灰のいらない、現代の火鉢──“ちいさな火ばち”で始まる炭火で整う時間。

都会の暮らしに、炎の癒やしを手軽に取り入れたいあなたへ

今回、私たち朋友金属がご提案するのは灰の準備がいらない現代の火鉢「ちいさな火ばち」。あわただしい毎日に心がほぐれるような、穏やかな時間を届けます

ふと、疲れている自分に気づいたとき。 

キャンプの焚き火や、バーベキューの炭火を見て、「なんだか落ち着くな」と感じたことはありませんか？
ゆらめく炎、じんわりとした温もり—— 火の前では静かで穏やかな時間を感じられます。
昔の日本には、そんな“火のある暮らし”が当たり前にありました。

日本人の精神文化の中には、炭火と共に過ごす静かな時間が確かにありました。
囲炉裏や火鉢でお湯を沸かし、茶を点て、魚を炙る。そんな丁寧な暮らしの風景は、今やどこか遠いものになってしまいました。

でも、こんな時代だからこそ。
火を見つめて、心が静かにほどけていくような、そんな時間をもう一度、日常の中に取り戻したい。

「この“火の力”を、もう一度、暮らしの中に」

しかも、現代の住宅事情や忙しいライフスタイルにも合うように。
そうして、鋳鉄の技術を活かして生まれたのが、 この「ちいさな火ばち」です。

灰が不要で、誰でも手軽に使えて、美しくて、インテリアにも馴染む。
“火を見つめる時間”を、日常に取り戻すための小さな道具です。

■1. 灰の手間がいらない、新構造

火鉢といえば「灰を敷く」のが常識でした。炭を安定させ、熱を和らげるための大切な存在である灰。けれど、現代では灰の入手も難しく、準備も掃除も大変。

「火鉢は使ってみたいけど、灰がネック」――そんな声に応えたのが、「ちいさな火ばち」の独自構造です。
本体と炭を置く部分を分離することで、灰が一切不要に。
炭を設置する専用ユニットは取り外し可能で、使用後の後片付けも簡単です。

■2.　火起こしの時間もゆったり楽しんでほしい

火を熾すのは難しい……そんなふうに感じている方へ。

「ちいさな火ばち」は、炭火を楽しむための火鉢ですが、火を熾すには別途「火おこし器」などの道具が必要です。

そのひと手間こそが、“火のある暮らし”のはじまり。
便利さだけでは得られない、時間と向き合う豊かさを楽しんでほしい。
少しずつ火が育っていく過程も、暮らしの一部として味わってみてください。

■3. 菊炭──茶道にも使われる、国産切炭セットもご用意

今回のプロジェクトで使用するのは、茶道用の「菊炭」の中でも、形やサイズが半端な部分。本来は流通しにくいものですが、特別にご厚意で分けていただきました。

菊炭は、煙や臭いが少なく、屋内でも扱いやすいのが大きな魅力。
火がまわりやすく、手で割れるほどやわらかいので、量の調整も簡単です。

形は揃っていなくても、火の扱いやすさと静かな炭火の美しさはしっかりと楽しめます。菊炭の魅力を、より気軽に味わっていただける機会になれば嬉しいです。

朝、炭火でお湯を沸かし、コーヒーを淹れる

書斎で静かに読書をしながら、炎の揺らぎを眺める贅沢

自分のお気に入りの場所でアウトドア気分のお茶時間

ししゃもをあぶって、晩酌のおともに

食卓で好物を炙っていただけば会話も弾む

■小さいから、かわいい。美しいから、使いたくなる。

「ちいさな火ばち」は、まさに名前の通り、手のひらにのるようなサイズ感。

小さいのに重厚感があり、丸みのある形状と、やわらかく反射する炎の光が、まるで命ある道具のような温もりを感じさせてくれます。

現代の生活に馴染む、をコンセプトにデザインしました。

■空間に映えるカラー展開

伝統的な火鉢の風合いはそのままに、現代の住空間になじむよう、ニュートラルで柔らかく、それでいてアクセントになるようなカラーをご用意しました。

和室にも、洋室にも、北欧風の空間にも自然に溶け込みます。

■家具を守る、専用の木製炉台

付属の天然木炉台は、テーブルや床への熱をやわらげる役割を果たします。
ただし、完全に熱を遮断するものではないため、設置場所には十分ご注意ください。

1.本体を付属の炉台の上に置き、本体の上に炭置きをセットします。

2.熱源となる火のついた木炭を、炭置きの上に置きます。着火した木炭を炭置きに置く際には、細心の注意を払って行ってください。（やけど・火災・けが・その他事故の原因になります）

3.木炭の上でお湯を温めたり、炭置きの上に網を置いてお好みの食材を炙ったり焼いたりしてお楽しみ ください。

サイドには、空気の通り道となる小さな通気穴を設けています。
この構造が、炭にしっかりと酸素を送り込み、火が安定して育つ手助けをしてくれます。

小さな穴ひとつにも、使いやすさへのこだわりが込められています

Q1. なぜ「灰」が不要なのですか？

A.鋳鉄の本体と炭置きを分離することでで灰の断熱・保持機能を代替しています。熱が下に抜けにくい構造により、正しくお使いいただくことで、火災のリスクを低減します。

Q2. 屋内でも使えますか？

A. 換気を十分に行えば可能ですが、CO（一酸化炭素）検知器の設置を推奨します。また、耐熱の敷板や防火シートの併用もおすすめです。使用する炭も煙やにおいが少ないお茶室用の炭がおすすめです。

Q3. ベランダでの使用はできますか？

A. ご自宅での使用は問題ありません。
マンション・集合住宅などの火気使用についてのルールは建物ごとに異なります。共用部・バルコニーでの火気制限の有無は、必ず管理会社にご確認ください。

Q4. 使える炭の種類は？菊炭って？

A.   菊炭（クヌギの黒炭）は煙が少なく着火しやすいため理想的です。備長炭（白炭）は火持ちは良いですが着火に時間がかかります。（爆ぜやすいので危険です）。

Q5. 子どもやペットがいる環境での使用は安全ですか？

A. 火鉢は本体が熱くなりますので、手の届かない位置での使用＋目を離さないことを必ず守ってください。

Q6. 火起こしにはどんな道具が必要ですか？

A. 火起こしするための道具はセットになっていません。炭の着火には、火起こし器・着火剤・トングなどが必要です。ガスバーナーがあるとより簡単です。

Q7. 調理（網焼きなど）はできますか？

A. 炭火を使った網焼きは可能ですが、大きな肉塊や多くの量の調理には向いておりません。

Q8. お手入れはどのように行いますか？

A. 使用後は炭を完全に消火し、内部の灰・炭の残りを処分してください。本体は乾いた布で拭くことを推奨します。

Q9. 製品保証や返品対応はありますか？

A. Makuakeの規約に準拠します。お届けから7日以内の初期不良は対応いたしますが、使用後の返品はお受けできません。

私たちは大阪・和泉市の老舗鋳物メーカー「朋友金属（ホーユー）株式会社」。
鋳物の金型設計から、鋳造、仕上げまでをグループ会社で一貫生産で行う日本でも数少ない企業です。

鋳造技術を用いて、暮らしを豊かにする提案をしたいと立ち上げた暮らしの道具ブランド「mokumoku」。最初に作った「もくもくストーブ」は、薪ストーブに憧れていたという方から大きな支持をいただきました。

以来、私たちの技術と火の温もりを伝える取り組みをしています。今回の「ちいさな火ばち」も、みなさまの心がリセットされ、潤う時間をお届けできればと願っています。

火のゆらぎがから誕生したこの火鉢には、積み重ねてきた技術力と、暮らしへの眼差しが込められています。ご年配の方には懐かしさを、若年層の方には新しい暮らしの楽しみをお届けできると確信しております。

商品名：ちいさな火ばち
本体素材：鋳鉄
炉台素材：天然木（無垢材）
サイズ：・本体/W約145×H約105mm 約2.3kg ・炭置き/W約120×H約50mm 約0.7kg ・網/φ140mm ・炉台/約170×約150×約20mm
同梱物：・本体 炭置き/鋳鉄鋳物（耐熱塗装） ・網/スチール（クロムメッキ） ・炉台/国産木（自然素材のため、割れやくすみ、反りがあることをご了承ください）
生産国：日本（大阪府和泉市）

プロジェクト期間：2025年10月9日〜11月29日
発送開始予定：2025年3月下旬〜順次発送