みょうけんさんチョコレート工場プロジェクトは、兵庫県、大阪府にまたがる妙見山というお山にある、北極星信仰の聖地 日蓮宗霊場 能勢妙見山というお寺の副住職とその仲間たちが集まり「現代に合ったお寺と地域の新しいかかわり方をつくりたい」という想いから立ち上がったプロジェクトです。

お寺がなぜチョコレートをつくるの？という素朴な疑問が出ると思いますが、これは私たちが今の時代のお寺の役割についての議論を重ねたどりついた一つの挑戦です。

ひと昔前のお寺は、崇高なイメージが大切でした。しかし、お寺も時代の変化に合わせてそのあり方を変化していく必要があります。そこで今のお寺に必要なことは、地域の方々との新しいかかわり方をつくっていくことだという結論に至りました。

そのきっかけ作りとして選んだのがチョコレートです。そして、チョコレートは食べる人々を幸せにする一方、その原料となるカカオ作りでは貧困や児童労働など様々な問題があります。

そこで、フェアな原料を使い、誰もが美味しいと笑顔になるようなチョコレートを作る工場をつくり、地域の人々と共に運営していくことができれば、地域との新しいつながりを生み出しながら、世界を幸せにできると考えました。

兵庫県と大阪府にまたがり、一万年前の氷河期時代から続くブナ原生林をもつ妙見山の山頂にあるお寺。およそ1300年前に星が降り立った場所といわれ、それより北極星信仰の聖地として知られるようになる。平安時代に入ると、源氏の鼻祖として知られる多田満仲公に始まる源氏の信仰を集め、以後その子孫により代々守られてきた。

将来的にはお寺の敷地内にある宿坊を工場に改装していきたいと考えていますが、まずは製品化し、みなさまにお届けできるところからプロジェクトをスタートします。初回のチョコレートづくりは、神戸芦屋の人気ショコラティエマックショコラさんにご協力をいただき、工場の一部をお借りしてプロジェクトのメンバーが製造します。

こだわり1：全てのチョコレートに開運祈願

みょうけんさんチョコレート工場の全ての製品に、祈祷を行います。

こだわり2:フェアトレード カカオカカオ豆本来のフルーティな味わいを伝えたくて必要最小限の成分だけで作りました。また、原料を作る生産者にも食べる私たちにも優しい、フェアトレード原料も使用しています。世界の平和と子供たちの笑顔を守るため、材料選びから製造工程までこだわったチョコレートです。

1978年大阪府能勢町生まれ。2000年日蓮宗信行道場を修了、僧侶となる。2001年同志社大学経済学部卒業。同年パナソニック（株）入社。ケーブルテレビのデジタル化事業に大いに貢献。2006年パナソニックを退社。2007年世界三大荒行堂の一つといわれる日蓮宗大荒行堂初行に入行、寒一百日間の結界修行を成満。2013年日蓮宗大荒行堂第参行に進み成満。日蓮宗の国際体験プログラムで渡米しボストンの寺院で修行したのを機に、テキサスでの北米研修の講師を務めるなど米国寺院のサポートを行う。また、妙見山に一万年前から残るブナ林を守る「能勢妙見山ブナ守の会」事務局長であり創設メンバーのひとり。

“次世代の子供たちや地球のために今できること”をテーマに、「食卓の上のフィロソフィー」の理念を掲げ、食育活動にも力を注ぐ。現在、その活動の和は国内約150の学校や施設に広がっている。さらに、日本料理国際化協会を立ち上げ、日本料理を世界へ広げる活動にも積極的に参画。マレーシアでは「ハラール和食」を提案、香港の雑誌などに日本料理を紹介するコラムなども担当している。国内における「フードスタディ」の第一人者であり、日本で初めて大阪樟蔭女子大学、高校に「フードスタディコース」を創設。ピッツバーグ大学、トロント大学、マレーシア大学などで開催される学会などで日本料理の国際化について発表を行う。

デザイン会社のDirector職を経て、地域と食に対しクリエイティブから関わる会社、山椒を立ち上げる。

国内・外の飲食店や商品などのグラフィック、WEBや映像、商品開発までブランディングを軸に幅広く活動。主にディレクション業を担当。課題や企画に応じて多種多様なチームを編成しプロジェクトを組み立てていきます。

金沢美術工芸大学絵画（油画）専攻卒業後、デザイン会社勤務を経て2006年よりフリーランス。絵画出身の造形力をベースにしながら、ロゴ、web、パッケージなどのブランディングにまつわるグラフィックデザイン全般で活動。デザインだけでなくアートワーク、イラストレーションも手がける活動も増加中。

大阪北堀江の人気ベーカリーカフェの総合プロデュースを手掛け、その後10年間、同店のマネージメントに就く。
独立後は、世界のカフェをフィールドワークする傍らレシピ開発やフードスタイリングなど、コーディネーターと国内外で多岐に渡り活動する。
現在はソウルと大阪に拠点を置き、料理教室を主宰するほか、韓国料理と日本料理の研究の日々を過ごしている。

大阪あべの辻調理師専門学校卒業後、コクラン・エネに入社。その後関西の洋菓子店2社でシェフパティシエとしてキャリアを重ねる。現在はチョコレートのマキィズの商品開発部長としてレシピ開発、技術指導を遂行する傍ら、企業のコンサルティングなど多岐に渡り活躍中。

今回のプロジェクトでお預かりした資金は、原材料や資材の購入に充てさせていただきます。製造開始後は、能勢妙見山の寺務所や参道のお土産店などでの販売を行ない、工場建設に向けプロジェクトを進めていきます。