AN5740 24時間クォーツ時計 Night & Day

AN5740 24時間クォーツ時計 Black

AN5740 12時間機械式時計　Black

AN5740 12時間機械式時計　White

人気のあるAN5740がバージョンアップして戻って来ました！

前回のAN5740は真鍮ケース＆カバー・ミネラルガラス・クォーツムーブメントにて制作いたしましたが、ステンレスケース＆カバー・サファイヤガラス・機械式ムーブメント（24時間時計はスイス製クォーツムーヴメント）にてバージョンアップいたしました。

AN5740 24時間クォーツ時計 Night & Day

AN5740 24時間 クォーツ時計 Night & Day

最大の特徴は懐中時計の美しいシェイプを生かして腕時計でも楽しめる事です！

Historical background-歴史背景-
Pocket watch -懐中時計とは？

腕時計は女性の装飾品でした、煌く宝石のブレスレットに時計が付いていました。
時間を測る道具というよりは、ジュエリーの一部でしかありませんでした。

男性はポケットウォッチを使うのが当たり前でした。ポケットから取り出し蓋を開けてローマ数字（I,II,III,IV)で表された時間をみるのが常でした。またその仕草に紳士の嗜みがあったようです。

女性用の時計はアラビア数字(1,2,3,4)で表示しているものが多く、全ての男性の懐中時計はローマ文字であリました。

時計を小型化する技術があっても、男性が腕時計を腕にするのは恥ずかしい事であったようです。

ミリタリーウォッチ-懐中への影響とは

ミリタリーウォッチは数々の腕時計の発展（精度、蓄光、アクリル風防、帯磁、インカブロック、防水等）に貢献していますが、そもそもの腕時計の成立ちにも影響を及ぼしています。男性が時計を腕に巻いたのも、視認性の良いアラビア数字を使い出したのも、ミリタリーウォッチが最初でした。

戦争下において時計は単に時間を知る道具から、位置を知る道具、作戦実行に欠かせない物、命を守る道具へと必要不可欠なものとなっていきました。

ポケットから取り出し蓋を開けてローマ数字（I,II,III,IV)で表された時間をみるよりも、腕を返しローマ数字で時間を知る方が断然早くて正確なのです。

AN5740 24時間 クォーツ時計 Night & Day
懐中時計から腕時計へ-懐中へ工夫とは
1880年頃ドイツ海軍将砲術士官が懐中時計を持ちながら射撃を指示する煩わしさを訴えドイツ皇帝ヴィルヘルム１世はジラール・ペルゴーシャに腕時計を制作させてとの記述があります。ボーア戦争で後のイギリス軍陸相になったホレイショ・キッチーナが最初にポケットウォッチを手に巻いたとして有名です。

彼の名前はポケットウォッチを腕に収めるコンバーターとしてキッチーナベルトと知られています。

腕時計は懐中時計を腕につける事から始まりました。革のカバーで懐中時計をつける形が多種多様ありました。レーザー・カップ・ストラップとも呼ばれています。

現在でもそのコンバーターはみかけます。しかし、革カバーはとても大きく懐中時計の美しさは無くなってしまいます。また、使用している内に革が型崩れしてくる、固定する力が弱まり当時高額であった時計抜け落ちる事が多くありました。

既存の懐中時計にはベルトを通せるようにラグを溶接したものも多く見かけます。

ストラップをつける為、ラグを溶接した懐中時計写真

軍用の懐中時計にはとても素晴らしい名作が数多くあります。機能面やデザイン面に於いてもこの素晴らしい懐中時計を町に持ち出したい、そう思う方も多いと思います。

ポケットウォッチを革のカバーに包み腕時計にするものはあります。どうしても大きくてゴツくなってしまいます。カバーが懐中時計のフォルムを隠してしまい本来の懐中時計のシェイプや雰囲気が損なわれてしまいます。

ラグを溶接してストラップを通すやり方は、確かにフォルムの美しさや本来の懐中時計の雰囲気を損ねません。しかしながら、一度溶接してしまうと懐中時計としては２度と楽しめません。

この商品であれば本来の懐中時計としても楽しめますし、シェイプを崩す事なく腕時計としても楽しまます。

実際作成してみたら、なんと言ってもかっこいい！予想以上に腕にしっくりきます。制作依頼沢山の方々に指示をいただいております。今回はリクエストにお答えして素材のグレードアップに徹しました。

懐中時計の魅力を損なう事なく腕時計として使える画期的なカバーセットになります。わずか１mm厚のカバーは意匠登録済みの完全弊社オリジナル商品となります。

1mmのテクノロジーで、懐中時計の美しさをそのままお楽しみいただけます！

さらに、世界中の様々なヴィンテージ懐中時計から着想を得た4つの文字盤が時計のデザインに採用されています。

このプロジェクトは、懐中時計の魅力をまったく新しい形で楽しんでいただけることを目指しています！

良い腕時計の条件として、腕に装着したサマがかっこいいかどうかが重要になってきます。この時計は置いておくより腕に装着している時の方が断然格好いいです。このバランスを作るのに時間が掛かりました。

文字盤は４種類用意いたしました。
24時間スイス製クォーツ時計
1)24時間クォーツ時計 [AN57640 Black]
2)24時間クォーツ時計 [Night$ Day]

12時間国産機械式時計
3)12時間国産機械式時計 [Black]
4)12時間国産機械式時計 [White]

1. 24時間時計[AN5740 Black ]

※スイス製クォーツ時計 となります。
このシリーズ及び企画の発端となったモデルになります。

米軍ナビゲーション・ウオッチの中でも欠かすことのできないAN5740のポケットウオッチを復刻いたしました。AN5740 は第二次世界大戦中1940年代に開発されました。陸海空で使われたマスターウォッチとして使われました。本商品は腕時計に使った時にカッコよくなる前提でサイズやデザインを復刻しています。

時字は内側に1-24時間表記になっていて外側に秒字が５秒刻みで記されています。スイス・ロンダ社のムーブメントを使用しています。文字版に記されているG.C.Tは(Greenwich Civil Timeグリニッジ標準時の略).。大きな文字版なので24時間時計でも時間が読みやすいです。

2. 24時間時計 AN5740ナイトアンドデイ

※スイス製クォーツ時計 となります。
数あるAN5740シリーズの中でもアイコニックな文字盤はM.R.M.W.のカタログでも長年表紙になっているアイテムです。

米軍ナビゲーション・ウオッチの中でも黒文字盤のAN5740とは異なり、本当に僅かな数しか現存しないマニアの中でも「幻」と言われている文字盤の復刻になります。とても希少で離長距離戦略爆撃に向かうほんの一部の飛行機乗り達に支給された事だけは間違いないようです。24時間のダイヤルを白黒(クリーム色と黒)で塗り分ける事により視認性が高く、直感的に午前午後を把握できるデザイン的にもすぐれた文字盤です。

大きな文字盤なので24時間時計でも時間が読みやすいです。文字盤に記載されているB.J.Bは未だ正確な事がわかっておりません。「ベルリン・ジャパン・ボマー」と云う戦略爆撃部隊にちなんだものと言う説もあります。

12時間時計は国産機械式ムーブメントを使用しています。ルーター付きの自動巻きムーブメントですので腕につけて使用する事でゼンマイを巻く事ができます。
また、懐中時計としてお使いの時は、リュウズを回す事でゼンマイを巻く事がで可能です。

12時間機械式の裏蓋はスケルトン仕様になっておりますので、歯車の動きを刻の進みと共に目で楽しむ事が可能。

3.12時間国産機械式時計 Black　ブラック

※日本製機械式ムーブメント時計 となります。
一番シンプルで一番視認性が高く飽きることのないデザインです。第二次世界大戦中米国海軍の看護隊に使用されていた懐中時計をリサイズにて復刻しました。

実はクラウドファンディング市場と一般販売では人気のアイテムが異なるのです。一般市場ではこの文字盤が一番人気です。実際使われていた米軍に属する一般看護婦に支給されていた小型のポケットウォッチをAN5740ケースにはめ込んでみました。

数字のフォントにはどことなく可愛らしさがあります。全体の無骨さをフォントの融合が飽きのこないデザインにしているのかもしれません。

4)12時間国産機械式時計 White ホワイト

※日本製機械式ムーブメント時計となります。
前回作成した時は完全な白文字盤でしたが、今回は表情を豊かにパールホワイト文字盤にしております。

米軍ミリタリーウォッチの初期のモデルは白文字盤もありました。AN5740にもG.C.T印字のホワイト文字盤も存在していました。しかし、今回はそれよりも前WWIの後半。フランスに渡った米陸軍工兵隊(United States Amy Corps of Engineers)に送られた懐中時計文字盤を復刻させていただきました。視認性の良い使いやすく、ブラックとレッドでまとめたシンプルなデザインです。

文字盤には12時下にMontre roroi の社名とEngineer Corps U.S.Aと印刷されています。

当社M R M.W.ブランド開発の懐中時計カバー（国内意匠登録済）は、わずか1mmの薄さを実現したステンレス製ケースです。これにより懐中時計の形状や風合いを損なうことなく、腕時計としての機能性を享受できます。さらに特徴的なコインエッジデザインを隠さず、その美しさを際立たせます。

腕時計の側面（カバー装着時）には、懐中時計のフォルムを表現した柔らかなラインをそのまま浮かび上がらせます。

カバーを装着した状態でも、表裏に施された約200個の刻み目による繊細なコインエッジが美しく際立つようにデザイン。懐中時計の真の美しさを引き出しつつ、腕時計としての機能性を享受できます。

コインエッジベゼル

時計の縁には200個の小さな刻みが施され、いわゆるコインエッジベゼルを形成しています。このタイプのベゼルは空軍用時計によく採用されます。パイロットは瞬時に時刻を把握する必要があるため、文字盤は大型化されることが多い。しかし強い日光による反射で時刻が判読しにくくなるのを防ぐため、ベゼルにキザミ加工を入れることで反射を防ぐ役割があります。さらに、縁部は一番衝撃や衝突を受けやすい部位であるため、傷が目立たない機能もあります。この仕上げは機能面でも優れており、傷がつきにくく美しさを長く保つ。過酷な環境下での使用に最適であるのです。

サファイアクリスタル

サファイアは地球上で最も硬い物質の一つであり、モース硬度は9で、ダイヤモンドに次ぐ硬さを誇ります。サファイアクリスタルは非常に高価な素材であり、その加工が極めて困難であるためです。ドーム型のサファイヤガラスを使用しています。

AN5740ナビゲーションウォチとは

これはタイプ・コードのA(ARMY陸軍）とN(NAVY海軍）が示すように陸.海軍両軍で使用する為に開発された時計でありました。

ナビゲーションウオッチとは位置が計測可能な時計の事です。

米軍ナビゲーション・ウオッチの中でも欠かすことのできないのはAN5740のポケットウオッチです。AN5740 は第二次世界大戦中1940年代に開発されました。

AN5740を覗く航空兵

この頃は空軍は存在せず、陸軍航空隊として陸軍に所属していました。大海原を進む船舶だけではなく、AN5740は航空兵も携帯していました。

戦車内の高温、高湿、振動にも耐えるべく専用のケースの図（J・H・アダムソン社製）

専用ケース内側には4本のスプリングを組み込みAN5740時計をケース中央に指示し衝撃を吸収する工夫がされたメタルケース。

また精度の優れた時計でもあった為、マスターウォッチとしても使用されました。マスターウオッチとはその時計の時刻に合わせ、隊員の腕時計の時間を合わせる基準時計の事です。

ハックの掛け声と共にリュウズを押し込んで再度運針させていました。このことから秒針合わせの出来る時計をハックウオッチと呼びました。

AN5740は陸海空使えるナビゲーションウォッチであり、マスターウオッチでありハックウォッチなのです。

製品仕様 AN5740 24H Black dial, Night and Day

24時間クォーツムーブメント：スイス ロンダ製 ・携帯頻度(常温)：平均月差-10/+20秒(基準)

材質：ステンレススチールケース

サイズ：46mm × 46mm（ボウ含む59.60mm）× 14.5mm

防水3ATM(3気圧防水)：日常防水レベルです。

風防：ドーム型サファイヤガラス製

使用電池：酸化銀電池 SR920SW ・電池寿命：約2年

製品仕様 AN5740 12H Black dial, White dial

12時間自動巻きムーブメント：国産・MIYOTA製 ・携帯頻度(常温)：平均日差-20〜+40秒

材質：ステンレススチールケース

サイズ：46mm × 46mm（ボウ含む59.60mm）× 14.5mm

製品仕様 時計カバー：

材質：ステンレススチール

サイズ：48.5mm × 48.5mm（ラグ含む５９mm）× 6.2mm

重量：9g

製品仕様 ベルト：

付属：クレージーホース本革 ２２mm幅
オプション：ナイロン製　22mm幅　グリーンベルト
　　　　　　ナイロン製　22mm幅　カーキベルト

製品仕様 箱：

素材：パルプ成形

サイズ：150mm×104mm×60mm

100%再生紙を使用した環境に優しく持続可能なスローパッケージング。

製造工程で接着剤や糊を使用せず、地中に埋めると生分解されます。

株式会社モントルロロイ

モントル・ロロイは1893年、日本の時計製造黎明期に、村松時計製作所（現MIC株式会社）のオリジナル時計開発部門として設立されました。長年にわたり、様々な宝飾メーカーや有名アパレルブランドの時計製作を支援しながら、「時代を超えたスタイリッシュな時計」という理念のもと、PRINCE（プリンス）とKEYFORD（キーフォード）ブランドの時計を復活させました。

主な実績として、ビューグルアラームクロックはニューヨーク近代美術館（MoMA）ショップに採用され、グラブテーブルウォッチはプランタン・オスマン150周年記念特別アイテムとして使用されるなど、世界的にも高い評価を得ています。

そして新たな挑戦として誕生したのがM.R.M.Wです。このミリタリーウォッチは、優れた視認性・精度・耐久性を追求したデザインで時計を作るというシンプルな目標のもと製作されました。現代の時計においてもこれらの要素は極めて重要であり、ミリタリーデザインスタイルの時計はファッション業界でも長年愛され続けています。これまでにコックピットクロックを含む18種類のミリタリーウォッチを、計40バージョンで復刻してきました。

今後も世界的に有名なミリタリーウォッチの復活を続け、その価値と歴史を次世代へ伝えていきたいと考えています。しかし小さなメーカーとして、各プロジェクトにおけるサポーターの皆様のサポートが不可欠です。時代を超えて愛される時計という私たちのビジョンにかなう時計を作り続けるため、皆様の応援購入とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

プロジェクト開始：11月21日

プロジェクト終了：1月15日

リターン準備期間：2025年12月～2026年3月

リターン発送：2026年5月