★ 最上級綿花のエジプト超長繊維綿の極細80番単糸を使用し、★ 肌あたりが優しい超ソフトサテンに織り、★ 石油化学薬品を使わずに加工、仕上げた、ふわとろ生地で、★ こだわりの縫製で作り上げた、ずっと触っていたくなる、肌にやさしい、極上の逸品です。

肌が直接触れるからこそ、こだわって頂きたい。肌を石油化学薬品の刺激から解放させ、快適で、肌触りも良く、お風呂上りが楽しみになる「ナチュラルクラブ」パジャマとマルチウォーマーをより心地よい睡眠のためにご提案します。

素材は、綿100％。天然植物繊維である綿は、適度な吸水吸湿性を持ち、お肌にやさしく、静電気発生を防止してくれます。また、蒸れなく濡れなく快適な睡眠が得られます。極細の最高級エジプト超長繊維綿は、柔らかく、なめらかで優しい肌触りを生み出します。ホルマリンはもちろんのこと、柔軟剤や蛍光増白剤などの石油化学薬品を「つけない」ので、赤ちゃん用品としてもお使い頂きたいです。

縫製にも肌に負担をかけない工夫をしています。寝返りを打つときに気になる左右の脇の生地繋ぎをなくした特殊パターンを採用し、強く硬いミシン糸が着用時に肌に触れない特殊縫製で作成しています。また、ミシン糸は肌に触れても刺激がない綿を使用しています。パイピンなどの化学繊維の飾りをなくし、ボタンは木製で、全てのパーツに天然素材を使用しています。

「ナチュラルクラブ」パジャマと同様な仕様でお作りしています。

2023年3月28日放送のＮＨＫ「おはよう関西」元気な中小企業コーナーで、“持続可能なビジネス”に迫る元気な中小企業として紹介頂きました。
コーナーを担当されている産業情報化新聞社代表の竹原信夫氏（右）と服部社長（左）との取材中の風景です。竹原氏に着て頂いたのが「ナチュラルクラブ」パジャマで、その着心地に感動して頂けました。

当社の社長は、自身が敏感肌で、肌に悩みを感じ、30年ほど前から肌にやさしい生地の試作を重ねてきました。

まず、ドクダミ、丁子、アロエ、ユーカリ、よもぎなどの植物エキスを天然繊維である綿に染み込ませた製品を試作しましたが、繰り返しの洗濯によって効果が落ちてしまいました。次に、植物エキスを繊維に接着する方法を植物由来の接着剤を選んで試作を繰り返しましたが、何の加工もしない試験布より菌が増殖するという結果となり、植物エキスを「つける」製品の開発を断念しました。

そこで、「つける」という考え方から離れ、「つけない」という石油化学薬品を排除したものづくりに挑戦し始めました。最初は、安全性を求めるほど繊維の風合いが悪くなり、化学的刺激は排除できても物理的刺激が強くなり、逆効果となってしまっていました。そして、2022年夏、最高の素材を柔らかい組織で織り上げて、石油化学薬品を使用せずに灰汁抜きし、植物が持つ油脂分を残して仕上げることで、柔軟剤を使用しなくても、ふんわり、とろけるような風合いで、ずっと触っていたくなるほど心地よい生地を作りあげることに成功しました。

これで、敏感肌の方々や、自然の優しい素材に包まれて生活したいと望まれている方々に、自然のままの天然繊維の素晴らしさをお届けできると興奮しています。最高級グレードのエジプト超長繊維綿だから実現できた、肌にやさしく、とろけるように柔らかい風合いで、シルクのような光沢と綺麗なドレープを合わせ持つ生地で作られた「ナチュラルクラブ」パジャマとマルチウォーマーをぜひお楽しみ下さい。

通常の加工方法では、糊抜き、精練、漂白という工程で、製織に使用される糊剤や、繊維中の蝋質・脂肪・たんぱく質・色素などの雑物を取り除きます。この際に、過酸化水素などの酸化剤に加え、金属捕捉剤、界面活性剤、pH安定剤などの助剤が使われますが、これら助剤に石油化学薬品が使われることが多いです。これらの薬品は、繰り返しの洗浄作業で除去されますが、漂白の際に使われる蛍光増白剤、染色で使用される合成染料、仕上げ時に塗布される柔軟剤、防しわ防縮などの機能性付与に用いられる樹脂はすべて石油化学薬品で、生地に付着した状態で、皆様の肌に触れることになります。

「ナチュラルクラブ」製品では、これらの石油化学薬品を一切使用していませんので、皆様の肌に接するのは自然の綿繊維だけです。

服部テキスタイルは、「人に優しい安全なものづくり」を経営理念とし、すべての工場をノーホルマリンで管理して生産しています。服部テキスタイルの生産品は、厚労省の定める「ベビー基準」（JIS L 1041 A法で吸光度差0.05以下）を守り、安全面に配慮した素材を使用しています。石油化学薬品不使用の「ナチュラルクラブ」生地は、各色において、この「ベビー基準」より更に低い値が確認されています。

また、人だけではなく、「地球にもやさしいものづくり」も経営理念に置き、太陽光発電事業を行っております。織物生産、晒染仕上、縫製の3種類の繊維生産工程で大量のエネルギー消費し、地球温暖化の原因とされる二酸化炭素を排出していますが、この生産活動で使用する量の2倍近いエネルギーを太陽光発電で作り出しています。2050年までに義務化される「カーボンニュートラル」はすでに実現できており、地球温暖化防止に貢献しています。

新たに開発した加工、仕上げ方法では、糊抜き、精練、漂白工程において、有限資源の石油化学薬品である助剤の使用を取りやめることで、処理時間の大幅な短縮にも成功しました。従来の加工仕上げ工程において、使用された薬品を取り除くための洗浄や、生地に付着させるための仕上げ段階で、大量の水とエネルギーが必要でした。これらの工程を排除できるため、水資源とエネルギー資源の節約、更には排水処理量の削減にもつながり、地球にやさしい加工仕上げ方法となりました。

世界には様々な繊維の柔らかさ、太さ、長さをもつ綿花があります。繊維長が長い方が細く柔らかな糸を作ることが出来き、毛羽立ちが少なく、しなやかで光沢感に優れ、高級な綿と言われています。超長繊維綿は、全生産量の5%しか採れない希少価値の高い綿で、世界の限られた地域でしか生産されていません。いくつか有名な超長繊維綿がありますが、同じ超長繊維綿でもそれぞれの地域で特徴があります。

「エジプト綿」は、綿繊維を傷めないようにすべて手摘みで収穫されており、絶妙な柔らかさと強靭さを持っています。また、機械による収穫と異なり、枯葉剤など化学薬品を使うことなく、自然のままに収穫されています。そのため、生産量は少なく、世界の綿生産の0.5％以下です。その中でも、その繊維の長さや細さで、長綿と超長綿に分類されています。最高ランクの「エジプト超長繊維綿」は、細くて長くて、柔らかくて優しい繊維であるにもかかわらず、非常に強いのが特徴で、その生産量は、エジプト綿全体の数%程度、すなわち世界の綿の0.03%以下と非常に貴重で贅沢な綿です。
今プロジェクトでご紹介する「ナチュラルクラブ」パジャマとマルチウォーマーには、エジプト超長繊維綿を紡績した極細の80番単糸が使われています。

贅沢で希少なエジプト超長繊維綿を毛羽を抑えたコンパクトスピンという方法で紡績された細番手の糸を超ソフトなサテン組織に織りあげ、毛玉の原因となる毛羽を毛焼き工程で除去し、新たに開発した加工仕上げを施して、超ソフトな肌触りの生地が生産されています。極細で柔らかいエジプト超長繊維綿のシルクのような光沢と綺麗なドレープも持ち合わせています。「ナチュラルクラブ」パジャマとマルチウォーマーの、とろけるように柔らかく、着用しているのを忘れるほどの優しい着心地をお楽しみください。

石油化学薬品である合成染料も使用せず、綿が持つ自然の色を残しています。合成染料と異なり、自然の色素は耐光性に乏しく、日光に当たることにより、徐々に退色してしまいます。色変化もまた自然の証としてお楽しみ頂ければ幸いです。
また、「ナチュラルクラブ」の特徴を活かして頂くためには、石油化学薬品である洗剤や蛍光増白剤、柔軟剤を用いた洗濯はお薦めいたしません。

古来より人間が当たり前のように身に纏っている綿繊維ですが、新しい合成繊維の開発が進んでいる現代も廃れることなく私たちと共存し愛され続けています。それは、合成繊維と比較して、以下のような優れた性質を持つからです。

○ 優れた吸水・吸湿性・通気性：汗をかいて発散されないと雑菌が増えるため肌へのダメージがあります。吸水湿性や通気性が優れているので、多少の汗をかいても快適に過ごせ、肌に優しいです。また、繊維内に含まれる水が気化される時に熱が奪われるので衣服内の温度が下がり、涼しく爽やかに着ることが出来ます。
○ 静電気からの解放：吸湿性が高いこともあって帯電しにくく、こすり合っても静電気が起きにくい素材です。静電気による肌への負担が少なく、埃が付きにくく、清潔に保てます。
○ 丸みを帯びた繊維の先端：繊維先端が丸みを帯びており、柔らかく、肌ざわりが良いと言われています。
○ 地球にやさしい素材：綿などの植物繊維製品は廃棄の際に燃焼するとCO2が排出されますが、新たな綿花が育つ際に光合成でCO2は消費されるので、持続可能なサステナブル素材です。また、毛羽や廃棄物は微生物により分解されるので、合成繊維のようなマイクロプラスチック問題とは無縁です。

石油由来の合成繊維は、以下のような特徴を持ち、太いロープから釣り糸、魚網、防虫網、網戸からパンストや女性用肌着まで広範囲に利用されています。

○ 機械化により安価に大量生産ができる
○ 熱可塑性（加熱により軟化する）繊維なので形状が固定できる
○ 水を吸わないので洗っても縮まない
○ 水を吸わないので汗をかいても重くならない
○ 染めやすい、色が変わりにくい
○ いろんな形状の繊維を作ることができるので、固くも柔らかくも太くも細くもできる

一方で、様々な問題点も指摘されています。

● 低い吸湿性、吸水性：綿や麻などの天然素材と比べて、水分を保持する能力が低い傾向にあり、体から出る水蒸気を吸収しないので衣服内で蒸れて、不快になります。

● 静電気の発生：合成繊維は静電気が発生しやすいです。

● 高い環境負荷：石油化学薬品や合成繊維は、有限な資源である化石燃料を原料としており、燃焼によるCO2排出、マイクロプラスチックの発生による環境汚染などの点から環境負荷の大きい素材と言えます。持続可能（サステナブル）な社会実現のためには、環境負荷の低減が求められています。

2022年10月18日～20日に東京ビッグサイトで開催された第2回 サステナブル ファッションEXPO【秋】にて「石油化学薬品ゼロ加工」を発表し、パジャマをはじめとするウェア、ベッドリネンなどを紹介しました。多くの方にブースにお立ち寄り頂き、お問合せも沢山頂きました。生産態勢が十分に整っておりませんでしたが、今回のプロジェクトから、販売を開始させて頂きます。第一弾はパジャマとマルチウォーマーです。ご好評頂ければ、他の製品にも拡げていく予定ですので、応援頂きますよう、よろしくお願いいたします。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

当社は、1955年（昭和30年）の創業以来、「ホテル・レストランの文化向上に貢献する」を企業理念に掲げ、業界の常識にとらわれない開発でホテルリネンを追求し、機能性の高い製品の生産を新たに、次々と進めてまいりました。
ホテルリネンにおいては、染み抜きで変退色しない染色が不可欠と考え、反応染料染め製品が大半だった時代に、バット染料（スレン染料）染めの製品をラインアップしてリネンサプライから絶賛されました。
テーブルリネンにおいては、低級だが安い製品が持て囃されていた時代に、コーマ糸のテーブルリネン、エジプト超長綿のシルキーでソフトなテーブルリネン、清潔で張りのあるフォーマルなアイリッシュリネンのテーブルリネンなど最高級品を開発し、日系、外資系を問わず、ラグジュアリーホテルからリゾートホテルまで様々なホテル・レストランでお使い頂いています。
ベッドリネンにおいては、エジプト超長綿のギザクラブ®300TC～600TC、スーピマ綿のピマクラブ®、高品質リネンのリネンクラブ®などをラインアップして、日本製ベッドリネンのメーカーとして、数多のラグジュアリーホテルに供給させて頂いています。

当社は、テーブルリネン、ベッドリネンで求められる広幅製品を製造するため、380cmの革新織機と400cmの晒染加工設備を導入し、200cm以上（350cmまで）の晒染加工設備を有する会社として日本では稀有な存在となっています。また、世界中のブランド品に劣らない超高品質に加えて、製品のラインアップで少量と短納期対応ができる体制も当社の特徴です。
製品の安全性と企業の社会性という観点から、「人と地球にやさしいものづくり」も企業理念に掲げています。食卓の安全性、肌に触れるベッドリネンの安全性などを追求し、特定化学物質等障害予防規則で規制されている有害物質のホルムアルデヒドが使用される撥水加工品を排除し、ベビー用途にでも使用できるノーホルマリン製品として厳重に管理し、供給しています。また、カーボンニュートラルを既に実現しており、SDGsに貢献する製品類を生産しています。人権問題の面からは、中国のウイグル人に対する人権侵害を看過せず、企業の社会的責任として、新疆綿の取り扱い中止を明言し、実行しています。
今後も、販売手法としてのまやかしのSDGs戦略ではなく、社会性を重視し、ホテルリネン業界に貢献できる様々な製品を既成概念にとらわれずに開発し、ホテル・レストラン、リネンサプライ業界の文化向上のお役に立てる企業として歩み続ける所存です。

服部テキスタイル株式会社
代表取締役 服部茂和

本社：〒679-1113 兵庫県多可郡多可町中区中村町90
http://www.hatly.co.jp/
℡0795-32-2314
mail: info@hatly.co.jp

◎ 人類は古来より綿と共に暮らしてきました。人類の発展と共に、綿織物については研究し尽され、これ以上発展しない素材というのが織物業界での常識かもしれません。しかしながら、その常識は服部テキスタイルでは当てはまりません。私たちにとって、綿織物はまだまだ研究開発の途上にあるものです。綿のもつ本来の実力をもっと引き出してゆける！という強い思いがあります。生き物や環境にとってより負荷の少ない製品を多くの方々にお届けしたく、エジプト超長繊維綿で作った「ナチュラルクラブ」パジャマとマルチウォーマーをはじめとして、ご家庭で使っていただけるようなウェアなどの製品開発を継続していきます。
エジプト超長繊維綿の仕入れ、紡績についてお尋ねの方は、服部テキスタイルまでお問い合わせください。