有種の落葉低木樹です。

和菓子の高級楊枝としておなじみです。黄緑色の若枝に筆で描いた文字のような模様がでることから「黒文字」と呼ばれているそうです。

さわやかなウッドフレーバーと品のある甘いフローラルな香りを併せ持つその香りは古来より珍重され、石鹸や香水の原料として日本から盛んに輸出されていたこともある。またクロモジ精油の採油率はとても低く、貴重なもの。満月の日に採取されたクロモジは採油率が高くなるというロマンチックなエピソードもあります。

毎日の生活のなかでも重宝されていました。（ウショウ。養命酒の主成分）。クロモジを煎じてお茶にしたり、家畜を元気にするために用いられたりもしてきました。山師は仕事の合間にクロモジの枝を手折ってその香りを嗅ぎ、休憩する。クロモジは古くから、里山の人々の暮らしのなかにありました。現代でもクロモジの持つ効果の高い成分について研究が進んでおり、リラックスしたいときやリフレッシュしたいときなどにおすすめと、その魅力的な芳香とともに今、世界的にも注目されている天然素材です。

“天然のクロモジ樹木”の特徴

お肌に嬉しい、自然由来の配合

クロモジのこの芳香のもとは、主成分であるリナロール。多幸感を与える甘いフローラル調の香りが特徴。リフレッシュしたいとき、気分転換を促してくれます。

リナロールの香り成分は気分転換を促してくれることが分かっています。

またクロモジには、肌を健やかに保つ、肌にうれしい効果も多く含まれます。

化粧水として、おやすみ前はもちろん、朝のひとときのセルフケアとして取り入れていただきたいです。

約10キロのクロモジの枝葉からたったの0.01リットルの採油率0.1%の精油を採油するまでの物語

岡山県真庭市蒜山高原に自生する希少な“天然のクロモジ樹木”

収穫したばかりクロモジの枝と葉

収穫されたクロモジは２週間、蒜山高原の澄んだ空気のなか、風通しのよい場所で陰干しされます。

クロモジの枝葉を人の手で選別

２週間陰干しされた蒜山高原産の天然クロモジ樹木の枝葉を、人の手で丁寧に選別していきます。

枝葉から4時間をかけて精油を抽出

クロモジの枝葉約10キログロムから抽出される精油はたったの0.01リットルです。希少な蒜山高原産の天然クロモジ樹木の中でもさらに希少なのが精油です。

ご使用について

どんな使い方？

・洗顔後の肌を潤す。水分補給。保湿効果。

・クロモジの持つ肌をすこやかに保つ効果により、よりなめらかですべらかな肌質へ

・気分転換したい時にぴったりのクロモジのリフレッシュな香りで肌に潤いも与える。気分転換にも。

こんな利用シーン

・朝のメイク前。

肌に潤いを与え、保湿効果も高いので、メイクのノリ、持ちをよくしてくれます。

クロモジの爽快な香りに、気持ちのよい朝のスタートが切れます。

・夜の洗顔後。特にお風呂上りやお休み前に…。

肌を健やかに保ってくれます。朝の肌が楽しみになります。

リラックスタイムにおすすめの香りのあるクロモジの香りはゆったりとしたひとときにぴったり。ナチュラルなクロモジの香りは、ゆったりとしたひと時にぴったり。おやすみ前のリラックスアイテムとして。

仕様

全成分水

クロモジ葉／枝水、BG、グリセリン、1,2－ヘキサンジオール、クロモジ葉／小枝油、フェノキシエタノール

資金の使い道

クロモジ精油配合の化粧水「me co」の追加製造や運営資金に使用。また、岡山県真庭市蒜山高原の魅力をPRするための新規商品開発資金に使用。商品開発を通して岡山県真庭市蒜山高原の魅力を知って頂ければと考えています。

実行者紹介

志賀 英夫 me co プロジェクトマネージャー/桃太郎商事代表取締役

石賀 真代 me co プロダクト企画責任者/ユキミドリオーナー

駒宮 大己 me co クリエイティブディレクター/クリエイティブユニット キカクデ 代表

吉澤 孝晃 me co ブランドセールスディレクター

プロジェクトマネージャー志賀が願う地元への恩返し

※ 写真は志賀

私は真庭市蒜山出身で３人兄弟の姉と弟を持つ長男として生まれました。 今この歳になり『田舎ならでは』に気付いたことがあります。 幼少期より『長男だから』と言う事をいつも言われていた事を今もすごく思い出します。 それもあってか地元真庭市、蒜山に対して熱い思いを抱いていました。 何か地元蒜山の地方創生に役立つことができないかと事業を立ち上げました。過疎化など課題は沢山ありましたので、地方創生が必要な課題を模索して、原因追求しました。

その頃、地方創生に携わりたいという想いを持ちながら、東京に住む大手有名IT企業の若手デザイナーである駒宮と出会い、都心部からみた地方の魅力を聞き、未来の子供のあり方などについて、毎日熱く語り合いました。時には私と駒宮が交互に東京と岡山を行き来しました。2019年突然流行した新型コロナウイルスにより都心部と地方が遠くなってしまい、嘆くこともありました。しかし、 駒宮の提案により実現した定例zoom会議により、駒宮の勤める会社の同期で熱い想いを持つ吉澤も仲間に加わりました。この時「ITの力で地方は日本中と繋がれる！」と私は確信しました。

コロナ禍でも3年やり続けた週一のzoom会議で岡山と東京でチームが発足

「地方創生とITを上手くかけ合わせると、きっと凄いことができる！子供達に思いを伝えられるのではないか」と、朝まで語り明かしました。 2021年4月。新型コロナウイルスの流行して2年目の緊急事態宣言中のzoom会議にて、「ITマーケティングとクリエイティブの力で、地方の魅力を伝えたい」という想いで一致団結しました 「具体的に何で地方創生するか 次に地方から世界へ！ 次に後世へ！」 と繋げていきたいという気持ちでチームを発足しました。

それがプロジェクトのスタートです。 ユキミドリの石賀さんとは当初より、蒜山のこれからについてよく語り合い、地方創生という共通の夢を膨らませていました。 そんな時、ユキミドリの製品に見て触れて、感動しました。 ユキミドリはメイドイン蒜山にこだわり、高品質なプロダクトとして、蒜山の魅力を余すことなく広める事業であり、そこに地方創生への可能性を感じました。世界に広がる可能性がある事業として地方創生への希望が広がり、「地元から世界へ。地元を後世へ」といつも話していました。 地元蒜山で世界に広がる名産品をつくることに没頭している石賀さんを応援したい。 そして何より、将来の大人たちへ、そしてその子供達に、より良い地方を！ 地元蒜山が、後世に繋がっていきますように。

※ 左が吉澤、右が駒宮