冬が待ち遠しくなるNUONE、復活へ

カシミヤの高い保温力とシルクの吸湿性を併せ持ち、想像を超える暖かさ。

一着丸ごと立体的に編み上げる「ホールガーメント®」は、縫い目がなく素肌に着られる新感覚のニットです。

ニットの想像を超えるかつてない着心地は、まるで第二の肌。

敏感肌の方や寒さが苦手な方にも。これ一枚で、冬の悩みを解決し、冬がもっと好きになる。

株式会社島精機製作所がホールガーメント®の技術を世に広めるために立ち上げたオリジナルブランド＜NUONE＞が、Makuakeで先行復活します。

NUONE（ヌワン）とは

美しく、ここちよく、縫わん。

着ていることを忘れてしまうほどの、自然な着心地。ボディラインをきれいに見せる、なめらかなシルエット。

縫い合わせずに一着丸ごと立体的に編み上げる革新的なホールガーメント®の技術を、最大限に活用して生まれた極上のニット。それがNUONE（ヌワン）です。

2014年、NUONEはホールガーメント®の技術を世に広めるために生まれました。従来のニットウェアとは異なる製法で編み上げられたNUONEは、たくさんの方にご支持をいただき、その役目を終えました。

ブランド終了から約6年。

終了当時にいただいた数多くのお声、それは今でも私たちの宝物です。

そして、今なお復活を待ち望むお声。

約2％まで落ちたニット国内生産の回帰、次世代の工場とその地域の活性化を願い、NUONEは復活することになりました。

着る人に合わせて仕立てたようなそのフィット感は、” 立体クチュール”とでもいうべき、究極の心地よさ。

かつてない着心地と美しいシルエットを、ぜひ体感してください。

NUONE（ヌワン）誕生の理由

今ではホールガーメント®の認知度も上がり、ホールガーメント®を武器としてデザインに取り入れたブランドもあります。しかし、NUONEが生まれた当時は、そのようなブランドは少なく、アパレルのデザイナーからは、「ホールガーメント®って何がいいの？」「従来の製法に比べて表現できるデザインの幅が限られており、あえて取り入れる必要はない」というイメージを持たれていました。

ものづくりに携わるデザイナーがそのような考えでは、一般のお客さまにホールガーメント®の魅力を十分に伝えることは難しくなってしまいます。

その様な状況を打破すべく、ホールガーメント®を世に広めるという使命を持ってNUONEは誕生しました。

ホールガーメント®の良さを知ってほしい

私たちは繊維機械メーカーです。ファッションを生み出す力はないけれど、ホールガーメント®の良さを伝える商品は作れると確信していました。ホールガーメント®の良さを一番に伝えられるアイテム、それが、素肌に直接着るニットインナーでした。

直接素肌に一枚で着て、縫い目のない着心地を体感していただきたい。今まで感じたことのない感動を味わっていただきたい。その一心で商品開発が始まりました。

究極の着心地を求めて

開発当時のチームは全員がデザインに関わりました。製品デザイナー、パタンナー、ニットの技術者がいて、それぞれの想いと技術を詰め込み、他にはないニットインナー「NUONE」が生まれました。

ニットと機械を知り尽くした私たちにしかできないものづくり。

体に沿うよう立体的に編み方を変え、女性が美しく見えるシルエット、なにより着心地の良さを追求し、こだわりを細部まで詰め込みました。素材にもとことんこだわり、肌にもやさしく暖かい天然素材「カシミヤシルク」に行きつき、NUONEの目指したコンセプト「インナー以上アウター未満のニットウェア」ができあがりました。

NUONEが愛された理由

ホールガーメント®を広める目的で生まれたNUONEは、その魅力を感じていただくだけでなく、課題解決にも貢献し、たくさんの方に愛されるようになりました。

NUONEの特徴

一着丸ごと立体的に編み上げるホールガーメント®

SHIMA SEIKIが1995年に、世界で初めてニットウェアを一着丸ごと立体的に編み上げる編み機を独自に開発し、その機械及びそれによって編まれるニット製品を「ホールガーメント®／ WHOLEGARMENT®」と名付けました。平面的なパーツを縫い合わせて生産される従来のニットウェアとは異なり、ホールガーメント®は立体的に編み上げられます。

＜一般的な製品＞

生地を型紙に合わせて裁断し、パーツを縫い合わせます。裁断くずや縫いしろは原料のロスになります。

＜ホールガーメント®＞

ホールガーメント®は一着丸ごとニットマシンから編み上げられる無縫製ニットウェアです。例えるなら、ホールガーメント®のニットマシンは繊維の3Dプリンターなのです。

※ホールガーメント及びWHOLEGARMENTは株式会社島精機製作所の登録商標です。

縫いしろがないため、肌に直接触れる部分が滑らかで、縫い目によるごわつき感や無理なツッパリ感がなく、摩擦や刺激を軽減します。これにより、長時間着用しても快適さが持続し、ストレスフリーな着心地を実現します。

肌が敏感で縫いしろの刺激が負担になっていた方や、化繊の防寒インナーが苦手で困っていた方などから、寒い日も暖かくストレスなく着られたと、喜びの声をたくさんいただきました。

立体編成がもたらす快適な着心地

体のラインに合わせて立体的に編まれるため、一人ひとりの体型にフィットしやすくなり、美しいシルエットを保ちながらも動きやすさを兼ね備えたデザインが可能になります。

ホールガーメント®は立体的に編成するため、複雑なデザインやパターンも表現可能です。二種類の編み目を使い分けることにより、より快適な着心地へと導きます。

ベースは素材感を活かしたやわらかな編み目にし、ウエスト部には厚みとハリをもたせた編み目にしています。二種類の編み目をパーツごとに変化させることで、冷えやすいおなか周りを温めます。

着用時のテンション表示を見るとウエスト部分がピンクになっています。ブルーがフラットな状態です。適度なハリのある編み目が、着たときのシルエットをより美しく見せ、ウエストがすっきりと引き締まるような着用感を得られます。

さらに進化したNUONE

新たなスタートを切るにあたり、NUONEは昨今の気候変動とライフスタイルに対応するため、さらなる進化を遂げました。

従来のセットインスリーブから改良し、立体的な肩回りと袖になる形状を採用しています。衿ぐりから袖にかけて２本入った放射状のラインによる立体袖は、ホールガーメント®ならではの形状です。この新しいデザインにより、肩のラインが体にフィットし、より動きやすく、自然な着心地が得られます。

以前からいただいているお声を反映させ、インナーとしてだけでなく、よりアウターとしても着用しやすい衿デザインへと改良しました。厚みがあるしっかりとした組織を衿に採用することで、一枚でも様々なスタイルに対応でき、普段使いから特別なシーンまで幅広い場面で着用いただけるようになりました。

こだわりの素材「カシミヤシルク SPUMA55」

カシミヤとシルクが同率でブレンドされた希少な混率。

SPUMAは、ラテン語の「SPUMAE」を語源とした「泡」という意味を持ちます。カシミヤの軽さや肌触りの良さ、絹紡糸の柔らかさや品のよい光沢、２つの素材が混紡されて生まれてくる膨らみ豊かな表情は、シャンパンの気泡を思わせる様な軽やかで品のよい光沢感を持ち合わせます。

カシミヤは、カシミヤ山羊の柔らかな産毛を原料とした繊維で、細く均一で美しい光沢と、高い保温性・保湿性を持ちます。肌触りはなめらかで、チクチク感も少ないのが特徴です。

シルクは蚕の繭から作られる天然繊維で、独特の光沢感やなめらかな肌触りが特徴となっており、主成分は人の肌と同じ「たんぱく質」です。そのため、肌への刺激が少なく、吸湿性・放湿性にも優れています。

世界的に重要視されているサステナブルな目線においても、生糸にしない繭や、生皮苧（きびそ）から作り出す絹紡糸は、地球環境にも優しくエコロジカルな素材の一つと言えます。その素材を用いて、東洋紡糸のカシミヤ紡毛紡績技術を生かした混紡糸に仕立てています。

世界に誇る糸メーカー「東洋紡糸工業」

東洋紡糸は、1879年に創立された日本の繊維産業発祥の工場「大阪府嶋下郡紡績社」を前身として約140年以上に渡って糸作りをしている紡績会社として、日本で最も紡績業の歴史を持っている会社の一つです。1930年にはカシミヤ糸の生産を国内で初めて行った会社でもあり、以来90年以上作り続けている純国産のカシミヤ糸は、その歴史と伝統を今日まで職人の手によって守り続けながら、世界に誇るレベルの品質で生産し続けています。

薄手なのに驚くほど暖かい

昨今温暖化により、冬でも気温が高くなる日が増えています。以前のNUONEはカシミヤ70％シルク30％でしたが、このような環境の中でも快適に過ごせるように、カシミヤ50％シルク50％の糸を採用し、より軽く薄く仕上がるようにしました。

カシミヤはその柔らかさと保温性で知られています。一方、シルクは肌触りが滑らかで通気性にも優れています。通常、シルクは膨らみにくく重たくなりやすい素材でもありますが、絹紡糸に特殊な加工を施して生まれる膨らみ感から、ふっくらとやわらかな肌ざわりを損なわずに軽く仕上げることができます。

この組み合わせによって、軽くて薄いのに暖かく、通気性が良いので暑すぎず、嫌な汗だまりもできない理想的な着心地を実現しました。これまで以上に軽やかな着用感を楽しんでいただけます。

インナー以上、アウター未満

インナーとしてだけでなく、そのまま一枚でルームウェアやアウターとしても、色々な着こなしが楽しめます。

千葉発信のニット工場

株式会社オオカワ

千葉県旭市に工場を構えるニットメーカーの株式会社オオカワさんは、1900年に漁網作りから創業し、現在はニットの生産を手がけています。ローゲージニットからハイゲージニットまで様々な編み機を揃え、日々ものづくりと向き合い、柔軟な姿勢でデザイナーやアパレルメーカーの期待に応えるものづくりを脈々と続けています。

今回、オオカワさんと島精機製作所のコラボレーションで、再スタートする新生「NUONE」を立ち上げることとなり、これから共に発展を目指していきます。

オオカワさんと私たち島精機製作所との付き合いは約25年ほど。オオカワさんの技術力や歴史をよく理解している一方で、自社製品の販売に踏み出せていない状況も把握しており、サポートを続けてきました。

自社ブランドをやりたいと思っているけど進め方が分からない。そんなオオカワさんの背中を押すべく、廃棄ゼロのニット製品を提供するプラットフォームとして、私たちが立ち上げた「BLUEKNIT」で、オオカワさんと新生NUONEを構築していきたいと思いました。

編みに対するこだわり

ウエスト部はベースと異なる編み目にしているため、ベースと同じ編み目に切り替える際、単に編み目を切り替えるだけではきれいなシルエットを作るのが困難です。きれいなウエストラインを出すために、少しずつ度目（ニットのループの大きさの値）を変えてシルエットを仕上げています。

オオカワさんの想い

環境にやさしい時代を感じさせる、お客さまに「ワクワク」していただける、他にはない商品をコラボレーションを通じて開発できたらうれしいです。

ホールガーメント®という、かつては考えられなかった技法をもって、素晴らしい着心地を私たちが作り出していると実感することができます。これからは現場の私たちも知恵を出し合い、より良いものづくりを考えるきっかけになればと思います。熱い想いを持って取り組んでいきたいです。

商品詳細・カラー・サイズ

素材

　カシミヤ50%　シルク50%

生産国

　日本（千葉県）

カラー

　グレー・ブラック・アイボリー・ピンク（Makuake限定色）

サイズ

※サイズは目安です。

※ニットの特性上、生産の過程で1 ～ 2cm の個体差が生じる場合があります。

※アウターとしてより着やすくするために、以前のNUONEよりも少しゆとりのあるサイズ設計になっています。

洗濯・お手入れ方法

NUONEは、シルクに施した特殊加工によりご家庭で手洗いが可能です。裏返してネットに入れ、やさしく押し洗いしてください。

超超早割限定！洗濯ネットプレゼント

超超早割だけの特別企画として、NUONEオリジナルの洗濯ネットを1枚プレゼント。この機会にしか手に入らない限定アイテムです。

Makuakeプロジェクトでの先行復活を記念して、特別価格でご用意させていただきました。

実行者紹介

株式会社島精機製作所は東証プライム市場に上場する繊維機械メーカーで、自然豊かな和歌山県に本社があります。横編機やファッションデザインシステムなどを世界80カ国に販売しており、世界の大手ファッションブランドの多くが島精機の横編機で作られたニット製品を販売しています。

ホールガーメント®やデザインシステムなど斬新なアイデアで業界のサステナブルなものづくりに貢献しています。さらに、2022年にBLUEKNITプロジェクトを立ち上げ、国内ニット産業支援の新たな取り組みも行っています。

循環型ECモールBLUEKNIT（ブルーニット）

私たちの考え

- 自然も人も大切に

BLUEKNITは、地球環境に配慮し、心身に優しく、生産者を支え、エシカル社会を考える。これらの４つの観点をもとに“循環させる” ことに向き合うECモールとして立ち上がりました。

青い星、地球。

わたし達が大切にしていかなければいけない自然の存在。これから抱えていく環境破壊の問題に向けて、循環社会の共感カラーである青をモチーフにしました。４つの輪を繋いで構成されたマークにはBLUEKNITが目指していく循環の４R 活動：RETHINK、REDUCE、REUSE、RECYCLEを多様な人たちと協力しながら広げていきたい想いが表現されています。

Makuakeプロジェクトのリターン品も買戻し対象です。販売後の経過年数にかかわらず、販売価格の3% 相当の買戻し還元ポイントを付与します。付与されたポイントはBLUEKNIT store での次回の購入時に利用できます。

買戻しをご希望の方は、Makuakeメッセージからご連絡ください。メッセージを確認後、折り返し買戻し方法をご連絡します。

NUONE復活への想い

当初の目的であったホールガーメント®を世に広めるという役目を終えたと感じ、惜しまれながらも2019年にNUONEの幕は閉じましたが、ブランド終了後も復活を望むお声をたくさんいただきました。

以前ご購入いただいたNUONEを何度も何度も補修して、今なお大切に着ていただいているというお声や、ブランド終了から6年経った今も、どこかで購入出来ないかとお問い合わせいただくことも多く、こんなにもNUONEというブランドが愛されていたのだと胸が熱くなる想いをずっと抱いてきました。

私たちが誠心誠意込めて作り上げたNUONEが、いつかまたたくさんの方にお届けできる日が来ますように。その想いは何年経っても消えることはありませんでした。

BLUEKNITの立ち上げとNUONEへの想いが重なり、この冬 NUONEは復活します。

長い時を経て、こうしてまた皆さまと繋がれることを本当に嬉しく思います。「もっと良いものを作りたい」「皆さまに喜んでいただけるニットを届けたい」という情熱を胸に、株式会社オオカワさんと一緒に心を込めて製品を作りあげてまいります。NUONE復活への第一歩は、皆さまの応援なくしては叶いません。このプロジェクトが成功し、これからも愛されるブランドとして成長していけるよう、ぜひ力を貸してください。

応援よろしくお願いいたします！