プロジェクト概要

株式会社野呂英作では創業当時より『繊維の町』愛知県一宮市で、「面白く」「楽しく」「美しい」をテーマに糸作りをしてきました。現在では日本を始め、アメリカ、ヨーロッパ等世界中で”NORO Yarn”という愛称で呼ばれ愛されています。また、国内外の有名ブランドがニット製品にNORO Yarnを使っています。

ファストファッションが流行し、様々な世代に手編み文化が受け継がれていない日本では手編み人口が減少する傾向にあります。そこで手に取りやすいストールを作り、触れて、身に着けていただく事でより多くの人にNORO Yarnを知ってもらい、その良さを体感して頂きたいと思っています。

プロジェクト詳細

NORO Yarnとは・・・

その特徴は何と言っても多彩な色合いと繊維を傷めないオリジナルの紡績方法にあります。

若い頃画家を目指していた創業者野呂英作の色彩感覚を糸に投影しています。三重県にある大台ケ原で育った彼は自然から色を学び独自の発展をさせました。彼が最初のNORO Yarnを作った時、人々は彼の事を「色の魔術師」と呼んだそうです。他では見ない独特の配色だったからです。

独自の紡績方法

NORO Yarnは「羊から刈り取った羊毛をそのまま糸にしたい」という思いから作られました。羊毛そのままに繊維の長いもの、短いもの、細いもの、太いものをブレンドして、羊毛が元々持っている特長を損なう工程はなるべく省き、無理に力を加えず、原材料が晒される摩擦を減らすことで、羊から刈り取った時の状態をできるだけ残すようにします。

均一な糸を作る為に、一般的な糸は繊維を揃えるために繰り返し何度も機械に通すので羊毛は摩擦で痛みます。また、生産効率を上げる為にスピードをあげて生産しますが、そうするためには糸に強いテンション（張り）を常に掛けておく必要があり、負担がかかります。

＊左はNORO Yarn、右は一般の毛糸

上はスライバー（撚りをかける前の糸の原型）で比べた写真です。NORO Yarnは繊維1本1本にゆとりがあり、配列が不規則になります。独特の光沢やかさ高性が生まれます。

また、繊維を傷めにくいので本来持つ張りや弾力性を損なわず、毛玉が起こりにくく独特な風合いに仕上がります。

そんなこだわりの毛糸を、職人たちが心を込めて作っています。

今回のプロジェクトで使用した糸は、フォークランドウール・ポルウォースウール・オーストラリアメリノをブレンドして作っています。実は、ウール素材にはメリットがたくさんあります。

＊冬暖かく、夏涼しい

＊撥水性に富んでいるので、汚れにくい

＊吸湿性に優れているので、蒸れたり、汗冷えしにくい

＊シワになりにくい

＊燃焼熱が低いため、燃えにくい

特にフォークランドウールは、南大西洋上の南極にほど近いフォークランド諸島の代表的な輸出品の一つです。夏でも冷たい風が吹き付けるツンドラ気候で、牧場では農薬が使われずとてもエコロジーな環境です。厳しい環境で育った羊の毛は一般の羊よりも繊維が白く別名「スノウホワイト」と呼ばれるほどです。繊維の白さもさることながら、はり・コシにも富んだフォークランドウールは、NORO Yarnにとっては理想的な羊毛なのです。

こだわりの素材・製法・鮮やかな色合い・独特の風合いのストールを、皆様にも見て、触れて、着て感じていただけたら幸いです。

スケジュール

2019.9月末 - プロジェクト開始

2019.11月末 - プロジェクト終了

プロジェクト終了後、順次リターンの発送になります。

リターンについて

今回試作で作ったストールは、5色展開になります。

Makuake限定価格

正規販売予定価格 ￥28,600 (税込）→ ￥22,000（税込・送料込）

サイズ：縦 約196ｃｍ（フリンジを含む） x 幅 約44ｃｍ

素材：wool 100％

＊1002番

＊1004番

＊1009番

＊1021番

＊1024番

NORO Yarnは10～15色もの色が長いピッチで混ざり合いながら変化していく華やかな糸です。織り始める色によって全体の配色が1枚1枚異なります。

(写真は1024番の比較）

金糸で刺繍されたロゴのタグ付き。

横糸には、スライバー（撚りの入っていない糸）を使っています。また、毛糸の風合いを失わないように、手織りで柔らかく織ってあります。そのため、アクセサリーや爪による糸のひっかけにご注意ください。

手入れの仕方

＊塩素系漂白剤は使用しないでください。

＊アイロンは120℃を限度とし、低い温度（80～120℃まで）で掛けてください。

＊水洗いによる型崩れやフェルト化を防ぐため石油系溶剤によるドライクリーニングをお薦めします。

資金の使い道

今回のプロジェクトで使用した糸以外での製品化、追加生産、そして新商品の商品開発を目指します。

実行者紹介

株式会社 野呂英作

1973年創業。当初より原料・染色にこだわり、オリジナルの機械で人の「手」と「感性」を使って、ゆっくり丁寧にNORO Yarnを作り続けています。

たくさんの方々に、NORO Yarnの魅力を感じてもらえたら幸いです。

＊所在地 愛知県一宮市浅井町大日比野字下田55番地

＊TEL 0586-51-3113

＊URL http://www.eisakunoro.com/