名古屋は２０１６年度の都市ブランド・イメージ調査において「最も魅力のない都市」「買い物や遊びに行きたくない都市」という不名誉な結果を突きつけられてしまいました。そこには、名古屋は誰もが知る工業のまちとして発展を遂げた一方で、過去から観光に着目してこなかったことにより、観光資源となり得る魅力があったとしても、クローズアップされてこなかったという背景があります。

一方で、消費者庁が、インターネットを通じて行った「消費生活に関する意識調査」データによりますと、全国の１５歳から９５歳の男女３，０００人のうち、写真や動画をＳＮＳに投稿している人は全体の２５％。撮影のために何をしたか複数回答で聞いたところ、「旅行」が４５．６％、「外食」が３８．７％、「友達と集まる」が２６．９％という結果となりました。このようにＩｎｓｔａｇｒａｍ映え、いわゆるインスタ映えする写真を投稿するために旅行や外食にお金を使う新たな消費は、着実に広がっており、インスタ映えがいかに観光につながるかを窺い知ることができます。

そこで、名古屋市も掲げる、インスタ映えする観光地を整備していくことで、多くの観光客を誘致していきたいという思いに足並みを揃える形で、我々も観光都市確立のためにはインスタ映えする新たな観光スポットを創造することが必要不可欠であると考え、まちのシンボルとなるオリジナルモニュメントを製作いたします。

「Ｉ ａｍｓｔｅｒｄａｍ」。アムステルダム市内にあるミュージアム・スクエアと呼ばれる広場の中心に置かれている立体ロゴで、これは２００４年から始まったアムステルダムの都市プロモーション・キャンペーンのキャッチ・コピーです。そのコンセプトは、「都市は多様で複合的なものである。だが、そこにいるのは「人」である。人々がよりクリエイティブでよりイノベーティブでいられる都市、それがアムステルダムである。アムステルダムにいる人が「Ｉ ａｍｓｔｅｒｄａｍ」と言うとき、私たちははっきりと誇りをもって、アムステルダムを自分たちのまちとして選んでいる恩恵を、機会を、その素晴らしさを表すことができるのである（Ｉ ａｍｓｔｅｒｄａｍ宣言より）」としており、住んでいる人一人ひとりの「この街に住む誇り」をあげていくことを目的として造られました。今回我々が製作するモニュメントも、そんな市民のまちへの誇りを醸成することにより、その魅力が市民から市民へと伝播し、インスタグラム等ＳＮＳにて、その新たな観光スポットの投稿が増え、このモニュメントを目的に観光客が集まることにより、名古屋のまちをさらに魅力的にします。

「＠ＮＡＧＯＹＡ」。周囲の構造物や自然を邪魔しないような、よりシンプルなデザインながらも、その写真を見れば一目で名古屋にいることが分かるようにとの思いから、このデザインを選定いたしました。また、ＮＡＧＯＹＡをより目立たせるために、アットマークは少し小さくしました。

※ただし、色合いやデザインは多少変更となる場合がございます。

今注目の名古屋城・金シャチ横丁周辺に登場！

モニュメントは、２０１８年３月２９日オープンの金シャチ横丁・宗春ゾーン側、地下鉄名城線「市役所」駅７番出口出てすぐの大津通沿いの場所に設置されます。金シャチ横丁のみならず名古屋城や市役所を訪れた方や近隣の学校に通う学生、大津通りを走行する運転手など数多くの方の目に触れる好立地です。

完成は９月！！

５月から製作を開始し９月完成予定です。また、完成の際には、除幕式を行い、市民の方はもちろんのこと、より多くの皆さまの前で、お披露目をいたします。なお、資金はモニュメント製作費・構造計算費・モニュメント下の基礎工事費・モニュメント運搬費・モニュメント設置に伴う植栽移植費用等に使用させていただきます。

10,000円：御礼状&金シャチ横丁共通商品券（1,000円分）

50,000円：御礼状&金シャチ横丁共通商品券（1,000円分）&オリジナルTシャツ

100,000円：御礼状&共通商品券（1,000円分）&Tシャツ&モニュメントへのお名前刻印

※仕様・デザインについては予告なく変更となる場合がございます。
ご了承下さい。

新たなまちのシンボルを共に作りませんか？

名古屋観光開発特別委員会の高橋です。名古屋はものづくりをはじめ工業分野で強みはありますが、観光分野にさらなる発展の余地があると考えます。多くの特色が息づくこのまちは観光都市としての可能性を秘めており、この可能性を活かし、まちのさらなる発展を実現するべきであると考えております。また、今後、このまちの人口減少から逃れられないことからすれば、広く外部より観光客を招き、消費を促し、まちの活性化を図らなければなりません。そこで、今こそ市民と行政が連携し、まちへの観光目的による交流人口を増やし、観光都市名古屋確立に向けた契機とすべく、今回のオリジナルモニュメントを皆さまと共に作りたいと考えております。新たなまちのシンボルを共に作りませんか？