イタリアミラノ地方のパン『パネトーネ』を広めたい

1963年創業の老舗洋菓子店が新たな商品開発に挑戦します！

イタリアでクリスマスに伝統的に食べられているパンの「パネトーネ」を開発し広めていくために、皆様にご協力いただきたいと考えております。

ふわふわした食感とやさしい甘さが特徴で、赤ちゃんからおじいちゃん・おばあちゃんまで楽しめるパネトーネは、家族ゆっくり過ごせる週末の朝ごはんや、週末のおやつの時間にぴったりです。家族や仲の良い友だちの団らんの中心にあると嬉しい。

そんな商品を、本プロジェクトを通して、一度皆様にお楽しみいただきたいと考えております！！

パネトーネを作ろうと思ったきっかけ

私が、今回「パネトーネ」を広めたいと思ったきっかけは入院している時食べたことでした。当時は、パティシエの引退を考えるほど、気が病んでいました。しかし、そんな中で食べたふわっと柔らかく、やさしい甘さのパネトーネ。その味に感動し勇気づけられました。退院して、パティシエとして多くの人に感動を届けたいと強く思うようになりました。あの時の感動を皆様にもお届けしたい。そんな想いで、残りの人生を日本に「パネトーネ」を広めることにかけたいと考えています。

パネトーネについて

パネトーネはイタリアのミラノ地方でクリスマスに食べられるケーキのようなパンです。ふわふわした食感とすこし酸味の効いた味が特徴です。酸味が効いているので、甘すぎることはなく、噛むたびにやさしい甘さと風味が口いっぱいに広がります。一度食べるとその味が忘れられなくなります。パネトーネはバターをたっぷりと使い、深みのある味わいに仕上げています。

パネトーネ菌と呼ばれる天然酵母を使い、発酵させて作っています。天然酵母を使用しているので、特有の製造の難しさもあります。生地の発酵の過程で酸性になることで雑菌が死滅するので、1か月から2か月ほど日持ちがする変わった食品です。保存に優れていて、イタリアではパネトーネを1週間から2週間ほどかけて、家庭で食べるそうです。切ったり、ちぎったりして、小分けにして食べるのでご家庭で長く楽しめます。

また、パネトーネづくりの大きな特徴として、焼き上げた後に上下さかさまにして吊るすことが挙げられます。さかさまにすることで、生地が重さで縮むことなく、ふんわりとした食感を維持することが出来ます。

実はこのパネトーネづくり、何年も挑戦を続けていましたが、商品としてお出し出来るものになるには、時間がかかりました。しかし、パティシエとして失敗することは悔しく、成功するまで挑戦を続けようと心に誓いました。失敗の原因を自分なりに分析したところ、日本で使われている小麦粉と日本の軟水を使ったからパネトーネ菌がダメになったのではないかと考えています。

そんな失敗を乗り越えるため、もう一度本場の先生にパネトーネの作り方を教わろうとイタリアに渡りました。パネトーネの世界大会で審査員も務めるロランド先生に、忙しい中みっちりと教わり、先生から秘伝のパネトーネ菌を分けていただくことにも成功しました。発酵も仕込みも「ゆっくり、ゆっくり」という言葉の通り、ゆっくりじっくりと心を込めて作ることで本場の味にだんだんと近づき、満足のものが作れるあと一歩まで来ることが出来ました。

今回の製造では、パネトーネ菌を本場の物から変えず、現段階では本場でも使われる輸入物の小麦粉やオレンジ、レーズンを使用しております。しかし今後は、アクセントとして追加するみかんやいちごなどを、国産のものを使っていきたいと考えています。まずは、浜松名産の三ケ日みかんを使えるように開発を行います。今後季節に合わせて、静岡県産のいちごやメロンを使ったパネトーネを作ることも予定しています。工房の近くでとれるフルーツを使うことで、新鮮なものを用意できます。地元で使い慣れた果物だからこそ、素材とマッチする商品を作ることが出来ると考えております。

今回、皆さんのご協力により集められたお金は、イタリアへ渡航した際の費用やパネトーネづくりのための設備投資（ラックやミキサーの購入）に使われます。

あなたのお家のこんなシーンで

のんびりできる日曜日の朝に、ハチミツとバターをのせてさらにリッチなひと時を家族みんなで楽しめます。もちろん、あなたの好みのコーヒーにも紅茶にも合うのがパネトーネです。

切り分けたりちぎったりすることでで、仲の良いご友人と集まるときのおやつにもお使いいただけます。

スケジュール

2020年3月 クラウドファンディング開始

パネトーネ開発の最後の調整を開始

2020年5月 クラウドファンディング終了予定

2020年6月～ 商品発送予定

リターンについて

私たちは2種類のパネトーネを用意しております。

一つ目がミラノを中心に食べられている、「ミラネーゼ」。もう一つがトリノを中心に食べられている、「トリネーゼ」です。トリネーゼとミラネーゼの違いは、パネトーネの上にヘーゼルナッツの砂糖液をかけて焼くのが「トリネーゼ」、のせずに焼くのが「ミラネーゼ」です。

トリネーゼの方が、溶けて固まったザラメのザクザクとした食感も楽しめますが、甘さ控えめの方が良い方には、ミラネーゼもおすすめ致します。

写真：ミラネーゼ

写真：トリネーゼ

また、一部のご支援のリターンには当店の「浜松ラスク」もお渡しできればと考えております。累計1億枚以上売れた当店の名物商品の浜松ラスクは、厳選したフランスパンとバターを利用しています。リターンには、１番人気のプレーンラスクと色んなお味のラスクの詰め合わせを用意し、プレーンラスクとランダムで味付きラスクが半々入っております。

パネトーネの商品詳細

賞味期限：2か月

保存方法：冷暗所で保存

1個当たりの大きさ：直径約17cm × 高さ約9cm

1個当たりの重さ：約750g

浜松ラスクの商品情報

賞味期限：40日

保存方法：常温

内容量：20枚

資金の使い道

今回、皆さんのご協力により集められたお金は、イタリアへ渡航した際の費用やパネトーネづくりのための設備投資（ラックやミキサーの購入）に使われます。

実行者紹介＆最後に

静岡県の洋菓子店「モンターニュ」のオーナーパティシエの小野智人です。

1963年に父が浜松で洋菓子店をはじめ、私は2代目のオーナーとして受け継ぎ約10年、地元の皆様に愛されるようなケーキやラスクを作ってきました。

フランスで修行をしましたが、本場志向の中でも、日本人の好みに合う洋菓子を目指し、皆様の家族団らんの真ん中に置かれるケーキづくりを心掛けてきました。

パネトーネも家族みんなに長く愛される、そんな商品に出来ればと考えています。

ヨーロッパ伝統のクリスマス菓子で、ドイツのシュトーレンの知名度は近年上がりましたが、イタリアのパネトーネ・パンドーロはまだまだマイナーな存在です。

このプロジェクトを通して、皆さまにパネトーネを知ってもらいたい。そして皆さまがパネトーネを食べて喜んでいる顔が見たいとの思っています。

そんなパネトーネづくりとパネトーネを広めることへのご協力、ぜひお願い致します！