ストーリー
「これから普及する」と何度も言われながら、国内では認知度が低い電子書籍。
今回のプロジェクトでは、私自身が出版した電子書籍を紙書籍化し、電子書籍の読み方を解説する付録を設けることで、より多くの方が電子書籍と紙書籍の双方に親しむきっかけを作ります。
就職活動を全くしないまま大学を卒業してしまった私は、生活費を稼ぐために本屋でアルバイトをしながら、変わり映えのない日々を過ごしていました。
毎日、さまざまな人々が購入していく書籍をレジに打ち込みながら、自分に湧き上がってきた感情は「自分も物語を作りたい」というものでした。
こどもの頃から物語を作るのが好きで、大学時代も細々と自作の小説を書いていた僕は、フリーター生活の合間に、再び物語を描き始めました。
その頃、自分が創作活動をしていることを知っている知人が、「電子書籍」という媒体の存在を教えてくれました。Amazonの提供する電子書籍プラットフォーム「kindle」であれば、無料で自分の小説を出版できるということを知った僕は、恐る恐る自分の描いた短編を出版してみることにしました。
出版した小説は、予想していたよりもずっと多くの方に読んでいただき、kindle無料ランキング「評論・文学研究」ジャンルで、1位をいただくことができました。
その頃の様子と、詳しい売上については、個人のnoteページにてまとめております。
院試に落ちたから、恩師のアドバイスを曲解して電子書籍を出版した話|根本聡一郎|note(ノート) https://note.mu/nemo_patitur/n/n5b85602b7640
kindleで小説を売ってみた【売上公開編】|根本聡一郎|note(ノート)
https://note.mu/nemo_patitur/n/n11fb3f026fbe
■実行者プロフィール
根本聡一郎
1990年10月20日生まれ。東北大学文学部卒業後、在学時に関わり始めたNPOでの活動を続けながら、本屋でのアルバイトで生計を立てる。卒業から3か月経った2013年7月に、kindleダイレクトパブリッシングで処女作『幻覚少女』を出版。kindle無料ランキングでは総合2位を獲得し、2014年3月に出版した2作目『脱水少女』は、kindle無料ランキング「評論・文学研究」部門で1位を獲得。著作は現在までに無料・有料合わせて5000冊以上ダウンロードされている。
■プロジェクトを始めた経緯
今回、このプロジェクトをはじめた理由は2つあります。
一つは、「より多くの方に自分の作品を読んでもらいたい」というものです。
電子書籍で小説を出版してからこれまでに、複数の方から「紙で読めるようにしてほしい」という要望をいただきました。
「電子書籍を読める端末がない」「やっぱり電子は目がチカチカする」といった声を「根本の書籍を読んでみたい」という方々からお聞きしながら、自分自身、紙の書籍があれば、ずっと気軽に、さらに多くの方に物語を読んでもらえるのではと思いました。
ただ、紙の書籍を出版するには、少なくないお金が必要です。私には、それを実現するだけの資金はありませんでした。
そこで、クラウドファンディングという手段があることを知り、プロジェクトに賛同してくれる方々に協力をお願いできればと考えました。
目標額を達成し無事プロジェクトが成功しましたら、2000円以上の支援をしてくださった全ての方に、紙書籍化した拙著を差し上げます。お届け予定日は、12月初旬までを予定しております。
二つめの理由は「電子書籍という媒体をより多くの方に知ってほしい」というものです。
今回の紙書籍化プロジェクトでは、単に自作の短編を収録するだけではなく、付録として「電子書籍の読み方」の解説を設けます。
自分自身、kindleで書籍を出版してからは電子書籍を利用する機会が増えたのですが、その中で感じたことは、「電子書籍は知れば知るほど便利な媒体だ」ということです。
「電子書籍は専用端末がないと読めない」と誤解されている方は多いですが、スマートフォンかタブレットがあれば、アプリをダウンロードすることでどなたでも電子書籍を読むことができます。
上記の内容をはじめとして、電子書籍を読んだことがない人たちが「読んでみようかな」と思えるきっかけをつくるという意味でも、このプロジェクトをやってみようと思いました。
■作品紹介
短編集に収録される3つの作品をご紹介します。
幻覚少女
「自殺の名所」で出会った一風変わった少女の願いは、現役厚生労働大臣の暗殺だった―― 。ひとりの男子大学生が型破りな幽霊たちに翻弄されながら、「生きること」に向き合っていく。
・内容紹介
この短編の舞台は、仙台市に実在するホラースポット「八木山橋」とその周辺の地域がモデルになっています。何の変哲もない大学生活を送っていた主人公が、怖くない幽霊との出会いをきっかけに、極道の家に侵入し、国会議員と対峙し、その生活と価値観とを一変させていきます。そして彼が出会った人々には、それぞれ「秘密」がありました。
脱水少女
行き倒れている少女に水を飲ませたことが、この町の分岐点だった。
「何もない」東北の田舎町で、人知れず闘った高校生たちの物語。
・内容紹介
石巻市の太平洋上に浮かぶ霊場「金華山」を臨む町と、そこにまつわる民間伝承をモチーフに、SF要素を取り入れ再構築した物語です。介抱したのち突如姿を消した少女が、この地域に古くから伝わる「ある存在」だと聞かされた主人公は、彼女の消息を追います。その中で、彼は町に関わる想像を超えた「事実」を知ることになり……。
禁断少女
現在執筆中
怪しげな掲示板に貼られた家庭教師のアルバイト求人。報酬は月10万円。応募条件は「相応の度胸」。肝試しのつもりで向かった先には、人生を狂わせる少女がいた。
・内容紹介
大学卒業後人生の迷子になり、コンビニの深夜バイトで身銭を稼ぐ主人公は、自身にとって格好のアルバイト求人を発見します。なんとも奇妙な面接の後、合格通知を受けて向かった先には、いささか変わった「特徴」を持った少女が待ち受けていました。この出会いをトリガーに、二人は人生と社会のレールを、勢いよく踏み外していきます。
■このプロジェクトにかける思い
これまで出版は「出版社に認められる」か「自費出版するだけの費用がある」人でないとできないものでした。
電子書籍とクラウドファンディングを使えば、これまでとは全く違ったアプローチで紙書籍を出版することが出来るようになると思います。
本当に誰でも、アイディアさえあれば出版ができる、大げさな言い方をすれば「出版の民主化」が行えるのではないかという思いが、このプロジェクトの根底にはあります。
そのはじめの事例として、ぜひこのプロジェクトを成功させたいです。
みなさまのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
サポーターからの応援コメント
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このプロジェクトはAll or Nothing型です。プロジェクト成立のためにはプロジェクト終了日の2014年09月25日までに目標金額が達成となる必要があります。
円(税込)
540ご支援に対するお礼メール
ご支援いただいた方々全てに、お礼のメールを送らせていただきます。自分が作品やこのプロジェクトにこめた思いを記します。
○お届け予定日
9月下旬
のサポーター
円(税込)
2,160紙書籍化した短編集をプレゼント+お礼メール
■ご支援に対するお礼メール
■紙書籍化した短編集をプレゼント
電子書籍として販売中の拙著『幻覚少女』『脱水少女』に書き下ろし短編『禁断少女』を加えた短編集の紙書籍版をお送りします。
○お届け予定日
11月下旬
のサポーター
円(税込)
5,400紙書籍した短編集+オリジナルブックカバーをプレゼント
■ご支援に対するお礼メール
■紙書籍化した短編集をプレゼント
電子書籍として販売中の拙著『幻覚少女』『脱水少女』に書き下ろし短編『禁断少女』を加えた短編集の紙書籍版をお送りします。
■オリジナルブックカバーをプレゼント
紙書籍化した短編集に加え、作品内の世界観を反映したオリジナルブックカバーをプレゼントします。サイズはA5版を予定しております。
○お届け予定日
12月初旬
のサポーター
円(税込)
10,800【限定30名様】拙著のスペシャルサンクス欄にお名前を記載
■ご支援に対するお礼メール
■紙書籍化した短編集をプレゼント
電子書籍として販売中の拙著『幻覚少女』『脱水少女』に書き下ろし短編『禁断少女』を加えた短編集の紙書籍版をお送りします。
■オリジナルブックカバーをプレゼント
紙書籍化した短編集に加え、作品内の世界観を反映したオリジナルブックカバーをプレゼントします。サイズはA5版を予定しております。
■拙著のスペシャルサンクス欄にお名前を記載
ご支援いただいた方に先着順で、短編集の末尾に設ける「スペシャルサンクス欄」にてお名前(本名)を記載させていただきます。ニックネームご希望の方は、個別にご連絡ください。
○お届け予定日
12月初旬
のサポーター
円(税込)
32,400【限定5名様】完成した紙書籍を作者が直接配達
■ご支援に対するお礼メール
■紙書籍化した短編集をプレゼント
電子書籍として販売中の拙著『幻覚少女』『脱水少女』に書き下ろし短編『禁断少女』を加えた短編集の紙書籍版をお送りします。
■オリジナルブックカバーをプレゼント
紙書籍化した短編集に加え、作品内の世界観を反映したオリジナルブックカバーをプレゼントします。サイズはA5版を予定しております。
■拙著のスペシャルサンクス欄にお名前を記載
ご支援いただいた方に先着順で、短編集の末尾に設ける「スペシャルサンクス欄」にてお名前(本名)を記載させていただきます。ニックネームご希望の方は、個別にご連絡ください。
■完成した書籍を作者が直接配達
ご支援いただいた方に、書籍を直接お渡しに参ります。国内であればどこへでも向かわせていただく予定です!(交通費を別途いただくことはありません)
○お届け予定日
12月初旬
のサポーター
「Makuake(マクアケ)」は、実行者の想いを応援購入によって実現するアタラシイものやサービスのプラットフォームです。このページは、 プロダクトカテゴリの 「電子と紙の垣根を無くす! 電子書籍の短編を紙書籍化するプロジェクト」プロジェクト詳細ページです。